千葉県立中央博物館メールマガジン バックナンバー
★ ちば中央博メール 2016年8月号 ★
配信日時:2016/08/10 08:00
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     ちば中央博メール 2016年8月号(2016年8月10日発行・第120号)
          http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/

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目 次
1.お知らせ
2.中央博の窓 「江戸情緒がいっぱい「大多喜城の歴史と絵図」から」
3. イベント情報
(1)中央博物館本館 企画展示・トピックス展示・出前展示
(2)中央博物館本館・生態園 当日参加できるイベント等
(3)大利根分館
(4)大多喜城分館
4.研究室から 「水辺の外来種の問題」 (特別寄稿)

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1.お知らせ 
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 8月15日は、戦後71年目の終戦記念日です。房総の歴史展示室の出口近くにある
「軍国化と敗戦」の展示では、富津岬沖の海堡建設関係資料や戦時下の防空関係の資
料などを紹介しています。無条件降伏した日本が憲法を改正し、新たに平和と民主主
義に基づく文化国家として再出発した頃の県民生活の一端を知らせる配給切符や当時
使用されたお金も展示しています。企画展「驚異の深海生物-新たなる“深”世界
へ-」御観覧の後は、房総の歴史展示室でワンストップしてみませんか。


 館の外はセミたちがボリューム全開で鳴いています。生態園の森には、アブラゼミ、
ニイニイゼミ、ミンミンゼミ、ヒグラシ、ツクツクボウシ、クマゼミと何と賑やかな
ことでしょう。
    舟田池ライブ音はこちら(外部リンク)
    http://mp3s.nc.u-tokyo.ac.jp/Funadaike_CyberForest.mp3  
ハマゴウ、ハマナデシコなど、夏の花々が次々と咲いています。その他ヤブカラシ、
クズ、エビヅル、ヘクソカズラなど、生態園の植物などについての詳しい解説を御覧
いただけるようになりました。
    生態園いきもの観察日記(pdf版をダウンロードできます)↓
    http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/eco_park/ep_ikimono_list.htm
舟田池では、カイツブリの家族が6羽になりました。7月下旬に孵化したカイツブリの
小さな雛が3羽、親鳥の背中に乗っています。一足先に生まれた幼鳥1羽も元気です。
可愛い年頃、ぜひお見逃しなく!

 深海生物展PR強化月間ということで、CMやADビジョン、新聞等で皆様にお目にか
かります。ツイッター @chiba_chuohaku でも情報発信しています。フォローをお願い
します。
 また、7月23日放送の千葉テレビ「ウィークリー千葉県」では、千葉県立中央博物
館が特集されました。企画展「驚異の深海生物-新たなる“深”世界へ-」の展示作
業やオープニング、研究員の解説、イベントなど詳しく御覧いただけます。
    視聴はこちら↓
    http://www.pref.chiba.lg.jp/kouhou/net-tv/weekly/weekly-160723-2.html

 ●重要なお知らせ● 本館のみ、今年の夏も毎日開館します。8月の残りの月曜日
(8月15日、22日、29日)は開館です。どうぞ御利用ください。

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2.中央博の窓−84  江戸情緒がいっぱい「大多喜城の歴史と絵図」から  
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 大多喜城分館では10 月16日(日)まで、収蔵資料展「大多喜城の歴史と絵図-江戸
から昭和までの城と町-」を開催中です。今回の展示会では、美しく華やかな「江戸
の色」を会場で感じていただきたいと思っています。
 たとえば、「市川団十郎」と「尾上菊五郎」の二大看板役者の錦絵(にしきえ)を見
てください。団十郎は「赤」、菊五郎は「青」が強調されており、その対比が実に鮮
やかです。さらに、私見ですが江戸の「赤」は、現代の色には無い「落ち着き」があ
ります。顔料の違いでしょうが、赤以外でも派手な原色を多用しても、決してくどい
図柄にならないのが特徴です。その一方で、華やかさはしっかり表現されています。
 こうした江戸情緒を、皆様が展示室に入られた瞬間に感じて頂けるよう、錦絵の巻
物「芝居絵」はすべて広げ、長さが6 mにもなっています。その周囲には、ひな人形
や貝合わせ、金箔(きんぱく)屏風など、色鮮やかな品々を結集させました。ぜひ会場
でご覧ください。
    画像はこちら(一部)↓
    https://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=59
ぜひ御観賞ください。
                (大多喜城分館 主任上席研究員 加藤 修司)

