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ちば中央博メール 2013年2月号 (2013年2月10日発行・第78号)
http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/
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目次
1 お知らせ
2 コラム:中央博の窓
3 イベント情報
(1)中央博物館本館・生態園 企画展・テーマ展示
(2)中央博物館本館・生態園 当日参加できるイベント
(3)大利根分館
(4)大多喜城分館
4 研究コラム:研究室から
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お知らせ
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今年の冬は寒い日が続いています。1月に二度も降った大雪、みなさんは大丈夫でし
たか。中央博物館のある青葉の森公園もあっという間に千葉とは思えない雪景色に包
まれました。本館の喫茶室「あおば」は、生態園の森に面し、普段は緑豊かな窓外を
眺めながらゆっくりと寛げるお勧めスポットです。しかし、大雪の日の様子はいつも
と一味違い、大きな窓から見る景色は、さながら東山魁夷の日本画を観ているような、
幻想的な眺めでした。大雪のなごりは、しばらくのあいだ公園内に残っていましたが、
そろそろ「梅園」の梅も咲き始める季節、春はもうそこまで来ているようです。梅見
物にお出かけの際は、是非、お立ち寄りください。
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コラム:中央博の窓-42 「生態園のいきものたち」
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生態園は、平成元年の開園から四半世紀を迎えようとしています。当初と比較し、園
内の環境も生物も、大きく変化を遂げてきました。生態園では、毎年様々なテーマで
トピックス展を行っていますが、このたび、生態園で観察された植物・昆虫・クモ・
キノコなど、さまざまな生きものたちを一挙にご紹介する写真展を開催いたします。
270点に及ぶ写真から、個性豊かな生きものたちの姿を見つけてください。これまで、
園内を歩きながら目に入っていたのに、その存在に気づかなかった生きものや、ご縁
がなく出会えなかった生きものなど・・・こんなにも沢山いたのか!と驚きと楽しさ
が一杯です。さて、みなさんにトピックス展の楽しみ方を一つご提案します。写真を
見ながら、「自分で見たことある生きものは?」「名前を知っている生きものは?」
「自宅付近でも見られる生きものは?」などを数えてみてください。生きものたちの
名前は、あえて別掲示としていますので、生態園上級者も初心者も楽しめること間違
いなし! あなたがご存じの生きものは幾つ見つかるでしょうか?
(生態学・環境研究科 主任上席研究員 林 紀男)
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中央博物館本館・生態園
企画展・テーマ展示
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◆出土遺物巡回展「時空を超えて−市原市ちはら台の発掘ものがたり−」◆
会期 〜2月24日(日) 9:00〜16:30(入館は16:00まで)
内容 千葉県内で出土した遺物の中から、歴史上注目される資料を選りすぐって展
示する「出土遺物巡回展」。今回は、市原市北部に広がる巨大ニュータウン
「ちはら台」にスポットを当て、30年にわたって調査・研究されてきた資料
の数々を公開いたします。
会場 千葉県立中央博物館 企画展示室
詳しくはこちら↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=759
●出土遺物巡回展関連行事
・【ミュージアム?トーク】 企画展示室
日時 2月24日(日)
11:00〜11:30、14:30〜15:00(1日2回)
内容 出土遺物巡回展の見どころを解説します。
費用 入館料が必要
◆トピックス展「二五穴 −山をブチヌク用水路−」
会期 2月16日(土)〜3月3日(日) 9:00〜16:30(入館は16:00まで)
内容 トンネルをつないで山の中を走る、房総特有の灌漑用水「二五穴」。
二五穴を通して、地域で暮らす人々の歴史と知恵を紹介します。
会場 千葉県立中央博物館 第二企画展示室
詳しくはこちら↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=783
◆生態園トピックス展「写真でみる生態園のいきものたち」◆
会期 2月26日(火)〜5月6日(月祝) 9:00〜16:30(入園は16:00まで)
内容 これまで撮りためられてきた、植物・昆虫・鳥・キノコなど個性豊かな、生
態園のさまざまな生きものたちの写真を一堂に紹介します。
会場 千葉県立中央博物館 生態園オリエンテーションハウス(入館無料)
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中央博物館本館・生態園
当日申し込みで参加できるイベント(2月10日〜3月10日)
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◆講座・観察会
【考古学講座 「土器が語る房総の奈良・平安時代」】 講堂
日時 2月16日(土) 13:30〜15:00
内容 遺跡出土の土器からわかる房総の奈良・平安時代の様子を解説します。
費用 無料
定員 200名(小学生以上)
【歴史学講座 「武士(もののふ)と信仰」】 講堂
日時 2月17日(日) 13:30〜15:30
内容 房総にゆかりがある武士を中心に,その信仰について概観します。
費用 無料
定員 200名(高校生以上)
【生態園観察会「早春の植物」】 生態園
日時 2月21日(木) 10:00〜12:00
内容 生態園を歩きながら、冬芽やロゼットなどさまざまな姿で越冬する早春の植
物の姿を観察します。
費用 無料
定員 30名(中学生以上)
【公開シンポジウム「博物館資料はなぜ救済されなければならないのか?
