千葉県立中央博物館メールマガジン バックナンバー
★ ちば中央博メール 2022年9月号 ★
配信日時:2022/09/10 08:00
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    ちば中央博メール 2022年9月号(2022年9月10日発行・第193号)
        http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/

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目 次
1.お知らせ
2.イベント情報
(1)中央博物館本館・生態園
(2)大利根分館
(3)大多喜城分館
3.中央博の窓−153 ミニトピックス展「習志野隕石」
4.研究室から−131 「魅力的!神や仏の物語」
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1.お知らせ
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◆博物館の再開館について
 本館・生態園は9:00〜16:30まで開館・開園しています。
 
講座・観察会については、新型コロナウイルスや自然災害などの対応により変更や中
止の可能性がありますので、くわしくはホームページをご覧ください。↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1520009714819/index.html

◆現在休止中の展示・サービス
・「たいけんのもり」
・野鳥観察舎(生態園)
※野鳥観察舎は令和4年9月13日(火)より再開いたします。

※開館日をご確認の上ご来館ください。開館日カレンダー↓
  
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1517539269054/index.html#k
aikanbi

なお、感染拡大の状況などにより変更が生じる場合がございます。ご了承くださるよ
うお願いいたします。

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2.イベント情報
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 (1)中央博物館本館・生態園
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■令和4年度特別展「鯨」
日時:〜9月25日(日)
会場:第1企画展示室ほか
内容:千葉県は日本でも有数のクジラ類の生息地です。さらに、県内には今なお捕鯨
基地があるなど、歴史的にもクジラとの関わりがとても深いです。この特別展では、
進化の歴史や多様性・知られざる生態を紹介するとともに、人の生活とクジラのかか
わりについても幅広く紹介する、かつてない規模の展示会です。世界最大の動物とも
言われるクジラの魅力をご堪能下さい。

■ミニトピックス展「習志野隕石」
日時:令和4年9月3日(土)〜令和5年3月26日(日)
会場:中央博物館 第1ホール(素掘りトンネル前)
内容:令和2(2020)年7月2日に千葉県習志野市及び船橋市に落下した「習志野
隕石」の一部(2号標本の片側)が当館に寄託されることになりましたので、あらた
めて展示いたします。

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(2)大利根分館 http://www.chiba-muse.or.jp/OTONE/ 電話:0478-56-0101
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・大利根分館は本館への機能集約に向けて休館しております。
(館内の見学もできませんので、ご了承くださいますようお願いします。)
・資料の貸し出し等については、電話(0478-56-0101)にてお問合せください。
(土・日・祝を除く)

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(3)大多喜城分館 http://www.chiba-muse.or.jp/SONAN/ 電話:0470-82-3007
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大多喜城分館は施設改修のため、しばらくの間休館します。
※施設内はご覧いただけませんが、敷地内の研修館で「大多喜城と城下町」をテーマ
とした展示を開催しています(開館時間9:00-16:00)。

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3.中央博の窓−153 ミニトピックス展「習志野隕石」
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 ミニトピックス展「習志野隕石」を、令和4年9月3日(土)から令和5年3月26
日(日)まで第1ホール(素掘りトンネル前)にて開催しています。
 令和2(2020)年7月2日に千葉県習志野市及び船橋市に落下した「習志野隕石」
について、記憶に新しい方もたくさんおられるかと思います。落下当時、「これは隕
石ではないか」と石を拾って来館し、問い合わせていただいた方もたくさんいらっし
ゃいました。持ち込まれた石からも習志野隕石が発見され、県民の方から連絡のあっ
た石の中から3点が習志野隕石だと認められました。
 令和2年度に当館で実施したトピックス展も県民のみなさまの関心が高く、盛況と
なっていましたが、会期途中で新型コロナの感染拡大により臨時休館となってしまい
ました。習志野隕石は当館の所蔵ではないため、臨時休館中に隕石を返却しなければ
ならず、展示を見逃した方も多いと思われます。
 このたび、習志野隕石の一部(2号標本の片側)が当館に寄託されることになりま
したので、あらためてご披露したいと存じます。46億年の宇宙の旅路の果てに縁あっ
て千葉県にやってきたこの岩石を、この機会にぜひご覧いただければと思います。
(教育普及課 高橋直樹)
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4.研究室から−131 「魅力的!神や仏の物語」
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 本年度から歴史学研究科員になりました鈴木建人と申します。専門は神社や神道の
歴史で、学生時代は神社の祭礼や寺社縁起を研究していました。みなさんは寺社縁起
というものをご存じでしょうか?
 寺社縁起とは、主にお寺や神社が創建された由来や、神仏の利益と霊験が説かれた
物語などのことです。実在した偉人や高僧の活躍が描かれることも多いのですが、仏
像が花の中から出現したり、建物や光る石が飛来したりと、エキセントリックなスト
ーリーも沢山あります。現代人の私は、「突拍子もないことをよく思いつくなあ」と
感心してしまうのですが、縁起が作られた当時の人々が素直に「ありがたや」と受け
入れていたことを思うと、その純真な感性・心性に深い感動を覚えます。
 縁起を調べていると、似たような話に出会うこともあります。例えば、「漁網にか
かった仏像を家で祀ったところ大変な霊験を顕したので、立派なお寺を建てた」とい
う筋書きの話は全国各地で見られますし、海に囲まれた千葉県では仏像やご神体が海
浜に漂着したという伝承も多く残されています。あちこちで類似する物語が見られる
のは、有名な寺社や近隣寺社の縁起を参考にしたからでしょう。こうして文化的な影
響の範囲や地域間の交流が窺い知れるのも、寺社縁起の魅力の一つです。
 今後はご縁あって奉職した千葉県で寺社縁起を掘り起こし、その奥深い世界と魅力
を皆さんにお伝えしたいと思っています。
(歴史学研究科 鈴木建人)
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 千葉県立中央博物館
 〒260-8682 千葉市中央区青葉町955-2
 電話:043-265-3111 FAX:043-266-2481
 URL:http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/
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