千葉県立中央博物館メールマガジン バックナンバー
★ ちば中央博メール 2014年5月号 ★
配信日時:2014/05/10 08:00
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     ちば中央博メール 2014年5月号(2014年5月10日発行・第93号)
          http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/

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目 次
1.お知らせ
2.中央博の窓
3.イベント情報
(1)中央博物館本館 企画展示・トピックス展示
(2)中央博物館本館・生態園 当日参加できるイベント等
(3)大利根分館
(4)大多喜城分館
4.コラム:研究室から
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1.お知らせ
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中央博では、新年度に2名の研究員が新規に採用されました。中央博での新規採用は
13年ぶりになります。今月号と6月号では新人二人の抱負をお届けします。中央博物
館本館では、春の展示「水辺の記憶-写真家林辰雄のまなざし-」を5月25日 (日)
まで好評開催中です。 また、5月10日(土)からはトピックス展『もののけ来るぞ!
1 河童』(6月15日(日)まで)が、5月24日(土)からはトピックス展「クジラ化
石、ネギ畑から出現!」(6月22日(日)まで)が始まります。大利根分館の写真展
「水の風景-水郷の景観今昔-」は5月11日 (日)が最終日です。お見逃しなく。また、
5月31日(土)には企画展「香取海がもたらしたもの」が始まります(6月29日(日)
まで)。初夏の一日をぜひ中央博物館本館、生態園、そして各分館でお楽しみくださ
い。
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2.中央博の窓-57  ~新規採用にあたって~
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皆さま、はじめまして。私は千葉県立中央博物館に新しく着任した栗田隆気と申しま
す。これまで8年間、沖縄県の大学で生物学を学び、今年度から爬虫両生類担当の研
究員として博物館業務に初めて携わることになりました。当館収蔵の爬虫両生類の標
本を眺めると、「房総、伊豆・小笠原・マリアナ島弧の自然誌研究」プロジェクトで
収集された貴重な標本を有する一方、南西諸島を含む日本列島からの標本は意外なほ
どに少ないことに気付かされます。よい展示は研究から得られる新たな知見、研究を
支えるコレクション、そしてコレクションを構築するための長きにわたる収集努力か
ら生まれるものですから、コレクションの構築はまず取り掛かかるべき重要な仕事と
言えます。爬虫両生類学の分野でも中央博物館が屈指の研究型博物館として発展し、
魅力ある展示を作り上げていけるようがんばります。
(自然誌・歴史研究部 栗田隆気)
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3.イベント情報
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(1)中央博物館本館 企画展示・トピックス展示
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◆【春の展示】水辺の記憶-写真家 林辰雄のまなざし- ◆
会期: 5月25日(日)まで
会場:本館・企画展示室
内容:高度経済成長期に、風景や生活の変化を膨大な記録写真に遺した故林辰雄氏。
氏の写真から、かつて水とともにあった暮らしを振り返ります。
    
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=823

◆【トピックス展】もののけ来るぞ! 1 河童 ◆
会期:5月10日(土)〜6月15日(日・県民の日)
会場:本館 自然と人間のかかわり展示室 前廊下
内容:房総の河童の絵図をはじめとし、県内各地の河童伝承情報をまとめた「河童情
報マップ」、河童グッズ等を展示します。
    
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=846

◆【トピックス展】クジラ化石、ネギ畑から出現! ◆
会期:5月24日(土)から6月22日(日)
会場:本館2階ホール
内容:柏市のネギ畑から多数のサメの歯とともにクジラの化石が発見されました。
なぜネギ畑から?サメとの関係は?クジラの化石から太古の海の出来事を探ります。
    
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=828#kujira
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(2)中央博物館本館・生態園 当日参加できるイベント等 (5月10日(土)~6月
10日(火))
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◆本館の講座・観察会

【もののけトーク1 河童】
日時:5月31日(土) 13:30〜14:30
場所:講堂
内容:県内各地の河童の言い伝え情報を中心に河童にまつわる話をします。
対象:どなたでも (無料)
定員:なし

【クジラの化石にさわってみよう】
日時:6月8日(日) 11:00〜12:00/14:00〜15:00
場所:研修室
内容:千葉県から見つかったクジラの骨の化石にさわってみましょう。
対象:どなたでも(無料) 
定員:当日申込・先着各回30名

◆生態園の講座・観察会

【国際植物の日記念イベント 青葉の森観察会】
日時:5月18日(日) 13:30〜15:30
場所:生態園・青葉の森公園
内容:青葉の森公園を散策しながら、植物を中心に生き物の観察をおこないます。
対象:どなたでも(小学生以下は保護者同伴)
定員:当日申込・先着30名
保険料:一人50円

