千葉県立中央博物館メールマガジン バックナンバー
★ ちば中央博メール 2016年7月号 ★
配信日時:2016/07/10 08:00
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     ちば中央博メール 2016年7月号(2016年7月10日発行・第119号)
          http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/

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目 次
1.お知らせ
2.中央博の窓 「生態園トピックス展「蜂の巣いろいろ」の御案内」
3. イベント情報
(1)中央博物館本館 企画展示・トピックス展示
(2)中央博物館本館・生態園 当日参加できるイベント等
(3)大利根分館
(4)大多喜城分館
4.研究室から 「淡水魚よもやま話~メダカ~」

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1.お知らせ 
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 今年も、ガクアジサイやヤブコウジ、ワルナスビの花が咲く生態園では、ニイニイ
ゼミとヒグラシが6月26日以降に聞かれるようになり、暑い夏が始まりました。舟田
池には「ピ、ピ、ピ、ピ・・・」とカイツブリの幼鳥が元気な声を響かせ、きわめて
食欲旺盛、アメリカザリガニなどをもりもり食べて成長中です。野鳥観察舎から観察
できます。
    生態園の今はこちら(いずれも外部リンク)↓
    みんなの趣味の園芸「生態園さんの園芸日記」
    https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_list&target_c_member_id=7418
    舟田池ライブモニタリング(画像・気象情報・音)24時間稼働中
    http://cf4ee.nenv.k.u-tokyo.ac.jp/drupal7/funadaike_live  
    
 さて、夏休みが間近に迫り、旅や自由研究、教員研修などを計画されている方も多
いことでしょう。この夏も、千葉県立中央博物館の総力を結集して、展示やさまざま
のイベントを開催します。本館では、企画展「驚異の深海生物-新たなる“深”世界
へ─」において深海生物の謎に迫る最新の研究成果をお楽しみください。生態園では、
生態園トピックス展「蜂の巣いろいろ」において蜂の巣の不思議に迫りましょう。青
田広がる大利根分館では、ぬえや火車など妖怪の正体を探る夏休み展示「妖怪になっ
た動物たち」を、大多喜城分館では、大河ドラマ「真田丸」でもお馴染みの本多忠勝
にも会える収蔵資料展「大多喜城の歴史と絵図-江戸から昭和までの城と町-」をぜ
ひ御覧ください。

●重要なお知らせ● 本館のみ、今年の夏も毎日開館します! 毎週月曜日は開館で
す。7月18日(月・祝)の翌日の火曜日も開館です。 臨時開館日は、7月11日、19日、
25日、8月1日、8日、15日、22日、29日の8日間です。どうぞ御利用ください。

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2.中央博の窓−83 生態園トピックス展「蜂の巣いろいろ」の御案内
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 生態園トピックス展「蜂の巣いろいろ」を生態園入口のオリエンテーションハウス
内で開催中です。この展示では、実物や写真により、いろいろな蜂の巣を紹介してい
ます。そもそも、蜂の巣とは何でしょうか。一言でいうと、蜂の巣とは、母バチが子
ども(幼虫)のために集めた餌を入れ、子どもが安全に過ごすことができる“入れ物”
ということになります。この“入れ物”は、ひとつずつバラバラに作られることもあ
れば、一カ所にまとめて作られることもあります。
 1匹の子どものための小さな巣(トックリバチ)、竹筒の中に作られた巣(ドロバチ)、
細長いひものような巣(タイワンチビアシナガバチ)、美しい飾りのある巣(リオステ
ノガスター)、そして高さが1メートルを超えるような大きな巣(スズメバチ)など。日
本で見られもののほか、珍しい外国産の蜂の巣も展示しています。
    詳しくはこちら↓
    http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/eco_park/2016nest/index.htm
屋外には竹筒を設置しています。巣作り中のハチを観察できるでしょう。
             (生態学・環境研究科 主任上席研究員 宮野 伸也)

(おすすめ) ハチについてもっと詳しく知りたい方は、デジタルミュージアム「房
総のハチ 世界のハチ」をどうぞ↓
    http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/special/hachi/bee/index.html

