千葉県立中央博物館メールマガジン バックナンバー
★ ちば中央博メール 2022年3月号 ★
配信日時:2022/03/10 08:00
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    ちば中央博メール 2022年3月号(2022年3月10日発行・第187号)
        http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/

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目 次
1.お知らせ
2.イベント情報
(1)中央博物館本館・生態園
(2)大利根分館
(3)大多喜城分館
3.中央博の窓−149 生態園トピックス展「カエル」
4.研究室から−124 「日陰のムシが日の目を見るように…」
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1.お知らせ
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◆博物館の再開館について
 本館・生態園は10:00〜16:30まで開館・開園しています。
 なお、生態園オリエンテーションハウスは土・日・祝日のみ開館(10:00〜16:30)
しております。

講座・観察会については、新型コロナウイルスや自然災害などの対応により変更や中
止の可能性がありますので、くわしくはホームページをご覧ください。↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1520009714819/index.html


年間パスポートの期限延長を行っています。くわしくはホームページをご覧くださ
い。↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1584073375870/index.html#
年間パスポート

◆現在休止中の展示・サービス
・1階ホール
・「たいけんのもり」を含むハンズオン展示
・野鳥観察舎(生態園)
・団体受付(一般団体)
・図書閲覧サービス

※開館日をご確認の上ご来館ください。開館日カレンダー↓
  
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1517539269054/index.html#k
aikanbi

なお、感染拡大の状況などにより変更が生じる場合がございます。ご了承くださるよ
うお願いいたします。

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2.イベント情報
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 (1)中央博物館本館・生態園
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■春の展示「苔松苔梅—春を寿ぐ(ことほぐ)うめのきごけ—」
日時:〜5月8日(日)
会場:第一企画展示室
内容:苔がついた松や梅は、苔松苔梅と呼ばれ、お正月のめでたい生け花の花材とし
て珍重されます。この苔は主にウメノキゴケの仲間の地衣類という生き物です。日本
文化の中に見られる苔(地衣類)を写真で紹介するとともに、地衣類の知られざる不
思議な世界についても併せて紹介します。

■ミニトピックス展 市原市 天神台遺跡展 〜縄文人と海との関わりのはじまり〜
日時:〜3月13日(日)
会場:第二企画展示室
内容:市原市教育委員会と協力して「市原市 天神台遺跡展」を開催します。天神台
遺跡は、縄文時代の海洋文化を象徴する遺跡の1つとして知られています。今回の展
示では、令和3年に文化庁が主催した「発掘された日本列島」展に出展した出土品を
中心に、貝を加工した装身具や土製の耳飾りなどを紹介します。

■生態園トピックス展「カエル」
日時:令和4年3月1日(火)〜5月15日(日)※土日祝のみ開催
会場:生態園オリエンテーションハウス
内容: 日本にはさまざまなカエルが暮らしています。生態園にも生息する種類から
千葉県では見られない種類まで、たくさんの個性的なカエルたちが一堂に会します。

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(2)大利根分館 http://www.chiba-muse.or.jp/OTONE/ 電話:0478-56-0101
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10月1日〜3月31日までの期間は土・日・祝が休館日となり、入館には事前予約
が必要となります。
※開館日をご確認の上ご来館ください。開館日カレンダー↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/OTONE/contents/1515477238236/index.html
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(3)大多喜城分館 http://www.chiba-muse.or.jp/SONAN/ 電話:0470-82-3007
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大多喜城分館は施設改修のため、しばらくの間休館します。

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3.中央博の窓−149 生態園トピックス展「カエル」
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生態園トピックス展「カエル」を本館生態園のオリエンテーションハウスで開催いた
します。開催期間は令和4年3月1日(火)〜同5月15日(日)ですが、現在新型
コロナウイルス感染症蔓延防止策の一環として平日はオリエンテーションハウスを閉
鎖しているため、ご覧いただけるのは開催期間中の土日祝日のみとなります。
本展示では、日本に生息するカエルを写真や標本でご覧いただきます。そのうち、千
葉県内に生息するカエルについては、その種の特徴を詳しく解説したポスターを掲示
するとともに、一部の種では生きたカエルも展示する予定です。さらに、これから暖
かくなるにつれてカエルが活発に動くようになりますから、千葉県内でカエルを観察
するのに適した場所・カエルにまつわる場所も紹介いたします。
また、研究員が調査中に出会ったカエルの姿を収めた写真も展示いたします。自然の
中で生き生きと暮らしているカエルたちは、まるでしっとりと輝いているかのよう
な、なんとも言い難い妖艶な雰囲気を放っています。この機会に魅力的なカエルたち
の姿をぜひご覧ください。なお、この写真コーナーでは来園者の皆様から写真を募集
し、最初に掲示する職員が撮影した写真と交換していきたいと思っています。お写真
を掲示してもよいという方がいらっしゃいましたら、ぜひ職員へお声がけください。
(生態学・環境研究科 栗田隆気)
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4.研究室から−124 「日陰のムシが日の目を見るように…」
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 私の専門はエダヒゲムシという、体長1mmほどの超マイナーなムシの分類です。
(ここで言う「ムシ」は昆虫という意味ではなく、獣・鳥・魚以外の小動物の総称で
す。)このムシが土の中に住んでいることから、土の中の生き物(土壌動物)を観察
する講座を毎年秋に開催しており、今年度で31年目になりました。
 この講座では、受講者各人に顕微鏡を割り当てて、生きた土壌動物を見ていただい
ています。(この2年はコロナ禍のため残念ながら顕微鏡での観察は中止していま
す。)
普段気にかけることのない落葉の下に、たくさんの生き物がうごめいているのを初め
て見られた受講者は、一様に驚きの声を上げられます。この声を聞くときが、私が講
座をやっていて一番うれしい瞬間です。「ああ、今日も日陰のムシの姿をお見せする
ことができた」と。
 また、30年前にはほとんど世間に知られていなかったクマムシも、この15年ほど
で本が何冊か出版されたことや、同名の漫才コンビ登場の影響もあってか、近年かな
り有名な存在になっています。体長わずか0.5mmほどの小さなムシなのですが、動
いている姿はたしかにクマを連想されるユーモラスなものなので、こちらもお見せし
ています。見た方は10人が10人「カワイイ!」と言ってくださります。これだから
土壌動物の講座は止められません!
 私はこの3月で定年になりますが、再任用でさらに5年、仕事を続ける予定です。
中央博物館に勤務できるかぎり、この講座を続けるつもりです。
 (自然誌・歴史研究部長 萩野康則)
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 千葉県立中央博物館
 〒260-8682 千葉市中央区青葉町955-2
 電話:043-265-3111 FAX:043-266-2481
 URL:http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/
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 返信をいただいてもお答えできませんので御了承ください。
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