千葉県立関宿城博物館メール情報∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
せきはくマガジン
http://www2.chiba-muse.or.jp/SEKIYADO/
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞第205号(283) 2023年9月20日∞
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もくじ
[1]10月のイベント情報及び10月の休館日について
[2]10月中に募集が開始されるイベントについて
[3]せきはく豆事典「地図と絵図」
[4]季節だより
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[1]10月のイベント情報及び10月の休館日について
●開館時間 9時~16時30分
★(1)関宿城絵画コンクール作品展
関宿城周辺を題材の公募した絵画作品を展示します。
期 日 9月12日(火)〜10月1日(日)
(休館は月曜日。月曜日が休日の場合は開館し、翌日休館。また、
9月26日(火)~9月28日(木)は展示替えのため臨時休館します。)
時 間 9時~16時30分
場 所 エントランスホール・集会室
入場料 一般200円、高大生100円、中学生以下・65歳以上・
障害者手帳などをお持ちの方とその介護者は無料
※企画展開催中は別料金になります。(一般300円、高大生150円)
※関宿城絵画コンクール作品展のみの見学は無料
★(2)千葉県誕生150周年記念企画展「地図は世につれ 人につれ」
戦いが無くなり人々が泰平の世を謳歌した江戸時代には実に多くの地図が作られました。
地図は作成者の意図や使用する目的によってその大きさや範囲、掲載される情報が大きく
変わります。本企画展ではそうした多くの地図が時代によって変化する土地の姿や、使う
人によって変わる多様な地図、そこから垣間見られる人々の暮らしなどを読み取っていこう
とするものです。
期 日 9月29日(金)〜11月26日(日)
(月曜休館。月曜日が休日の場合は開館し、翌日休館)
時 間 9時~16時30分
場 所 2階企画展示室
入場料 一般300円、高大生150円、中学生以下・65歳以上・
障害者手帳などをお持ちの方とその介護者は無料
※企画展会期中は別料金になります。
★(3)体験教室「切り絵でつくろう街の地図」
デザインカッターで地図を切り取って、背景に色紙(いろがみ)に載せると、自分だけの
素敵な地図が完成します。
期 日 10月15日(日)、11月12日(日)
時 間 両日とも 11時~12時、14時~15時 全2回
場 所 集会室
定 員 各回10名 小学3年生以上(保護者同伴)
参加費 無料
申込み 当日受付
★(4)体験教室「河川敷のいきものさがし(一般向け)」
当館調査協力員で自然科学系ライター「わぴちゃん」こと、岩槻秀明氏の解説を聞き
ながら、河川敷特有の植生環境を観察します。
期 日 10月8日(日)
時 間 10時~12時
場 所 【集合場所】集会室
【見学場所】江戸川や利根川の河川敷
定 員 20名
対 象 一般
参加費 50円
申込み 9月8日(金)9時から電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
★(5)野外講座「歴史散歩-切絵図をもとに関宿藩のゆかりの地を訪ねる-」
企画展の関連事業です。東京都内の関宿藩の屋敷があった清澄庭園や切絵図に見られる
場所などの史跡と、江東区深川江戸資料館を徒歩で見学します。
期 日 10月22日(日)
時 間 10時~12時ごろ(現地集合・解散)
場 所 【集合場所】都営地下鉄大江戸線・東京メトロ半蔵門線清澄白河駅A1番側改札出口
【見学場所】清澄白河駅―小名木川―清澄庭園(旧関宿藩主久世家の下屋敷)
―江東区深川江戸資料館(解散)
【解散場所】深川江戸資料館
定 員 30名
対 象 一般
参加費 500円(保険料・資料代。交通費等は各自負担)
申込み 9月22日(金)9時から電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
◆(3)体験教室「関宿城下を歩こう(河岸コース)」
利根川を渡ったお隣境町の河岸の駅さかいの周辺を歩いて、江戸時代の境河岸の面影が
残る史跡や寺社を学芸員が案内し、解説します。
期 日 10月29日(日)
時 間 10時~12時(現地解散)
場 所 【集合場所】当館集会室 【解散場所】道の駅さかい
【見学場所】河岸の駅さかい周辺の史跡や寺社、道の駅さかい
定 員 30名
対 象 一般
参加費 50円
申込み 9月29日(金)9時から電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
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◆◆◆10月の休館日について◆◆◆
10月2日(月)・10日(火)・16日(月)・23日(月)・30日(月)
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[2]10月中に募集が開始されるイベントについて
◆(1)企画展関連講演会「絵図にみる関宿周辺の国境の変遷 -下総国から武蔵国へ-」
