千葉県立関宿城博物館メール情報∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
せきはくマガジン
http://www2.chiba-muse.or.jp/
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞第82号(160) 2013年6月20日∞∞
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もくじ
[1]7月のイベント情報及び7月の休館日について
[2]7月中に募集が開始されるイベントについて
[3]せきはく豆事典「関宿藩の武芸者」
[4]季節だより
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[1]7月のイベント情報及び7月の休館日について
●開館時間 9時開館,16時30分閉館。(ただし入館は16時まで)
★(1)昆虫展-身近な生物たち-
日本に生息しているトンボ・チョウ・バッタなどの昆虫標本を展示し,
当館周辺で見られる昆虫を写真で紹介します。また,カブトムシ・チョ
ウ・セミなどの大型模型も展示します。
期 間 7月2日(火)~9月1日(日)
時 間 9時~16時30分(ただし,入館は16時まで)
場 所 千葉県立関宿城博物館3階多目的室
入館料 一般:200円(団体160円),高大生:100円(団体80円)
中学生以下・65歳以上:無料
★(2)体験教室~みんなでふれあい体験~「飛ばせ水ロケット」
親子が協力してペットボトルから水ロケットを作り,千葉県立関宿城博
物館周辺の広場でそれを打ち上げます。思いのほか,遠くへ飛びます。
期 日 7月28日(日)
時 間 午前の部:10時~12時
午後の部:13時30分~15時30分
(午前と午後の部をそれぞれ行います)
場 所 千葉県立関宿城博物館集会室及び広場
定 員 各部10名
対 象 小中学生とその保護者
参加費 200円
申込み 6月28日(金)9時より電話で申込み受付
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
★(3)歴史講座 「古文書を読む(入門編)」
古文書でよく使われる言葉,くずし字を中心に学習します。
期 日 6月9日(日),7月14日(日)
時 間 10時30分~12時
場 所 千葉県立関宿城博物館集会室
定 員 20名
対 象 一般(連続2回参加できる方)
受講料 無料
申込み *受付は終了しています。
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
◆(4)郷土食講座「そば打ち」(前期)
そば打ち愛好会の人たちの指導により,そばの打ち方や切り方を体験します。
また,自分が作ったそばを試食します。
期 日 5月19日(日) 6月16日(日) 7月21日(日)
時 間 9時30分~12時
場 所 千葉県立関宿城博物館休憩所
定 員 20名
対 象 一般(3回連続で参加できる方)
受講料 3,500円(3回分)
申込み *受付は終了しています。
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
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◆◆◆7月の休館日について◆◆◆
1(月),8(月),16(火),22(月),29(月)は休館します。
15(祝・月)は開館します。
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[2]7月中に募集が開始されるイベントについて
◆(1)歴史講座 「古文書を読む(初級編)」
関宿地域に関係のある古文書をテキストにして,それを読み解きます。
期 日 8月11日(日),9月8日(日)
時 間 10時30分~12時
場 所 千葉県立関宿城博物館集会室
定 員 20名
対 象 一般(連続2回参加できる方)
受講料 無料
申込み 7月11日(木)9時より電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
◆(2)博物館セミナー(1)
当館展示協力員の石田年子氏が,「利根川流域の観音順礼-野田市の順礼
塔を中心に-」と題して講演します。利根川流域は古くから西国観音霊場
を中心とする観音順礼が盛んな地域でした。利根川中流域にあたる野田市
内にも多様な順礼塔が残されており,そこから庶民の信仰と旅を推察しま
す。
期 日 8月25日(日)
時 間 13時30分~15時30分
場 所 千葉県立関宿城博物館集会室
定 員 30名
対 象 一般
受講料 200円(資料代)
申込み 7月25日(木)9時より電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
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[3]せきはく豆事典「関宿藩の武芸者」
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江戸時代の武士は腰に大小の刀を差しています。当たり前過ぎる話かもしれ
ませんが,常に刀を差している武士は,「いざ」という時は戦いに臨まなくて
はなりません。しかしいくら武士の家に生まれたからと言って,最初から刀や
槍の扱いに長じている人はいません。武士は道場で各種の武芸を学び,その習
得に努めていました。関宿藩士の中にも高名な武芸者がいます。名を丹羽十郎
右衛門忠明といい別名佚斎樗山(いっさいちょざん)と言います。万治2年
(1659)に生まれ寛保元年(1741)に没しています。特に剣術を良くし,その
流派は恐らく一刀流の系統と思われ,忠明は藩士達に剣術の指導に当たってい
たと思われます。忠明は学問にも優れた才能を発揮し,いくつかの著作も出版
し,多くの読者を得ていました。
忠明の著の一つに享保14年(1729)に刊行された『天狗芸術論』があります。
これは武芸の啓蒙書で,天狗の言葉を借りて剣術の何たるかを説いています。
武芸書というよりも哲学書に近く,忠明の教養の深さを窺い知ることが出来ま
す。多くの武芸者が高い技能習得と技術指導に止まる中,それを理論・体系化
し著作物にまでまとめあげることが出来る人物はそう多くはいません。そうし
た意味で忠明は稀な存在と言えるでしょう。
忠明が活躍した時代は将軍徳川吉宗による享保の改革が行われていたときで
す。この時期は各種の武芸が見直され,その習得が奨励された時期でもありま
した。忠明はそうした気運を上手につかみ,才能を開花させた一人でした。
※『天狗芸術論』は現在活字化されており,どなたでも気軽にご覧いただけま
す。(尾崎)
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[4]季節だより
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蒸し暑い日が続いています。皆さんお元気でしょうか。
今月10日頃までは空梅雨で水不足が心配されました。ニュースでも利根川水
系のダムの貯水量が67%と報道されています。最近は,台風3号・4号の影響で
梅雨前線が刺激され梅雨らしい天気が続いています。関東の山沿いには多くの
雨が降っていることと思います。
圏央道工事が着々と進んでいることが,ここ関宿城博物館脇の堤防上からよ
く見えます。近くには,五霞IC(仮称)と境IC(仮称)の二つができる予定で
す。関宿城博物館へのアクセスがとても良くなります。また,利根川に架かる
橋上から当館の雄姿を見たいと思います。
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