千葉県立中央博物館メールマガジン バックナンバー
★ ちば中央博メール 2014年4月号 ★
配信日時:2014/04/10 08:00
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     ちば中央博メール 2014年4月号(2014年4月10日発行・第92号)
          http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/

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目 次
1.お知らせ
2.中央博の窓
3.イベント情報
(1)中央博物館本館 企画展示・トピックス展示
(2)中央博物館本館・生態園 当日参加できるイベント等
(3)大利根分館
(4)大多喜城分館
4.コラム:研究室から
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1.お知らせ
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4月となり新しい年度を迎えました。青葉の森に桜が咲き、路傍にタンポポを見つけ
ます。只今、中央博物館本館では、春の展示「水辺の記憶-写真家林辰雄のまなざし
-」を5月25日 (日)まで好評開催中です。 また、大多喜城分館では、菱川師宣が描
いた「江戸風俗図屏風」六曲一双の高精細デジタル画像を4月22日(水)まで公開中で
す。大利根分館では、水郷の懐かしい風景を紹介する「水の風景-水郷の景観今昔-」
を5月11日 (日)まで好評開催中です。ご家族やお友だちと青葉の森の中央博物館本館、
生態園、そして、両分館を訪ねてみてはいかがでしょう。
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2.中央博の窓-56  ~生物多様性センターから~
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県庁自然保護課の生物多様性センターが中央博物館内に設置されたのは、2008年4月
のことです。生物多様性センターでは、私たちの社会・生活の基盤である生物多様性
を保全するために、生物の分布情報の収集・管理、希少生物の保護・回復、外来生物
の防除、普及啓発事業、多様な主体との連携事業等の施策を展開しています。ところ
でなぜ、博物館内に設置されたのでしょうか。それは、博物館との連携により、効果
的に事業を進めるためです。生物多様性センターでは、博物館の標本等の資料や研究
成果を活用させていただき、また研究員の皆さんのご協力のもとに仕事をしています。
博物館と言うと、一般には展示に目が行きますが、その背景には、膨大な標本があり、
個性あふれる研究員の皆さんがいます。博物館は教育施設や研究機関としてあるだけ
でなく、本県の生物多様性保全を推進する上で、なくてはならない存在なのです。
(自然保護課・生物多様性センタ― 主幹 熊谷宏尚)
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3.イベント情報
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(1)中央博物館本館 企画展示・トピックス展示
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◆【春の展示】水辺の記憶-写真家 林辰雄のまなざし- ◆
会期: 5月25日(日曜日)まで
会場:本館・企画展示室
内容:高度経済成長期に、風景や生活の変化を膨大な記録写真に遺した故林辰雄氏。
氏の写真から、かつて水とともにあった暮らしを振り返ります。
    
詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=823
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(2)中央博物館本館・生態園 当日参加できるイベント等 (4月10日~5月10日)
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◆本館の講座・観察会
「連休特別企画」

【小動物展示室で給餌観察】
日時:4月27日(日曜日) 、14:00~15:00
場所:小動物展示室
内容:小動物展示室の生き物たちの食事風景を紹介します。
対象:どなたでも(入場料必要)
定員:先着20名

【収蔵庫で深海生物】
日時:4月29日(火曜日・祝日) 、11:00~12:00
場所:液浸標本収蔵庫
内容:液浸標本収蔵庫でいろいろな深海生物の標本を触ったり観察します。
対象:小学3年生以上(入場料必要)
定員:先着20名

【本物の化石にさわってみよう】
日時:5月3日(土曜日・祝日) 、11:00~15:00
場所:一階ホール
内容:アンモナイトやクジラの骨などの本物の化石にさわってみましょう。
対象:どなたでも (無料)
定員:なし

【石を割ってみよう】
日時:5月4日(日曜日・祝日) 、11:00~15:30
場所:一階入り口
内容:専用の岩石ハンマーを使用して岩石を割る体験を行います。
対象:小学生以上(小学生以下は保護者同伴)(無料) 
定員:なし
保険料:一人50円