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3.イベント情報 
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(1)中央博物館本館 企画展示・トピックス展示・常設展示
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◆【ミニトピックス展】2016年8月11日 国民の祝日「山の日」に向けて-
「山岳鳥瞰図(ちょうかんず)作家・五百沢智也(いおざわともや)氏が描いた山 
その4 富士山―遠景・中景・近景―◆
会期:8月31日(水)まで
会場:本館2階 房総の地学展示室前廊下
内容:新しい国民の祝日「山の日」が、平成28年8月11日から施行されるのに先立ち、
ステレオ写真を基に正確な地形表現を追求した山岳鳥瞰図の第一人者、故五百沢智也
氏(千葉県一宮町)の作品を紹介します。4回シリーズの最後の回として、五百沢氏が
描いた富士山を紹介します。
 なお、期間中に新しい祝日「山の日」がやってきます。この日のミュージアム・ト
ークでは、この展示会の主旨や五百沢氏の鳥瞰図について解説します。
    詳しくはこちら↓
    http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/_exhibitions/topics_ex/2015iozawa4/iozawa4.html

◆【生態園トピックス展】蜂の巣いろいろ◆
会期: 9月4日(日)まで
会場:生態園 オリエンテーションハウス
内容:トックリバチの小さな巣からスズメバチの巨大な巣まで、いろいろな蜂の巣を
実物と写真で紹介します。7月10日のミュージアム・トークにて展示解説をします。
    詳しくはこちら↓
    http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/eco_park/2016nest/index.htm

◆【ミニトピックス展】新属新種アワイルカ 千葉県鋸南町で化石発見!◆
特別協力: 秀明大学・早稲田大学・足寄(あしょろ)動物化石博物館
会期: 7月20日(水)から9月4日(日)まで
会場:本館2階 房総の地学展示室 
内容:1992年に千葉県鋸南町で平山廉教授(早稲田大学)が発見された小型のクジラ類
の貴重な化石を展示します。この化石は、平成28年7月に村上瑞季博士(秀明大学)の
研究により、新属新種 Awadelphis hirayamai アワデルフィス・ヒラヤマイ(和名:
アワイルカ)と命名されたばかりです。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=1039
    (参考)足寄動物化石博物館にはクジラの展示室がある!
    http://www.museum.ashoro.hokkaido.jp/fun/cetacea.html

◆【企画展】驚異の深海生物-新たなる“深”世界へ-◆
会期: 9月19日(月・祝)まで
会場:本館2階 企画展示室
内容:多くの人を魅了する深海生物。最新の研究を踏まえ、実物標本・画像・映像な
どによりその魅力に迫ります。世界の深海生物が大集合、未知の“深”世界が目の前
に広がります。企画展情報は更新中、チェックをお忘れなく。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1008 (展示紹介)
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1008#gyouji (行事)
    http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/_exhibitions/special_ex/2016shinkai/shinkai2016_poster.pdf (ポスター)
    http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/_exhibitions/special_ex/2016shinkai/shinkai2016_flyer.pdf (ちらし)

◆【研究紹介展示】 新種のダイオウグソクムシ化石「コミナトダイオウグソクムシ」◆
会期: 9月19日(月・祝)まで
会場:本館2階 房総の地学展示室入口
内容:千葉県から発見された約800万年前のダイオウグソクムシのなかまの化石を、
新種として記載しました。ダイオウグソクムシの化石種が記載されるのは世界で初め
てです。発見地の鴨川市小湊の名前をとって「バチノムス・コミナトエンシス(コミナ
トダイオウグソクムシ)」と命名しました。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=787 (展示紹介)
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?action=common_download_main&upload_id=18340 (解説)

◆【研究員紹介コーナー】◆
会期:平成29年3月31日(木)まで
会場:本館2階 光庭前廊下
内容:平成28年度の本館・分館の研究職員を紹介しています。「所属」「名前」「職
名」「専門分野」「写真」と「メッセージ」をどうぞ御覧ください。
※ ウェブサイトも併せて御利用ください。↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=168


