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せきはくマガジン第92号(170)
配信日時:2014/04/20 15:14
千葉県立関宿城博物館メール情報∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
           
                    せきはくマガジン
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∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞第92号(170) 2014年4月20日∞∞
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   もくじ
[1]5月のイベント情報及び5月の休館日について
[2]5月中に募集が開始されるイベントについて
[3]せきはく豆事典「『田舎荘子』について」
[4]季節だより
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[1]5月のイベント情報及び5月の休館日について
●開館時間 9時開館,16時30分閉館。(ただし入館は16時まで)

★(1)地井紅雲版画展-白と黒の世界 part2-
    野田・関宿の景色をとおして日本の原風景や日本人の心のふるさとを表現し
       た版画を展示します。
 期  間   2月15日(土)~5月6日(振休・火)
     (休館は月曜日、ただし祝日または振替休日の場合は翌日。)
 時  間   9時~16時30分(ただし,入館は16時まで)                           
 場  所   千葉県立関宿城博物館3階多目的室                    
 入館料   一般:200円(団体160円),高大生:100円(団体80円)     
      中学生以下・65歳以上:無料

★(2)コーナー展「浮世絵に描かれた富士山」                   
    千葉県及びその周辺地域から望む富士山の風景を描いた浮世絵13点を展示
    します。
 期  間   4月22日(火)~6月1日(日)
     (休館は月曜日、ただし祝日または振替休日の場合は翌日。)
 時  間   9時~16時30分(ただし、入館は16時まで)                           
 場  所   千葉県立関宿城博物館2階企画展示室                    
 入館料   一般:200円(団体160円)、高大生:100円(団体80円)     
      中学生以下・65歳以上:無料

★(3)2014国際博物館の日記念事業 昔のくらし展
    昔なつかしい、かつての生活用品や農耕具などを展示します。
 期  間   5月8日(木)~6月29日(日)(休館は月曜日。)
 時  間   9時~16時30分(ただし、入館は16時まで)                           
 場  所   千葉県立関宿城博物館3階多目的室                    
 入館料   一般:200円(団体160円)、高大生:100円(団体80円)     
      中学生以下・65歳以上:無料

★(4)イベント「第16回関宿城将棋大会」(受付は終了しました)
    十三世名人関根金次郎(旧関宿町出身)の業績を讃え、将棋大会を開催しま
      す。
 期  日   大人の部:5月4日(祝・日) 子どもの部:5月5日(祝・月)
 時  間   9時~  
  場  所   千葉県立関宿城博物館集会室                   
  定  員  大人の部、子供の部 各64名                                                            
 対 象  大人の部 一般、子供の部 中学生まで                                 
 参加費  大人:1,500円 子供:無料(いずれも食事付) 
 申込み   4月4日(金)9時より電話で申込み受付(先着順)                 
      04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)                     

★(5)体験教室~みんなでふれあい体験~「河川敷のいきものさがし-草花あそび-」
    当館展示協力員の岩槻秀明氏の案内で、関宿城博物館周辺の利根川・江戸川
       の河川敷を散策しながら、そこに生育する野草を観察します。また、草笛を
       つくって遊びます。
 期  日   5月6日(振休・火)
 時  間   10時~12時  
 場  所   千葉県立関宿城博物館の周辺                   
 定  員  18名                                                            
 対  象  一般                                  
 参加費  100円 
 申込み   4月6日(日)9時より電話で申込み受付(先着順)                 
   04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)                     
	
★(6)郷土食講座「そば打ち」(前期)
    関宿そば打ち愛好会の人たちの指導により、そばの打ち方や切り方を体験し
       ます。また、自分が作ったそばを試食します。
 期  日   ・5月18日(日)・6月15日(日)・7月19日(土)
 時  間   9時30分~12時  
 場  所   千葉県立関宿城博物館休憩所                   
 定  員  18名                                                            
 対 象  一般(3回連続参加できる方)                                  
 参加費  3,500円(3回分) 
 申込み  4月18日(金)9時より電話で申込み受付(先着順)                 
      04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)                     