【チーバくんのたいけん博物館1 折り紙でこいのぼりをつくろう!】
日時:5月5日(月曜日・祝日) 、10:00~15:00
場所:二階入り口
内容:チーバくんといっしょに折り紙で自分だけの「こいのぼり」をつくります。
対象:どなたでも(3年生以下は保護者同伴)(無料) 
定員:なし

【なんちゃってアオギス釣り体験】
日時:5月5日(月曜日・祝日) 、10:00~16:00
場所:二階ホール
内容:江戸時代から昭和30年代頃まで東京湾で行われていたアオギス釣りを模擬体験
します。
対象:どなたでも(3年生以下は保護者同伴)(入場料必要) 
定員:なし

【深海を見てみよう】
日時:5月6日(火曜日・休日) 、11:00~15:00
場所:研修室
内容:珍しい深海魚の標本をたくさんお見せします。
対象:どなたでも(無料)
定員:なし

◆生態園の講座・観察会

【生態園観察会 生態園 春の植物】
日時:4月17日(木曜日) 10:00~12:00
場所:生態園
内容:生態園を歩きながら、春の植物の観察をします。
対象:どなたでも(無料)
定員:先着30名

「連休特別企画」
【体験! 身近な植物の不思議】
日時:5月4日(日曜日・祝日) 11:00~16:00(当日随時受付)
場所:生態園
内容:身近な植物にも不思議がいっぱい。見たり、さわったり、遊んだり。生きた植
物を体験しましょう。
対象:どなたでも(無料)
定員:なし

【生態園スタンプラリー】
日時:5月5日(月曜日・祝日) 11:00~15:00(当日随時受付)
場所:生態園
内容::生態園内の5箇所にあるスタンプを集めながら、生態園を探検しましょう。
対象:どなたでも(無料)
定員:なし

【森の調査隊】
日時:毎週土曜日、日曜日及び祝日 9:00~16:00(当日随時受付)
会場:生態園オリエンテーションハウス
内容:ワークシートをもって生態園内で自然を観察する体験プログラムです。
対象:どなたでも(小学生は保護者同伴)(無料)
定員:なし

◆山の学校
【山の学校 115 春の山の生き物たち】
日時:4月19日(土曜日) 13:00~15:30
会場:清和県民の森(君津市)
内容:清和県民の森の自然観察路を歩き、動植物を観察します。幼児でも楽しめるゆ
っくりペースの観察会です。                                              
対象:どなたでも(小学生以下は保護者同伴) 
定員:なし
保険料:一人50円

◆【そのほかの4月、5月の講座・観察会】の詳細はこちらから↓
4月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=467
5月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=468
◆【ミュージアム・トーク】(研究職員による展示・資料解説)詳しくは↓で
4月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=479
5月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=480
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(3)大利根分館 http://www.chiba-muse.or.jp/OTONE/ 電話:0478-56-0101
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◆【写真展「水の風景-水郷の景観今昔-」】◆
会期:4月1日(火曜日)~5月11日(日曜日) 9:00~16:30 月曜休館
          ただし、5月5日と6日は開館 5月7日休館
会場:大利根分館第3展示室
内容:水郷地域の風景写真と現在の風景を比較して展示します。
入館料:一般200円 大・高生100円 65歳以上・中学生以下無料

   詳しくはこちら↓
   http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?key=bbxy10n60-4430#_4430

◆講座・観察会
【 川のフィールドミュージアム「いきもの調査隊」 】
日時:4月19日(土曜日) 10:00~12:00
会場:大利根分館
内容:春の水郷で見られる野鳥を観察・調査し記録します。
対象:一般(中学生以上)
定員:事前申込20名
保険料:一人50円

【講座 水郷の自然と歴史1 -水郷の鳥たち- 】
日時:4月19日(土曜日) 13:30~15:00
会場:大利根分館
内容:春の水郷で見られる野鳥について、講演をおこないます。
対象:一般(中学生以上)
定員:当日先着40名

