千葉県立関宿城博物館メール情報∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
せきはくマガジン
http://www2.chiba-muse.or.jp/
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞第101号(179) 2015年1月20日∞
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もくじ
[1]2月のイベント情報及び2月の休館日について
[2]2月中に募集が開始されるイベントについて
[3]せきはく豆事典「『田舎荘子』「鷺と烏の巧拙」について」
[4]季節だより
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[1]2月のイベント情報及び2月の休館日について
●開館時間 9時開館,16時30分閉館。(ただし入館は16時まで)
★(1) 「第15回関宿城百景写真展」
公募した関宿城周辺を題材とした写真を展示します。
期 間 1月12日(月・祝)~2月12日(木)
(休館は月曜日、ただし月曜日が休日の場合は翌日)
時 間 9時~16時30分(ただし、入館は16時まで)
場 所 千葉県立関宿城博物館3階多目的室
入館料 一般:200円(団体160円)、高大生:100円(団体80円)
中学生以下・65歳以上:無料
★(2) 「地井紅雲版画展 -白と黒の世界part3-」
野田・関宿などの風景を通して、日本の原風景や日本人の心のふるさとを表
現した版画を展示します。
期 間 2月14日(土)~3月22日(日)
(休館は月曜日)
時 間 9時~16時30分(ただし、入館は16時まで)
場 所 千葉県立関宿城博物館3階多目的室
入館料 一般:200円(団体160円)、高大生:100円(団体80円)
中学生以下・65歳以上:無料
★(3) 出前展示
パネル展「戦国期から江戸期の関宿」
戦国期は簗田氏、江戸期は久世氏が関宿で活躍した事象を中心にパネルで紹
介します。
期 間 2月7日(土)〜3月1日(日)
(休所は月曜日)
時 間 9時〜21時
場 所 さわやかちば県民プラザ さわやかコーナー
入場料 無料(駐車場は有料)
★(4) 博物館セミナー6
当館の展示協力員、新井浩文氏による博物館セミナーです。「関宿城と栗橋
城」をテーマに講演します。
期 日 2月15日(日)
時 間 13時30分~15時30分
場 所 千葉県立関宿城博物館集会室
定 員 30名
対 象 一般
参加費 200円(資料代)
申込み 1月15日(木)9時より電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
★(5) 郷土食講座「鷹菜漬け」
地元の方の指導により、関宿地域で作られている鷹菜を樽に漬けます。
期 日 2月28日(土)・3月1日(日)・7日(土)・8日(日)
時 間 10時30分~11時30分
場 所 千葉県立関宿城博物館休憩所
定 員 各10名
対 象 一般
保険料 50円(別途、鷹菜代1,500円)
*漬物樽(20リットル以上)を持参のこと
申込み 1月28日(水)9時より電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
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◆◆◆2月の休館日について◆◆◆
2日(月)・9日(火)・16日(月)・23日(月)は休館します。
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[2]2月中に募集が開始されるイベントについて
◆(1) 郷土食講座「鷹菜漬け」
地元の方の指導により、関宿地域で作られている鷹菜を樽に漬けます。
期 日 2月28日(土)・3月1日(日)・7日(土)・8日(日)
時 間 10時30分~11時30分
場 所 千葉県立関宿城博物館休憩所
定 員 各10名
対 象 一般
保険料 50円(別途、鷹菜代1,500円)
*漬物樽(20リットル以上)を持参のこと
申込み 1月28日(水)9時より電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
◆(2) 博物館セミナー7
当館の展示協力員、中村正己氏による博物館セミナーです。「江戸期の関宿
藩著述家佚斎樗山(いっさいちょざん)について」をテーマに講演します。
期 日 3月15日(日)
時 間 13時30分~15時30分
場 所 千葉県立関宿城博物館集会室
定 員 30名
対 象 一般
受講料 200円(資料代)
申込み 2月15日(日)9時より電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
◆(3) 体験教室「関宿城下を歩こう(1日コース)」
千葉県立関宿城博物館の周辺を歩いて、江戸時代の関宿藩にゆかりのある史
跡(関宿城本丸跡、筋違い十字路、外堀・土塁跡、関宿関所跡石碑、随庵堀
と随庵碑、首塚(刑場跡))や寺院(昌福寺、宗英寺、実相寺、光岳寺)を
学芸員が案内し、解説します。
期 日 3月21日(祝・土)
時 間 10時~15時
場 所 【集合場所】千葉県立関宿城博物館集会室
【見学場所】千葉県立関宿城博物館周辺の史跡や寺院
定 員 30名
対 象 一般
参加費(昼食代含む) 1,000円
申込み 2月21日(土)9時より電話で申込み受付(先着順)
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[3]せきはく豆事典「『田舎荘子』「鷺と烏の巧拙」について」
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江戸中期の関宿藩士で武芸に長じ、且つ当時の人気作家としても有名な丹羽十郎右
衛門忠明、別名佚斎樗山(いっさいちょざん)という人物が著した『田舎荘子』の中
に鷺(さぎ)と烏(からす)が互いの巧拙を言い合う説話があります。
烏が鷺に向かって、鷺の長い首と脛は飛ぶ時の釣合やどじょうを踏むくらいしか役
に立たないと、容姿の悪さを批判します。そして、自分は人家に凶事が起こるのを事
前に告げるのに、人間は縁起が悪いと忌み嫌うと嘆きます。
それを聞いた鷺は、烏が凶事を告げて人間に恩に着せようとすることと、人間が烏
を忌み嫌うのは共に非難されることだと言います。さらに、烏が鼠を捕ろうとして人
家の屋根をむしったり、畑に植えた作物をついばんだり、人間が干しているものを遠
慮なく食べるので、人間に嫌われるのはもっともなことであり、烏が凶事を告げるの
は徳があって告げるのではなく、自分が不吉と同類だから自然とそこへ集まるだけだ
と烏の徳の無さを指摘しています。
鷺は「人も同様に自分が悪意のあるものは必ず人の欠点を言う。だから、正しいこ
とを言っても人には嫌われる。私の容姿の悪さは天性のもの。しかし、天性を超えた
才覚を用いようとすれば必ず禍を招くので、私は天性を受け容れている」と言って飛
び去ります。
生まれながらの環境を受け容れ、己の分を弁え、心の持ち方を変えて世の中を良く
見ようとする教えが『田舎荘子』の中で随所に著されています。現代では些か消極的
な考え方のように見えますが、樗山が生きた社会的制約の大きい封建時代において、
現状を受け容れ、その中で自らを律する術を持つことが大切なことだったのでしょう。
(尾崎)
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[4]季節だより
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風はまだまだ冷たいですが、日暮れがずいぶんと遅くなってきていて、春を感じさ
せます。でも油断はできません。年明けは雪の降る季節です。今年は積もるほど降る
のでしょうか。
2月は、柏市にある「さわやかちば県民プラザ」でパネル展「戦国期から江戸期の
関宿」をテーマにした出前展示を実施します。人気のある戦国期や、久世氏が関宿で
活躍した江戸期の展示です。お近くにお住まいの方は、ぜひ足をお運びください。
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せきはくマガジン第101号(179)
発行:千葉県立関宿城博物館
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