◆【小動物展示室】◆
 照明をLED蛍光灯に交換しました。暑い夏、展示生物の入っている水槽の温度上昇を
できるだけ抑えるように努力しています。ニホンヒキガエルやニホンマムシ、ミヤコ
タナゴ、クサガメなど、身近な生き物をじっくり観察できます。

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(2)中央博物館本館・生態園 当日参加できるイベント等 
                      (7月10日(日)〜8月11日(木・祝)) 
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【企画展関連行事 深海の生きものにさわってみよう】
日時:7月10日(日)・18日(月・祝) 各日とも2回開催 10時~11時、11時~12時
場所:本館1階 研修室
内容:貴重な深海生物の標本を間近で見たり、本物に直接触ったりします。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1008#gyouji
対象:小学生以上(小学生以下は保護者参加)
定員:各回30名(入館料は必要)

【小学館・千葉県立中央博物館合同企画 図鑑NEOであそぼう!-海の生きもの-】
日時:7月10日(日)
・ワークショップ 14時~、15時~(各回45分)
・「アニア」を使った体験イベント 12時~ 
場所:本館
・ワークショップ 1階ホール
・「アニア」を使った体験イベント 2階体験学習室(たいけんのもり)
内容:今年は小学館の図鑑が創刊されてから60周年。これを記念し、小学館では図
鑑を使って楽しく科学を学ぶことを目的としたイベントを、この夏全国の博物館、科
学館で展開します。中央博物館では企画展に合わせ、海の生きものを題材としたワー
クショップと、野生動物フィギュア「アニア」を使った体験イベントを開催します。 
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1038
対象:どなたでも(小学生以下は保護者参加)
定員:各回50名(無料)

【企画展関連行事 チーバくんの博物館ツアー】
日時:7月20日(水)13時~15時
場所:本館2階 ホール
内容:チーバくんと一緒に、博物館の展示室を探検しよう。最後に、展示室で学習し
た内容について、クイズ大会があります。
    詳しくはこちら↓ 
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1037
対象:どなたでも(小学生以下は保護者参加)
定員:なし (入館料必要)

【夏休み特別行事 夏休み自由研究相談会(前編)】
日時:7月23日(土)10時~15時
場所:本館1階 ホール
内容:夏休みの自由研究のテーマや材料、研究の進め方などを、博物館研究員に相談
してみませんか? できれば、岩石や化石、地層、天文、気象、歴史、貝や昆虫、魚
や鳥など身近な動物、草や木など身の回りの植物など、御希望の分野をある程度しぼ
ってきていただけるとよいでしょう。
対象:小学生以上
定員:なし(無料)
※自由研究のまとめには、8月19日(金)-20日(土)に当館で開催予定の夏休み自由研
究相談会(後編)をぜひ御利用ください。

【企画展関連行事 クイズ大会 深海生物で“ギョッ” さかなクンがやってくる】
日時:7月24日(日) 13時~14時、14時30分~15時30分
場所:本館1階 講堂
内容:深海生物をテーマに、勝ち抜き式のクイズを行います。さかなクンからどんな
質問があるかな? お楽しみに。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1008#gyouji
対象:小学生以上(小学生以下は保護者参加)
定員:各回150名(入館料は必要)
※同じイベントが8月14日(日)にも開催されます。
※どちらの日も、2回分300枚の整理券を、当日の朝9時から配布します。参加する回
を指定できます。朝8時から行列を整理します。代理で並ぶことはできません。参加
者本人が博物館職員から整理券を受け取ってください。小学生以下の場合、保護者の
膝に坐る場合は整理券は不要ですが、席を占有する場合は整理券が必要です。

【企画展関連行事 チーバくんの博物館ツアー】
日時:7月27日(水)13時~15時
場所:本館2階 ホール
内容:チーバくんと一緒に、博物館の展示室を探検しよう。最後に、展示室で学習し
た内容について、クイズ大会があります。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1037
対象:どなたでも(小学生以下は保護者参加)
定員:なし (入館料必要)

