千葉県立関宿城博物館メールマガジン バックナンバー
せきはくマガジン第183号(261)
配信日時:2021/11/20 09:00
千葉県立関宿城博物館メール情報∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

          せきはくマガジン

http://www2.chiba-muse.or.jp/SEKIYADO/
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞第183号(261) 2021年11月20日∞
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 もくじ
[1]12月のイベント情報及び12月の休館日について
[2]12月中に募集が開始されるイベントについて
[3]せきはく豆事典「体験教室~河川敷のいきものさがし~」
[4]季節だより
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[1]12月のイベント情報及び12月の休館日について

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、講座等のイベントにつきましては、中止や内容等の変更が生じることがあり
ます。新しい情報につきましては、随時ホームページでご確認をお願いいたします。
 また、入館の際にはマスクの着用と検温にご協力ください。
 
●開館時間 9時開館、16時30分閉館
                       
★(1)第21回関宿城百景写真展
    関宿城近辺を題材とした写真を公募し、作品を展示します。(※作品は11月28日まで受け付けています。)
   期  日   12月3日(金)〜1月16日(日)
        (休館は月曜日。月曜日が祝日にあたる場合は開館し、翌日休館。12月28日(火)~1月4日(火)
        は年末年始休館。)
   時  間   9時~16時30分
   場  所   千葉県立関宿城博物館 3階多目的室
   入場料  一般200円(団体160円)、高大生100円(団体80円)、中学生以下・65歳以上無料  
        ※団体扱いは20名以上

★(2)博物館セミナー「利根川東遷に関する再検討~利根川東遷は徳川家康の発案・企画したものではない!?~」
    当館の調査協力員、市川幸男氏による博物館セミナーです。一般に「利根川東遷」は、会の川の締め切りに始ま
    って、徳川家康の指揮によるものと言われることがありますが、いくつかの状況を検討すると、必ずしも家康の
    発案・企画ではありません。利根川東遷の経緯について改めてご紹介します。
   期  日   12月12日(日)
   時  間   13時30分〜15時30分
   場  所   千葉県立関宿城博物館 集会室
   定 員  15名
   参加費  100円
   申込み  11月12日(金)9時から電話で申込み受付(先着順)※好評につき、定員となりました。
     
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◆◆◆12月の休館日について◆◆◆
12月6日(月)・13日(月)・20日(月)・27日(月)・28日(火)~1月4日(火)は休館します。
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[2]12月中に募集が開始されるイベントについて
   (新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止となることがあります。)

◆(1)博物館セミナー「利根川舟運を利用した下総・常陸の船旅」
    当館の調査協力員、松丸明弘氏による博物館セミナーです。江戸時代に暮らした人々が、川船を利用してどんな場
    所を巡っていたのかを、絵図や引札(広告チラシ)、名所図会などを通じて、現在の観光と比較しながら紹介しま
    す。
   期  日   1月16日(日)
   時  間   13時30分〜15時30分
   場  所   千葉県立関宿城博物館 集会室
   定 員  15名
   参加費  100円
   申込み  12月16日(木)9時から電話で申込み受付(先着順)
        04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

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[3]せきはく豆辞典「河川敷で見つけた植物」
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 関宿城博物館では、利根川流域における洪水・治水の歴史や、河川によって育まれた産業や文化、関宿藩の歴史について
の展示をしています。こう聞くと、歴史にあまり興味がない方に敬遠されてしまいそうですが、そんな方にもおすすめの講
座や体験教室があります。今回は10月に行われた「河川敷のいきものさがし」を紹介したいと思います。
 「河川敷のいきものさがし」は、例年8月と10月に実施しています。8月は中之島公園を散策して、そこに生息する動
植物を採集・観察し、ワークシートにまとめて夏休みの自由研究にもできるよう、小学生向けの体験教室に、10月は江戸
川流頭部まで歩き、河川敷の動植物の観察と講師による解説を聞く、一般向けの体験教室になっています。
 今年度は10月17日(日)に行いましたが、天候不良のため残念ながら江戸川流頭部まで行くことはできませんでした。
そのため、予定を変更してにこにこ水辺公園と日本庭園を歩き、普段は意識せずに見ている動植物について観察をしました。
その中から、いくつかの植物を紹介したいと思います。

【どんぐり】
 歩いていると、足元でパキパキっと音がして、どんぐりが落ちている場所が何か所もありました。どんぐりができる樹は
日本に20種類以上あります。なので見分けるためには、実の形や大きさ、殻斗(かくと)という帽子のような部分、幹や
葉の形状から樹を判別します。関宿城周辺では、コナラとアラカシの樹がありました。
【コブシ】
 にこにこ水辺公園には、コブシの樹があります。(以前、中之島公園にあった樹齢100年といわれるような大きなもの
ではありませんが。)白い花を咲かせ、古くから野山に春の到来を告げる花とされてきました。コブシという名前は、果実
が握りこぶしのようにゴツゴツしていることに由来しています。果実が成熟すると赤く色づき、やがて割れて真っ赤な種子
が顔を出すので、秋のコブシにも目を向けてみてください。
【アジサイ】
 梅雨の時期に開花するアジサイですが、花びらだと思っている部分が実はがくが変化してできた装飾花で、本当の花は装
飾花の真ん中に小さくあることを知っていますか?10月ということで、色とりどりのアジサイを見ることができませんで
したが、装飾花がそのまま残っていたため、葉が葉脈だけになるのと同じように、装飾花が葉脈だけになっている様子が観
察できました。
【ヤブツバキ】
 赤紫、白、ピンクの花を咲かせます。果実は直径2cmほどで、熟すと割れて中から固い種子が顔を出します。この種子
から椿油がつくられます。
【クロガネモチ】
 幹が白いですが、新しい枝や葉柄は黒っぽいため、名前にクロガネ(黒鉄)とついています。秋には葉の付け根に5mmほ
どの赤い実がびっしりとつきます。目立つ色で鳥に食べられて、種子を運んでもらいます。
【吉祥草(きちじょうそう)】
 日本庭園からゴリラやウサギのオブジェがある広場へ出る門をくぐるとすぐ右手に生えています。この花が咲くと家に良
いこと(=吉祥)が起きるという中国の言い伝えに基づいてきちじょうそう(吉祥草)と命名されました。葉の長さや葉の
多さの割に花穂が小さくてその数が少なく、花を見付けにくいことが縁起物とされる所以と考えられています。花は薄紫色
です。ぜひ探してみてください。

 関宿城周辺では、この他にも多くの植物を見ることができます。解説を聞きながら関宿城周辺を散策してみたいという方
は、来年度の「河川敷のいきものさがし」にぜひご参加ください。お申し込みをお待ちしています。    (大熊聡子)

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[4]季節だより
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 暦の上では立冬も過ぎて、落ち葉の季節となっています。昔は、ちょっとした林間の小径を歩くと、落ち葉を踏んだ音が
サクサクとして気持ちの良いものでした。寒い冬も間近ですね。体調には気をつけることにしましょう。
 開催中の企画展「関宿関所は川関所!?」も会期は残りわずかとなってきました。皆様のご来館をお待ちしております。 
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      千葉県野田市関宿三軒家143-4 TEL 04-7196-1400  FAX 04-7196-3737
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