千葉県立中央博物館メールマガジン バックナンバー
★ ちば中央博メール 2017年2月号 ★
配信日時:2017/02/10 08:00
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     ちば中央博メール 2017年2月号(2017年2月10日発行・第126号)
          http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=57

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目 次
1.お知らせ
2.中央博の窓 「春の展示「五七五で自然を切り取る
~生態園を子どもの目で詠(よ)むと~」」 
3.イベント情報
(1)中央博物館本館 季節展・生態園トピックス展・トピックス展・ミニ展示
(2)中央博物館本館・生態園 当日参加できるイベント等
(3)大利根分館
(4)大多喜城分館
4.研究室から 「草花や虫の名前が分からなくなる日」 

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1.お知らせ
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 2月になると、太陽光の明るさと温かさが日に日に増し、本館も分館も周辺の自然が
冬の眠りから覚めて、暖冬で梅の花は既に満開、河津桜がほころび、陽だまりにはオ
オイヌノフグリの可憐な花が咲いています。
    みんなの趣味の園芸「生態園さんの園芸日記」(外部リンク)↓
    https://www.shuminoengei.jp/?m=pc&a=page_mo_diary_detail&target_c_diary_id=358500
野鳥たちは賑やかに鳴きあうようになってきました。本館小動物展示室のマムシも脱
皮して春を迎えています。
 生態園では、東京大学大学院新領域創成科学研究科斎藤馨研究室との連携により、
2013年10月から舟田池のライブ音を24時間配信してきました。今日も進み行く春のよ
うすをお伝えしていることと思いますが、平成29年3月末でライブ配信はお休みになり
ます。環境教育の場として28年間の歴史をもつ生態園における自然の音のアーカイブ
が役立つように願っています。
    舟田池のライブモニタリングはこちらから(外部リンク)↓
    http://cf4ee.nenv.k.u-tokyo.ac.jp/drupal7/funadaike_live
 さて、本館では春の展示「五七五で自然を切り取る~生態園を子どもの目で詠(よ)
むと~」が3月4日(土)から始まります。「けむしがブラブラおどっている」や「生た
い園入ったしゅんかん鳥の声」のように、五七五の中に自由に詠(よ)み込まれた子ど
もたちの感動や発見を、分かち合いにいらしてください。

■園児向けイベント 卒園遠足で博物館を知ろう■
 小学校入学前の小さなお客様のための新企画、ただいま大募集中です。2月10日(金)
は園児が大好きな昆虫を、2月16日(木)と17日(金)には貝を見たり触ったりできます。
各日とも10時~12時に実施予定です(定員なし、団体申込が必要)。

■重要なお知らせ■ 
(1)	本号から、本館・各分館のウェブサイトのアドレス表記を改めました。なお、
旧アドレスからもこれまでどおり転送されます。
(2)	千葉県庁ドメインをお持ちの読者の皆様には、システムの都合により、メー
ルマガジン内のリンクが使用できなくなりました。誠に恐れ入りますが、引き続きお
読みいただけるように、スマートホンやPC用に別のアドレスを登録して御利用いただ
きますように、切にお願い申し上げます。

