千葉県立関宿城博物館メールマガジン バックナンバー
せきはくマガジン第188号(266)
配信日時:2022/04/20 09:00
千葉県立関宿城博物館メール情報∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

          せきはくマガジン

http://www2.chiba-muse.or.jp/SEKIYADO/
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞第188号(266) 2022年4月20日∞
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 もくじ
[1]5月のイベント情報及び5月の休館日について
[2]5月中に募集が開始されるイベントについて
[3]せきはく豆事典「「せきじゅく」と「せきやど」-もうひとつの関宿町-」
[4]季節だより
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[1]5月のイベント情報及び5月の休館日について

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、講座等のイベントにつきましては、中止や内容等の変更が生じることがあり
 ます。新しい情報につきましては、随時ホームページでご確認をお願いいたします。
 また、入館の際にはマスクの着用と検温にご協力ください。
 
●開館時間 9時開館、16時30分閉館
                       
★(1)2022「国際博物館の日」記念事業 パネル展「川辺の鳥たち」
    利根川や江戸川の川辺に生息する鳥たちの姿を写真で紹介します。鳥たちの意外な生態が見つかるかもしれません。
   期 日  4月19日(火)~6月26日(日)
        (休館は月曜日。)
   時 間  9時~16時30分
   場 所  千葉県立関宿城博物館 3階多目的室
   入場料  一般200円、高大生100円、中学生以下・65歳以上・障害者手帳などをお持ちの方とその介護者
               1人無料 

★(2)体験教室「関宿城下を歩こう(河川コース)」
    千葉県立関宿城博物館の周辺にある史跡(中之島公園、関宿水閘門、浚渫船、情報・防災ステーションごか)を
    徒歩でめぐります。当館の学芸員が案内し、解説します。
   期  日   5月22日(日)
   時  間   10時~12時
   場  所   【集合】千葉県立関宿城博物館 集会室
        【見学】千葉県立関宿城博物館周辺の史跡(中之島公園、関宿水閘門、浚渫船、情報・防災ステーション
            ごか)
   定 員  30名(新型コロナウイルス感染拡大防止のため、定員を減らす場合があります。また、状況により中止
        となる場合があります。)
   対 象  一般
   参加費  50円
   申込み  4月22日(金)9時から電話で申込み受付(先着順)
         04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

★(3)体験教室「河川敷の野鳥観察会」
    開催中のパネル展「川辺の鳥たち」に合わせ、専門家と一緒に関宿城博物館周辺の河川敷に見られる鳥たちの姿や
    声を観察します。
   期 日  5月29日(日)
   時 間  11時~12時、13時30分~14時30分
   場  所  【集合】千葉県立関宿城博物館 集会室
        【見学】千葉県立関宿城博物館周辺
   定 員  各20名(新型コロナウイルス感染拡大防止のため、定員を減らす場合があります。また、状況により
        中止となる場合があります。)
   対 象  一般
   参加費  50円
   申込み  4月29日(祝・金)9時から電話で申込み受付(先着順)
        04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

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◆◆◆5月の休館日について◆◆◆
5月2日(月)・9日(月)・16日(月)・23日(月)・30日(月)は休館します。
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[2]5月中に募集が開始されるイベントについて
   (新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止となることがあります。)

◆(1)歴史講座「古文書を読む(入門編)《3回連続》」
    初心者を対象とし、くずし字の「ひらがな」を中心に学習します。
   期  日   6月5日(日)、7月3日(日)、8月7日(日)
   時  間   10時~12時
   場  所   千葉県立関宿城博物館 集会室
   定 員  30名(新型コロナウイルス感染拡大防止のため、定員を減らす場合があります。また、状況により中止
        となる場合があります。)
   対 象  一般(3回連続参加できる方)
   受講料   初回のみ200円
   申込み   5月5日(祝・木)9時から電話で申込み受付
        04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

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[3]せきはく豆事典「「せきじゅく」と「せきやど」-もうひとつの関宿町-」
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 「そちらはせきじゅく城博物館ですか?」と聞かれることがたまにあります。もちろん「せきやど」と訂正しますが、
「宿」という字は「やど」とも「しゅく」とも読めますので言い間違えても不思議ではありません。同じ千葉県でも御宿町
は「おんじゅくまち」と読みますね。
 三重県北部の亀山市に「関宿」と書いて「せきじゅく」と読むところがあります。それは旧東海道沿いの宿場町「関宿」
で、今なおかつての宿場の町並みが良く保存されており、重要伝統的建造物保存地区に指定され、多くの観光客が訪れて
います。
 伊勢国(現三重県)は東国と都を結ぶ交通路がよく発達しており、古代には都に他国からの兵の侵入を防ぎ、都を守る
ための関所が置かれました。鈴鹿関(すずかのせき)です。東海道に置かれた鈴鹿関は北陸道の愛発関(あらちのせき)、
東山道の不破関(ふわのせき)と並んで三関の一つとして大変重要視されました。関宿という町の名前はこの関所から来て
います。
 古来より東海道を始めとして町の東西と南北に道が通り多くの旅人が行き交う交通の要衝であるこの地は、中世には
関氏の一族が鈴鹿川上流に城を構え、旅人から関銭(通行料)を徴収していました。
 また伊勢国には古代より大変多くの人の信仰を集める伊勢神宮があります。「お伊勢さま」とも呼ばれて人々に親しまれ、
全国から多くの参拝客が訪れます。参勤交代で東海道を行き来する大名のみならず、伊勢神宮への参拝客が通る関宿の宿場
は大変賑わいました。
 一方千葉県の関宿(せきやど)ですが、こちらも中世には古河公方の重臣である簗田(やなだ)氏の居城があり、利根川
と江戸川という二つの大河に面し水陸の交通が発達し、江戸時代は城下町と河岸が栄え、江戸川沿いには江戸を守るための
関所が置かれました。
 「関宿」と書いて「せきじゅく」と「せきやど」と呼び名は違いますが、二つの町は関所の存在とお城、そして交通の
要衝という共通点があり、共に長い歴史を持っています。コロナが収束してきたら、もう一つの関宿町を訪れてみるのも
いいかもしれません。
                                                 (尾崎 晃)


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[4]季節だより
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 例年より遅く咲いた桜もすでに葉桜となりました。季節も春から夏へ向かっています。
19日(火)からパネル展「川辺の鳥たち」が始まりました。自然環境豊な川辺に集まる鳥達を紹介しています。皆様のご来
館をお待ちしております。

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せきはくマガジン第188号(266)をお送りしました。毎月当館の新鮮な情報をお届けしま
す。皆様からのお声をお待ちしております。お気軽にお寄せ下さい。
(お声を当マガジンに掲載させていただく場合もあります。)
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せきはくマガジン第188号(266)
発行:千葉県立関宿城博物館
      〒270-0201
      千葉県野田市関宿三軒家143-4 TEL 04-7196-1400  FAX 04-7196-3737
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