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3.イベント情報 
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(1)中央博物館本館 企画展示・トピックス展示・出前展示 
             ※企画展以外の展示は、終了日の順で並んでいます。
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◆【企画展】驚異の深海生物-新たなる“深”世界へ-◆
会期: 9月19日(月・祝)まで
会場:本館2階 第1・第2企画展示室
内容:多くの人を魅了する深海生物。最新の研究を踏まえ、実物標本・画像・映像な
どによりその魅力に迫ります。世界の深海生物が大集合、未知の“深”世界が目の前
に広がります。「深海生物ノート」でクイズにチャレンジ!
    企画展情報更新中、詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1008 (展示紹介)
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1008#gyouji (行事)
    http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/_exhibitions/special_ex/2016shinkai/shinkai2016_poster.pdf (ポスター)
    http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/_exhibitions/special_ex/2016shinkai/shinkai2016_flyer.pdf  (ちらし)
新着ニュース1: イベント「深海の生きものをさわってみよう」で登場した、長さが
6 mもあるダイオウイカの触腕を、展示に追加しました。2004年に、国立科学博物館
の窪寺恒己(くぼでらつねみ)博士が、本来の生息域である中深層(水深900 m)でダイ
オウイカ生体の撮影に世界で初めて成功した時に釣りあげられた触腕です。この発見
が、窪寺博士とNHKとの協同による2012年の生体の撮影へとつながっていきます(2013
年1月放送のNHKスペシャル「世界初撮影!深海の超巨大イカ」)。
新着ニュース2: 魚類の世界最深記録保持者 ヨミノアシロ
魚類としては世界最深記録の水深 8,370 m から採集されたヨミノアシロの標本が、
デンマークのコペンハーゲン大学動物学博物館から到着しました。世界中の魚類学の
教科書に載っている有名な標本です。アシロ類の分類の世界的権威であるヨルゲン・
ニールセン博士の御厚意により、標本を借りることができました。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1008&_layoutmode=on#ashiro
新着ニュース3: 宮正樹生態・環境部長らの研究グループは、奇妙な姿をした深海
魚の新種2種(ヒカリデメニギス属)を発見しました。8月10日にオンライン・ジャーナ
ルPLoS ONEで公開されました。これら2新種のタイプ標本を、開催中の企画展で、論
文発表当日(8月10日)から展示します。
※企画展担当研究員によるミュージアム・トーク(11時、14時30分)が8月13日(土)、
20日(土)、27日(土)、9月4日(日)、10日(土)、17日(土)、18日(日)にあります。

◆【特別パネル展】夏休み自由研究応援! 千葉県立中央博物館の課外授業in アリオ
蘇我◆
会期: 8月28日(日)まで
会場:アリオ蘇我(千葉市中央区川崎町) アリオモール2階 エスカレーター前
内容:企画展「驚異の深海生物」のサテライト展示です。深海に生息する不思議な生き
物を御紹介します。また、夏休みの自由研究の参考になる、博物館のさまざまな分野
の解説パネルをご覧いただけます。 
※8月27日(土)は、クイズ大会をアリオモール1階サンコート広場で開催します。千葉
県の自然と深海生物について、チーバくんと一緒にクイズで学習しよう。
    詳しくはこちら
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1037

