千葉県立関宿城博物館メールマガジン バックナンバー
せきはくマガジン第202号(280)
配信日時:2023/06/26 11:15
千葉県立関宿城博物館メール情報∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

せきはくマガジン

http://www2.chiba-muse.or.jp/SEKIYADO/
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞第202号(280) 2023年6月20日
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 もくじ
[1]7月のイベント情報及び7月の休館日について
[2]7月中に募集が開始されるイベントについて
[3]せきはく豆事典「せきやどと酪農」
[4]季節だより
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[1]7月のイベント情報及び7月の休館日について

●	開館時間 9時~16時30分
                       
★(1)パネル展「すごろくde 城下を歩こう」
    関宿城とその城下町に残る史跡をすごろくでめぐります。
期  日   6月27日(火)~9月24日(日)
(月曜休館。月曜日が休日の場合は開館し、翌日休館)
時  間   9時~16時30分
場  所   千葉県立関宿城博物館 3階多目的室
入場料  一般200円、高大生100円、中学生以下・65歳以上・
障害者手帳などをお持ちの方とその介護者は無料 


★(2)博物館セミナー1「丸木舟・準構造船・構造船の建造技術について」
 当館の調査協力員、松井哲洋氏による博物館セミナーです。縄文時代から現
在にいたるまでの中で、日本の船がどのように進化してきたのか。船釘やツ
バノミ、マキハダなどの実物などに触れながら考えていきます。
期  日  7月9日 (日)
時  間  13時30分~15時30分
場  所  集会室
定 員  40名
対 象  一般
受講料  100円
申込み  6月9日(金)9時から電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)


★(3)体験教室「河川敷のいきものさがし(小学生向け)」
 当館調査協力員の自然科学系ライター「わぴちゃん」こと岩槻秀明氏の解説を
聞きながら、河川敷で色々ないきものを採集・スケッチして、そのいきものに
ついて学びます。夏休みの自由研究に最適です。
期  日   7月30日(日)
時  間   9時30分~12時
場  所   博物館周辺の河川敷及び館内集会室
定  員  20名
対 象  小学生とその保護者
参加費  50円
申込み  6月30日(金)9時から電話で申込み受付(先着順)
     04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

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◆◆◆7月の休館日について◆◆◆
7月3日(月)・10日(月)・18日(火)・24日(月)・31日(月)
は休館します。
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[2]7月中に募集が開始されるイベントについて

◆(1)博物館セミナー2「河川敷の植物いろいろ」
 当館の調査協力員、岩槻秀明氏による博物館セミナーです。河川敷を歩くと
さまざまな植物を見ることができ、他の環境ではあまり見られないような珍し
い種類も少なくありません。博物館周辺の河川敷で確認した植物を写真で紹介
します。
期  日  8月20日 (日)
時  間  13時30分~15時30分
場  所  集会室
定 員  40名
対 象  一般
受講料  100円
申込み  7月20日(木)9時から電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

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[3]せきはく豆事典「せきやどと酪農」
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 当館は、千葉県の最北端、利根川が江戸川に分流するスーパー堤防上の川と
田畑に囲まれた自然豊かな場所にあります。のどかな当館の周りを散策してい
ると、しばしば建物の中で並んでいる牛の姿を見かけます。じつは、当館周辺
の旧関宿町は酪農が盛んな地域です。
 いつ頃から酪農が行われていたのでしょう。酪農を奨励したといわれる旧関
宿町出身の鈴木貫太郎(第42代内閣総理大臣)の遺訓等を記した『正直に肚を
立てずにたゆまず励め 鈴木貫太郎翁の遺訓と関宿の酪農-その発展過程を振
り返る-』(山崎農業研究所発行)に、当地で酪農が始まった頃の様子が聞き
書きされています。本書の記述に、始めは乳牛を育てて搾乳をする牧場に貸出
しを行っていたが、昭和15年頃に静岡県から乳牛を集団で購入し搾乳も行った、
という話がでてきますので、昭和のはじめには酪農を始めていたようです。
 河川敷に餌となる草が豊富にあった旧関宿町は酪農に向いていました。昭和
20年代には徐々に飼養農家が増え、昭和24(1949)年には酪農組合が発足して
います。また、昭和29(1954)年には搾った牛乳を集める集乳所も設けられま
した。鈴木貫太郎記念館(閉館中)の駐車場には、建設を記念した碑が今も残さ
れています。
 その後、昭和30年に旧関宿町で飼われていた乳用牛の数は280頭。10年後の
昭和40年にはその数が926頭に増え、飼養農家の数も200軒を超えました。昭和
50年代には更に飼育数が増加し、平成初期には2000頭以上もの乳用牛が飼育さ
れていました。(『1978年関宿町勢要覧』、『統計 せきやど昭和63年度』、
『統計 せきやど平成6年度』による)
 その後は少しずつ飼養農家が減っていき、令和2年度には20軒ほどになりま
したが(『令和4年度版野田市統計書』)、今でも酪農は、当地の豊かな自然
にはぐくまれながら受け継がれ、美味しい牛乳や乳製品を皆様にお届けして
います。                      (学芸課長 竹内)
                                                    
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[4]季節だより
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 今年は関東が梅雨入りする前に台風2号が来襲しました。恵みの雨も行き過
ぎると民の嘆きになる、と詠んだのは鎌倉幕府の第三代将軍源実朝ですが、
まさに行き過ぎた雨は各地に少なからぬ被害をもたらしました。今年は雨の
多い梅雨になりそうですね。
 さて、27日からパネル展「すごろくde城下を歩こう」が始まります。すご
ろくを楽しみながら、城下町の新たな魅力を発見していただければ幸いです。
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せきはくマガジン第202号(280)
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      〒270-0201
      千葉県野田市関宿三軒家143-4 TEL 04-7196-1400  FAX 04-7196-3737
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