千葉県立中央博物館メールマガジン バックナンバー
★ ちば中央博メール 2023年12月号 ★
配信日時:2023/12/10 08:00
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ちば中央博メール 2023年12月号(2023年12月10日発行・第208号)
        http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
目 次
1.お知らせ
2.イベント情報
(1)中央博物館本館・生態園
(2)大利根分館
(3)大多喜城分館
3.中央博の窓-165 「新たな貝との出会いを求めて」
4.研究室から-151 「きのこ狩りの楽しみ」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.お知らせ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆博物館の開館時間について
本館・生態園は9:00~16:30まで開館・開園しています。
 ※入場については本館16:00・生態園16:15までとなります。
講座・観察会については、変更や中止の可能性がありますので、くわしくはウェブサ
イトをご覧ください。↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1520009714819/index.html

◆年末年始の休館日について
今年も残すところ、あとわずかとなりました。
今年1年、皆さまにとってどのような年になりましたでしょうか。
誠に勝手ながら、年末年始は下記の日程で休館させていただきます。

『年末年始休館:令和5年12月28日(水)~令和6年1月4日(木)』

休館中のお問い合わせにつきましては、令和6年1月5日(金)以降に対応させていた
だきます。ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解いただきますようお願い申し上げま
す。明くる年も変わらぬご愛顧をいただけますようお願い申し上げて、年末のご挨拶
とさせていただきます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2.イベント情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
----------------------------------------------------------------------------
 (1)中央博物館本館・生態園
----------------------------------------------------------------------------
■当館にお越しの際は、開館日をご確認の上ご来館ください。
開館日カレンダーはこちらをご覧ください↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1517539269054/index.html

■【講座・観察会】について
当館では、博物館での生涯学習の充実を図るため、講座・観察会、自然誌シンポジウ
ム、講演会などの行事を実施し、県民の皆様に学習の場を提供しています。
『12月10日~ 1月10日』までに行われる講座・観察会は以下のとおりです。

◎当日申込・先着順イベント
☆講演会「メディアとしてのマッチラベル」
開催日:2023年12月10日(日)13:30~14:30
☆シンポジウム「いま、コレクションについて考える~人はなぜ集めるのか?~」
開催日:2023年12月16日(土)13:30~15:30
☆森の調査隊
開催日:2023年12月17日(日)13:00~16:00

◎事前申込・抽選イベント
☆きのこの顕微鏡観察
開催日:2023年12月16日(土)10:00~15:00

お申込みや詳細はこちらをご覧ください↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1520009714819/index.html

■【ミュージアム・トーク】(研究員による展示・資料解説)について
当館では、土曜日・日曜日・祝日の11:00~11:30と14:30~15:00に「ミュージアム・
トーク」を行っています。12月10日~ 1月10日までに行われるミュージアム・トーク
は以下のとおりです。

☆12月…『10日(日)』『17日(日)』『23日(土)』『24日(日)』
☆ 1月…『 7日(日)』

詳しくはこちらをご覧ください↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1520012270143/index.html

■【生態園トーク】について
当館では、土曜日に不定期開催で11:00〜11:30と14:30〜15:00に「生態園トーク」を
行っています。12月10日~ 1月10日までに行われるミュージアム・トークは以下のと
おりです。

☆現在実施の予定はありません。

詳しくはこちらをご覧ください↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1520012270143/index.html

■秋の展示「手のひらのメディア―吉澤貞一マッチラベルコレクション―」
日時:令和5年10月 3日(火)~ 令和5年12月24日(日)
会場:第1、第2企画展示室
内容:当館所蔵の日本最大のマッチラベルコレクションを通して、近代日本において
マッチラベルが果たした役割について紹介します。

■トピックス展「十二支にちなんで ―辰年一」
日時:令和5年12月16日(土)~ 令和6年 1月21日(日)
会場:2階ホール  ※12月16日~ 1月21日
   第2企画展示室※ 1月 5日~ 1月21日
内容:十二支の生きものにちなんで、中央博物館ならではの資料を展示する、毎年恒
例のお正月の展示です。令和6年は『辰』、すなわち、伝説の生きもの『竜』に関係
する名前が付けられた『辰』にかかわる資料を展示します。

----------------------------------------------------------------------------
(2)大利根分館 http://www.chiba-muse.or.jp/OTONE/ 電話:0478-56-0101
----------------------------------------------------------------------------
・大利根分館は本館への機能集約に向けて休館しております。
(館内の見学もできませんので、ご了承ください。)
・資料の貸し出し等については、電話(0478-56-0101)にてお問合せください。
(土・日・祝を除く)

