千葉県立中央博物館メールマガジン バックナンバー
★ ちば中央博メール 2023年2月号 ★
配信日時:2023/02/10 08:00
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    ちば中央博メール 2023年2月号(2023年2月10日発行・第198号)
        http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/

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目 次
1.お知らせ
2.イベント情報
(1)中央博物館本館・生態園
(2)大利根分館
(3)大多喜城分館
3.中央博の窓−155 生態園トピックス展「生態園の意外な動物たち」
4.研究室から−141 「香取神宮旧拝殿の天井画を描いた画家」
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1.お知らせ
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◆博物館の開館時間について
 本館・生態園は9:00〜16:30まで開館・開園しています。
 
講座・観察会については、新型コロナウイルスや自然災害などの対応により変更や中
止
の可能性がありますので、くわしくはホームページをご覧ください。↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1520009714819/index.html

◆現在休止中の展示・サービス
・「たいけんのもり」

※開館日をご確認の上ご来館ください。開館日カレンダー↓
  
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1517539269054/index.html#k
aikanbi

なお、感染拡大の状況などにより変更が生じる場合がございます。ご了承くださるよ
うお願いいたします。

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2.イベント情報
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 (1)中央博物館本館・生態園
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■生態園トピックス展「生態園の意外な動物たち」
日時:令和5年2月28日(火)〜令和5年6月4日(日)
会場:生態園オリエンテーションハウス
内容:生態園や青葉の森公園で生活する鳥類や哺乳類、昆虫などの動物をやさしく解
説いたします。写真、標本や映像を展示し、生態園や青葉の森公園で見られた意外な
動物たちを紹介いたします。

■令和4年度出土遺物公開事業「柏北部東地区の遺跡展」
日時:〜令和5年2月26日(日)
会場:第1企画展示室
内容:千葉県教育振興財団は、平成10年から約20年間にわたりつくばエクスプレス
の路線開発にともなって、柏たなか駅周辺の発掘調査を行ってきました。今回はその
調査成果として、旧石器時代から中・近世に至るまでの各時代を代表する考古資料を
紹介します。

■ミニトピックス展「習志野隕石」
日時:〜令和5年3月26日(日)
会場:中央博物館 第1ホール(素掘りトンネル前)
内容:令和2(2020)年7月2日に千葉県習志野市及び船橋市に落下した「習志野隕
石」の一部(2号標本の片側)が当館に寄託されることになりましたので、あらため
て展示しております。

■トピックス展「こんなに変わった植物の分類!-DNAをもとにした新たな系統-」
日時:〜令和5年4月9日(日)
会場:第2企画展示室
内容:被子植物を題材に、DNAの塩基配列を基にした新しい分類体系(APG分類)
で大きく変更になった部分を取り上げ、写真や標本を用いて紹介します。

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(2)大利根分館 http://www.chiba-muse.or.jp/OTONE/ 電話:0478-56-0101
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・大利根分館は本館への機能集約に向けて休館しております。
(館内の見学もできませんので、ご了承くださいますようお願いします。)
・資料の貸し出し等については、電話(0478-56-0101)にてお問合せください。
(土・日・祝を除く)

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(3)大多喜城分館 http://www.chiba-muse.or.jp/SONAN/ 電話:0470-82-3007
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大多喜城分館は施設改修のため、しばらくの間休館します。
※施設内はご覧いただけませんが、敷地内の研修館で「大多喜城と城下町」をテーマ
とした展示を開催しています(開館時間9:00-16:00)。

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3.中央博の窓−155 生態園トピックス展「生態園の意外な動物たち」
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第109回生態園トピックス展「生態園の意外な動物たち」
2023年2月28日(火)〜6月4日(日)於:生態園オリエンテーションハウス
 生態園は千葉市の市街地にあります。それほど広くはありませんが、動物たちにと
って貴重な生態園を目指して、多様な動物が集まってきます。カラスたちやスズメ、
ムクドリなどの市街地でも普通に見られる動物たちだけではありません。生態園で見
られるとは想像しにくい意外な動物もいるのです。フクロウ、アオバズク、ヤマシギ、
ホトトギスなどおもに夜間に活動する鳥たちが、ときどき記録されます。ミズナギド
リの仲間、コオリガモ、イソヒヨドリなど本来なら海辺で見られる鳥たちが、意外に
も海から離れた生態園で見つかることがあります。研究員による研究やモニタリング
調査によって、意外な動物たちが確認されます。「生態園の意外な動物たち」を写真、
画像、パネル、標本などでわかりやすく紹介いたします。
(生態学・環境研究科 桑原和之)
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4.研究室から−141 「香取神宮旧拝殿の天井画を描いた画家」
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 東国屈指の古社・香取神宮には、国宝「海獣葡萄鏡」をはじめ数多くの文化財が伝
えられていますが、重要文化財の本殿と楼門、国登録文化財の拝殿・幣殿・神饌所を有
し、昨年は勅使門が新たに県指定文化財に指定されるなど、建造物にも見どころが多
い場所です。
 建造物の愉しみ方には、その歴史的背景や建築様式など色々ありますが、細部の意
匠も魅力のひとつです。
 現在は祈祷殿として使用されている旧拝殿(県指定文化財)は、重要文化財の本殿
とともに元禄13年に建立され、昭和13年に現在の拝殿が建立される際に移築されたも
のですが、内部の格天井には、盛り上げ彩色で草花絵が華やかに描かれています。
 この天井画は、裏面の墨書銘文によると昭和5年に描かれ、全117枚のうち67枚が現
存しています。描いたのは岩田華谷(1877〜1944)という日本画家です。
 この画家、画力も高く、なかなか面白い経歴の人物のようなのですが、その全体像
はよく分かっていません。父は幕末動乱の京都で新選組と共に活動した旗本で、明治
維新後は宮内省で楽部創設に関わった人物であること、明治末期に北海道へ渡り、北
海道美術協会の創立に参加したこと、その後千葉県に移り住んだこと等々は判明した
のですが、今のところ県内での痕跡は香取神宮だけです。
 謎の多い画家・岩田華谷。全貌解明まで今後も調査は続きます。香取神宮に行かれ
た際には、旧拝殿をちょっと覗いてみてくださいね。
(自然誌・歴史研究部長 幅  大)
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 千葉県立中央博物館
 〒260-8682 千葉市中央区青葉町955-2
 電話:043-265-3111 FAX:043-266-2481
 URL:http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/
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