千葉県立関宿城博物館メールマガジン バックナンバー
せきはくマガジン第68号(146)
配信日時:2012/04/25 16:00
>千葉県立関宿城博物館メール情報∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
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>                    せきはくマガジン
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> ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞第68号(146) 2012年4月25日∞∞
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>  もくじ
>[1]5月のイベント情報及び5月の休館日について
>[2]5月中に募集が開始されるイベントについて
>[3]せきはく豆事典「日光東往還②-日光道中の脇道-」
>[4]季節だより
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>[1]5月のイベント情報及び5月の休館日について
>●・開館時間 9時開館,16時30分閉館。(ただし入館は16時まで)
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>★(1)岩槻秀明グラフィックイラスト展
>    利根川,江戸川河川敷の動物,植物をイラストで紹介します。
>  期  間   3月7日(水)~5月6日(日)   
>  時  間   9時~16時30分(ただし,入館は16時まで)
>  場  所   千葉県立関宿城博物館3階多目的室
>  入館料   一般:200円(団体160円),高大生:100円(団体80円) 
>        中学生以下・65歳以上:無料
>      *解説会 4月28日(土)11時と13時から30分間の2回実施。
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>★(2)コーナー展「関宿藩にゆかりのある品々」
>    関宿藩主の書状や同藩の役職が順に記載された書付など関宿藩にゆかりのある
>    資料を展示します。
>  期  間   4月24日(火)~6月3日(日)    
>  時  間   9時~16時30分(ただし,入館は16時まで)
>  場  所   千葉県立関宿城博物館3階多目的室
>  入館料   一般:200円(団体160円),高大生:100円(団体80円) 
>        中学生以下・65歳以上:無料
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>★(3)2012年国際博物館の日記念事業 「昔のくらし展」
>   昔なつかしい,かつての生活用品や農耕具等を展示します。
>  期  日   5月8日(火)~7月31日(火)
>  時  間   9時~16時30分(ただし,入館は16時まで)
>  場  所   千葉県立関宿城博物館3階多目的室
>  入館料   一般:200円(団体160円),高校・大学生:100円(団体80円)
>      中学生以下・65歳以上:無料
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>★(4)第14回関宿城将棋大会
>       十三世名人関根金次郎(旧関宿町出身)の業績を讃え,将棋大会を開催します。
>  期  日   大人の部:5月4日(祝・金)
>          子どもの部:5月5日(祝・土)
>  時  間   9時~
>  場  所   千葉県立関宿城博物館集会室
>  定  員   各64名
>  対  象   一般
>  参加費   子ども:無料
>           大人:1,500円   
>          (いずれも食事付)
>  申込み   4月4日(水)9時より電話で申込み受付(先着順)  
>           04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
>              *受付は終了しました。
>
>★(5)体験教室-みんなでふれあい体験-「自然観察-草笛を吹こう-」
>       千葉県立関宿城博物館の周辺を散策しながら,そこに生育する野草を当館展示
>       協力員・岩槻秀明氏のガイドで観察します。また,草笛を作って遊びます。
>  期  日   5月6日(日)
>  時  間   10時~12時
>  場  所   千葉県立関宿城博物館周辺
>  定  員   20名
>  対  象   一般
>  参加費   100円
>  申込み   4月6日(金)9時より電話で申込み受付
>           04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
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>★(6)郷土食講座「そば打ち」(前期)
>      そば打ち同好会の人たちの指導により,そばの打ち方や切り方を体験します。
>      また,自分が作ったそばを試食します。
>  期  日   ①5月13日(日) ②6月10日(日) ③7月15日(日) 
>  時  間   9時30分~12時
>  場  所   千葉県立関宿城博物館休憩所
>  定  員   20名
>  対  象   一般(3回連続で参加できる方) 
>  受講料   3,000円(3回分)
>  申込み   4月13日(金)9時より電話で申込み受付(先着順)
>         04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課) 
>        *受付は終了しました。
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>★(7)体験教室-みんなでふれあい体験-「関宿城下を歩こう」
>       千葉県立関宿城博物館の周辺を歩いて,江戸時代の関宿藩にゆかりのある史跡や
>       寺院を当館学芸員によるガイド付きで見学します。
>  期  日    5月19日(土)
>  時  間    10時~15時
>  場  所    集合場所:千葉県立関宿城博物館集会室
>            活動場所:千葉県立関宿城博物館周辺の史跡や寺院
>  定  員    30名
>  対  象    一般
