千葉県立関宿城博物館メール情報∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
せきはくマガジン
http://www2.chiba-muse.or.jp/
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞第110号(188) 2015年10月21日∞
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もくじ
[1]11月のイベント情報及び11月の休館日について
[2]11月中に募集が開始されるイベントについて
[3]せきはく豆事典「海路から広がったやきもの」その4
[4]季節だより
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[1]11月のイベント情報及び11月の休館日について
●開館時間 9時開館、16時30分閉館。(ただし、入館は16時まで)
◎11月3日(祝・火)文化の日は、入場料無料です。
★(1) 開館20周年記念
平成27年度企画展「海路から広がったやきもの―近世以降の関東―」
江戸時代に西方から海を渡って関東へ入ってきた焼物が、どのような航路を
辿ってきたかを探るとともに、関東への広がりについて紹介します。また、
その後関東で誕生した笠間焼や益子焼などの焼物と、その流通について触れ
ます。
期 間 10月6日(火)~11月29日(日)
(会期中無休)
時 間 9時~16時30分(ただし、入館は16時まで)
場 所 千葉県立関宿城博物館2階企画展示室
入館料 一般:300円(団体240円)、高大生:150円(団体120
円)、中学生以下・65歳以上:無料
★(2) 企画展解説会
企画展の解説を行います。
期 日 11月3日(祝・火)・23日(祝・月)
時 間 11時~12時、 13時30分~14時30分
場 所 千葉県立関宿城博物館エントランスホールおよび2階企画展示室
★(3) ワークショップ「やきものの世界を知ろう」
企画展の関連事業として、蹴ロクロを使ったやきもの作りの実演や、模様
つけ体験を行います。
期 日 11月7日(土)・21日(土)・29日(日)
時 間 11時~12時、 14時~15時
場 所 千葉県立関宿城博物館エントランスホール
★(4) 郷土食講座「そば打ち(打ち方コース+ゆで方コース)」
関宿そば打ち愛好会の人たちの指導により、そばの打ち方や切り方を体験
した後、そばのゆで方を学び、試食します。
期 日 11月15日(日)
時 間 9時30分~12時
場 所 千葉県立関宿城博物館休憩所
定 員 18名
対 象 一般
参加費 1,300円
申込み 10月15日(木)9時より電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
★(5) 博物館セミナー3
当館の展示協力員、市川幸男氏が講師を務める博物館セミナーです。今回は
「天明三年の浅間山噴火と利根川の洪水と治水について」をテーマに、利根
川の洪水と治水事業に対する浅間山噴火の影響の大きさについて講演します。
期 日 11月22日(日)
時 間 13時30分~15時30分
場 所 千葉県立関宿城博物館集会室
定 員 30名
対 象 一般
受講料 200円(資料代)
申込み 10月22日(木)9時より電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
★(6) 体験教室「関宿城下を歩こう(半日コース)」
千葉県立関宿城博物館の周辺にある史跡(中之島公園、関宿水閘門、浚渫船、
鬼門除け稲荷)を徒歩でめぐります。当館の学芸員が案内し、解説します。
期 日 11月28日(土)
時 間 10時~12時
場 所 【集合場所】千葉県立関宿城博物館集会室
【見学場所】千葉県立関宿城博物館周辺の史跡(中之島公園、関宿
水閘門、浚渫船、鬼門除け稲荷)
定 員 30名
対 象 一般
保険料 50円
申込み 10月28日(水)9時より電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
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◆◆◆11月の休館日について◆◆◆
30日(月)だけ休館します。それまでは企画展会期中につき休館しません。
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[2]12月中に募集が開始されるイベントについて
◆(1) パネル展「『船鑑』に描かれた和船」
『船鑑』に描かれている利根川水系の和船を取り上げ、その種類や当時の様
子を写真で紹介します。
期 間 12月3日(木)~1月31日(日)
(休館は月曜日、12月28日(月)~31日(木))
時 間 9時~16時30分(ただし、入館は16時まで)
場 所 千葉県立関宿城博物館3階多目的室
入館料 一般:200円(団体160円)、高大生:100円(団体80円)
中学生以下・65歳以上:無料
◆(2) 博物館セミナー4
当館の展示協力員、石田年子氏による博物館セミナーです。「野田市の回国
塔と嶋村庄造の納経帳」をテーマに講演します。
期 日 12月20日(日)
時 間 13時30分~15時30分
場 所 千葉県立関宿城博物館集会室
定 員 30名
対 象 一般
受講料 200円(資料代)
申込み 11月20日(金)9時より電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
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[3]せきはく豆辞典「海路から広がったやきもの」その4
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明治時代以降になると、藩による窯元の保護体制が崩れたため、国内のさまざまな
焼物の産地が製品の販売に苦労しました。
国内では、日用雑器だけでなく、食器を積極的に販売し始めました。大量生産する
ために、磁器は印判染付(いんばんそめつけ)という技術を西洋から取り入れ、絵付け
の時間短縮を図りました。また、成形でも液状にした粘土を流し込んで成形する鋳込
み(いこみ)や、型に粘土を入れて内側をコテで成形する型ロクロ、動力ロクロを使っ
た成形などで大量生産に対応しました。さらに、販売形態も異なりました。今までの
仲買による仲介を経ずに、直接、東京に店を持ったり、関東内陸部へ行商に行って販
路を広げる窯元も出てきました。町中では他の雑貨品とともに瀬戸物を販売していた
荒物屋が瀬戸物販売に特化した店になったり、農村部などにも瀬戸物屋ができたりし
ました。このように、窯元の努力によって販売経路が開拓されました。また便器や、
電柱に使われる碍子(がいし)の製作に方針転換して維持した窯元もあります。
一方、江戸時代から海外に販路をもっていた有田焼の窯元などは、万国博覧会に出
品し、製品の素晴らしさをアピールし、海外へ市場を広げました。陶器の信楽焼や益
子焼、会津本郷焼も海外へ販売しました。これらの製品は美術工芸品であり、この流
れは戦後の製作から焼成までを一人で行う陶芸家の出現につながります。
西方から海運や水運を使って関東にもたらされた焼物は、時代を経てさまざまな階
層の暮らしの中に広がり、生活を豊かにしました。そして現在でも広く生活の中で使
われています。また、その製作技術の伝播によって、関東では笠間焼や益子焼などの
幕開けを促しました。今では、公民館などで陶芸教室が盛んに開かれ、気軽に焼物を
作れるようになり、焼物はますます身近になっています。 (鈴木)
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[4]季節だより
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ようやく、秋晴れの日が増えてきて、活動しやすい季節になりました。
先月始まった企画展は、11月いっぱいで終了です。まだ、見にいらっしゃってい
ない方は、盛りだくさんの焼物をぜひ、ご覧になってください。
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せきはくマガジン第110号(188)をお送りしました。毎月当館の新鮮な情報をお届け
します。
皆様からのお声をお待ちしております。お気軽にお寄せ下さい。
(お声を当マガジンに掲載させていただく場合もあります。)
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せきはくマガジン第110号(188)
発行:千葉県立関宿城博物館
〒270-0201
千葉県野田市関宿三軒家143-4 TEL 04-7196-1400 FAX 04-7196-3737
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