千葉県立中央博物館分館海の博物館メールマガジン バックナンバー
海からのたより 第123号
配信日時:2015/05/01 08:00
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  千葉県立中央博物館分館 海の博物館メールマガジン

 『海からのたより』 第123号
                          2015年5月1日発行

                 千葉県立中央博物館分館 海の博物館
                 http://www.chiba-muse.or.jp/UMIHAKU/


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│目次
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★開館・休館日のお知らせ
★マリンサイエンスギャラリーをお見逃しなく!
★5、6月の行事案内
★研究員ノート -観察ノート誕生秘話-
★着任職員紹介


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│★開館・休館日のお知らせ
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 ゴールデンウィーク期間中の開館・休館日は以下の通りです。

  4月28日(火)~ 5月6日(水・振替休日) 開館
  5月 7日(木)  休館
  5月 8日(金)  臨時休館
    5月 9日(土)~ 通常通り開館

※詳細は海の博物館ホームページをご覧ください。
 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=403


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│★マリンサイエンスギャラリーをお見逃しなく!
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 平成26年度マリンサイエンスギャラリー(企画展示)「クラゲ展」では、巨
大なエチゼンクラゲの液浸標本や、超絶珍種・リプケアの水槽などを展示して
おり、大変好評をいただいています。

 会期は5月6日(水・振替休日)までとなっておりますので、どうぞお見逃し
なく!


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│★5、6月の行事案内
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 ゴールデンウィークには、各種のイベントが目白押しです。また、6月にか
けては潮がよくひくため、野外での行事が最も多いシーズンです。皆様のご来
館をお待ちしています。

【観察会】
 「親子で磯の生きものを探そう その1」
 生きもの探しのポイントを学び、親子で楽しみながら生きもの探しをします。
普段見逃してしまうような場所でも、足を止めてじっくり探してみると、いろ
いろな生きものたちが見つかります。
  対象:小学生と保護者 定員:20名
  日時:5月5日(火・祝)10:00-12:00
  (申込み締切日を過ぎましたが、まだ余裕があります)
  参加費:無料。ただし、傷害保険料として50円必要です。

「親子で磯の生きものを探そう その2」
 生きもの探しのポイントを学び、親子で楽しみながら生きもの探しをします。
普段見逃してしまうような場所でも、足を止めてじっくり探してみると、いろ
いろな生きものたちが見つかります。
  対象:小学生と保護者 定員:20名
  日時:5月6日(水・振休)10:00-12:00
  (申込み締切日を過ぎましたが、まだ余裕があります)
  参加費:無料。ただし、傷害保険料として50円必要です。

「磯でエビやカニを観察しよう」
 春の磯を訪れて、エビやカニを探しましょう。
  対象:小学生以上(小学生は保護者同伴) 定員:20名
  日時:5月17日(土)9:00-11:00
  (申込み締切日:5月3日(土))
  参加費:無料。ただし、傷害保険料として50円必要です。

「磯にすむヘンな生きものウォッチ」
 磯にすむ変わった形の生きものを探して、観察します。
  対象:小学生以上(小学生は保護者同伴) 定員:20名
  日時:6月6日(土)11:30~13:30
  (申込み締切日:5月23日(土))
  参加費:無料。ただし、傷害保険料として50円必要です。

「はじめての磯あそび」
 海岸の安全な場所でカニやヤドカリの観察を行います。
  対象:幼稚園児(保護者同伴) 定員:20名
  日時:6月15日(月・県民の日)9:30~10:30
  (申込み締切日:6月2日(火))
  参加費:無料。ただし、傷害保険料として50円必要です。

 ※観察会へのお申し込みは、ハガキもしくは電子メール、FAXで、以下を明
記の上、当館あてにお送り下さい。また、海の博物館受付でも申込みできます。

   1. 参加希望の行事の名称と月日
   2. 氏名(参加者全員分)
   3. 年齢(学年)
   4. 郵便番号・住所
   5. 電話番号

【磯・いそ探検隊その2】
 研究員の案内で博物館前の磯で生きものを観察します。
   定員:15名。
   日時:5月4日(月・祝) 10:00~10:30
   (当日申込み。先着順です。)
   参加費:無料。ただし、傷害保険料として50円必要です。

【磯・いそ探検隊その3】
 研究員の案内で博物館前の磯で生きものを観察します。
   定員:15名。
   日時:5月4日(月・祝) 10:45~11:15
   (当日申込み。先着順です。)
   参加費:無料。ただし、傷害保険料として50円必要です。

【磯・いそ探検隊その4】
 研究員の案内で博物館前の磯で生きものを観察します。
   定員:15名。
   日時:6月20日(土) 12:00~13:00
   (当日申込み。先着順です。)
   参加費:無料。ただし、傷害保険料として50円必要です。

   ※磯・いそ探検隊へ参加をご希望の方は、足元など多少濡れることもあ
   りますので、着替えや履き替え用の靴を準備してください(素足、サン
   ダルは危険ですので、ご遠慮ください)。

【みんなで工作 海の生きもの】
 海の生きものにちなんだ簡単な工作を行います。どなたでもお気軽に参加で
きます。定員は各回15名です(当日申込み。先着順で、定員になりしだい締め
切りとなります)。
 5月2日(土)10:45-11:45 13:30-14:30
     「コーラルプリントをしよう」
 参加費:材料費として50円必要です。