【企画展関連行事 講演会「もっと知ろうよ、深海生物」1】
日時:7月31日(日)13時30分~15時30分
場所:本館1階 講堂
内容:深海生物を研究している専門家が、研究や体験についてお話します。今回は、
3回シリーズの1回目、テーマは、「深海に潜む大きなイカ類-マッコウクジラから
最新テクノロジーで謎に迫る-」です。講師は、国立科学博物館の窪寺恒己氏(水産
学博士)です。
    詳しくはこちら↓ 
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1008    
    https://www.kahaku.go.jp/research/researcher/researcher.php?d=kubodera (外部リンク)
対象:小学生以上(小学生以下は保護者参加)
定員:先着150名(入館料は不要)

【指導者向け講座 教員のための博物館の日 博物館利用研修会】
日時:8月1日(月)10時~16時
場所:講堂・研修室
内容:展示室や生態園について御理解を深めていただき、その活用方法を具体的に検
討していただく機会とします。そして、中央博物館のより効果的な利用方法について
考えます。
    「教員のための博物館の日」の詳細はこちらから↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?action=common_download_main&upload_id=18534
対象:指導者向け・150名
定員:先着150名(無料)

【企画展関連行事 チーバくんの博物館ツアー】
日時:8月3日(水)13時~15時
場所:本館2階 ホール
内容:チーバくんと一緒に、博物館の展示室を探検しよう。最後に、展示室で学習し
た内容について、クイズ大会があります。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1037
対象:どなたでも(小学生以下は保護者参加)
定員:なし (入館料必要)

【企画展関連行事 深海の生きものをつくってみよう】
日時:8月6日(土) 13時30分~14時30分、14時30分~15時30分
場所:本館1階 ホール
内容:深海生物のレプリカを作ったり、ペーパークラフトを組み立てたりします。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1008#gyouji
対象:小学生以上(小学生以下は保護者参加)
定員:各回40名(入場料不要・保険料50円)
※同じイベントが8月28日(日)にも開催されます。

【企画展関連行事 チーバくんの博物館ツアー】
日時:8月10日(水)13時~15時
場所:本館2階 ホール
内容:チーバくんと一緒に、博物館の展示室を探検しよう。最後に、展示室で学習し
た内容について、クイズ大会があります。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1037
対象:どなたでも(小学生以下は保護者参加)
定員:なし (入館料必要)
※チーバくんの博物館ツアーは毎週水曜日に8月24日(水)まで開催します。

【体験イベント チーバくんと作る深海魚キーホルダー】
日時:8月11日(木・祝) 11時30分~12時30分 13時30分~14時30分
場所:本館1階 ホール
内容:プラ板に深海生物の絵をかいてキーホルダーを作ろう! 誰でも簡単にステキ
な作品が作れます。チーバくんも遊びにくるよ!
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1008#gyouji
対象:どなたでも(小学生以下は保護者参加)
定員:各回20名(入場料不要、実費負担100円)

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◆【森の調査隊】 平成28年度から実施日時が変更になりました。
日時:毎月第2・第4日曜日 12時~16時(当日随時受付)
7月は10日(日)・24日(日)、8月は14日(日)・27日(土)・28日(日)に実施します。
場所:生態園オリエンテーションハウス
内容:ワークシートをもって、生態園内で自然を観察する体験プログラムです。小学
校の授業で訪れる学校団体にも活用されています。スタンプを集めて、オリジナルの
ペーパークラフトをゲットしよう。
対象:どなたでも(小学生は保護者同伴)
定員:なし(無料)
    詳しくはこちら↓
    http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/eco_park/forest_expl_pgm.htm

◆【はっけん!すまいるキッズ】
日時:毎週土曜日、日曜日及び祝日 13時~(30分程度)
場所:本館2階 体験学習室(たいけんのもり)
内容:体験交流員によるお子様(親子)向けのプログラムです。深海生物について絵本
の読み聞かせやクイズなどを行います。
対象:子どもとその保護者
定員:当日先着5組程度(無料)
注意:天候や急な事情により、中止や変更となる場合もあります。
    活動のようすはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=851

◆【そのほかの6月・7月の講座・観察会(事前申込を含む)】詳しくはこちら↓
7月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=470
8月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=471

◆【ミュージアム・トーク】(研究職員による展示・資料解説) 詳しくはこちら↓
7月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=482
8月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=483
※今年から開始する新しい祝日「山の日」(8月11日(木・祝))には、スペシャルなミ
ュージアム・トークがあります。ふるって御参加ください。