◆【ミニトピックス展】2016年8月11日 国民の祝日「山の日」に向けて-
「山岳鳥瞰図(ちょうかんず)作家・五百沢智也(いおざわともや)氏が描いた山 
その4 富士山―遠景・中景・近景―◆
会期:8月31日(水)まで
会場:本館2階 房総の地学展示室前廊下
内容:新しい国民の祝日「山の日」が、平成28年8月11日から施行されるのに先立ち、
ステレオ写真を基に正確な地形表現を追求した山岳鳥瞰図の第一人者、故五百沢智也
氏(千葉県一宮町)の作品を紹介します。4回シリーズの最後の回として、五百沢氏が
描いた富士山を紹介します。
なお、期間中に新しい祝日「山の日」がやってきます。この日のミュージアム・トー
ク(11時、14時30分)では、この展示会の主旨や五百沢氏の鳥瞰図について解説します。
    詳しくはこちら↓
    http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/_exhibitions/topics_ex/2015iozawa4/iozawa4.html

◆【生態園トピックス展】蜂の巣いろいろ◆
会期: 9月4日(日)まで
会場:生態園 オリエンテーションハウス
内容:トックリバチの小さな巣からスズメバチの巨大な巣まで、いろいろな蜂の巣を
実物と写真で紹介します。8月21日(日)のミュージアム・トーク(11時、14時30分)で
は、担当研究員が解説します。
    詳しくはこちら↓
    http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/eco_park/2016nest/index.htm
    (おすすめ) デジタルミュージアム「房総のハチ 世界のハチ」
    http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/special/hachi/bee/index.html

◆【ミニトピックス展】新属新種アワイルカ 千葉県鋸南町で化石発見!◆
特別協力: 秀明大学・早稲田大学・足寄(あしょろ)動物化石博物館
会期: 9月4日(日)まで
会場:本館2階 房総の地学展示室 
内容:千葉県鋸南町で発見された約600万年前のイルカの化石が、新属新種 
Awadelphis hirayamai アワデルフィス・ヒラヤマイ(和名:アワイルカ)として命名
されました。和名は、発見地の「安房地方」にちなんだものです。平成28年7月に発
表されたばかりの新種を初公開しています。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=1039
    (参考)足寄動物化石博物館にはクジラの展示室がある!
    http://www.museum.ashoro.hokkaido.jp/fun/cetacea.html


◆【研究紹介展示】 新種のダイオウグソクムシ化石「コミナトダイオウグソクムシ」◆
会期: 9月19日(月・祝)まで
会場:本館2階 房総の地学展示室前廊下
内容:千葉県から発見された約800万年前のダイオウグソクムシのなかまの化石を、
新種として記載しました。ダイオウグソクムシの化石種が記載されるのは世界で初め
てです。発見地の鴨川市小湊の名前をとって「バチノムス・コミナトエンシス(コミナ
トダイオウグソクムシ)」と命名しました。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=787 (展示紹介)
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?action=common_download_main&upload_id=18340 (解説)

◆【研究員紹介コーナー】◆
会期:平成29年3月31日(木)まで
会場:本館2階 光庭前廊下
内容:平成28年度の本館・分館の研究職員を紹介しています。「所属」「名前」「職
名」「専門分野」「写真」と「メッセージ」をどうぞ御覧ください。
※ ウェブサイトの研究員紹介も併せて御利用ください。↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=168

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(2)中央博物館本館・生態園 当日参加できるイベント等 
                        (8月10日(水)〜9月10日(土)) 
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【チーバくんにあえる!あくしゅもできるかな?】
日時:8月10日(水)、11日(木・祝)、14日(日)、17日(水)、24日(水)
場所:本館

【企画展関連行事 チーバくんの博物館ツアー】
日時:8月10日(水)13時~15時
場所:本館2階 ホール
内容:チーバくんと一緒に、博物館の展示室を探検しよう。最後に、展示室で学習し
た内容について、クイズ大会があります。
    詳しくはこちら↓ 
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1037
対象:どなたでも(小学生以下は保護者参加)
定員:なし (入館料必要)

【体験イベント チーバくんと作る深海魚キーホルダー】
日時:8月11日(木・祝) 11時30分~12時30分、13時30分~14時30分
場所:本館1階 ホール
内容:プラ板に深海生物の絵をかいてキーホルダーを作ろう! 誰でも簡単にステキ
な作品が作れます。チーバくんも遊びにくるよ!
対象:どなたでも(小学生以下は保護者参加)
定員:各回20名(入場料不要、実費負担100円)