 博物館では、新年度にむけて準備が進んでいますが、展示や講座・観察会等の詳細
はもうしばらくお待ちください。

 今月号の「研究室から」には、3月末に定年退職を迎える森田利仁自然誌・歴史研
究部長からの博物館の未来を考えるメッセージをお届けします。

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2.中央博の窓−90  春の展示「五七五で自然を切り取る
                 ~生態園を子どもの目で詠(よ)むと~」
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 春の展示として、「五七五で自然を切り取る~生態園を子どもの目で詠(よ)むと~」
を、3月4日(土)から5月21日(日)まで中央博物館本館企画展示室で開催します。
 この展示は、生態園を訪れた子どもたちがその見学で気づいたこと、感じたこと、
わかったことなどを自分なりに表現した作品を集めて、本館でまとめて見ていただけ
る企画です。
 昨秋に生態園を実際に訪問した児童生徒から作品を募集しました。中には全学年で
「俳句」に取り組む小学校もあり、今回は、季語や「切れ」などに拘らずに「五七五」
とし、これまでの作品例から、絵を入れることもできるような応募用紙としました。
    (参考)「切れ」とは(外部サイト)↓
    http://jphaiku.jp/how/kire.html
 校外学習等でおいでいただいた小学校10校と数名の個人から御応募いただき、最終
的には小学校2~6年生による971点もの作品が集まりました。その大部分には自筆の
句に絵が添えられ、楽しい作品となっています。全作品を展示するとともに、一部の
作品に標本・資料を組み合わせて、研究員が解説を加えて展示します。どうぞご覧い
ただき、子どもの目を通して生態園の自然をお楽しみください。展示作品の見学の後
には、ぜひご自身で生態園を歩いてみることをお勧めします。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=1011
             (生態学・環境研究科 主任上席研究員 林 浩二)

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3.イベント情報
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(2)中央博物館本館 季節展・生態園トピックス展・トピックス展
   ・ミニトピックス展・ミニ展示
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◆【ミニトピックス展】地面の下から新種の昆虫発見!◆
会期: 2月17日(金)から3月30日(木)まで
会場:本館2階 常設展示室廊下(詳細位置は案内所でお尋ねください。)
内容:清澄山系で見つかった新種の昆虫「キヨスミチビシデムシ」のホロタイプ標本
を展示します。本種は、当館主催の重点研究「房総丘陵の自然—過去、現在、未来—」
による東京大学千葉演習林の昆虫調査において、地中トラップにより得られ、最近福
井大学教育学部の保科英人(ほしなひでと)准教授らにより、キヨスミチビシデムシ
Catops saitoae Hoshina & Hayashi, 2016と命名されました。調査の苦労話も紹介し
ます。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=1072
    

◆【春の展示】五七五で自然を切り取る~生態園を子どもの目で詠(よ)むと~◆
会期:3月4日(土)から5月21日(日)まで
会場:本館 第1企画展示室
内容:生態園で自然観察をした子供たちの作った俳句・川柳形式の作品を御覧いただ
きます。子どもの目には、生態園の自然がどのように映っているのでしょうか? 
応募のあった小学校2~6年生の作品を展示します。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1011
(予告)ミュージアム・トーク(展示解説)は平成29年度4月以降に開催予定です。

◆【生態園トピックス展】身近な植物にも「へぇー」がある◆
会期:3月5日(日)まで
会場:生態園 オリエンテーションハウス
内容:身近な植物も、見方を変えれば知らなかった姿が現れてきます。ほんのちょっ
と専門的な角度から見た植物の姿を、写真や実物などで紹介します。
    詳しくはこちら↓
    http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/eco_park/2016plant/index.htm
※2月12日(日)にミュージアム・トークを開催します(本館2階受付前集合/11時~11時
半、14時30分~15時)。本館入館者向けのイベントであるため、本館入場料が必要です。

◆【トピックス展】生命(いのち)のにぎわい
              〜生命のにぎわい調査団 生物多様性 写真展〜◆
主催:中央博物館・生物多様性センター
会期: 3月7日(火)から5月7日(日)まで
会場:本館2階 常設展示室廊下(詳細位置は案内所でお尋ねください。)
内容:千葉県生物多様性センターが運営する「生命(いのち)のにぎわい調査団(1月末
現在・団員数1214名)は、千葉県の生き物のこと、自然のことをもっと知ってもらうた
め、また「生命のにぎわい」(たくさんの種類の生物がバランスを保って一緒に生きて
いる状態)を守るにはどうしたらよいかを皆で考えるため、平成20年7月に発足しまし
た。発足後8年経ち、恒例となった写真コンテスト(※)を3月4日(土)に行います。こ
の写真展では、一般来館者の皆様にも全参加作品を鑑賞していただき、千葉県の自然
への関心を深めていただければ幸いです。
※【生命(いのち)のにぎわい調査フォーラム〜ちばの生物多様性を知るために〜】に
おいて開催します。
    昨年度のようすなど、詳しくはこちら(外部リンク)↓
    http://www.bdcchiba.jp/monitor/index.html