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(3)大利根分館 http://www.chiba-muse.or.jp/OTONE/ 電話:0478-56-0101
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 大利根分館では夏休み展示「妖怪になった動物たち」を開催中です。
 分館の自然観察園の池では、スイレンに替わりハスが咲き始めました。花ハスの一
種で小ぶりな花ですが、ピンク色のグラデーションがとてもきれいです。また、水面
をイトトンボやヤンマたちが飛び交います。
ちなみに、お隣の水郷佐原水生植物園では、「はす祭り」を8月7日(日)まで開催中で
す。約300品種の花ハスが見られます。(有料 朝8時開園)
    詳しくはこちら(外部リンク)↓          
    https://www.city.katori.lg.jp/sightseeing/suiseishokubutsuen/event/hasu.html
良く晴れた日の午前中に、分館周辺の水田では、稲の開花が見られるかもしれません。
    (参考)イネの花(外部リンク)↓
    http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_1288.htm
青々とした水田と夏の青空を楽しんで見ませんか。御来館をお待ちしています。

◆【夏休み展示】妖怪になった動物たち◆
会期: 8月28日(日)まで
会場:企画展示室
内容:夏休み期間中、房総の妖怪伝説などに登場する動物たちを紹介します。人を騙
すといわれるキツネやタヌキ、妖怪「ぬえ」の声の主といわれるトラツグミ、遺体を
奪い取る妖怪「火車(かしゃ)」の不気味な声の主とされるゴイサギなどを、標本と写
真などで御覧いただけます。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=bbs_view_main_post&post_id=1158&block_id=4430#_4430

■講座等
【体験講座 まが玉作り】
日時:7月23日(土)、24日(日) 各日とも10時30分~11時15分、13時30分~14時15分
場所:大利根分館 集会室
内容:古代のアクセサリー、まが玉を一緒に作りましょう。
対象:小学生以上(3年生以下は保護者の補助が必要)
定員:各回20名(材料費300 円)
※事前申し込みが必要です。電話:0478-56-0101

【講座「水郷の自然と歴史」 妖怪と動物】
日時:7月24日(日)13時30分~15時
場所:大利根分館(研修室)
内容: 夏休み展の見どころを分かりやすく解説します。
対象:一般(中学生以上)
定員:当日先着40名(無料)

【体験講座 砂の中のたからものをさがそう -けんびきょうにトライ-】
日時:7月30日(土)・31日(日) 
両日とも10時30分~ 11時20分~、13時30分~ 14時10分
場所:大利根分館(集会室)
内容:実体顕微鏡を使って砂の中からミニ水晶を探します。
対象:小学生以上(3年生以下は保護者参加)
定員:各回先着10名(材料費300 円)
※事前申し込みが必要です。電話:0478-56-0101

【川のフィールドミュージアム 第1回水郷民俗調査隊 「延方(のぶかた)相撲」】
日時:7月31日(日) 9時~12時頃
場所:大利根分館集会室(集合8時40分)
内容:今年度の水郷民俗調査隊のテーマは「奉納相撲」です。大利根分館周辺の相撲
行事を見学します。今回は潮来市延方を訪れます。    
対象:一般(中学生以上)
定員:20名(保険料50円)
その他: 小雨決行、弁当・筆記用具・必要に応じてカメラなど
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=67
※事前申し込みが必要です。電話:0478-56-0101

【体験講座 ザリガニ釣り】
日時:8月6日(土)、7日(日) 
両日とも10時30分~、13時30分~
場所:大利根分館(自然観察園)
内容:自然観察園内の池でザリガニ釣りを体験します。
対象:どなたでも
定員:各回当日先着20名(無料)
※ザリガニはお持ち帰りできません。
    