【体験イベント カードケースで地層をつくろう】
日時:8月13日(土) 10時~16時
場所:研修室
内容:B6サイズのカードケースの中に地層の模様を作ります。
対象:小学生以上(小学生以下は保護者参加)
定員:当日申込・先着20名(入場料不要、実費負担100円)

【体験イベント 夏の親子科学クラブ 手づくりおもちゃで あ・そ・ぼ!】
日時:8月13日(土) 13時30分~15時
場所:1階 ホール
内容:いろいろな手作りおもちゃで楽しくあそんでみましょう。
対象:どなたでも(小学生以下は保護者参加)
定員:当日申込・先着15組(入場料不要、保険料50円 実費負担不要)

【企画展関連行事 クイズ大会 深海生物で“ギョッ” さかなクンがやってくる】
日時:8月14日(日) 13時~14時、14時30分~15時30分
場所:本館1階 講堂
内容:深海生物をテーマに、勝ち抜き式のクイズを行います。さかなクンからどんな
問題が出るかな? お楽しみに。 
対象:小学生以上(小学生以下は保護者参加)
定員:各回150名(入場料は必要)
※2回分300枚の整理券を当日の朝9時から配布します。代理で並ぶことはでき
ません。参加者本人が博物館職員から整理券を受け取ってください。

【企画展関連行事 チーバくんの博物館ツアー】
日時:8月17日(水)13時~15時
場所:本館2階 ホール
内容:チーバくんと一緒に、博物館の展示室を探検しよう。最後に、展示室で学習し
た内容について、クイズ大会があります。
    詳しくはこちら↓ 
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1037
対象:どなたでも(小学生以下は保護者参加)
定員:なし (入館料必要)

【地学講座 実験水路を作ろう、使おう】
日時:8月17日(水) 14時~16時30分
場所:本館1階 研修室
内容:幅3cm×長さ180cmのアクリル製水路を作り、地層のできかたを観察します。 
対象:指導者向け
定員:20名(入場料は不要、保険料不要、実費負担3000円)

【夏休み特別行事 夏休み自由研究相談会(後編)】
協力:千葉県総合教育センター
日時:8月19日(金)、20日(土) 両日とも10時~15時(随時受付)
場所:本館1階 ホール・研修室
内容:夏休みの自由研究のまとめ方を、博物館研究員に相談してみませんか? 集め
た岩石や化石、貝や昆虫、魚や鳥など身近な動物、草や木など身の回りの植物などの
同定や、地層、天文、気象、歴史なども含めていろいろな疑問についてアドバイスし
ます。
対象:小学生以上(小学生は保護者参加)
定員:なし(入場料不要、保険料不要、実費負担不要)

【企画展関連行事 講演会「もっと知ろうよ、深海生物」2】
日時:8月21日(日) 13時30分~15時30分
場所:本館1階 講堂
内容:深海生物を研究している専門家が、研究や体験についてお話します。今回は、
3回シリーズの2回目、テーマは、「深海の宝物 宝石サンゴ」です。講師は、立正大
学の岩崎望氏(農学博士)です。
    詳しくはこちら↓ 
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1008    
    http://es.ris.ac.jp/~iwasaki/index.html (外部リンク)
対象:小学生以上(小学生以下は保護者参加)
定員:先着150名(入場料不要)

【企画展関連行事 チーバくんの博物館ツアー】
日時:8月24日(水)13時~15時
場所:本館2階 ホール
内容:チーバくんと一緒に、博物館の展示室を探検しよう。最後に、展示室で学習し
た内容について、クイズ大会があります。
    詳しくはこちら↓ 
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1037
対象:どなたでも(小学生以下は保護者参加)
定員:なし (入館料必要)

