千葉県立関宿城博物館メール情報∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
せきはくマガジン
http://www2.chiba-muse.or.jp/
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞第90号(168) 2014年2月20日∞∞
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
■@■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■.■
もくじ
[1]3月のイベント情報及び3月の休館日について
[2]3月中に募集が開始されるイベントについて
[3]せきはく豆事典「天狗芸術論について」
[4]季節だより
■@■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■.■
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
[1]3月のイベント情報及び3月の休館日について
●開館時間 9時開館,16時30分閉館。(ただし入館は16時まで)
★(1)地井紅雲版画展-白と黒の世界 part2-
野田・関宿の風景をとおして日本の原風景や日本人の心のふるさとを表現
した版画を展示します。
期 間 2月15日(土)~5月6日(振休・火)
(休館は月曜日,ただし祝日および振替休日にあたる場合は翌日。)
時 間 9時~16時30分(ただし,入館は16時まで)
場 所 千葉県立関宿城博物館3階多目的室
入館料 一般:200円(団体160円),高大生:100円(団体80円)
中学生以下・65歳以上:無料
★(2)郷土食講座「鷹菜漬け」
地元の方の指導により,関宿地域で作られている鷹菜を樽に漬けます。
期 日 2月22日(土)・23日(日),3月1日(土)・2日(日)
時 間 10時30分~11時30分
場 所 千葉県立関宿城博物館休憩所
定 員 各10名
対 象 一般
保険料 50円(別途鷹菜代1,500円)
*漬物樽(20リットル以上)を持参のこと
申込み 1月22日(水)9時より電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
★(3)博物館セミナー(7)
当館展示協力員の中村正己氏が「関宿藩士奥原三太夫(おくはらさんだ
ゆう)・別系広備(ひろとも)の系譜を探る」と題して講演します。幕
末,関宿藩士であった奥原三太夫家系と,別系で日本画の巨匠として有
名な奥原晴湖(おくはらせいこ)を育んだ奥原広備家系の二家について
紹介します。
期 日 3月16日(日)
時 間 13時30分~15時30分
場 所 千葉県立関宿城博物館集会室
定 員 30名
対 象 一般
受講料 200円
申込み 2月16日(日)9時より電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
★(4)体験教室~みんなでふれあい体験~「関宿城下を歩こう(1日コース)」
千葉県立関宿城博物館の周辺を歩いて,江戸時代の関宿藩にゆかりのあ
る史跡(関宿城本丸跡,鍵の手十字路,外堀・土塁跡,関宿関所跡石碑,
随庵堀と随庵石碑)や寺院(昌福寺,宗英寺,実相寺,光岳寺)を学芸
員による案内で見学します。
期 日 3月22日(土)
時 間 10時~15時
場 所 集合場所:千葉県立関宿城博物館集会室
活動場所:千葉県立関宿城博物館周辺の史跡や寺院
定 員 30名
対 象 一般
参加費 1,000円(昼食代含む)
申込み 2月22日(土)9時より電話で申込み受付
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
◆◆◆3月の休館日について◆◆◆
3(月),10(月),17(月),24(月),31(月)は休館します。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
[2]3月中に募集が開始されるイベントについて
◆(1)体験教室~みんなでふれあい体験~「関宿城下を歩こう(1日コース)」
千葉県立関宿城博物館の周辺を歩いて,江戸時代の関宿藩にゆかりのあ
る史跡(関宿城本丸跡,鍵の手十字路,外堀・土塁跡,関宿関所跡石碑,
随庵堀と随庵石碑)や寺院(昌福寺,宗英寺,実相寺,光岳寺)を学芸
員による案内で見学します。
期 日 4月26日(土)
時 間 10時~15時
場 所 集合場所:千葉県立関宿城博物館集会室
活動場所:千葉県立関宿城博物館周辺の史跡や寺院
定 員 30名
対 象 一般
参加費 1,000円(昼食代含む)
申込み 3月26日(水)9時より電話で申込み受付
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
[3]せきはく豆事典「天狗芸術論について」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
今回は,江戸中期の関宿藩士で武芸者であり且つ当時の一流の流行作家でもあ
った丹羽十郎右衛門忠明,別名佚斎樗山(いっさいちょざん)の代表的著作であ
る『天狗芸術論』について紹介します。この本は享保14年(1729)に刊行された
武芸書で,長年の修行にも関わらず満足のいく境地に達しない武芸者が,天狗と
の語らいのなかで武芸の何たるかを学ぶというものです。天狗が語ったこととは
・・・
1.なぜ修行するのか?
武芸には技術と道理があるが,技術が高められないと道理を理解することは
出来ない。武芸は理屈で覚えるより先ず修行によって身体で覚えろということ。
2.近頃の若い者は・・・
昔は武芸を学ぶ者は修行に長い時間をかけて高い技術を習得し,武芸の道理
は長く悩みながら自ずと理解していった。師匠も道理までは安易に教えず,弟
子自ら理解するのを待ったものだ。しかるに近頃は若い時から骨の折れること
を嫌がり小手先の技術を学ぶだけで終わっている。師匠も初心者にも極意を説
き,手をとって教えている。これでは理屈ばかり達者な者になってしまう。
3.極意は公開すべし
剣術の道理は普遍的なもので,誰もが理解出来るものである。秘伝などと称
して初心者に教えないのは判断力を持たぬ者が間違って理解しないようにして
いるだけだ。真の極意とは公開したからといって誰もが真似出来るものではな
いので,別に隠す必要はない。
これは『天狗芸術論』の一部分です。武芸の何たるかを語りつつ一般の人に通
じる教育論にまでなっています。これは忠明が不特定多数の読者を意識していた
からだと思われます。上記の一節など,現代でも頷けることもありますね。もし
忠明が現代に生きていたら何と言うか聞いてみたい気もします。(尾崎)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
[4]季節だより
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
寒い日が続いておりますが皆様は,お元気でしょうか。
先日の大雪では,苦労された方が多かったことと思います。翌日には,天気
に恵まれ融雪が思いのほか進み,当館の定期バスが発着する駐車場はアスファ
ルトが乾燥するぐらいまでになりました。また,当館から見える早朝の山々は,
濃い青空の中に輪郭が一段とくっきりとし,山々の威容が際立った感じでした。
陽がのびて夕方5時でも明るくなりました。12月下旬頃の太陽は,当館か
ら富士山の頂上あたりに陽が落ちていましたが,今は富士山を軽く通り越して
秩父連山に陽を落とすようになりました。
当館の平成26年度開館日カレンダーをホームページで掲載してます。御来館
する際の参考にしていただければ幸いです。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
===================================
せきはくマガジン第90号(168)をお送りしました。毎月当館の新鮮な情報を
お届けします。
皆様からのお声をお待ちしております。お気軽にお寄せ下さい。
(お声を当マガジンに掲載させていただく場合もあります。)
===================================
せきはくマガジン第90号(168)
発行:千葉県立関宿城博物館
〒270-0201
千葉県野田市関宿三軒家143-4 TEL 04-7196-1400 FAX 04-7196-3737
◯ホームページ: http://www2.chiba-muse.or.jp/
◯メールの内容についての問い合わせ:sekiyadohaku@chiba-muse.or.jp
※電子メールについては,送信途中において悪意のある第三者による盗聴等
の可能性も指摘されていますので,ご留意ください。
○無断転載はお断りします。
○メール配信が不要な方,メールアドレスを変更された方,エラーメッセージ
もしくは不明の方は,sekiyadohaku@chiba-muse.or.jpまたは電話,FAX等で
ご連絡ください。
|