千葉県立中央博物館メールマガジン バックナンバー
★ ちば中央博メール 2023年8月号 ★
配信日時:2023/08/10 08:00
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    ちば中央博メール 2023年8月号(2023年8月10日発行・第204号)
        http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/

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目 次
1.お知らせ
2.イベント情報
(1)中央博物館本館・生態園
(2)大利根分館
(3)大多喜城分館
3.中央博の窓-161 「トピックス展「関東大震災から100年」について」
4.研究室から-147 「生態園の昆虫を調べる」
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1.お知らせ
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◆博物館の開館時間について
本館・生態園は9:00~16:30まで開館・開園しています。
 ※入場については本館16:00・生態園16:15までとなります。
講座・観察会については、変更や中止の可能性がありますので、くわしくはウェブサ
イトをご覧ください。↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1520009714819/index.html

◆博物館入場料について
特別展が開催されている以下の期間は、通常時とは入場料が異なります。くわしくは
ウェブサイトをご覧ください。↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1517539269054/index.html
☆特別展開催期間:令和5年7月15日(土)~ 令和5年9月18日(月・祝)

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2.イベント情報
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 (1)中央博物館本館・生態園
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■当館にお越しの際は、開館日をご確認の上ご来館ください。
開館日カレンダーはこちらをご覧ください↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1517539269054/index.html

■【講座・観察会】について
当館では、博物館での生涯学習の充実を図るため、講座・観察会、自然誌シンポジウ
ム、講演会などの行事を実施し、県民の皆様に学習の場を提供しています。
『8月10日~9月10日』までに行われる講座・観察会は以下のとおりです。

◎当日申込・先着順イベント
☆森の調査隊
開催日:2023年8月11日(金・祝)
☆特別展関連行事 トークショー
古生物サミットin房総:古生物に関わるおしごと
開催日:2023年8月11日(金・祝) ※会場参加
☆特別展関連行事 化石を拾ってみよう
開催日:2023年8月20日(日)
☆特別展関連行事 博物館フィギュア×チバニアン期の古生物
開催日:2023年8月27日(日)
☆特別展関連行事 本物の化石をさわってみよう
開催日:2023年9月03日(日)
☆水槽栽培の水草を触って比べよう
開催日:2023年9月09日(土)
☆特別展関連行事 古生物の絵本読み聞かせ
開催日:2023年9月10日(土)

◎事前申込・抽選イベント
☆特別展関連行事 トークショー
古生物サミットin房総:古生物に関わるおしごと
開催日:2023年8月11日(金・祝) ※オンライン参加
☆地形模型をつくってみよう
開催日:2023年8月12日(土)
☆特別展関連行事 古生物を復元してみよう(午前の部)/(午後の部)
開催日:2023年8月13日(日)
☆山の学校161 川の生きもの2
開催日:2023年8月26日(土)
☆菌類から生物多様性を考える-2
「水と菌類の不思議」 「不気味なキノコ?冬虫夏草とは」
開催日:2023年8月26日(土) ※会場参加
☆菌類から生物多様性を考える-2
「水と菌類の不思議」 「不気味なキノコ?冬虫夏草とは」
開催日:2023年8月26日(土) ※オンライン参加

お申込みや詳細はこちらをご覧ください↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1520009714819/index.html

■【ミュージアム・トーク】(研究員による展示・資料解説)について
当館では土曜・日曜・祝日の11:00~11:30と14:30~15:00に「ミュージアム・トーク」
を行っています。8月10日~9月10日までに行われるミュージアム・トークは以下のとお
りです。

☆8月12日(土) ☆8月13日(日) ☆8月19日(土) ☆8月20日(日)
☆8月26日(土) ☆8月27日(日) ☆9月02日(土) ☆9月03日(日)
☆9月09日(土)

詳しくはこちらをご覧ください↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1520012270143/index.html

■【生態園トーク】について
当館では土曜日に不定期開催で11:00〜11:30と14:30〜15:00に「生態園トーク」を行
っています。8月10日~9月10日までに行われるミュージアム・トークは以下のとおり
です。

☆8月19日(土) ☆8月26日(土 )

詳しくはこちらをご覧ください↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1520012270143/index.html

■特別展「よみがえるチバニアン期の古生物」
日時:令和5年7月15日(土)~ 令和5年9月18日(月・祝)
会場:第1、第2企画展示室
内容:千葉県内に広がるチバニアン期の地層からは、絶滅した世界最大級のトドをは
   じめ,多くのクジラ,3種類のゾウなどさまざまな化石が見つかっています。
   この展示では、チバニアン期の海と大地の古生物の化石をあつめ、チバニアン
   期がどのような時代だったのか紹介します。 

■トピックス展「関東大震災から100年」
日時:令和5年8月1日(火)~ 令和5年9月23日(土・祝)
会場:本館2F廊下
内容:100年前の関東大震災を引き起こした地震には,一体どのような特徴があったの
   でしょうか。その特徴と,想像をはるかに超える被害の様子を併せて,当時の絵
   はがきや県内各所に設置された石碑から紹介します。