★(7)体験教室~みんなでふれあい体験~「関宿城下を歩こう(半日コース)」
    千葉県立関宿城博物館の周辺にある史跡(中之島公園、関宿水閘門、浚渫船、
       鬼門除け稲荷)を徒歩でめぐります。当館の学芸員が案内し、解説します。
 期  日   5月24日(土)
 時  間   10時~12時  
 場  所   【集合場所】千葉県立関宿城博物館集会室
      【見学場所】千葉県立関宿城博物館周辺の史跡
 定 員  30名                                                            
 対 象  一般                                  
 参加費(資料代含む) 100円  
 申込み  4月24日(木)9時より電話で申込み受付(先着順)                 
      04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課) 
                            
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 ◆◆◆5月の休館日について◆◆◆ 
  7(水),12(月),19(月),26(月)は休館します。 
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[2]5月中に募集が開始されるイベントについて
◆(1)歴史講座「古文書を読む(入門編)《2回連続》」 
    古文書でよく使われる言葉や初歩的なくずし字を中心に学習します。 
 期  日   6月8日(日)、7月13日(日)
  時  間   10時~12時                                                      
 場  所   千葉県立関宿城博物館集会室                                        
  定 員  30名                                                            
 対 象  一般(2回連続参加できる方)                                              
 受講料   無料                                                          
 申込み   5月8日(木)9時より電話で申込み受付                 
      04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)                          

◆(2)郷土食講座「小麦まんじゅうづくり」
    関宿地域で祭事のときに良くもてなされた小麦まんじゅうをつくり、試食し
    ます。昔ながらの素朴な味が楽しめます。
 期  日   6月21日(土)・22日(日)
 時  間   【午前の部】10時~12時
      【午後の部】13時30分~15時30分
             (午前、午後の部をそれぞれ行います)
  場  所   千葉県立関宿城博物館休憩所                   
  定 員  各15名                                                            
 対 象  一般 
 保険料  50円

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[3]せきはく豆事典『田舎荘子』について
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 江戸中期の関宿藩士で、武芸にも長じていた丹羽十朗右衛門忠明という人物がいま
す。彼は佚斎樗山(いっさいちょざん)というペンネームで、当時の人気作家として
さまざまな著作を発表しています。忠明自身は万治2年(1659)に江戸で生まれ、関
宿藩主の久世広之と重之・暉之に仕え、暉之の頃に著作活動を始めます。その処女作
となる作品が享保12年(1727)に刊行された『田舎荘子』です。忠明の著作の中で
も一番有名な作品でしょう。
 『田舎荘子』は上・中・下巻からなり、その内容は雀と蝶、鷹とミミズクなど殆ど
が動植物の語り合いから、人の世のあるべき姿、心の持ち方などを述べています。そ
の中でも特に有名な話は「猫の妙術」です。
 ある剣術士の家に大ネズミが出て大変困ったことになりました。剣術士はその退治
を飼っている3匹の猫に頼みますが敵いませんでした。自ら木刀を持って退治を試み
るも失敗します。そこで、ある老猫に3匹の猫と共に相談に行きます。そして老猫か
らそれぞれの猫に対して、ネズミの捕り方の問題点を指摘されます。黒猫は技に頼り
過ぎ、虎猫は気持ちが入り過ぎ、灰色猫は無理に無心を装う心の不自然さを諭されま
す。傍で聞いていた剣術士は、それが剣術論にも通じることから老猫に教えを乞い、
日頃の心の持ち方や教育のあり方を教わるというものです。
 忠明は武芸だけでなく学問に励み、特に荘子を大変勉強していました。忠明を人気
作家にまで押し上げたのは、難しい教えを動植物の会話に例えて、親しみやすく解り
やすく語りかける優れた表現力だったのでしょう。また、不特定多数の読者を意識し、
多くの人々が日常生活に役立つ教えを広めようとした一種のサービス精神があったか
らでしょう。ただの武芸者や学者に止まることなく、世の中の人々に役立つことに貢
献した稀有な人物と言えます。(尾崎)
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[4]季節だより
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 こぶしの花も終わり、いよいよ初夏の始まりを感じさせる陽気になってきました。
皆さんお元気でおすごしでしょうか。
 10月から始まる「地域連携巡回展『通運丸で結ばれた関宿・野田・流山』」の準
備がいよいよ本格化してきました。久しぶりの地域連携の企画展です。みなさん、ぜ
ひ楽しみになさってください。
 これからは1年間で日差しが最も強くなる季節です。帽子等をかぶって、ぜひお出
かけください。
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