【博物館探検隊(バックヤードツアー)】
 ふだん見ることのできない博物館のバックヤードを、研究員の案内でめぐり
ます。
 5月 3日(日・祝) 11:00~11:30、13:30~14:00
 定員各回15名(当日申込み。定員になりしだい締め切りとなります)

【海の体験コーナー】
 体験交流員といっしょに、海にまつわるさまざまなメニューにチャレンジし
ます。

  5月 10日(日)「微小貝を探そう」
  5月 31日(日)「海で見つけた材料でオリジナルオブジェを作ろう」
  6月 13日(土)「海藻おしばをつくろう」
  6月 27日(土)「微小貝を探そう」

  各日11:00からと13:30からの2回、約20分間開催します。
     (当日申込み。定員6名。先着順となります)
  参加費:材料費として50円必要です。

  *都合により、メニューが変更になる場合があります。

   海の博物館の行事について、詳しくはこちらをご覧下さい。
      http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=533


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│★研究員ノート -観察ノート誕生秘話-
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 昨年度の下半期は、当館の刊行物「海の生きもの観察ノート」(以下、観察
ノートと略す)シリーズの12号として「ヒラムシの博物誌」を出版するための
執筆や編集に多くの時間を使っていました。2015年3月末に、ようやくこれが
完成しました。本書は、当館ホームページの「刊行物」のページより全文無料
ダウンロードできますので、ぜひご覧いただきたいと思います。そして、私た
ちの生活とほとんど接点のないヒラムシについて、興味を持っていただけると
嬉しいです。ダウンロードには下記のページをご利用ください。

http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=398

 ではなぜ、あまり知られていないヒラムシを観察ノートの題材に選んだの
か?今回はその点について述べてみたいと思います。私たちは春から初夏にか
けて、潮のよくひく日のほとんどで、博物館前の磯を中心に磯の生きものの観
察会を行っています。博物館の主催行事の他、県内・県外の学校や社会教育施
設が主催する実習のサポートのため、正味1時間から2時間ほど干出した岩場
で生きものを観察します。参加者は、ウニやヒトデ、ウミウシ、カニ、魚など、
既に知っている生きものを自然の中で発見すると嬉しいようです。一方で、観
察会の講師として現場に関わっていくうちに、参加者に知識の下地がなくても
「ウケる」生きものがいることに気づきました。そのひとつがヒラムシです。
ちょっとぬめっとした感じで紙のように薄く、意外な速さで岩の表面をはう姿
を見つけた子どもたちは「アメーバ、ゲット~」と大騒ぎ。アメーバとはまっ
たく異なる生きものですが、言い得て妙です。観察会を単なる磯遊びではなく、
自然体験を通したノンフォーマルな教育(社会教育施設などによる学校のカリ
キュラムとは異なった教育)と捉えると、参加者が興味を抱いた生きものにつ
いてさらにひとつふたつ、話題を上乗せすることで、興味の持続やもっと知り
たいという道標になるのではないか、と考えました。そこでヒラムシのことを
いろいろ調べてみると、生物学的に興味深い話題がてんこ盛りだったのです。
それをまとめたものに図鑑的要素を付け足して誕生したのが今回の観察ノート
です。
 子どもたちが生きものを見つけた時の反応や現場での質問の中で、他にも印
象深いものがありました。それは「この生きものには毒があるのか、ないの
か」を気にする人が多いということです。このような参加者の反応をヒントに
考えついたのが、今年度のマリンサイエンスギャラリー「毒をもつ海の生きも
の-食べるため・食べられないため-」の企画です。この展示では、展示のサブ
タイトルにあるように、毒をもつことは人に危害を加えようとするものではな
く、生きものどうしの相互関係の中で必要とされてきたものであることを紹介
するのが目的です。また、博物館前の磯で見られる種類もなるべく多く展示し、
観察会で怪我などをしないようにしてもらうというねらいもあります。この企
画展示の開催は平成28年2月27日(土)からですので、まだちょっと先ですが、
本格的な準備は既に始まっています。    (主任上席研究員 奥野淳児)


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│★着任職員紹介
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 4月1日に2名の職員が海の博物館に着任しました。皆様どうぞよろしくお願
いいたします。

●大野啓一 分館長
 4月から分館長に着任しました大野と申します。専門は植物の生態です。
私は海の生き物のことは実は皆目分かりませんが、皆さんの身近な森や浜辺、
道ばたなどに生えている植物のことなら、種名や暮らし方などいろいろとご紹
介できるかと思います。この地の植物についてもこれからいろいろと観察して、
新たな発見をしていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

●古根村美吹 嘱託職員
 今年度から海の博物館で働くことになりました古根村美吹です。私は、生き
物全般好きなので 海の博物館に来るのを楽しみにしていました。家では、猫
を飼っていて魚は飼えないので毎日、楽しみに博物館の仕事をしたいと思いま
す。何事も全力でがんばりますので、よろしくお願いします。


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 今月も、海の博物館メールマガジンを最後までお読みいただきありがとうご
ざいました。

発行  千葉県立中央博物館分館 海の博物館
連絡先 〒299-5242 千葉県勝浦市吉尾123
    電話:0470-76-1133 FAX:0470-76-1821
    http://www.chiba-muse.or.jp/UMIHAKU
お問い合わせはこちらへ umihaku@chiba-muse.or.jp
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の可能性も指摘されていますので、ご留意ください。)

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