千葉県立中央博物館メールマガジン バックナンバー
★ ちば中央博メール 2013年3月号 ★
配信日時:2013/03/10 08:00
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    ちば中央博メール 2013年3月号 (2013年3月10日発行・第79号)
          http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/

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目次

1 お知らせ
2 コラム:中央博の窓
3 イベント情報
(1)中央博物館本館・生態園 企画展・テーマ展示
(2)中央博物館本館・生態園 当日参加できるイベント
(3)大利根分館
(4)大多喜城分館
4 研究コラム:研究室から

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お知らせ
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青葉の森公園の梅も綺麗に咲きそろいました。今年の梅の花は全国的に開花が遅れ、
各地の梅まつりは期間の変更や延期を余儀なくされたところも多かったようです。こ
こに来て、ようやく早春らしい日が続き、公園は梅見物で賑わうようになってきまし
た。今年は「博物館でも梅見物!」と題して、2階ホールで当館所蔵の梅にまつわる
浮世絵や古文書を、ほんの少しですがご紹介しています。今週15日までの予定ですの
で、是非お出かけください。また期間中の日曜日には、ご入館いただいた方先着 100
家族に、当館オリジナルの梅の絵のマグネットを差し上げております。梅見物のお土
産にいかがでしょうか。

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コラム:中央博の窓-43 「博学連携-学校とのかかわりを進めています-」
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「教材研究をきちんとして授業を行いたい。でも、どうすればいいのか・・・」中央
博物館は、そんな思いをお持ちの先生方のお手伝いもしています。博物館は学習教材
の宝庫です。「研究員の専門的な知識を活かして教材開発をしたい」「博物館の資料
を使って実感を伴った学習を展開したい」という先生方の声に、中央博物館の研究員
が応えます。具体的には、まず先生と教育普及課職員とが博物館を利用した学習の方
法について相談した上で、専門分野の研究員も加わって展示室等での教材研究をしま
す。そして、子どもたちが来館した際には、研究員が解説を行うなどの学習支援を行
います。こうした、教室では学べない博物館での体験(博学連携による博物館学習)
を、今後とも先生方と共に作り上げていきたいと思っています。
                  (教育普及課 主任上席研究員 一場郁夫)

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中央博物館本館・生態園
 企画展・テーマ展示
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◆春の展示「ナッツ&ベリー -千葉の名産から世界の逸品まで-」◆
 会期 3月16日(土)~5月12日(日) 9:00~16:30(入館は16:00まで)
 内容 千葉県名産のピーナッツやイチゴをはじめ、世界中のナッツとベリーを実物
    や画像などを使い紹介します。また、鳥や動物との関わりなどを解説します。
    期間中、講演会や食べくらべなど多彩なイベントを開催します。

 会場 千葉県立中央博物館 企画展示室

 詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=776

 ●春の展示関連行事
  【開催初日展示説明会】 企画展示室
    日時:3月16日(土)10:00~11:30

  【公開講座「イチゴ」】 講堂
    日時:3月24日(日)13:00~14:20 【当日先着200名】
    内容:専門の研究員が最先端のイチゴ事情をやさしく解説。
    講師:千葉県農林総合研究センター研究員
    演題:「おもしろびっくりイチゴの話」
       「イチゴの栽培をのぞいてみよう」
    費用:無料
    対象:小学生以上(小学生は保護者同伴)

  【体験イベント「イチゴの食べくらべ」】一階ホール
    日時:3月23日(土)24日(日)、3月30日(土)31日(日)各13:30~
       (24日のみ15:00~)
    内容:県内の美味しい朝摘みイチゴを4品種食べ比べていただきます。
    費用:無料
    定員: 40 名、当日申込、開始30分前より受付、申込多数の場合は抽選
    対象:小学生以上(小学生は保護者同伴)

  【ミュージアム・トーク】 企画展示室
    日時:3月24日(日)、4月6日(土)、7日(日)各11:00~11:30、14:30~15:00
    内容:ナッツ&ベリー展の見どころを解説します。
    費用:入館料が必要

  【講座「くだものの解剖」】一階ホール
    日時:4月7日(日) 10:30~12:00
    内容:研究員が実際の果物を割ってその不思議を解説します。
    費用:無料
    定員:20名 (事前申込必要)
       ※Webサイトより2週館前までにお申し込みください。
       ※家族やグループで申込まれる場合は、参加者全員についてご記入
        ください。


◆特別公開「世界で千葉県にだけ:新種植物イスミスズカケ」
 会期:開催中~6月2日(日) 9:00~16:30(入館は16:00まで)
 内容:当館の調査ボランティアによっていすみ市で発見され、千葉大との共同研
    究で新種であることが判明した、唯一の県固有植物種イスミスズカケ(オ
    オバコ科)の標本や植物画などを展示します。
 会場:千葉県立中央博物館 2階ホール

 詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=787

◆生態園トピックス展「写真でみる生態園のいきものたち」◆
 会期:開催中~5月6日(月祝) 9:00~16:30(入園は16:00まで)
 内容:これまで撮りためられてきた、植物・昆虫・鳥・キノコなど、個性豊かな
    生態園のさまざまな生きものたちの写真を一堂に紹介します。
 会場:千葉県立中央博物館 生態園オリエンテーションハウス(入館無料)

 詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=790

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中央博物館本館・生態園
 当日申し込みで参加できるイベント(3月10日~4月10日)
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◆講座・観察会
【考古学講座 「埴輪から見た房総の古墳時代」】 講堂
 日時:3月16日(土) 13:30~15:00
 内容:古墳から出土する埴輪の研究成果から、房総の古墳の特徴を解説します。
 費用:無料
 定員:200名(小学生以上)

【環境教育講座 「河川環境と水生昆虫」】 研修室
 日時:3月23日(土) 13:00~15:00
 内容:河川に生息する水生昆虫類の生態とその生息環境について解説します。
 費用:無料
 定員:15名(中学生以上)

◆山のフィールド・ミュージアム関連行事
【山の学校108「春の里の生きもの」】
 日時:3月16日(土) 13:00~16:00
 場所:君津市立三島小学校周辺(君津市正木)
 内容:君津市立三島小学校に集合し、周辺を散策して生きものを観察します。
    幼児でも楽しめる観察会です。
 費用:無料、別途保険料50円必要
 定員:なし(小学生以下は保護者同伴)
    ※当日12:30~12:50に、君津市立三島市小学校にて受付。事前申込は必要
     ありません。

【そのほかの3月の講座・観察会の詳細はこちらから↓】
  3月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=478

【ミュージアム・トーク(研究職員による展示・資料解説)について詳しくは↓で】
  3月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=490

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大利根分館  http://www.chiba-muse.or.jp/OTONE/  電話:0478-56-0101
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◆お知らせ
【開館日のお知らせ】
 現在大利根分館は、事前申し込みの団体にのみ開館いたしております(3月末まで)。
 学校向けには、出前授業や「古い道具と昔のくらし」の資料貸出も行っています。
 また、理科学習の一環として「鳥の先祖は恐竜だった!?」のパネル展示も行って
 いますので、これらのプログラムをご希望の学校は当館までご相談下さい。

【水郷写真を募集中です】
 4月に開催予定の写真展「私の撮った水郷2013」のため、みなさんの撮影した写真
 を募集しています。水郷をテーマにした写真であればジャンルは問いません。応募
 の詳細については、当館へ直接お問い合わせください。
  ※応募締め切りは3月20日です。

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大多喜城分館  http://www.chiba-muse.or.jp/SONAN/  電話:0470-82-3007
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◆特別公開「江戸風俗図屏風」◆
 会期 3月13日(水)~4月21日(日) 9:00~16:30(入館は16:00まで)
 内容 菱川師宣筆の同屏風の複製(六曲一双)のうち、春の風景の描かれた左隻を
    展示します。
 ※入館料:一般200円、高・大学生100円、中学生以下・65歳以上、無料。
 ※休館は月曜日(月曜日が休日の場合は開館して、翌日休館)

    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=59

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研究室から・・・16 「飼っている虫を放さないで!」
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現在、千葉県の外来昆虫のリストを作成していますが、毎年何種もの新しい外来昆虫
が見つかっていることがわかりました。外来生物というと外国から持ち込まれたもの
と思う方が多いと思いますが、国内の他の地域から持ち込まれた種も該当します。さ
らに、地域の自然誌を考える時、その生物が自力で分布を拡げている種であっても、
その要因に人為的な要素がある場合は外来種とみなし、在来の種とは区別して考える
べきです。たとえば県内で最近普通に見られるようになったナガサキアゲハという蝶
も、人が栽培している柑橘類をエサとして利用することで分布を拡げている可能性が
あります。それから、地域の自然を取り戻すために、生きものを飼育して放す、とい
う行為にも注意が必要です。生物はそれぞれその地域固有の遺伝子を持っているので、
他の地域の個体を放すと交配してその固有性が失われてしまいます。「最近、○○チ
ョウが居なくなった、隣町から採ってきて増やして放そう」というのもやめましょう。
放す場合は原則もと居た場所に放して下さい。外来生物被害防除の三原則、「入れな
い」「捨てない」「拡げない」を皆で守りましょう。(資料管理研究科長 斉藤明子)

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◆発 行
千葉県立中央博物館
〒260-8682 千葉市中央区青葉町955-2
電話:043-265-3111 FAX:043-266-2481
http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/
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返信いただいてもお答えできませんのでご了承ください。
◆お問い合わせは、電話またはFAXでお願いします。
◆大多喜城分館、大利根分館に関するお問合せは各館に直接お電話をお願いします。
◆無断転載はお断りします。
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