千葉県立中央博物館メールマガジン バックナンバー
★ ちば中央博メール 2023年9月号 ★
配信日時:2023/09/10 08:00
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    ちば中央博メール 2023年9月号(2023年9月10日発行・第205号)
        http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/

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目 次
1.お知らせ
2.イベント情報
(1)中央博物館本館・生態園
(2)大利根分館
(3)大多喜城分館
3.中央博の窓-162 「舟田池の生きもの」
4.研究室から-148 「ものづくりの楽しみ」
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1.お知らせ
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◆博物館の開館時間について
本館・生態園は9:00~16:30まで開館・開園しています。
 ※入場については本館16:00・生態園16:15までとなります。
講座・観察会については、変更や中止の可能性がありますので、くわしくはウェブサ
イトをご覧ください。↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1520009714819/index.html

◆博物館入場料について
特別展が開催されている以下の期間は通常とは入場料が異なりますので、くわしくは
ウェブサイトをご覧ください。↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1517539269054/index.html
☆特別展開催期間:令和5年7月15日(土)~ 令和5年9月18日(月・祝)

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2.イベント情報
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 (1)中央博物館本館・生態園
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■当館にお越しの際は、開館日をご確認の上ご来館ください。
開館日カレンダーはこちらをご覧ください↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1517539269054/index.html

■【講座・観察会】について
当館では、博物館での生涯学習の充実を図るため、講座・観察会、自然誌シンポジウ
ム、講演会などの行事を実施し、県民の皆様に学習の場を提供しています。
『9月10日~10月10日』までに行われる講座・観察会は以下のとおりです。

◎当日申込・先着順イベント
☆特別展関連行事 古生物の絵本読み聞かせ
開催日:2023年9月10日(日)
☆自然誌シンポジウム チバニアン期の哺乳類化石を探る
開催日:2023年9月17日(日)
☆森の調査隊
開催日:2023年9月18日(月・祝)
☆特別展関連行事 古生物の缶バッヂづくり
開催日:2023年9月18日(月・祝)

◎事前申込・抽選イベント
☆山の学校162秋の里の生きもの
開催日:2023年9月23日(土・祝)

お申込みや詳細はこちらをご覧ください↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1520009714819/index.html

■【ミュージアム・トーク】(研究員による展示・資料解説)について
当館では土・日・祝日の11:00~11:30と14:30~15:00に「ミュージアム・トーク」を
行っています。9月10日~10月10日までに行われるミュージアム・トークは以下のとお
りです。

☆9月10日(日)   ☆9月16日(土) ☆9月17日(日)
☆9月18日(月・祝) ☆9月23日(土) 
☆10月7日(土)   ☆10月8日(日) ☆10月9日(月)

詳しくはこちらをご覧ください↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1520012270143/index.html

■【生態園トーク】について
当館では、土曜日に不定期開催で11:00〜11:30と14:30〜15:00に「生態園トーク」を
行っています。9月10日~10月10日までに行われる生態園トークは以下のとおりです。

☆現在実施の予定はありません。

詳しくはこちらをご覧ください↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1520012270143/index.html

■千葉県誕生150周年記念事業 特別展「よみがえるチバニアン期の古生物」
日時:令和5年7月15日(土)~ 令和5年9月18日(月・祝)
会場:第1、第2企画展示室
内容:千葉県内に広がるチバニアン期の地層からは、絶滅した世界最大級のトドをは
   じめ、多くのクジラ、3種類のゾウなど、さまざまな化石が見つかっています。
   この展示では、チバニアン期の海と大地の古生物の化石をあつめ、チバニアン
   期がどのような時代だったのか紹介します。 

■トピックス展「関東大震災から100年」
日時:令和5年8月1日(火)~ 令和5年9月23日(土・祝)
会場:房総の歴史・自然と人間のかかわり展示室前廊下
内容:100年前の関東大震災を引き起こした地震には,一体どのような特徴があったの
   でしょうか。その特徴と、想像をはるかに超える被害の様子を併せて、当時の
   絵はがきや県内各所に設置された石碑から紹介します。

■千葉県誕生150周年記念事業
パネル巡回展「写真で見るちばのあゆみ」
日時:令和5年7月1日(土)~9月18日(月・祝)
会場:2Fホール付近
内容:明治6年(1873年)に千葉県が誕生してから現在までの千葉県のあゆみを,県立
   博物館などが所蔵する政治や産業、文化、生活など様々なできごとが記録され
   た写真で振り返ります。中央博物館以外にも、県内各地を巡回予定です。最新
   の情報は、千葉県立中央博物館ウェブサイトをご覧ください。入場料はかかり
   ませんが、中央博物館の他の展示をご覧になる場合は別途入場料が必要です。

