千葉県立中央博物館メールマガジン バックナンバー
★ ちば中央博メール 2022年8月号 ★
配信日時:2022/08/10 08:00
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    ちば中央博メール 2022年8月号(2022年8月10日発行・第192号)
        http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/

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目 次
1.お知らせ
2.イベント情報
(1)中央博物館本館・生態園
(2)大利根分館
(3)大多喜城分館
3.研究室から−130 「植物群落を調べること」
4.研究室から−131 「そこにお寺があるのはなぜ」
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1.お知らせ
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◆博物館の再開館について
 本館・生態園は9:00〜16:30まで開館・開園しています。
 
講座・観察会については、新型コロナウイルスや自然災害などの対応により変更や中
止の可能性がありますので、くわしくはホームページをご覧ください。↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1520009714819/index.html

◆現在休止中の展示・サービス
・「たいけんのもり」
・野鳥観察舎(生態園)

※開館日をご確認の上ご来館ください。開館日カレンダー↓
  
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1517539269054/index.html#k
aikanbi

なお、感染拡大の状況などにより変更が生じる場合がございます。ご了承くださるよ
うお願いいたします。

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2.イベント情報
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 (1)中央博物館本館・生態園
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■生態園ギャラリー
日時:〜9月4日(日)
会場:生態園オリエンテーションハウス
内容:生態園で撮影した作品を募集して、オリエンテーションハウスで展示する生態
園ギャラリーも11回目を迎えました。3回の撮影会を中心に、来園者から作品を募
集して展示するとともに、解説板として園路に設置しています。

■令和4年度特別展「鯨」
日時:〜9月25日(日)
会場:第1企画展示室ほか
内容:千葉県は日本でも有数のクジラ類の生息地です。さらに、県内には今なお捕鯨
基地があるなど、歴史的にもクジラとの関わりがとても深いです。この特別展では、
進化の歴史や多様性・知られざる生態を紹介するとともに、人の生活とクジラのかか
わりについても幅広く紹介する、かつてない規模の展示会です。世界最大の動物とも
言われるクジラの魅力をご堪能下さい。

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(2)大利根分館 http://www.chiba-muse.or.jp/OTONE/ 電話:0478-56-0101
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・大利根分館は本館への機能集約に向けて休館しております。
(館内の見学もできませんので、ご了承くださいますようお願いします。)
・資料の貸し出し等については、電話(0478-56-0101)にてお問合せください。(土
・日・祝を除く)

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(3)大多喜城分館 http://www.chiba-muse.or.jp/SONAN/ 電話:0470-82-3007
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大多喜城分館は施設改修のため、しばらくの間休館します。
※施設内はご覧いただけませんが、敷地内の研修館で「大多喜城と城下町」をテーマ
とした展示を開催しています(開館時間9:00-16:00)。

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3.研究室から−130 「植物群落を調べること」
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 様々な種類の植物が一所に集まって生育する集団を植物群落と呼びます。私はこの
植物群落内の種の構成が、様々な環境の変化に応じてどのように変化しているか調べ
ています。近年起きている主な環境変化には、ニホンジカの増加、気候の変化、人の
自然への関わりの減少、外来種の侵入など、複数の変化が含まれています。さらに植
物種同士もお互いに影響を与え合いますから、植物群落の変化の様相を解き明かすの
はとても難しい作業です。一方で、その変化の仕組みが垣間見えた時には、植物たち
の壮大なドラマを見ているような気持ちにさせられます。また、このように植物群落
の変化の仕組みを知ることは、希少な植物群落の保全対策を考える上でも重要な手が
かりを与えてくれます。
 今までは中部山岳域を主なフィールドとしてきたため、千葉県でのフィールド調査
はほぼ初めてです。これから千葉の地でどのような植物群落に出会えるか楽しみで
す。
そして調査の楽しさを博物館の活動を通して皆様と共有していきたいと思っていま
す。
(教育普及課 大津千晶)
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4.研究室から−131 「そこにお寺があるのはなぜ」
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 今年度から歴史学研究科に配属となりました。専門は日本民俗学で、とくに集落の
お寺(お堂等含む)を中心におこなわれる民俗信仰です。集落のお寺は無住な場合が
多く、それでも集落の方々が丁寧に管理されています。そういうお寺を見つけてしま
うと「なぜここに?」と民俗調査を始めてしまいます。地図やフィールドノートを手
に持って集落を歩いて聞き書きをし、写真を撮り、文献を読みまた聞き書きをし…。
そんな地道な作業を続けていくと、かつて僧侶がいた頃のお寺の姿や、講・法要・集
会・遊び場などでの「集まる場」としてのお寺の役割、そして集落の人々の営みにお
けるお寺が見えてきます。
 このように私が集落のお寺に着目するようになった契機は、館山市でおこなった大
学生時代の民俗学実習でした。過疎集落と寺院の危機が叫ばれる昨今、お寺の意味を
問い直すきっかけをいただけた千葉県で、千葉の民俗を私自身もより一層学び、県民
の皆様に広く発信したいと思います。これからどうぞよろしくお願いいたします。
(歴史学研究科 渡瀬綾乃)
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 千葉県立中央博物館
 〒260-8682 千葉市中央区青葉町955-2
 電話:043-265-3111 FAX:043-266-2481
 URL:http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/
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