【企画展関連行事 深海の生きものをつくってみよう】
日時:8月28日(日) 13時30分~14時30分、14時30分~15時30分
場所:本館1階 ホール
内容:深海生物のレプリカを作ったり、ペーパークラフトを組み立てたりします。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1008#gyouji
対象:小学生以上(小学生以下は保護者参加)
定員:各回40名(入場料不要・保険料50円)
※正午より整理券を配布します。配布場所は1階ホールになります。なお、整理券の
お渡しはお一人様1枚とさせていただきますので、予めご了承ください。ご家族やグ
ループで参加をご希望の場合、ご希望の方全員が整理券をお受け取りになる必要があ
ります。

【企画展関連行事 講演会「もっと知ろうよ、深海生物」3】
日時:9月3日(土) 13時30分~15時30分
場所:本館1階 講堂
内容:深海生物を研究している専門家が、研究や体験についてお話します。今回は、
3回シリーズの3回目、テーマは、「深海への挑戦」です。講師は、海洋研究開発機構
の土田真二氏(水産学博士)です。
    詳しくはこちら↓ 
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1008        
    http://www.jamstec.go.jp/quelle2013/quest4/  (外部リンク)
対象:小学生以上(小学生以下は保護者参加)
定員:先着150名(入場料不要)

【生態園観察会 水草に触って比べよう】
日時:9月10日(土) 13時30分~15時30分
場所:本館1階 研修室、生態園
内容:生態園で水槽栽培している水草を触って、一部を採集して顕微鏡で拡大して比
較・観察します。
対象:どなたでも(小学生以下は保護者参加)
定員:なし(入場料不要、保険料不要、実費負担不要)

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◆【森の調査隊】 平成28年度から実施日時が変更になりました。
日時:基本的に毎月第2・第4日曜日 12時~16時(当日随時受付)
8月は14日(日)、27日(土)、28日(日)、9月には11日(日)、25日(日)に実施します。
場所:生態園 オリエンテーションハウス
内容:ワークシートをもって、生態園内で自然を観察する体験プログラムです。小学
校の授業で訪れる学校団体にも活用されています。スタンプを集めて、オリジナルの
ペーパークラフトをゲットしよう。
対象:どなたでも(小学生は保護者同伴)
定員:なし(無料)
    詳しくはこちら↓
    http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/eco_park/forest_expl_pgm.htm

◆【はっけん!すまいるキッズ】
日時:毎週土曜日、日曜日及び祝日 13時~(30分程度)
場所:本館2階 体験学習室(たいけんのもり)
内容:体験交流員によるお子様(親子)向けのプログラムです。深海生物について絵本
の読み聞かせやクイズなどを行います。
対象:子どもとその保護者
定員:当日先着5組程度(無料)
注意:天候や急な事情により、中止や変更となる場合もあります。
    活動のようすはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=851

◆【そのほかの8月・9月の講座・観察会(事前申込を含む)】詳しくはこちら↓
8月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=471
9月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=472

◆【ミュージアム・トーク】(研究職員による展示・資料解説) 詳しくはこちら↓
8月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=483
9月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=484
※今年から開始する新しい祝日「山の日」(8月11日(木・祝))や展示に関連し、スペ
シャルなミュージアム・トークがあります。ふるって御参加ください。

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(3)大利根分館 http://www.chiba-muse.or.jp/OTONE/ 電話:0478-56-0101
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 大利根分館の自然観察園のハスの実がいよいよ目立ってきました。じょうろの注ぎ
口のような円錐型をした若い実が、生で食べられることを御存じでしょうか?けっこ
うおいしいです。
    花や実の写真はこちら(外部リンク)↓
    http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_106.htm

ところで、分館のまわりの水田では、早生(わせ)品種の稲刈りがまもなく始まり、コ
シヒカリの収穫が終わる9月上旬まで、コンバインの忙しく働く勇姿が見られます。
来館の折には、バードウォッチングもいかがでしょう。アマサギやチュウサギがコン
バインの後ろを追っかけながら、飛び出してくるカエルやイナゴを盛んに捕食します。
この時期ならではの水郷佐原の風物詩です。
    