■千葉県誕生150周年記念事業「未来へつなぐ、いくつもの千葉」
内容:千葉県立中央博物館では、みなさんの思い出の写真を募集しています。お寄せ
   いただいた写真は、博物館が所蔵する古写真と一緒に、千葉県 150年の歴史を
   写真でふりかえり、未来へとつなげる特設サイトに順次掲載しています。みな
   さんのお宅に眠る思い出の写真を、ぜひお寄せください。
写真募集期間 :令和5年4月01日(土)~令和5年9月15日(金)
特設サイトはこちらです↓
https://150photo.pref.chiba.lg.jp/entry/

■生態園トピックス展「舟田池の生きものたち」
日時:令和5年9月12日(火)~ 令和5年11月26日(日)
会場:生態園オリエンテーションハウス 
内容:生態園の中に位置する舟田池は都市の中に残っている貴重な池です。舟田池に
   は多くの生物が生息し、互いに様々な影響を受けながら生活しています。今回
   は魚を主役とした舟田池の生態系を紹介します。

■秋の展示「手のひらのメディア―吉澤貞一マッチラベルコレクション―
日時:令和5年10月3日(火)~ 令和5年12月24日(日)
会場:第1、第2企画展示室
内容:当館所蔵の日本最大のマッチラベルコレクションを通して、近代日本において
   マッチラベルが果たした役割について紹介します。

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(2)大利根分館 http://www.chiba-muse.or.jp/OTONE/ 電話:0478-56-0101
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・大利根分館は本館への機能集約に向けて休館しております。
(館内の見学もできませんので、ご了承ください。)
・資料の貸し出し等については、電話(0478-56-0101)にてお問合せください。
(土・日・祝を除く)

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(3)大多喜城分館 http://www.chiba-muse.or.jp/SONAN/ 電話:0470-82-3007
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大多喜城分館は施設改修のため、しばらくの間休館します。
※施設内はご覧いただけませんが、敷地内の研修館で「大多喜城と城下町」をテーマ
とした展示を開催しています(開館時間9:00-16:00)。

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3.中央博の窓-162 第110回生態園トピックス展「舟田池の生きもの」
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 生態園の中には小さな池があることを御存知でしょうか。その名も舟田池。江戸時
代には農業用水として利用されていたため池ですが、生態園を造る際に改めて整備さ
れました。現在、舟田池には小さなプランクトンから大きなアオサギまで、多くの生
きものが生活の場として利用しており、お互いに様々な影響を受けながら暮らしてい
ます。今回は特に魚にスポットを当てて、これまでに舟田池で確認されている種類や
魚を中心とした生態系について、水槽展示やカードゲームを用いてわかりやすく紹介
します。カードゲームは、遊びながらバランスのいい生態系がいかに難しいかを実感
できるようになっていますので、ぜひ試していただければと思います。また、千葉県
内の淡水魚類の現状を知っていただくため、千葉県レッドデータブックに掲載されて
いる絶滅危惧種や国内・国外外来種についても標本を展示し、紹介します。
(生態学・環境研究科  後藤 亮)

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4.研究室から-148 「ものづくりの楽しみ」
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 一般に博物館の展示資料は、実物標本が中心になることが多いですが、私の専門の
「地形」のように、実物を収集することができない分野もあります。地形の場合は、
上空から地上を眺めたような航空写真や鳥瞰図、地形模型などの二次資料を展示に活
用しています。
 「地形模型」は、平面的な地図よりも地形の特徴をつかみやすいことから、博物館
の展示によく使われています。専門業者に委託制作してもらうのが一般的ですが、自
前で作ることもよくありました。初めの頃は正確な模型を作ることに主眼を置いてい
ましたが、何度か作っていくうちに、必ずしも現実の地形の相似形を作る必要はない
ということがわかってきました。例えば広大な九十九里浜を、背後の下総台地ととも
に模型にする場合、高さの縮尺をすべて同じにしていたのでは、九十九里浜低地に特
徴的な比高数mの「砂堤(砂の高まり)」を表現することができません。そこで低地の
部分は高さの縮尺を1:500にし、水平の縮尺(1:25000)の50倍の過高率をかけること
で微妙な高低差を表現しました。この時台地側にはほとんど過高率をかけませんでし
たが、地形的な違和感はありませんでした。このほか、富士山や箱根火山の成り立ち
を示すスライドショーを、精密な模型に投影するプロジェクション・マッピングにも
挑戦しました。また低地や埋立地の下に埋もれた「埋没谷」の分布を示す模型を製作
し、災害の展示で活用しました。この時は模型の作り方を伝授してもらうため、つく
ばの産総研に何度か通いました。
 3D画像全盛の時代に、アナログ地形模型を製作するのは非効率だという考え方もあ
るかもしれませんが、地形模型を通して、「ものづくり」の奥深さと面白さを味わう
ことができました。最近地学分野では、石碑の拓本や3Dプリンターを使った標本の拡
大縮小模型、ボーリング試料を基にした地層の剥ぎ取りなど、自前で新たな展示資料
を製作しています。これらが実物資料とともに、今後の展示会でも活用されることを
願っています。
(地学研究科  八木 令子)

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 千葉県立中央博物館
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 電話:043-265-3111 FAX:043-266-2481
 URL:http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/
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