千葉県立関宿城博物館メールマガジン バックナンバー
せきはくマガジン第70号(148)
配信日時:2012/06/24 09:00
千葉県立関宿城博物館メール情報∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
           
                    せきはくマガジン
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∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞第70号(148) 2012年6月24日∞∞
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  もくじ
[1]7月のイベント情報及び7月の休館日について
[2]7月中に募集が開始されるイベントについて
[3]せきはく豆事典「初代関宿藩主・松平康元について」
[4]季節だより
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[1]7月のイベント情報及び7月の休館日について
●・開館時間 9時開館,16時30分閉館。(ただし入館は16時まで)

★(1)2012年国際博物館の日記念事業 「昔のくらし展」
   昔なつかしい,かつての生活用品や農耕具等を展示します。
  期  日   5月8日(火)~7月31日(火)
  時  間   9時~16時30分(ただし,入館は16時まで)
  場  所   千葉県立関宿城博物館3階多目的室
  入館料   一般:200円(団体160円),高大生:100円(団体80円)
      中学生以下・65歳以上:無料

★(2)体験教室-みんなでふれあい体験-「飛ばせ水ロケット」
       親子が協力してペットボトルから水ロケットを作り,千葉県立関宿城博
       物館周辺の広場でそれを打ち上げます。思いのほか,遠くへ飛びます。
  期  日   7月22日(日)
  時  間   午前の部:10時~12時
      午後の部:13時30分~15時30分
      (午前と午後の部をそれぞれ行います)
  場  所   千葉県立関宿城博物館集会室及び広場
  定  員   各部10名
  対  象   小中学生とその保護者
  参加費   200円
  申込み   6月22日(金)9時より電話で申込み受付
           04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

★(3)歴史講座 「古文書を読む(入門編)」
    古文書でよく使われる言葉,くずし字を中心に学習します。
  期  日    6月3日(日),7月16日(祝・月)
  時  間   10時30分~12時
  場  所   千葉県立関宿城博物館集会室
  定  員   20名
  対  象   一般(連続2回参加できる方)
  受講料   無料
  申込み   5月3日(祝・木)9時より電話で申込み受付(先着順)
           04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
     *この講座の受付は終了しています。

★(4)郷土食講座「そば打ち」(前期)
      そば打ち愛好会の人たちの指導により,そばの打ち方や切り方を体験します。
      また,自分が作ったそばを試食します。
  期  日   5月13日(日) 6月10日(日) 7月15日(日) 
  時  間   9時30分~12時
  場  所   千葉県立関宿城博物館休憩所
  定  員   20名
  対  象   一般(3回連続で参加できる方) 
  受講料   3,000円(3回分)
  申込み   4月13日(金)9時より電話で申込み受付(先着順)
         04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課) 
    *受付は終了しています。

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 ◆◆◆7月の休館日について◆◆◆ 
    2日,9日,17日,23日,30日
 (いずれも月曜日,17日(火)は前日が祝・月に当たるため)
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[2]7月中に募集が開始されるイベントについて

◆(1)歴史講座 「古文書を読む(初級編)」
    関宿地域に関係のある古文書をテキストにして,それを読み解きます。
  期  日    8月5日(日),9月9日(日)
  時  間   10時30分~12時
  場  所   千葉県立関宿城博物館集会室
  定  員   20名
  対  象   一般(連続2回参加できる方)
  受講料   無料
  申込み   7月5日(木)9時より電話で申込み受付(先着順)
           04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

◆(2)博物館セミナー(1)
    当館展示協力員の松井哲洋氏が「浮世絵に描かれた船であそぶ」と題
   して講演します。浮世絵や古文書,板図などの描かれた船について解
   説するほか,復元製作した高瀬船・五大力船を実際に水に浮かべて,
   帆で走行する風情を体感します。
  期  日   8月19日(日)
  時  間   13時30分~15時30分
  場  所   千葉県立関宿城博物館集会室
  定  員   30名
  対  象   一般
  受講料   200円(資料代)
  申込み   7月19日(木)9時より電話で申込み受付(先着順)
           04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

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[3]せきはく豆事典「初代関宿藩主・松平康元について」
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 松平康元は,天文21年(1552)に尾張国(現・愛知県)知多郡阿古居で生ま
れました。父は久松俊勝,母は徳川家康と同じくお大の方です。当初,久松勝元
と名付けられていましたが,9歳のときに家康から「松平」の称号と「康」の字
を与えられて「松平康元」と改名しました。
 当時は戦国の世で,康元が成人すると家康のために各地へ出陣し,参戦してい
きました。21歳のときには三方原の戦,24歳のときには長篠の戦,28歳のとき
には高天神の戦,33歳のときには小牧長久手の戦,39歳のときには小田原攻め
に加わり,数々の手柄を立てました。その甲斐あってか,天正18年(1590)に
家康から下総国(現・千葉県,茨城県)葛飾郡内に領地2万石をもらい,関宿
城主となりました。   
 翌年,陸奥国九戸(現・岩手県)で一揆が起こり,康元は騎兵150人,歩兵
1,000余人を率いて下野国(現・栃木県)小山に出陣しました。家康はその軍勢
の多さに感動し,本多忠勝,井伊直政と一緒に先陣に参列させました。凱旋後,
下総国内に領地2万石を加増され,合わせて4万石を所領しました。さらに,こ
の年に従五位下,因幡守を叙任しました。
 母・お大の方が伏見城で亡くなると,母を弔うため慶長7年(1602)8月,関
宿に一寺を建立し,「弘経寺(ぐぎょうじ)」と命名しました。しかし,家康の命
令により,寺名を「光岳寺(こうがくじ)」と改めることとなりました。現在も,
この寺は末永く守られています。
 康元は,慶長8年(1603)8月14日に関宿でなくなります。享年52歳でした。
埋葬されたところは,康元が創建した関宿にある宗英寺(そうえいじ)です。関
宿藩主は23代続きますが,地元・関宿で眠っているのは康元,ただ一人です。
                       横山 仁   (奥原経営『関宿町誌』より)
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[4]季節だより
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   梅雨の季節に入りました。
  アジサイが似合う季節になりました。今年は,例年になくきれいだと感じ
 ます。当館の坂道を登ってくると左側面に黄色の花が咲いています。ヒペ
 リカムヒデコート(オトギリソウ科)という植物です。緑の葉に黄色の花と
 いった色の組み合わせが最高です。
  今年は,台風がすでに本州に上陸し被害をもたらしました。台風や大雨に
 なると利根川・江戸川の水量が増えていく様子が展望室からわかります。関
 宿近辺で大雨でなくても,上流の群馬・栃木・埼玉方面に降った雨の多くが
 利根川に集まってくることが実感できます。 
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せきはくマガジン第70号(148)
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