千葉県立関宿城博物館メールマガジン バックナンバー
せきはくマガジン第94号(172)
配信日時:2014/06/20 19:02
千葉県立関宿城博物館メール情報∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
           
                    せきはくマガジン
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∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞第94号(172) 2014年6月20日∞∞
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  もくじ
[1]7月のイベント情報及び7月の休館日について
[2]7月中に募集が開始されるイベントについて
[3]せきはく豆事典「舟運の文明開化『通運丸』」
[4]季節だより
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[1]7月のイベント情報及び7月の休館日について
●開館時間 9時開館,16時30分閉館。(ただし入館は16時まで)

★(1) パネル展「写真で見る日本の城」                   
    全国の現存する12天守を始め、復原や再現などの城を含めた29城を取り
    上げ、写真で紹介します。
 期  間   7月1日(火)~10月2日(木)
      (休館は月曜日。月曜日が祝日にあたる場合は、翌日休館。)
 時  間   9時~16時30分(ただし、入館は16時まで)                           
 場  所   千葉県立関宿城博物館3階多目的室                    
 入館料   一般:200円(団体160円)、高大生:100円(団体80円)     
      中学生以下・65歳以上:無料

★(2) 体験教室「飛ばせ水ロケット」
    親子が協力してペットボトルで水ロケットを作り、当館周辺の広場で打ち上
    げます。できるだけ遠くに飛ばしてみましょう。
 期  間   7月27日(日)
 時  間   【午前の部】10時~12時
      【午後の部】13時30分~15時30分
      (午前、午後の部をそれぞれ行います)
 場  所  千葉県立関宿城博物館集会室および広場 
 定 員  各10名 
 対 象  小・中学生とその保護者 
 参加費  200円 
 申込み  6月27日(金)9時より電話で申込み受付 
      04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課) 

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◆◆◆7月の休館日について◆◆◆ 
  7(月),14(月),22(火),28(月)は休館します。 
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[2]7月中に募集が開始されるイベントについて
◆(1) 歴史講座「古文書を読む(初級編)」〔2回連続〕
    古文書によく出てくる基本的な単語や慣用句が読めるようになり、解読辞典
    の使い方も習得します。
 期  日  8月10日(日)・9月6日(土)
 時  間  10時~12時(8月10日は13時30分〜15時30分)
 場  所  千葉県立関宿城博物館集会室
 定 員  各30名 
 対 象  一般(連続で参加できる方) 
 受講料  無料
 申込み  7月10日(木)9時より電話で申込み受付(先着順) 
      04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課) 

◆(2) 博物館セミナー
    当館の展示協力員による博物館セミナーです。利根川・江戸川流域の歴史や
    民俗について講演します。
 期 日  8月31日(日)
 時 間  13時30分~15時30分 
 場 所  千葉県立関宿城博物館集会室
 定 員  30名 
 対 象  一般 
 参加費  200円(資料代) 
 申込み  7月31日(木)9時より電話で申込み受付(先着順)
      04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課) 

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[3]せきはく豆事典「舟運の文明開化『通運丸』」
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 長く続いた徳川家の時代から新政府のもとで西洋の新しい文化を取り入れた明治と
いう時代は、考え方や産業の在り方が大きく変わった、まさに「文明開化」の時代と
いえます。西洋文明の代表である「蒸気機関」は、陸上では蒸気機関車、水上では蒸
気船という今までにない交通手段として運輸・交通のヒーローを誕生させました。
 従前の輸送における河川交通の主役は高瀬船をはじめとする和船でした。明治10
年に内国通運会社(現・日本通運の前身)が東京深川の扇橋から江戸川・利根川を経
て、思川の生井村(現・栃木県小山市)に至る航路に外輪蒸気船「通運丸」を就航さ
せました。それ以来、東京から関宿を通って利根川上流域への上川航路、東京から利
根運河を経て銚子までの下川航路(利根運河開通以前は今上~三ツ堀ルートなどの陸
路を利用)、東京から行徳への行徳航路、さらには銚子や東京から霞ヶ浦・北浦など
への航路も開かれ、人や物資輸送に「通運丸」の活躍は目覚ましいものがありました。
 明治10年代後半に両国の通運丸発着場の賑わいを描いた錦絵には、洋風建物の軒
先に寄航地名の木札が掲示され、そこから船着き場まで多くの乗降客が並ぶ姿と水上
を行き交う「通運丸」が描かれています。そこには新たな文明に対する人々の期待と
憧れを抱かせる華々しい光景が広がっています。和船では実現することのできなかっ
た短時間での移動を果たしたことで、通運丸の利用が増大していきました。ちなみに、
明治32年の東京~銚子の所要時間は20時間だったそうです。
 経済・産業がさらに発展することで、鉄道網が整備されたことや、大正後半期から
の車の増加に対する道路整備の進展が、河川水運の終焉を決定づけました。
 現在、わたしたちが海上を走る豪華客船や大型輸送船を見る時とは違った感覚で、
当時の人たちは身近になった文明の香り高い「通運丸」を見ていたのかもしれません。
(太田)
                                    
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[4]季節だより
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 6月15日の県民の日は、日曜日で好天に恵まれたため、昨年よりもたくさんのお
客様にきていただきました。ありがとうございました。ちょうど、「昔のくらし展」
が開催中だったため、皆さん方は昔を懐かしんだり、遊びを体験されたりして楽しん
でいただけたと思います。
 まだまだ梅雨時で雨続きの日が多いですが、梅雨の晴れ間を選んで、ぜひご来館く
ださい。
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