千葉県立関宿城博物館メール情報∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
せきはくマガジン
http://www2.chiba-muse.or.jp/SEKIYADO/
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞第178号(256) 2021年6月20日∞
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もくじ
[1]7月のイベント情報及び7月の休館日について
[2]7月中に募集が開始されるイベントについて
[3]せきはく豆事典「中之島公園旧江戸川橋梁と東京駅丸の内駅舎」
[4]季節だより
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[1]7月のイベント情報及び7月の休館日について
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、講座等のイベントにつきましては、中止や内容等の変更が生じることがあり
ます。新しい情報につきましては、随時ホームページでご確認をお願いいたします。
また、入館の際にはマスクの着用と検温にご協力ください。
●開館時間 9時開館、16時30分閉館
★(1)パネル展「雲と、お天気」
さまざまな表情を見せる雲。雲の写真から、お天気のことを楽しく学びましょう。
期 日 6月29日(火)~9月26日(日)
(休館は月曜日。月曜日が祝日にあたる場合は開館し、翌日休館。)
時 間 9時~16時30分
場 所 千葉県立関宿城博物館 3階多目的室
入場料 一般200円(団体160円)、高大生100円(団体80円)、
中学生以下・65歳以上無料 ※団体扱いは20名以上
★(2)博物館セミナー パネル展関連講演会「雲と、お天気」
当館の調査協力員で自然科学系ライターの「わぴちゃん」こと岩槻秀明氏による博物館セミナーです。雲の種類
・見分け方・特徴などについて、空の写真とともに解説します。夏休みの空を見上げて、自分でもさまざまな雲
を探してみましょう。また、2017年に改訂された国際雲図帳についてもお話しします。
期 日 7月11日 (日)
時 間 13時30分~15時30分
場 所 千葉県立関宿城博物館 集会室
定 員 15名
対 象 一般
受講料 100円
申込み 6月11日(金)9時から電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
★(3)学芸員によるミュージアムトーク
開催中のパネル展「雲と、お天気」について、学芸員が分かりやすくお話しします。(※新型コロナウイルス感
染拡大防止のため、集会室でスライドを使用して解説します。見学は各自でお願いします。)
期 日 7月31日(土)
時 間 10時~、11時~、13時30分〜、14時30分~(いずれも20分程度)
場 所 【集合場所】千葉県立関宿城博物館 集会室
定 員 15名
参加費 入場料
申込み 当日受付(先着順)
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◆◆◆7月の休館日について◆◆◆
7月5日(月)・12日(月)・19日(月)・26日(月)は休館します。
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[2]7月中に募集が開始されるイベントについて
(新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止となることがあります。)
◆(1)体験教室「河川敷のいきものさがし(小学生向け)」
当館調査協力員及び自然科学系ライターの「わぴちゃん」こと岩槻秀明氏の解説を聞きながら、河川敷で色々な
いきものを採集・スケッチして、そのいきものについて学びます。夏休みの自由研究に最適です。
期 日 8月1日(日)
時 間 9時30分~12時30分
場 所 博物館周辺の河川敷及び館内集会室
定 員 15名
対 象 小学生とその保護者
参加費 50円
申込み 7月1日(木)9時から電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
◆(2)博物館セミナー「下総印旛・相馬二郡に屹立する生首持型庚申塔」
当館の調査協力員、石田年子氏による博物館セミナーです。江戸時代中期に下総国印旛・相馬二郡に限定して生
首持型と呼ばれる特異な青面金剛像が造られました。これは40年にわたりこの地で石屋を営んだ人物の作品と考
えられます。謎の石屋とその作品について紹介します。
期 日 8月22日 (日)
時 間 13時30分~15時30分
場 所 千葉県立関宿城博物館 集会室
定 員 15名
対 象 一般
受講料 100円
申込み 7月22日(祝・木)9時から電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
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[3]せきはく豆辞典「中之島公園旧江戸川橋梁と東京駅丸の内駅舎」
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利根川と江戸川の分岐点付近に中之島公園があります。関東でも有名なこぶしの古木が毎年きれいな花を咲かせること
で知られていましたが、残念ながら令和3年1月に枯死したため撤去されてしまいました。
この公園には江戸川の治水工事に関連したトロッコのレールなどの歴史遺産がいくつか設置されています。そのうちの
ひとつに明治40年に江戸川に架けられた旧総武鉄道の江戸川橋梁があります。
三角形のトラス構造が特徴的で、最初は北海道の夕張川橋梁(明治39(1906)年竣工)と総武鉄道江戸川橋梁(明治40年
(1907)製作)の2箇所に架橋されていました。その後、この二つの橋をつなぎ合わせ3連の100フィートトラス橋として
横浜の大岡川に昭和3年(1928)に架橋されていましたが、平成9年(1997)にこの大岡川橋梁を撤去する際にトラス橋の遺構
として夕張川橋梁の一部を横浜の汽車道に移設し港三号橋梁に、そして江戸川橋梁の一部が「中之島公園」へ移設され、
保存されています。
中之島公園に移設された橋のプレートには現在も英国で長年輸出用の鋼橋の製造を専門にしていた「BRAITHWAITE &
KIRK」社の社名と、製造年の年号(1907年)も残っています。また使われている鋼材には、同じく英国のフローディンガム
・アイアン・アンド・スチール・カンパニー製造の証である「FRODINGAM IRON & STEEL Co.,Ltd ENGLAND」と刻印も
あります。
実はこの橋は平成15年(2003)に国の重要文化財に指定された東京駅丸の内駅舎と多少関係があります。東京駅丸の内駅
舎復原(復元)工事は平成19年(2007)に開始され平成24年(2012)に完成しました。大正3年(1914)に開業した駅舎の構造は
煉瓦の中に鉄骨が内蔵されている鉄骨煉瓦造で、鉄骨には日本の八幡製鉄所で製造された国産製約6割と米国のUSスチー
ル株式会社そして、英国のフローディンガム・アイアン・アンド・スチール・カンパニーの三社の鉄骨が使われており、
今回の改修工事で現れた鉄骨からは会社名の刻印も確認できたとのことです。
日本で近代設備により粗鋼が量産されるようになったのは、八幡製鉄所が操業を開始した明治34年(1901)以後です。粗
鋼の年産量は4年後に10万tを越え、その後生産は順調 に伸びましたが100万tに達する(大正13年(1923))のに20年余りか
かっています。当時、世界第1位の鉄鋼国であった米国はすでに4000万tを生産していました。全ての資材を調達するには、
まだまだ国産単独では難しかったようです。 (鈴木淳一)
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[4]季節だより
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関東地方のほぼ真ん中に位置する関宿城博物館も梅雨に入り、蒸し暑さが増す季節となっています。
暑くても寒くても、晴れていても曇っていても、お天気や気象の状況は毎日の生活と切り離すことができません。今月
末の29日(火)からは、パネル展「雲と、お天気」を開催します。さまざまな表情の雲の写真を見ていると、きっと心が
晴れますよ。
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せきはくマガジン第178号(256)
発行:千葉県立関宿城博物館
〒270-0201
千葉県野田市関宿三軒家143-4 TEL 04-7196-1400 FAX 04-7196-3737
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