◆【夏休み展示】妖怪になった動物たち◆
会期: 8月28日(日)まで
会場:企画展示室
内容:夏休み期間中、房総の妖怪伝説などに登場する動物たちを紹介します。人を騙
すといわれるキツネやタヌキ、妖怪「ぬえ」の声の主といわれるトラツグミ、遺体を
奪い取る妖怪「火車(かしゃ)」の不気味な声の主とされるゴイサギなどを、標本と写
真などで御覧いただけます。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=bbs_view_main_post&post_id=1158&block_id=4430#_4430
    産経ニュースに紹介されました(外部リンク)↓
    http://www.sankei.com/premium/news/160731/prm1607310009-n1.html

◆【収蔵資料展】古い道具とむかしのくらし◆
会期: 9月10日(土)から9月30日(金)まで(通常開館)
10月1日(土)から3月17日(金)まで(予約団体のみ)
会場:大利根分館 第3展示室 
内容:小学校3年生の社会科学習の内容に合わせ、衣食住に関する約150点の民具類を
紹介しています。下駄、草履などを履いたり、昔のおもちゃで遊んだりできる体験コ
ーナーもあります。子どもたちが、関心を持った資料を自ら調べられるように、解説
を工夫しました。さらに、大利根分館デジタルミュージアム「むかしの道具」は、事
前学習に最適です。
    詳しくはこちら↓
    http://www.chiba-muse.or.jp/OTONE/dougu/index.html

■講座等
【体験講座 気分は武将 -甲冑(かっちゅう)の試着- 】
連携協力: 東京成徳大学
日時:8月20 日(土)、21日(日)  各日とも10時30分~12時、13時30分~16時
場所:大利根分館 集会室
内容:本多忠勝など有名武将たち着た甲冑(再現品)を試着できます。東京成徳大学日
本伝統文化学科学生が着付けを担当します。記念撮影もできます。
    紙本著色本多忠勝(しほんちゃくしょくほんだただかつ)画像はこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=375
対象:小学生以上(3年生以下は保護者の補助が必要)
定員:午前3組、午後5組 各組大人4名・小学生1名の5名まで(参加費無料)
※事前申し込みが必要です。電話:0478-56-0101

【川のフィールドミュージアム 第2回水郷民俗調査隊「八筋川(やすじがわ)観音相
撲」(香取市八筋川)】
日時:8 月21日(日) 14時~15時頃       
場所:大利根分館集会室(集合13時30分)
内容:今年度の水郷民俗調査隊のテーマは「奉納相撲」です。大利根分館周辺の相撲
行事を見学します。今回は、香取市八筋川を訪れます。    
対象:一般(中学生以上)
定員:20名(保険料50円)
その他: 小雨決行、弁当・筆記用具・必要に応じてカメラなど
※事前申し込みが必要です。電話:0478-56-0101
※行事日・時間は変更になることがあります。変更の場合はわかり次第御連絡します。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=67
    
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(4)大多喜城分館 http://www.chiba-muse.or.jp/SONAN/ 電話:0470-82-3007
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 暑い盛り、大多喜城分館から車で30分ほど、涼しい養老渓谷歩きはいかがですか。
養老の滝とも言われる「 粟又(あわまた)の滝」(別名「高滝」)は家族連れで見に行
けます。また、林道建設のための小トンネルの奥に発見された「宇野辺の滝」は、新
名所「金神(こんじん)の滝」として近年知られるようになりました。癒しの散策路に
ぜひお出かけください。
    「粟又(あわまた)の滝」詳しくはこちら↓
    http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/special/takimuse/mainfall/takataki.htm  
    「金神の滝」については、「養老川上流の新発見の滝」で検索!
    養老渓谷滝めぐり (外部リンク)↓
    http://makkurokurosk.blog.so-net.ne.jp/2015-12-11
    (おすすめ)千葉県デジタル・ミュージアム「千葉県の滝-所在と成因-」↓
    http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/special/takimuse/indextaki.htm