----------------------------------------------------------------------------
(3)大多喜城分館 http://www.chiba-muse.or.jp/SONAN/ 電話:0470-82-3007
----------------------------------------------------------------------------
大多喜城分館は施設改修のため、しばらくの間休館します。
※施設内はご覧いただけませんが、敷地内の研修館で「大多喜城と城下町」をテーマ
とした展示を開催しています。(開館時間9:00-16:00)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3.中央博の窓-165 「新たな貝との出会いを求めて」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 本年度から千葉県に採用された照屋です。専門は海の貝の分類で、貝のコレクター
として全国各地で貝を集めています。幼少時から、見たことがない貝を探したいとい
う探求心で貝を探しています。最初は砂浜に打ち上げられた貝を集め始めました。砂
浜で新鮮な貝殻を入手することは難しいため、次に潮間帯を歩くようになりました。
潮間帯は、干潮の2~3時間しか歩けません。時間を忘れて貝を集めていると、潮が満
ちてしまい、流されてしまいました。流されてしまうのなら潜ってしまおうと思い、
今度は素潜りをはじめました。素潜りでは水深15mまで観察できるようになりました
が、それより深くは潜れませんでした。深く潜るために、ダイビングを始めました。
水深60mまで潜れるようになりました。海岸から潜れるところだけだと、見られる種
類が単調になりはじめたので、今度は船舶免許を取って、船を買いました。殆ど人が
潜ったことがない海域に船で行って潜ると、更に色々な貝が見られるようになりまし
た。新たな貝との出会いを求めて、日々模索しながら生きています。千葉の貝をくま
なく集めたいと思っていますので、面白い貝の情報がありましたら、ぜひご連絡くだ
さい。
(教育普及課  照屋 清之介)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
4.研究室から-151 「きのこ狩りの楽しみ」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 わたしが博物館に採用されたのは1987年(昭和62年)まだ準備室で博物館は1989年
(平成元年)に開館し、活動を始めた。当時の大場達之副館長の指示は「みんなで千
葉県の生きものの戸籍簿作りをやりなさい」であった。もちろん戸籍簿作りとは、き
のこ担当の私の場合、房総半島のどこに、どんなきのこが分布しているかということ
を、標本を集めて調べることだった。開館以前には房総のきのこの記録はほとんど無
かった。
 私がきのこを学んだ関西には、関西菌類談話会という会があり、それにならい千葉
菌類談話会というのをつくった(1991年)。最初は食べるためのきのこ狩りである。
会員はすぐに300人程になった。皆で房総のきのこを調べるうちに、良いきのこは
良い森でしか採れないことに気が付くようになる。そうすると、森や自然のことが気
になるようになり、地球の将来にまで思い至るようになる。会員はきのこ狩りをとお
して地球の未来を考える地球人となっていった。
 会も会員とともに歳をかさねる。ある日、きのこについてよく聞きに来ていた会員
さんが奥さんとともに博物館にやってきた。体は弱り、もう車から下りることもでき
ない。体には薬のパッチを貼っている。その人が「このきのこは食べられますか?」
とにっこり笑って聞くのである。きのこはおろか、食事なんて満足にできそうにない
人がである。私は思い知った。きのこは驚くほど人の奥深いところに働きかけるのか
もしれない。
 きのことともに生きる。きのこ狩りの季節を楽しみに待つ。きのこ狩りにいけなく
ても、森に出ているきのこを思う。そんな会員さんと長年付き合ってきて、きのこ狩
り、それは生きる喜びに満ちている行為であることを教えてもらった。
 博物館にはいろんな分野の専門家がいる。それぞれに深い喜びを与えてくれる対象
があるにちがいない。これからも博物館に集う人たちが、生きる喜びに出会える博物
館であるといいなと、退職前に思うのであります。
(植物学研究科  吹春 俊光)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 千葉県立中央博物館
 〒260-8682 千葉市中央区青葉町955-2
 電話:043-265-3111 FAX:043-266-2481
 URL:http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/
●このメールは送信専用メールアドレスから配信されています。
 返信をいただいてもお答えできませんので御了承ください。
●ちば中央博メールについてのお問い合わせ・ご意見・ご感想は、電話またはFAXで
 お願いします。
●大多喜城分館、大利根分館に関するお問合せは各館に直接お電話をお願いします。
●無断転載はお断りします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●バックナンバーはこちら↓
https://a02.hm-f.jp/index.php?action=BN&gid=1&aid=318
●登録の解除はこちら↓
##__CANCEL_URL__##
●配信アドレスの変更はこちら↓
##__MYPAGE_URL__##