千葉県立関宿城博物館メールマガジン バックナンバー
せきはくマガジン第192号(270)
配信日時:2022/08/20 09:00
千葉県立関宿城博物館メール情報∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

せきはくマガジン

http://www2.chiba-muse.or.jp/SEKIYADO/
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞第192号(270) 2022年8月20日∞
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 もくじ
[1]9月のイベント情報及び9月の休館日について
[2]9月中に募集が開始されるイベントについて
[3]せきはく豆事典「関宿地域のお盆の風習」
[4]季節だより
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[1]9月のイベント情報及び9月の休館日について

※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、講座等のイベントにつきましては、
中止や内容等の変更が生じることがあります。新しい情報につきましては、随時
ホームページでご確認をお願いいたします。また、入館の際にはマスクの着用と
検温にご協力ください。
 

●	開館時間 9時~16時30分

                       
★(1)パネル展「関宿周辺 歴史探検」
 関宿とその周辺に残る古代から近代までの史跡を、写真で紹介します。
期  日   6月28日(火)~9月25日(日)
        (休館は月曜日。月曜日が休日の場合は開館し、翌日休館。)
時  間   9時~16時30分
場  所   3階多目的室
入場料  一般200円、高大生100円、中学生以下・65歳以上・
          障害者手帳などをお持ちの方とその介護者は無料 


★(2)歴史講座「古文書を読む(初級編)《3回連続》」
 古文書によく出てくる基本的な単語や慣用句を読めるようにし、解読辞典の
使い方も習得します。
期  日   9月3日(土)、10月8日(土)、11月19日(土)
時  間   10時~12時
場  所   集会室
定 員  30名(新型コロナウイルス感染拡大防止のため、定員を減らす場合
          があります。また、状況により中止となる場合があります。)
対 象  一般(3回連続参加できる方)
受講料   初回のみ200円
申込み   8月3日(水)9時から電話で申込み受付
     04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)


★(3)関宿城写生コンクール作品展
 関宿城周辺を題材とした写生画を公募し、作品を展示します。
期  日   9月13日(火)〜10月2日(日)
        (休館は月曜日。月曜日が休日の場合は開館し、翌日休館。また、
         9月27日(火)~9月29日(木)は展示替えのため臨時休館します。)
時  間   9時~16時30分
場  所   エントランスホール・集会室
入場料  一般200円、高大生100円、中学生以下・65歳以上・
         障害者手帳などをお持ちの方とその介護者は無料
         ※企画展開催中は別料金になります。(一般300円、高大生150円)
         ※関宿城写生コンクール作品展のみの見学は無料


★(4)企画展「関東 塩ものがたり」
 江戸時代、市川行徳の浜は塩田が広がる関東随一の塩の産地でした。
本企画展では、原始・古代からの塩作りの技術から始まり、行徳塩田の興隆と
瀬戸内産の塩との攻防、舟運の果たした役割など、関東地方における塩の生産
・流通の歴史を紹介します。
期  日   9月30日(金)〜11月27日(日)
    (休館は月曜日。月曜日が休日の場合は開館し、翌日休館。)
時  間   9時~16時30分
場  所   2階企画展示室
入場料  一般300円、高大生150円、中学生以下・65歳以上・
          障害者手帳などをお持ちの方とその介護者は無料
          ※企画展会期中は別料金になります。




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◆◆◆9月の休館日について◆◆◆
9月5日(月)・12日(月)・20日(火)・26日(月)~29日(木)
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[2]9月中に募集が開始されるイベントについて
   (新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止となることがあります。)

◆(1)体験教室「河川敷のいきものさがし(一般向け)」
 当館調査協力員で自然科学系ライターの「わぴちゃん」こと、岩槻秀明氏の解説を
聞きながら、河川敷特有の植生環境を観察します。
期  日   10月16日(日)
時  間   10時~12時
場  所   【集合場所】集会室
     【見学場所】江戸川や利根川の河川敷
定 員  20名(新型コロナウイルス感染拡大防止のため、定員を減らす場合が
          あります。また、状況により中止となる場合があります。)
対 象  一般
参加費  50円
申込み  9月16日(金)9時から電話で申込み受付(先着順)
     04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)


◆(2)野外講座「歴史散歩-行徳塩田ゆかりの地を訪ねる-」(日帰りの旅)
 企画展の関連事業です。行徳の製塩にゆかりの深い寺院や塩問屋などの史跡と、
市川歴史博物館を徒歩で見学します。
期  日 10月23日(日)
時  間  10時~12時ごろ、午後も参加の場合は16時ごろまで(現地集合・解散)
場  所  【集合場所】行徳駅北口広場
    【見学場所】〈午前のみ参加の場合〉行徳駅―旧江戸川湖畔―常夜灯公園―
                      行徳街道―権現道―妙典駅(解散)
          〈午後も参加の場合〉(昼食後)妙典駅集合―(電車)―北国分駅―
                      市川歴史博物館―北国分駅(解散)
    【解散場所】〈午前のみ参加の場合〉妙典駅
                    〈午後も参加の場合〉北国分駅
定 員  15名(新型コロナウイルス感染拡大防止のため、定員を減らす場合が
          あります。また、状況により中止となる場合があります。)
対 象  一般
参加費  300円(保険料・資料代。交通費等は各自負担)
申込み  9月23日(祝・金)9時から電話で申込み受付(先着順)
     04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)



