千葉県立関宿城博物館メールマガジン バックナンバー
せきはくマガジン第189号(267)
配信日時:2022/05/20 09:00
千葉県立関宿城博物館メール情報∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

          せきはくマガジン

http://www2.chiba-muse.or.jp/SEKIYADO/
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞第189号(267) 2022年5月20日∞
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 もくじ
[1]6月のイベント情報及び6月の休館日について
[2]6月中に募集が開始されるイベントについて
[3]せきはく豆事典「白鷺」
[4]季節だより
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[1]6月のイベント情報及び6月の休館日について

 ※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、講座等のイベントにつきましては、中止や内容等の変更が
 生じることがあります。新しい情報につきましては、随時ホームページでご確認をお願いいたします。
 また、入館の際にはマスクの着用と検温にご協力ください。
 
●開館時間 9時~16時30分

●6月15日(水)は、県民の日のため、入場は無料です。
 
                      
★(1)2022「国際博物館の日」記念事業 パネル展「川辺の鳥たち」
   利根川や江戸川の川辺に生息する鳥たちの姿を写真で紹介します。
 期 日  開催中~6月26日(日)(休館は月曜日。)
 時 間  9時~16時30分
 場 所  千葉県立関宿城博物館 3階多目的室
 入場料  一般200円、高大生100円、中学生以下・65歳以上・
      障害者手帳などをお持ちの方とその介護者は無料 

★(2)パネル展「関宿周辺 歴史探検」
   関宿とその周辺に残る古代から近代までの史跡を、写真で紹介します。
 期  日   6月28日(火)~9月25日(日)
     (休館は月曜日。月曜日が祝日・休日の場合は開館し、翌日休館。)
 時  間   9時~16時30分
 場  所   千葉県立関宿城博物館 3階多目的室
 入場料  一般200円、高大生100円、中学生以下・65歳以上・
     障害者手帳などをお持ちの方とその介護者は無料 

★(3)歴史講座「古文書を読む(入門編)《3回連続》」
   初心者を対象とし、くずし字の「ひらがな」を中心に学習します。
 期  日   6月5日(日)、7月3日(日)、8月7日(日)
 時  間   10時~12時
 場  所   千葉県立関宿城博物館 集会室
 定 員  30名(新型コロナウイルス感染拡大防止のため、定員を減らす場合があります。
      また、状況により中止となる場合があります。)
 対 象  一般(3回連続参加できる方)
 受講料   初回のみ200円
 申込み   申込み受付中
      04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)



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◆◆◆6月の休館日について◆◆◆
6月6日(月)・13日(月)・20日(月)・27日(月)は休館します。
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[2]6月中に募集が開始されるイベントについて
   (新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止となることがあります。)

◆(1)博物館セミナー(1)
   当館の調査協力員による博物館セミナーです。利根川・江戸川流域の歴史や民俗、自然について講演します。
 期  日  7月10日 (日)
 時  間  13時30分~15時30分
 場  所  千葉県立関宿城博物館 集会室
 定 員  30名(新型コロナウイルス感染拡大防止のため、定員を減らす場合があります。
      また、状況により中止となる場合があります。)
 対 象  一般
 受講料  100円
 申込み  6月10日(金)9時から電話で申込み受付(先着順)
       04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)


◆(2)体験教室「河川敷のいきものさがし(小学生向け)」
   当館調査協力員の自然科学系ライター「わぴちゃん」こと岩槻秀明氏の解説を 聞きながら、河川敷で
  色々ないきものを採集・スケッチして、そのいきものについて学びます。夏休みの自由研究に最適です。
 期  日   7月31日(日)
 時  間   9時30分~12時
 場  所   博物館周辺の河川敷及び館内集会室
 定  員  20名(新型コロナウイルス感染拡大防止のため、定員を減らす場合があります。
      また、状況により中止となる場合があります。)
 対 象  小学生とその保護者
 参加費  50円
 申込み  6月30日(木)9時から電話で申込み受付(先着順)
      04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
 

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[3]せきはく豆事典「白鷺」
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 白鷺(しらさぎ)は、首と脚が長く、とがった長いくちばしをもった、ほぼ全身が白色のスラリとした鳥です。
水辺で見られ、関宿城博物館の周りの水田でもよく目にします。この白鷺、実は一種類の鳥ではなく、何種類かの
鳥の総称であることをご存知でしょうか?
 一般に白鷺と呼ばれている鳥はダイサギ(大鷺)、チュウサギ(中鷺)、コサギ(小鷺)、アマサギ(飴鷺)の
4種を含みます。博物館周辺でも全ての種を見られる可能性がありますが、チュウサギとアマサギは夏季だけ南方
から渡ってくる夏鳥なので、冬にはいません。アマサギは冬季には全身が白色ですが、夏季は頭、首、背中がオレンジ色
(飴色)になりますので、暖かいこの時期に見られる「白鷺」はダイサギ、チュウサギ、コサギのいずれか、
ということになります。これら3種の見分け方をご紹介しましょう。
 まずは脚の指の色に注目します。コサギの指は黄色ですが、ダイサギ、チュウサギの指は黒色です。水の中に脚を
入れていると指は見えませんが、片脚を上げた時や飛び立つ  瞬間に確認できます。これで[コサギ]と[ダイサギ
またはチュウサギ]を区別することができます。
 次にダイサギとチュウサギの見分け方です。口角(くちばしの付け根の切れ込み)の  位置が決め手となります。
口角が眼の後方まで長く伸びているのがダイサギで、眼の付近で止まっているのがチュウサギです。この違いは肉眼で
識別するのは難しいかも知れません。双眼鏡や望遠鏡を使えば見やすいでしょう。
 白鷺は最近数が減っていて、環境省レッドリストではチュウサギが準絶滅危惧にランクされ、千葉県レッドリスト
ではチュウサギとコサギが重要保護生物に、ダイサギが一般  保護生物に選定されています。自然保護の観点からは、
減って欲しくない鳥なのです。
 一方、水田に入って苗を踏み荒らす、放流した稚魚や養殖魚を食べるなど、農業・漁業関係者にとっては厄介な鳥
となっています。また集団で繁殖するため、市街地付近が繁殖地になった場合には鳴き声による騒音や、フンによる
悪臭や汚れといった問題も起きています。被害を受けている方にすれば、いなくなって欲しい鳥、ということになり
ます。
 保護か駆除か。難しい問題ですが、何とか折り合いをつけて、白鷺と共存できる社会でありたいものです。
                                    (萩野 康則) 



                               


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[4]季節だより
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 5月初めは、寒暖差のあるスタートとなりました。体調も崩しやすい今日この頃。皆様もどうぞお気を付け
ください。
 さて、現在3階展示室では、パネル展「川辺の鳥たち」を開催中です。利根川・江戸川近辺で見られる鳥たちの
写真を展示しています。環境の変化によって、生物達もその環境に順応しているようです。カワセミも利根川・
江戸川近辺で見られるようになったことは、驚きました。皆様もぜひご覧いただき、鳥たちとその環境に関心を
もっていただけたらと思います。お待ちしております。

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せきはくマガジン第189号(267)をお送りしました。毎月当館の新鮮な情報をお届けしま
す。皆様からのお声をお待ちしております。お気軽にお寄せ下さい。
(お声を当マガジンに掲載させていただく場合もあります。)
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せきはくマガジン第189号(267)
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      〒270-0201
      千葉県野田市関宿三軒家143-4 TEL 04-7196-1400  FAX 04-7196-3737
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