◆【8月の飾りもの】鉄地栄螺形兜(てつじさざえなりかぶと)(江戸時代) ◆
会期: 8月31日(水)頃まで
会場:大多喜城分館 エントランスホール
内容:月替わりの展示です。サザエの鋭い棘(とげ)まで写実的に表現されています。
詳細は会場まで。
    写真はこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=311&_layoutmode

◆【収蔵資料展】大多喜城の歴史と絵図-江戸から昭和までの城と町-◆
会期: 10月16日(日)まで
会場:大多喜城分館 2階、3階展示室
内容:江戸時代から昭和期までの大多喜城や城下の町に係る資料を展示します。千葉
県指定有形文化財「紙本著色本多忠勝(しほんちゃくしょくほんだただかつ)像」や、
いすみ市指定文化財「遠山金四郎景元(遠山の金さん)画像」などは、原物を展示しま
す。
    紙本著色本多忠勝像はこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=375
さらに、色鮮やかな芝居の「錦絵」や葛飾北斎のスケッチ画集「北斎漫画」などの貴
重な絵図のほか、当時の生活用具や遊具、大多喜の町並み写真、昭和の国鉄木原線の
資料など盛りだくさんです。ぜひお出でください。    
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=496

■講座等
【大多喜の自然シリーズ 本物の化石にさわろうin 大多喜城】
日時:8月13日(土)11時~15時
場所:大多喜城分館 研修館
内容:アンモナイトやトウキョウホタテなど本物の大きな貝化石にさわれます。講師
は、本館で化石を専門に研究している職員です。
対象:どなたでも
定員:なし(無料)
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=628

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4.研究室から-56  水辺の外来種の問題  (特別寄稿)
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 千葉県内の水辺には多くの外来生物が生息しているのを御存じですか? アメリカザ
リガニ、ウシガエル、ブラックバス(オオクチバス)、ブルーギル、ミシシッピーアカ
ミミガメ、カミツキガメ。これらは全て北米大陸から日本に持ち込まれ、各地に定着
してしまった外来種です。
    詳しくはこちら(外部リンク)↓
    侵入生物データベース(国立研究開発法人 国立環境研究所) 
    https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/
 これらの外来種が引き起している問題は、実は非常に深刻です。外来種が増えてし
まうと、日本に昔からいた水生昆虫、魚類や両生類などの在来種は、数を減らしたり
絶滅したりしてしまいます。その理由は、外来種の多くが、オオクチバスのように在
来種よりも体が大きいだけでなく、肉食性であり、繁殖力が強く、天敵も少ないなど
日本の在来種では歯が立たない「つわもの」ばかりだからです。
    オオクチバスはこちら(外部リンク)↓
    http://www.env.go.jp/nature/intro/1outline/list/L-sa-07.html
 現在、千葉県生物多様性センターでは、外来生物法(※1)により特定外来生物に指
定されているカミツキガメなどの対策を進めています。これまでカミツキガメを多数
捕獲してきましたが、すでに野外で繁殖している外来種を根絶する道のりは遠く、大
変困難な作業です。
    カミツキガメはこちら(外部リンク)
    http://www.bdcchiba.jp/alien/ali_index.html
 また、私が担当しているコイ科の淡水魚であるミヤコタナゴは、小動物展示室で見
ることができる在来の美しい魚で、天然記念物(※2)と国内希少野生動植物種(※3)に
指定されています。目下の課題は、千葉県内の生息地において、中国大陸原産のタイ
リクバラタナゴやアメリカザリガニによる影響を低減することです。
 元をたどれば、私たち人間に連れてこられた外来種が引き起こした問題ですが、そ
の解決のためには多くのお金と労力が必要で解決が困難なものばかりです。水辺の生
物多様性を守っていくために、外来種のいない水辺を守り、そのような環境を広げて
いくことができるよう、皆様の御理解と御協力をお願いします。
         (千葉県生物多様性センター 副主査  鈴木 規慈(のりやす))


※1 特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律
※2 文化財保護法
※3 絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律:種の保存法

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●発 行
 千葉県立中央博物館
 〒260-8682 千葉市中央区青葉町955-2
 電話:043-265-3111 FAX:043-266-2481
 http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/
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