◆(3)体験教室「関宿城下を歩こう(城下町コース)」
 千葉県立関宿城博物館の周辺を歩いて、江戸時代の関宿藩にゆかりのある史跡
(関宿城 本丸跡、筋違い十字路、外堀・土塁跡、関宿関所跡石碑、随庵堀と随庵碑)
や寺院(昌福寺など)を学芸員が案内し、解説します。
期  日   10月30日(日)
時  間   10時~12時(現地解散)
場  所   【集合場所】集会室
     【見学場所】博物館周辺の史跡や寺院
定 員  30名(新型コロナウイルス感染拡大防止のため、定員を減らす場合が
      あります。また、状況により中止となる場合があります。)
対 象  一般
参加費  50円
申込み  9月30日(金)9時から電話で申込み受付(先着順)
     04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)


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[3]せきはく豆事典「関宿地域のお盆の風習」
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 せきはくマガジンが配信される20日はお盆も終わっている頃ですが、今回はお盆
のお話です。
 お盆とは、8月15日前後に実家や先祖のお墓へ行き、先祖を供養する風習です。
元々は盂蘭盆(うらぼん)からきたものです。
 全国によっても様々なお盆の過ごし方が見られます。有名なものでは、京都の
「五山の送り火」、長崎の「精霊流し」があります。
 お盆の時期は、新暦と旧暦で異なります。
 新暦では、7月13日から15日または16日で、これは東京都、神奈川県、石川県、
静岡県の一部地域でみられます。
 旧暦では、8月13日から15日または16日で、新暦で行う以外のほとんどの
地域で行われています。
 さて、関宿地域のお盆です。
 関宿地域のお盆の期間は、旧暦で、8月13日から15日または16日です。
 12日までに、または13日に、墓掃除や盆棚づくりを行います。盆棚は、棚を
組み立て、位牌やお供え物を並べます。棚の両脇を笹竹で飾ったり、ほおずきや里芋を
かざったりするところもあります。精霊馬もほとんどの家庭で作ります。胡瓜の馬は、
先祖が馬に乗って早く帰ってくる(待ち遠しい)ことを、茄子の牛は送り盆の時にゆっくり
帰っていく(名残惜しむ)ことを表しています。
 そして13日、迎え盆は、お墓まで先祖を迎えに行きます。時間帯も宗派、地域、
各家庭で異なり、朝早く、午前中、午後、夕方と、決まりがあります。迎えに行く
人も、家族全員の場合や代表者と子どもの場合など、異なります。先祖は、お墓から
家まで一人で来て一人で帰るとされ、特に迎えも送りもしない地域もあります。墓に
着いたら、持参した提灯に火を灯し、盆棚の蝋燭に火を移します。途中で火が消えると
先祖が迷子になると言われ、他の提灯から貰い火をしたり、お墓まで戻って再度火を
点けたりしました。
 お供え物には、団子、ぼた餅、素麺やうどん、野菜や果物、赤飯、饅頭、小豆粥が
あります。朝昼夜と一日ごとに供える物が決まっています。お供え物は、先祖をもて
なすための御馳走でした。
 盆の期間は親戚の家を回る盆参りを行います。その時に親戚一同が揃うことは、
御馳走とともに一つの喜びでした。「盆と正月が一緒に来たよう」ということわざからも、
お盆はとても忙しいことであり、喜ばしい、めでたい事でもありました。
 15日または16日の送り盆の時間帯や送り方も迎え同様、様々です。家から提灯の蝋燭
に火を灯し、お墓でその蝋燭を置く、またはその火から線香に火を点けます。それが終わる
と家に帰り片付けをします。
 準備から片付けまで、家族にとって1年の中でも大きなイベントでした。少しずつ簡略化
されることも多いようですが、家族が集まることが何よりも先祖の供養になっていたと
いわれています。

                                                                  (横田 貴史)
                                                    
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[4]季節だより
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 危険な暑さが続いています。そんな時に食べたくなるアイスやかき氷。25度くらい
まではアイスクリームが、28度以上ではかき氷が食べたくなる、よく売れるといわれて
います。食べ過ぎにも注意しなければなりませんが、熱中症、新型コロナウィルスなど、
体調にはくれぐれもお気を付けください。
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