【体験講座 かざぐるまをつくろう 】
日時:4月26日(土曜日)、 27日(日曜日) 10:30~ 、13:30~
会場:大利根分館
内容:8枚羽根の色とりどりのかざぐるまを作ります。
対象:どなたでも
定員:当日先着20名
保険料:一人50円

【体験講座 水郷の自然と歴史2−水郷景観今昔− 】
日時:5月3日(土曜日・祝日) 13:30~ 15:00
会場:大利根分館
内容:開催中の写真展「水の風景ー水郷の景観今昔ー」関連する、講演をおこないま
す。
対象:一般(中学生以上)
定員:当日先着40名

【体験講座 手がた足がたをとろう 】
日時:5月4日(日曜日・祝日)、5日(月曜日・祝日)、6日(火曜日・休日) 
10:30~、13:30~
会場:大利根分館
内容:粘土で手形や足形を取ります。本焼きしてお渡しします。
対象:どなたでも
定員:当日先着順、各回10名
参加費:無料
 
【体験講座 かわいいカモを作ろう 】
日時:5月10日(土曜日)、11日(日曜日)  10:30~、13:30~
会場:大利根分館
内容:木質プラスチックのカモ類の模型に色づけをします。
対象:どなたでも
定員:当日先着順、各回20名
参加費:無料

   詳しくはこちら↓
   http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=67

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(4)大多喜城分館 http://www.chiba-muse.or.jp/SONAN/ 電話:0470-82-3007
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◆特別公開I「江戸風俗図屏風」◆
会期: 4月22日(火曜日)まで、 9:00~16:30
会場:大多喜城分館
内容:菱川師宣筆の同屏風の複製(六曲一双)のうち、今回は春の風景が描かれた左隻
を展示しています。
※入館料:一般200円、高・大学生100円、中学生以下・65歳以上、無料。
※休館は月曜日(月曜日が休日の場合は開館して、翌日休館)

   詳しくはこちら↓
   http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?key=bbv209kqc-4777#_4777

◆講座等
【体験教室「甲冑・小袖・裃の試着」】
日時: 5月5日(月曜日・祝日)、(午前)10:00~、(午後)13:30~
場所:大多喜城分館(研修館)
内容:等身大の複製甲冑・小袖・裃を試着する体験です。小袖は女性のみの体験です。
費用:無料(入館料は必要)
定員:各回10名(要電話予約)   

   詳しくはこちら↓
   http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=314
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4.研究室から・・28  ~外来生物カミツキガメの調査と防除~
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千葉県生物多様性センターは、「生物多様性ちば県戦略」を推進するために設置され
た千葉県環境生活部自然保護課の組織で、中央博物館内の一室にあります。当館の研
究員が併任するという形で、協力しあう体制となっています。県内の希少生物の保護、
レッドデータブックの編纂、市民参加型調査である「生命(いのち)のにぎわい調査
団」の運営など、活動は多岐にわたります。県内に生息する外来生物であるカミツキ
ガメの対策も、生物多様性センターの活動のひとつです。
 カミツキガメは、本来、北~南米にかけて分布する大型のカメですが、国内にはペ
ットとして持ち込まれ、印旛沼水系の広い範囲で生息が確認されています。このカメ
が国内でどのような生活史を送っているのか、詳しくはわかっていません。
 生物多様性センターでは、カミツキガメの数を減らすために継続して捕獲を行って
おり、平成25年度は、産卵床調査や田んぼの用水路での分布調査なども実施しました。
その結果、カメは田んぼの土手に産卵し、仔ガメからかなり大きなカメまで、多くの
カメが周辺の用水路を利用していることがわかってきました。
 外来生物を防除するためには、調査によって得られた知見をもとに、それに適した
新たな防除手法を考え出す必要があります。このような順応的な対応を迫られる点に、
外来生物対策の難しさがあります。
(生物多様性センター 高山順子)
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◆発 行
 千葉県立中央博物館
 〒260-8682 千葉市中央区青葉町955-2
 電話:043-265-3111 FAX:043-266-2481
 http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/
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