−東日本大震災の教訓−」】 講堂
日時 2月28日(木) 13:00〜16:00
内容 先の震災に際し、実際に博物館資料の救済に携わった東北の各博物館の学芸
員3名の発表と総合討論を予定しています。
費用 無料
定員 200名、どなたでも。
◆山のフィールドミュージアム関連行事
【山の学校107「化石さがし」】
日時 2月16日(土) 13:00〜16:00
場所 清和県民の森(君津市豊英)
内容 清和県民の森の木のふるさと館周辺を歩き、化石が含まれる地層を観察しま
す。また、ハンマーで石を割って化石を見つける体験もします。幼児でも楽
しめる観察会です。
費用 無料、別途保険料50円必要
定員 なし(小学生以下は保護者同伴)
※当日12:30〜12:50に、清和県民の森「木のふるさと館」駐車場にて受付。
事前申込は必要ありません。
【そのほかの2月〜3月の講座・観察会の詳細はこちらから↓】
2月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=477
3月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=478
【ミュージアム・トーク(研究職員による展示・資料解説)について詳しくは↓で】
2月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=489
3月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=490
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大利根分館 http://www.chiba-muse.or.jp/OTONE/ 電話:0478-56-0101
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◆お知らせ
【開館日のお知らせ】
現在大利根分館は、事前申し込みの団体にのみ開館いたしております(3月末まで)。
学校向けには、出前授業や「古い道具と昔のくらし」の資料貸出も行っています。
また、理科学習の一環として「鳥の先祖は恐竜だった!?」のパネル展示も
行っていますので、これらのプログラムをご希望の学校は当館までご相談下さい。
【水郷写真を募集中です】
4月に開催予定の写真展「私の撮った水郷2013」のため、みなさんの撮影した写真
を募集しています。水郷をテーマにした写真であればジャンルは問いません。応募
の詳細については、当館へ直接お問い合わせください。
※応募締め切りは3月20日です。
◆講座等
【講座「十二単体験〜平安王朝の雅〜」】
日時 3月3日(日) 9:30〜16:00(昼休みを除く)
場所 大利根分館集会室
内容 日本の伝統装束である十二単をはじめとする宮中装束の体験をおこないます。
講師 青柳隆志氏(東京成徳大学日本伝統文化学科 教授)
費用 1人500円
定員 11組(1組5名以内)
応募 往復はがき(詳細は当館へお問合せ下さい)2月12日消印有効
※身長145cm以上の男女に限ります(男性装束も有)
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大多喜城分館 http://www.chiba-muse.or.jp/SONAN/ 電話:0470-82-3007
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◆特別公開「重要文化財 大薙刀」◆
会期 2月17日(日)まで 9:00〜16:30(入館は16:00まで)
内容 現在、重要文化財に指定されている大薙刀は3口のみですが、このうち当館
の所蔵する「法城寺国光」(南北朝時代)の作と伝えられる大薙刀を展示し
ます。
※入館料:一般200円、高・大学生100円、中学生以下・65歳以上、無料。
※休館は月曜日(月曜日が休日の場合は開館して、翌日休館)
詳しくはこちら↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=59
◆講座等
【博物館セミナー「古文書講座」】
日時 平成25年2月14日(木) 13:30〜15:30
場所 大多喜城分館(研修館)
内容 古文書に興味があり、過去に古文書講座(初級を含む)を受講したことがあ
る方や、ある程度読める方を対象とした中級程度の講座です。
対象 一般
費用 無料(館内を見学する場合は、入館料が必要)※入館料は特別公開の項を参照
定員 40名(要電話予約)
【体験教室「甲冑・小袖の試着」】
日時 平成25年3月3日(日) (午前)10:00〜、(午後)13:30〜
場所 大多喜城分館(研修館)
内容 等身大の複製甲冑・小袖などを試着する体験です。小袖は女性のみの体験で
す。
費用 無料(入館料は必要です)
定員 20名(要電話予約)
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研究室から・・・15 「上から目線で地形景観をとらえる?航空斜め写真」
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今から四半世紀前の1987年頃、中央博がまだ準備室だった時期に、房総半島全域を対
象に航空斜め写真(4×5版ポジ)を撮影するという委託事業を行いました。地学、生物、
海洋、歴史、かかわりの各展示の担当者が、どこから、どの範囲を、どのような目的
で撮影してほしいか案を持ち寄り、それらを地形図上に細かく指示して撮影してもら
ったのです。航空斜め写真は、上から目線で全体を俯瞰して撮影するので、地域の地
形景観やその分布をとらえる有効な展示資料と言えます。またそこには地形に対応し
た植生の分布や人間生活の痕跡(考古遺物や土地利用、地形改変の状況など)も当然
写っており、1枚の写真から実に多くのことを語ることができます(ただし見る人が見
れば)。これらは現在でも各展示室に写真資料として展示されているほか、中央博のデ
ジタルミュージアム「空からみた千葉県」でも見ることができます。さて博物館開館
からおよそ25年、この間房総半島の自然や人々の生活も変化してきました。また大き
な自然災害も経験しました。未来へ引き継ぐ中央博の展示資料として、房総各地の航
空斜め写真をもう一度撮影できないか・・・と思う今日この頃です。
(地学研究科 主任上席研究員 八木令子)
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◆発 行
千葉県立中央博物館
〒260-8682 千葉市中央区青葉町955-2
電話:043-265-3111 FAX:043-266-2481
http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/
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返信いただいてもお答えできませんのでご了承ください。
◆お問い合わせは、電話またはFAXでお願いします。
◆大多喜城分館、大利根分館に関するお問合せは各館に直接お電話をお願いします。
◆無断転載はお断りします。
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