【森の調査隊】
日時:毎週土曜日、日曜日及び祝日 9:00~16:00(当日随時受付)
会場:生態園オリエンテーションハウス
内容:ワークシートをもって生態園内で自然を観察する体験プログラムです。
対象:どなたでも(小学生は保護者同伴)(無料)
定員:なし

◆山の学校
【山の学校116 初夏の里の生きもの】
日時:5月17日(土)、13:00〜15:30
場所:三島小学校周辺(君津市)
内容:君津市立三島小学校周辺を歩き、動植物を観察します。
対象:どなたでも(小学生以下は保護者同伴)
定員:なし
保険料:一人50円

◆【そのほかの5月、6月の講座・観察会】の詳細はこちらから↓
5月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=468
6月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=469
◆【ミュージアム・トーク】(研究職員による展示・資料解説)詳しくは↓で
5月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=480
6月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=481
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(3)大利根分館 http://www.chiba-muse.or.jp/OTONE/ 電話:0478-56-0101
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◆【写真展「水の風景-水郷の景観今昔-」】◆
会期:5月11日(日)まで 9:00~16:30 月曜日休館
会場:大利根分館第3展示室
内容:水郷地域の風景写真と現在の風景を比較して展示します。
入館料:一般200円 大・高生100円 65歳以上・中学生以下無料

    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?key=bbxy10n60-4430#_4430

◆【企画展「香取の海がもたらしたもの」】◆
会期:5月31日(土)~6月29日(日) 9:00~16:30 会期中無休
会場:大利根分館第3展示室
内容:かつての内海「香取海(かとりのうみ)」をめぐる5世紀~9世紀頃の歴史を
水郷地域の出土遺物を中心に紹介します。
入館料:一般300円 大・高生150円 65歳以上・中学生以下無料

    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?key=bbyhmtlxi-4430#_4430

◆講座・観察会

【体験講座「かわいいカモを作ろう」】
日時:5月10日(土)・11日(日) 10時30分〜/13時30分〜
会場:大利根分館
内容:木質プラスチックのカモ等の模型に色づけをします。
対象:小学生以上(未就学児は保護者同伴)
参加費:無料
定員:当日先着順 各回20名

【講演会 香取海がもたらしたもの】
日時:6月7日(土) 13時30分〜15時
会場:大利根分館
内容:内容:企画展「香取海がもたらしたもの」にあわせ、(公財)千葉県教育振興
財団文化財センターの栗田則久氏をお招きして、考古学の視点からお話しいただきま
す。
対象:一般(中学生以上)
定員:当日先着40名

    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?key=bb4q1lnn0-4454#_4454
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(4)大多喜城分館 http://www.chiba-muse.or.jp/SONAN/ 電話:0470-82-3007
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◆常設展「房総の城と城下町」
入場料:一般200円、高・大学生100円、中学生以下・65歳以上無料
月曜日休館(月曜日が休日の場合は開館して、翌日休館)

   詳しくはこちら↓
   http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=330
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4.研究室から・・29  ~千葉県の野生バラ~
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新緑がまぶしい季節になってきました。早いところではもう、ノイバラがつぼみをつ
けはじめています。日本全国に16種類ある野生のバラのうち、千葉県内では4種類が
見られます。ノイバラから少し遅れて、よく似た小さい白い花を咲かせるのがアズマ
イバラ。よく見るとアズマイバラは葉の小葉の数がノイバラより少なく5〜7枚で、葉
の表面に光沢が少しあります。アズマイバラよりさらに遅れて6月に入ってから開花
するのがテリハノイバラ。海岸や川岸の日当りのよい場所に多く自生しますが、まれ
に山間部でも見られます。4種類というと残り1つは何でしょう?じつは千葉県内には
ハマナスも自生しています。北海道など北国のイメージが強いハマナスですが、千葉
県の海岸線にも時折、出現します。かつては銚子市や富津市で記録があり、現在も九
十九里町などで見られます。発芽に低温が必要なため、千葉県内で実生繁殖すること
はなさそうですが、太平洋側のハマナスの南限は千葉県、と言ってよいと思われます。
(自然保護課・生物多様性センタ― 副主幹 御巫由紀)
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◆発 行
 千葉県立中央博物館
 〒260-8682 千葉市中央区青葉町955-2
 電話:043-265-3111 FAX:043-266-2481
 http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/
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