幸手市郷土資料館館長原太平氏を講師に招き、絵図に見られる関宿周辺の国境の変遷に
ついて講演を行います。
期 日 11月3日(金・祝)
時 間 13時30分~15時30分
講 師 原 太平氏(幸手市郷土資料館館長)
場 所 集会室
定 員 50名
受講料 100円
申込み 10月3日(火)9時から電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
◆(2)体験教室「関宿城下を歩こう(河川コース)」
千葉県立関宿城博物館の周辺にある史跡(中之島公園、関宿水閘門、浚渫船、情報・
防災ステーションごか)を徒歩でめぐります。当館の学芸員が案内し、解説します。
期 日 11月5日(日)
時 間 10時~12時
場 所 【集合】千葉県立関宿城博物館 集会室
【見学】千葉県立関宿城博物館周辺の史跡(中之島公園、関宿水閘門、
浚渫船、情報・防災ステーションごか)
定 員 30名
対 象 一般
参加費 50円
申込み 10月5日(木)9時から電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
◆(3)博物館セミナー「江戸時代の治水の仕法・関東流関東郡代伊奈家の人々の業績」
当館の調査協力員、市川幸男氏による博物館セミナーです。江戸時代前半の治水
(利水を含む)の仕法は「関東流」または「伊奈流」と呼称されています。利根川
東遷の始まりと言われる会の川締め切りや関東平野各地の備前堀、備前渠用水、備前堤
などの施策を牽引した伊奈家初代の関東代官頭伊奈備前守忠次、新川通や赤堀川の開削
着手、荒川瀬替えなど利根川東遷の主要な事業を中心的に主導した伊奈家第三代の関東
郡代伊奈半十郎忠治、利根川東遷の概成となる赤堀川の増掘削をした第四代伊奈半左衛門
忠克などは比較的知られています。以降、1792年に「家事不行届」を咎められて罷免され
た第十二代の伊奈忠尊(ただたか)まで世襲されていった伊奈家の人々の業績について紹介します。
期 日 11月19日(日)
時 間 13時30分〜15時30分
場 所 集会室
定 員 40名
参加費 100円
申込み 10月19日(木)9時から電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
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[3]せきはく豆事典「地図と絵図」
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9月29日(金)から千葉県誕生150周年記念企画展「地図は世につれ 人につれ」が開催されます。
現在、開催に向けて鋭意準備中です。
今回の展示のテーマは「地図」です。江戸時代以降の地図を中心に、どのような目的で作られたのか、
どのような地形の変化があったのかなど、地図から読み取っていきます。
江戸時代の地図を調査していくと、資料には「○○絵図」と書かれているものが多くみられます。
今回の展示では、「元禄下総国絵図」(国立国会図書館蔵)、「関宿城下絵図」(笠間稲荷神社蔵)
などが「絵図」と書かれています。
このことから、「絵図」とは地図のことであり、江戸時代以前の地図のことを総称して「絵図」と
言うのではないかと考えました。また、江戸時代の資料に「地図」と書かれていないため、明治時代
以降の測量によって正確に作られたものを「地図」と言うのではないかとも考えました。「絵図」が
江戸時代まで、「地図」が明治以降ということです。
しかし、文献を読んでいくと、「絵図」という言葉よりも先に、「地図」という言葉が8世紀にすで
に使われていることがわかりました。延暦15年(796)に「諸国地図」の作製の指示が『日本後紀』に
記載され、承平2年(932)に高山寺所蔵東寺文書に「国郡絵図を…」と記載されているのが、それぞれ
の初見だそうです。
つまり「絵図」が江戸時代までの地図、「地図」が明治以降の地図ではない、ということです。意外
な発見でした。
ではなぜ、江戸時代の地図には「地図」と書かれていないのか、ということになります。詳しい経緯
はまだ不勉強ですが、「地図」よりも「絵図」という言葉の方が多く使われるようになったこともあり、
次第に「絵図」の方が定着していったようです。
なので、範囲をどこまでにするかは難しいですが、昔の地図を総称して「古地図」と表現したほうが
よいと言えます。
言葉の歴史についても学ぶ機会になりました。
さて、今回の展示ではさまざまな「古地図」を展示します。ぜひご覧ください。
(横田 貴史)
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[4]季節だより
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9月29日より千葉県誕生150周年記念企画展「地図は世につれ 人につれ」が開催されます。
芸術の秋にぜひお越しください。
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せきはくマガジン第205号(283)をお送りしました。毎月当館の新鮮な情報をお届けしま
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せきはくマガジン第205号(283)
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