■千葉県誕生150周年記念事業
パネル巡回展「写真で見るちばのあゆみ」
日時:令和5年7月1日(土)~9月18日(月・祝)
会場:2Fホール付近
内容:明治6年(1873年)に千葉県が誕生してから現在までの千葉県のあゆみを,県立
   博物館などが所蔵する政治や産業、文化、生活など様々なできごとが記録され
   た写真で振り返ります。中央博物館以外にも県内各地を巡回予定です。最新の
   情報は、千葉県立中央博物館ウェブサイトをご覧ください。入場料はかかりま
   せんが、中央博物館の他の展示をご覧になる場合は、別途入場料が必要です。

■千葉県誕生150周年記念事業「未来へつなぐ、いくつもの千葉」
内容:千葉県立中央博物館では、みなさんの思い出の写真を募集しています。お寄せ
   いただいた写真は,博物館が所蔵する古写真と一緒に、千葉県150年の歴史を写
   真でふりかえり、未来へとつなげる特設サイトに順次掲載しています。みなさ
   んのお宅に眠る思い出の写真を、ぜひお寄せください。
写真募集期間 :令和5年4月01日(土)~令和5年9月15日(金)
特設サイトはこちらです↓
https://150photo.pref.chiba.lg.jp/entry/

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(2)大利根分館 http://www.chiba-muse.or.jp/OTONE/ 電話:0478-56-0101
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・大利根分館は本館への機能集約に向けて休館しております。
(館内の見学もできませんので、ご了承ください。)
・資料の貸し出し等については、電話(0478-56-0101)にてお問合せください。
(土・日・祝を除く)

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(3)大多喜城分館 http://www.chiba-muse.or.jp/SONAN/ 電話:0470-82-3007
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大多喜城分館は施設改修のため、しばらくの間休館します。
※施設内はご覧いただけませんが、敷地内の研修館で「大多喜城と城下町」をテーマ
とした展示を開催しています(開館時間9:00-16:00)。

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3.中央博の窓-161 「トピックス展「関東大震災から100年」について」
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今年は,関東大震災(大正12年(1923年)9月1日)からちょうど100年にあたる年で、
テレビで特集番組が組まれたり、各地でイベントが行われたりしています。この震災
では、千葉県でも南部を中心に大きな被害に見舞われました。震度7の揺れが広範囲
に及び、家屋の倒壊が著しかったようです。そこで、当館でも9月1日に合わせて関東
大震災に関するトピックス展を実施することにしました。今回は、震災を記録した絵
はがきと石碑の拓本が展示の中心です。石碑は、震災の被害の程度や、復興の過程な
どを文字として石に刻んだもので、館山市を中心に、多くは震災から数年後に地域の
住民によって建立されたものです。未曽有の災害のようすを子孫や後世の住民に伝え
忘れないでほしいという当時の住民の切なる願いが感じられます。今回理系の筆者が
初めて拓本採取に挑戦しました。拓本の出来はいまひとつですが、内容は十分伝わる
と思います。何か感じるところがあれば、ぜひ現地の石碑を訪ねていただきたいと思
います。
関東大震災は相模トラフから沈み込むフィリピン海プレートが引き起こした地震で、
同様な地震は過去に繰り返し起きたことが各種の調査からわかってきています。つま
り、将来も発生する可能性が十分にあるということです。石碑を建立した当時の人々
の思いに応え、私たちは将来起こるであろう巨大地震に対する備えをしっかりと進め
なくてはいけないでしょう。
(環境教育研究科 高橋直樹)

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4.研究室から-147 「生態園の昆虫を調べる」
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生態園は、当館の野外展示施設として、畜産試験場の跡地に千葉県の代表的な木や草
を植えて1989年に開園しました。開園から30年が経ち、木々も大きく育ち多様な環境
が出来上がっています。現在の生態園にどんな昆虫が生息しているのかを調べようと
2020年から調査を実施しています。
カブトムシ、クワガタ類、オニヤンマなどの大型昆虫、ミドリシジミ、チョウトンボ
オオミズアオといった美しい昆虫などが確認されていますが、調査では各種トラップ
を使って目視では見つけることのできない小型の昆虫も多数生息していることが確認
できました。中にはムツゲゴマムクゲキノコムシ、キベリナガアシドロムシ、ハリゲ
カシワクチブトゾウムシなど、舌を噛みそうな和名ですが、千葉県からこれまでに記
録の無かった種類も見つかっています。
これらの昆虫が、都市化の進んだ生態園の外からやってきたとは考えにくく、おそら
く江戸時代からある舟田池と、狭いながらその周囲に畜産試験場時代から残されてい
る林に生息していた昆虫であろうと思われます。それらが、生態園という管理された
環境を生息の場として生きながらえていることに感動を覚えます。
調査の結果は、今年度末発行予定の千葉県立中央博物館研究報告特別号で公表の予定
です。どうぞご期待ください。
(生態学・環境研究科 斉藤明子)

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 千葉県立中央博物館
 〒260-8682 千葉市中央区青葉町955-2
 電話:043-265-3111 FAX:043-266-2481
 URL:http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/
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 返信をいただいてもお答えできませんので御了承ください。
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