千葉県立関宿城博物館メールマガジン バックナンバー
せきはくマガジン第118号(196)
配信日時:2016/06/20 05:00
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          せきはくマガジン

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∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞第118号(196) 2016年6月20日∞

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 もくじ
[1]7月のイベント情報及び7月の休館日について
[2]7月中に募集が開始されるイベントについて
[3]せきはく豆事典「関宿藩主が就いた幕府の職制-寺社奉行-」
[4]季節だより
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[1]7月のイベント情報及び7月の休館日について

●開館時間 9時開館、16時30分閉館。(ただし、入館は16時まで)

★(1)パネル展「利根川水系に生息する魚たち」
    利根川水系に生息している魚を取り上げ、その種類や生息場所を写真で紹介
    します。
   期 間  7月5日(火)~9月29日(木) 
        (休館は月曜日。月曜日が祝日にあたる場合は開館し、翌日休館。)
   時 間  9時~16時30分(ただし、入館は16時まで) 
   場 所  千葉県立関宿城博物館3階多目的室 
   入場料  一般:200円(団体160円)、高大生:100円(団体80円) 
        中学生以下・65歳以上:無料

★(2)体験教室「飛ばせ水ロケット」
    親子が協力してペットボトルで水ロケットを作り、当館周辺の広場で打ち
    上げます。できるだけ遠くに飛ばしてみましょう。
   期  日  7月24日 (日)
   時  間  【午前の部】10時~12時
        【午後の部】13時30分~15時30分
        (午前、午後の部をそれぞれ行います。)
   場  所  千葉県立関宿城博物館集会室及び多目的広場
   定 員  各10名 
   対 象  小中学生とその保護者 
   参加費  各200円(保険料含む。)
   申込み  6月24日(金)9時から電話で申込み受付(先着順) 
        04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課) 

★ (3)関宿城写生コンクール作品募集
    千葉県立関宿城博物館の周辺を描いた写生画を公募します。
   募集対象  小学生の部・中学生の部・一般の部(高校生以上)
   種 類   油彩・水彩・クレヨン・パステル・色鉛筆
   規 格   四つ切か八つ切程度の大きさ、油彩の場合は6号または8号
         (裏面に作品票をお貼りください。作品票はホームページ若しく
          は近隣公民館に置いてあります。)
   募集期間  9月1日 (木)〜9日(金)
   賞     館長賞、各部門の最優秀賞・優秀賞・佳作(応募者全員に参加賞)
   展示期間  9月13日(火)〜25日(日) 
   表彰式   9月22日(木)
   返却期間  9月27日(祝・火)〜10月11日(火) 
   問合せ   04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課) 

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◆◆◆7月の休館日について◆◆◆ 
 4日(月)・11日(月)・19日(火)・25日(月)は休館します。
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[2]7月中に募集が開始されるイベントについて

◆(1)体験教室「河川敷のいきものさがし(小学生向け)」
    河川敷で色々ないきものを採集・スケッチして、そのいきものについて学
    びます。夏休みの自由研究に最適です。
   期  日  8月7日 (日)
   時  間  9時30分~12時30分
   場  所  博物館周辺の河川敷及び館内集会室
   定 員  20名 
   対 象  小学生とその保護者 
   参加費  50円
   申込み  7月7日(木)9時から電話で申込み受付(先着順) 
        04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課) 

◆(2)博物館セミナー(1)「利根川・江戸川周辺の植物、最新レポート」
    当館の展示協力員による博物館セミナーです。利根川・江戸川流域の歴史
    や民俗、自然について講演します。
   期  日  8月28日 (日)
   時  間  13時30分~15時30分
   場  所  千葉県立関宿城博物館集会室
   定 員  30名 
   対 象  一般 
   受講料  200円
   申込み  7月28日(木)9時から電話で申込み受付(先着順) 
        04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

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[3]せきはく豆事典「関宿藩主が就いた幕府の職制-寺社奉行-」
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 「寺社奉行」(じしゃぶぎょう)は、江戸幕府の職制の中では、もともとは老中配下
の職でしたが寛文2年(1662)以降は、老中や若年寄と同じ将軍直属の要職となりまし
た。主な仕事は全国の寺院・神社及びその領地などの管理で、僧侶・神職をはじめ、
陰陽師(おんみょうじ)・楽人(がくにん)・検校(けんぎょう)・連歌師(れんがし)や寺社
領の領民などを支配し、領内での訴訟事(裁判)なども職掌としました。
 本職は、1万石以上の譜代大名が就任することが原則でしたが、いわゆる「出世コ
ース」の重要なポジションであり、5~10万石の譜代大名が任じられることも少なく
ありませんでした。定員は概ね4名で、自分の屋敷を奉行所とし、順番に月番で勤務
しました。
 関宿藩からは、板倉重郷(いたくらしげさと)【就任期間 万治元年(1658)~寛文元
年(1661)】・久世重之(くぜしげゆき)【同 宝永元年(1704)~宝永2年(1705)】・久世
広明(くぜひろあきら)【同 明和2年(1765)~明和6年(1769)】・久世広周(くぜひろち
か)【同 天保14年(1843)~嘉永元年(1848)】と4人の藩主が就任しています。
板倉重郷は寺社奉行を辞して間もなく亡くなりましたが、久世重之は、本職を経た
後、若年寄、老中へと昇進しました。久世広明は、本職を経た後、大坂城代、京都所
司代、老中へと昇進しました。久世広周も、本職を経た後、西丸老中、老中へと昇進
しています。
なお、本職は、奏者番(そうじゃばん)に任じられた譜代大名のうちの上位者の兼職
でした。奏者番というのは、江戸城での礼式を取り仕切る役職で、大名と将軍の取次
役のような仕事です。この奏者番になることが譜代大名にとって、出世のための登竜
門でもありました。
他に「奉行」と呼ばれる役職に、幕府の財政を管理する「勘定奉行」、江戸の治安や
行政・司法を管轄する「町奉行」がありますが、これらは将軍直属ではなく老中配下
であり、旗本の役職である点で、寺社奉行より若干格は下になります。  (村田)

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[4]季節だより
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 関東地方は、6月5日に梅雨入りしました。今年の梅雨は雨量が少ないようです。
利根川水系の8つのダムの貯水量がたいへん少なくなってきています。すでに取水制
限も行われており、水不足が非常に心配されます。節水を心がけたいですね。
 当館では夏休み中にいろいろな行事が行われます。みなさま、奮って御参加くださ
い。
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せきはくマガジン第118号(196)をお送りしました。毎月当館の新鮮な情報をお届けし
ます。
皆様からのお声をお待ちしております。お気軽にお寄せ下さい。
(お声を当マガジンに掲載させていただく場合もあります。)
前回の第117号(195)で誤りがありました。せきはく豆事典の中で「昭和50年(1970)」と
記されてありましたが、正しくは、「昭和50年(1975)」でした。訂正し、心からおわび申
し上げます。
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せきはくマガジン第118号(196) 
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