千葉県立中央博物館メールマガジン バックナンバー
★ ちば中央博メール 2024年3月号 ★
配信日時:2024/03/10 08:00
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    ちば中央博メール 令和6年3月号(2024年3月10日発行・第211号)
        http://www2.chiba-muse.or.jp/NATURAL/

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目 次
1.お知らせ
2.イベント情報
(1)中央博物館本館・生態園
(2)大利根分館
(3)大多喜城分館
3.中央博の窓-168 生態園トピックス展「生態園の野鳥たち」
4.研究室から-154 「研究員として思うこと」
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1.お知らせ
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◆当館にお越しの際は、開館日をご確認のうえご来館ください。
開館日カレンダーはこちらをご覧ください↓
https://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/visit/

◆博物館の開館時間について
本館・生態園は9:00~16:30まで開館・開園しています。
 ※入場については本館16:00・生態園16:15までとなります。

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2.イベント情報
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 (1)中央博物館本館・生態園
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■【講座・観察会】について
当館では、博物館での生涯学習の充実を図るため、講座・観察会、自然誌シンポジウ
ム、講演会などの行事を実施し、県民の皆様に学習の場を提供しています。
『3月10日~3月31日』までに行われる講座・観察会は以下のとおりです。新年度
の予定につきましては、当館Webサイトをご確認ください。

◎当日申込・先着順イベント
☆春の展示関連行事 理科室の標本が教えてくれた昔のこと
開催日:令和6年3月17日(日)13:00~15:00 
開催地・会場:講堂

☆森の調査隊
開催日:令和6年3月20日(水・祝)13:00~16:00
開催地・会場:生態園

◎事前申込・抽選イベント
☆海岸で化石を探そう
開催日:令和6年3月10日(日) 9:30~12:30
開催地・会場:館外(富津市)

講座・観察会のお申込みや詳細はこちらをご覧ください↓
https://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/event/category/workshop/ 

■【ミュージアム・トーク】(研究員による展示・資料解説)について
当館では土曜・日曜・祝日の11:00~11:30と14:30~15:00に「ミュージアム・トー
ク」を行っています。3月10日~3月31日までに行われるミュージアム・トークは
以下のとおりです。新年度の予定につきましては当館Webサイトをご確認ください。

☆ 3月…10日(日)  『「理科室のタイムマシン 学校標本」展示説明』
    17日(日)  『「理科室のタイムマシン 学校標本」展示説明』
    20日(水・祝)『小さくてかしこい春植物のはなし』
    24日(日)  『「理科室のタイムマシン 学校標本」展示説明』

■【生態園トーク】について
当館では土曜日に不定期開催で11:00〜11:30と14:30〜15:00に「生態園トーク」を
行っています。3月10日~3月31日までに行われる生態園トークは以下のとおりで
す。新年度の予定につきましては、当館Webサイトをご確認ください。

 ☆3月…16日(土)  『生態園トピックス展「生態園の鳥たち」解説』

ミュージアム・トーク、生態園トークについて詳しくはこちらをご覧ください↓
https://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/event/category/museum-talk/

■生態園トピックス展「生態園の野鳥たち」
日時:令和6年2月20日(火)~令和6年7月7日(日)
会場:生態園(オリエンテーションハウス)
内容:市街地の中にありながら、生態園では150種を超す野鳥が記録されています。
   留鳥、夏鳥、冬鳥、旅鳥など、生態園で見られる多くの野鳥たちを標本や写真
   などで紹介します。

■春の展示「理科室のタイムマシン 学校標本」
日時:令和6年3月9日(土)~令和6年5月12日(日)
会場:第1企画展示室
内容:県内各地の学校に残る古い生物標本や生物部誌から、昔の自然や学校生活がよ
   みがえります。
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(2)大利根分館
https://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/otone/ 電話:0478-56-0101
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・大利根分館は本館への機能集約に向けて休館しております。
(館内の見学もできませんので、ご了承ください。)
・資料の貸し出し等については、電 話(0478-56-0101)にてお問合せください。
(土・日・祝を除く)

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(3)大多喜城分館
https://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/sonan/ 電話:0470-82-3007
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大多喜城分館は施設改修のため、しばらくの間休館します。
※施設内はご覧いただけませんが、敷地内の研修館で「大多喜城と城下町」をテーマ
とした展示を開催しています。(開館時間9:00-16:00)

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3.中央博の窓-168 第111生態園トピックス展「生態園の野鳥たち」
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 生態園は、市街地の中にありながら、自然が保たれた貴重な環境です。生態園では
150種を超す野鳥が記録されています。1年を通して見られる留鳥のほか夏鳥、冬鳥、
旅鳥などの渡り鳥が生態園を利用します。
 舟田池には、カモ類、サギ類、カイツブリなどの水鳥が飛来します。秋から冬の間
に訪れるマガモ、カルガモ、コガモ、オカヨシガモなどのカモ類、アオサギやダイサ
ギ、カイツブリも見られ、カイツブリは池で巣を作り、子育てをします。
 小動物を狙い、タカやフクロウの仲間の猛禽類が現れます。春から秋の繁殖期には
、ツミが、冬には、オオタカやハイタカなどが記録されます。渡りの時期には、アオ
バズクやフクロウの鳴き声を聞くことがあります。
 ヤマガラ、シジュウカラやエナガたち留鳥は、派手な色彩ではありませんが、かわ
いい小鳥です。キビタキ、イソヒヨドリ、ルリビタキやカワセミなどきれいな種も生
息しています。今回のトピックス展では、生態園で見られる多くの野鳥たちを標本や
写真などで紹介します。
                        (環境教育研究科 桑原和之)
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4.研究室から-154 「研究員として思うこと」
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 昨年10月、国際的な科学誌「Nature」に衝撃的な記事が掲載された。タイトルは
「Japanese research is no longer world class - here’s why」、直訳すると「日
本の研究はもはや世界クラスではない」である。この記事では様々な理由(論文数や
その引用数等々)から世界クラスではない理由を述べており、紙面の問題でここでは
全てを説明できないが、その原因は日本の研究環境が他国と比べ理想から程遠い状況
ということが主張されている。例えば過去20年で研究費はアメリカでは約80%増、
中国は10倍以上増加している一方、日本は10%の増加のみである。また研究者の、
特に若手が研究に費やす時間が十分取れていないといった問題点も強調されている。
国内の研究機関で、同様の問題が多かれ少なかれある様だ。
 では当館はどうであろうか。当館は40人以上と国内の博物館でも屈指の数の研究
者を抱えている。研究に充てられる予算は微々たる額なので、それで研究を継続する
ことは難しく、外部の助成金に頼ることになる。しかし、比較的申請しやすい規模の
助成金への応募が禁止されているなど、研究費を得る手段に乏しい現状である。また
、特に若手研究者は事務系の部署に配属される傾向にあり、事務仕事の合間に研究を
しなければいけない状況である。確かにこれでは研究そして科学技術の発展には程遠
い状況と言えるだろう。ただし、研究者である限りは研究して論文を書き社会にその
成果を還元することが存在意義であると筆者は思う。どの様な状況であれ、ただやる
しかない、これが研究者の現状である。
                          (企画調整課 菊川照英)
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 千葉県立中央博物館
 〒260-8682 千葉市中央区青葉町955-2
 電話:043-265-3111 FAX:043-266-2481
 URL:http://www2.chiba-muse.or.jp/NATURAL/ 
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 返信をいただいてもお答えできませんので御了承ください。
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