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(4)大多喜城分館 http://www.chiba-muse.or.jp/SONAN/ 電話:0470-82-3007
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 大多喜では、関東随一の名所「麻綿原高原のアジサイ」が見頃となってきました。
    (参考) 麻綿原のあじさい開花状況(外部リンク)↓
    http://www.otakikankou.net/開花状況/麻綿原あじさい/
大多喜城分館へ御来館の節には、麻綿原高原も御家族おそろいで訪ねてみてはいかが
ですか。なお、大多喜城分館では、7月14日(水)から「収蔵資料展」が始まります。
誠に申し訳ありませんが、7月11日(月)・12日(火)・13日(水)は、展示替え作業のた
めに休館します。御理解のほどよろしくお願いします。
    
◆【7月の飾りもの】◆「双六(すごろく)道具」(江戸時代)
会期: 7月31日(日)まで
会場:エントランスホール
内容:月替わりの展示です。双六は盤をはさんで2人が相対し、白と黒の駒15個を配
置し、賽(さい)を振ってその目で駒を進める遊びです。この盤には美しい蒔絵(まき
え)が施されています。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=311&_layoutmode

◆【収蔵資料展】大多喜城の歴史と絵図-江戸から昭和までの城と町-◆
会期: 7月14日(木)から10月16日(日)まで
会場:大多喜城分館2階、3階展示室
内容:江戸時代から昭和期までの大多喜城や城下の町に係る資料を展示します。千葉
県指定有形文化財「紙本著色本多忠勝(しほんちゃくしょくほんだただかつ)像」や、
いすみ市指定文化財「遠山金四郎景元(遠山の金さん)画像」などは、原物を展示しま
す。さらに、色鮮やかな芝居の「錦絵」や葛飾北斎のスケッチ画集「北斎漫画」など
の貴重な絵図のほか、当時の生活用具や遊具、大多喜の町並み写真、昭和の国鉄木原
線の資料など盛りだくさんです。ぜひお出でください。    
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=59
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=314  
    紙本著色本多忠勝像はこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=375

■講座等
【大多喜の自然シリーズ 本物の化石にさわろうin 大多喜城】
日時:8月13日(土)11時~15時
場所:大多喜城分館研修館
内容:アンモナイトやトウキョウホタテなど本物の大きな貝化石にさわれます。講師
は、本館で化石を専門に研究している職員です。
対象:どなたでも
定員:なし(無料)
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=314
    (参考)生命と台地の歴史を体感する化石キット↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=212

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4.研究室から-55  淡水魚よもやま話~メダカ~
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 皆様、メダカにはどんなイメージをお持ちでしょうか?
 童謡「めだかの学校」にもあるように、昔は川をちょっと覗けば、メダカが泳いで
いる姿を当たり前のように見ることができる馴染み深い生き物でした。また、メダカ
はその飼育のしやすさから、生物学の研究にも欠かせない生き物として有名です。か
くいう私も、メダカの遺伝子情報を研究に使ってきました。
 しかし、現在は生息環境の悪化に伴い、環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧
II類、千葉県のレッドデータブックでは重要保護生物に指定されています。
    環境省のレッドデータブック↓
    http://ikilog.biodic.go.jp/Rdb/
    千葉県のレッドデータブック↓
    https://www.pref.chiba.lg.jp/shizen/seibutsu/kishoushu/rdb.html
こうした状況を踏まえ、全国各地で保護活動のため、放流が行われています。ところ
が、残念ながら、正しい知識を持たずに実施されていることもあるようです。メダカ
といっても、日本にはキタノメダカとミナミメダカという2種が生息しています。
    日本淡水魚類愛護会のページ(外部リンク)↓
    http://www.tansuigyo.net/a/link7-14.html
また、それぞれの種内でも、地域特有の遺伝子型をもった集団がいることが知られて
います。これらのことを知らずに別の地域のメダカを放流すると、もともとの自然環
境を乱すことになってしまいます。千葉県生物多様性センターによると、千葉県内で
遺伝子を実際に調べて活動する団体はありませんが、地域性を考慮した保全活動をし
ているということでした。
    (参考)生物多様性ちばニュースレターNo33 「千葉県の希少種(メダカ)
    http://www.bdcchiba.jp/publication/newsletter/nl_pdf/nl033.pdf
 「めだかの学校」を廃校にしないためにも、正しい知識を持って保護活動を行って
いくことが大事です。
                      (企画調整課 研究員 後藤 亮)
 
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 http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/
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