>  参加費    1,000円(昼食代含む)
>  申込み    4月19日(木)9時より電話で申込み受付
>           04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課) 
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> ◆◆◆5月の休館日について◆◆◆ 
>       7日,14日,21日,28日(いずれも月曜日)
>       (1日は開館します)
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>[2]5月中に募集が開始されるイベントについて
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>◆(1)歴史講座 「古文書を読む(入門編)」
>    古文書でよく使われる言葉、くずし字を中心に学習します。
>  期  日    6月3日(日),7月16日(祝・月)
>  時  間   10時30分~12時
>  場  所   千葉県立関宿城博物館集会室
>  定  員   20名
>  対  象   一般(連続2回参加できる方)
>  受講料   無料
>  申込み   5月3日(祝・木)9時より電話で申込み受付(先着順)
>           04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
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>◆(2)郷土食講座「小麦まんじゅうづくり」
>       関宿周辺で祭事のときによく持て成された小麦まんじゅうを地元の方に教わりな
>     がら作り,試食します。
>  期  日    6月16日(土),6月17日(日) 
>  時  間    午前の部;10時~12時 
>        午後の部;13時30分~15時30分
>        (午前と午後の部をそれぞれ行います)
>  場  所    千葉県立関宿城博物館休憩所
>  定  員    各部15名
>  対  象    一般
>  保険料    各部50円
>  申込み    5月16日(水)9時より電話で申込み受付(先着順)
>            04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
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>[3]せきはく豆事典「日光東往還②-日光道中の脇道-」
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>   日光東往還は,江戸時代に道中奉行が調査を行い文化3年(1806)に完成した
>「五海道其外分間見取延絵図」によれば,街道の正式名称は「関宿通多功道」といい,
>水戸街道の向小金新田付近より分かれ,最初の宿場が山崎宿(野田市山崎),次いで中
>里宿,関宿宿,さらに利根川を渡り境町,結城町へと北方へ通じ,日光東往還最後の宿
>である多功宿(栃木県上三川町)を経て日光道中の雀の宮宿(宇都宮市)に合流した。
>本街道の日光道中の東側をほぼ並行して走る脇往還であり,この間10宿・20里34
>町(約82.3Km)の道のりであった。
>  この街道のうち,境町より諸川までの道は鬼怒川の舟運と結ばれて,東北・北関東の物
>資を江戸に送る重要なルートとして,既に江戸時代初期には利用されていたとみられる。
>しかし,関宿から南の山崎宿を経由して水戸街道の小金町へ通ずる道については,残念な
>がら徳川家康の会津討伐に関した伝説以外は古い時代の事はよく分かっていない。
>  しかし,中世からの主な道路は洪水被害の多い不安定な低湿地を避け,低地に接した
>台地を通るのが普通であった。例えば中世の鎌倉街道のひとつは,武蔵野台地上の川口,
>鳩ヶ谷,岩槻,幸手を通っている。後の日光道中が通る埼玉県東部の低湿地が本格的に
>開発されたのは,利根川の東遷をはじめ諸河川の改修が済んだ後であった。
> したがって江戸時代初期に有力な大名が配された小金・山崎・関宿を結んだ台地上の
>道は,古くから重要なものだと思われる。しかしその後徳川幕府は,重要な街道として
>東海道その他を五街道と定めたが,その中には日光東往還は入らなかった。
>  道中奉行が支配した五街道には,2~3里ごとに宿場が設けられ,宿場役人を定め常
>備の人馬を用意し,幕府役人などの公用旅行者や荷物を次の宿場まで継送る伝馬の制度
>が整えられており通行者も多く賑わいをみせた。
> しかし,現在まで地元には”日光街道”の名称が残り,幕府が定めた関宿通多功道の
>名称が残らなかったのは余程日光へずる道の印象が強かったからであろう。事実,近郷
>近在の人々が将軍の大行列を見物に出かけた日光社参があると,日光東往還は将軍の日
>光滞在中に日光山内の要所を警護した「日光山勤番」と呼ばれた大名達の行列が相次ぎ,
>現在の流山・柏付近は「上様日光御参詣二付,警護の大名日光東海道小金御通行……
>此大名四月九日より十二日迄御通行被成,右二付大畔新田市野谷新木戸抔江者商人共小
>屋掛致,尤見物の男女夥敷,右日数ハ昼夜馬士唄無限,東海道二モ勝リ候程二御座候」
>と,大勢の見物人目当てに小屋掛けの出店ができ,日光東往還を往来する馬子唄が一日
>中聞こえ,東海道にも勝る賑わいだったと記録さており,華々しい歴史の舞台に登場し
>た。                  (益子)【出典:木原徹也著「日光東往還」ふるさと工房刊】
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>[4]季節だより
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>  今年は梅、こぶし、桜、菜の花と一斉に花が咲き出しました。週末は,天気が悪い日
>が多く花見には向かない日が続きました。こぶしは,いつが満開なのか,はっきりしない
>ままで終わってしまいました。
>  4月より当館HPが新しくなりました。見やすく探しやすくなったでしょうか。
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>せきはくマガジン第68号(146)をお送りしました。毎月当館の新鮮な情報をお届けしま
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>(お声を当マガジンに掲載させていただく場合もあります。)
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