◆【ミニ展示】古い道具とむかしのくらし!◆
会期: 3月10日(金)まで
会場:本館2階 体験学習室〈たいけんの森〉
内容:この時期、小学3年生が社会科で学ぶ単元は「古い道具とむかしのくらし」です。
今はほとんど使われなくなった火吹き竹や五玉そろばん、わらじなど、「食べる」、
「住む」、「履(は)く・かぶる・背負う」にまつわる民俗資料(大利根分館収蔵)を展
示します。希望する学校には解説を行います。団体受付時にお申込みください。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?action=common_download_main&upload_id=20026
◆【研究紹介コーナー】80年ぶりの再発見! ツメナガイバラモエビ◆
会期:3月26日(日)まで
会場:本館2階 房総の地学展示室側廊下
内容:当館主任上席研究員駒井智幸(動物学研究科)らは、北海道羅臼沖から約80年
ぶりに深海性ツメナガイバラモエビLebbeus longidactylusを再発見し、詳細な記載
を行いました。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=787

◆【研究員紹介コーナー】◆
会期:3月31日(金)まで
会場:本館2階 光庭前廊下
内容:平成28年度の本館・分館の研究職員を紹介しています。「所属」「名前」「職
名」「専門分野」「写真」と「メッセージ」をどうぞ御覧ください。
※ウェブサイトの研究員紹介も併せて御利用ください。こちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=168

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(2)中央博物館本館・生態園 当日参加できるイベント等
                       (2月10日(火)〜3月12日(日)) 
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【生態学環境講座 自然の音サロン 冬 サウンドウォーク付き】
日時:2月11日(土・祝)13時30分~15時30分
場所:本館1階 講堂/生態園
内容:今年度は「春はあけぼの、夏は夜、秋は夕暮れ」と清少納言が趣深いとした季
節の事象を追ってきました。4回目は「冬はつとめて」と早朝に着目し、とっておき
の冬の音風景を御紹介します。後半は、冬ならでは音を聞きに、生態園を散歩します。
対象:小学生以上(小学生は保護者参加)
定員:なし(無料)
(参考)ちば中央博メールバックナンバー 2016年9月号 
    中央博の窓「自然の音サロン-季節の音を愛でる-」は下記リンクから↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=156

【生態園観察会 早春の植物】
日時:2月16日(木)10時~12時
場所:生態園(オリエンテーションハウスに集合)
内容:生態園を歩きながら早春の植物を観察します。
    デジタルミュージアム「生態園植物歳時記」はこちら↓ 
    http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/special/seitaienhp/index.htm
    おすすめ「生態園生きもの観察日記」はこちら↓
    http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/eco_park/ep_ikimono_list.htm
対象:どなたでも(小学生以下は保護者参加)
定員:先着30名(無料)

【千葉県生物学会講演会・研究発表会】
主催:千葉県生物学会
協力:中央博物館
日時:2月19日(日)10時45分~17時(会員の皆様は下記※参照)
場所:本館1階 講堂
内容:千葉県生物学会は1948年に創立され、千葉県の生物学とその教育に関心のある
方であれば、どなたでも入会できます。講演会と研究発表会への参加をお待ちしてい
ます。今回は、午前中に当館主任上席研究員吹春俊光による講演、午後からは会員に
よる研究発表が行われます。千葉県内の哺乳類・鳥類・両生類・爬虫類・植物をめぐ
る興味深いテーマが目白押しです。どうぞご来場ください。
■講演(10時45分〜12時15分)
「きのこの暮らし方・房総きのこ今昔」
■研究発表会(13時15分~16時55分)
「セイタカアワダチソウ地上個体の成長過程をパイプモデル説で解析する」
「動物の行動と紫外線の関わり」
「カラタネオガタマ・キンモクセイの落葉数変化(2016年)」
「富津市青木のアブラコウモリと飛来数変化(2011〜2016年)」
「富津岬における都市鳥の渡りについて」
「行徳野鳥保護区人工湿地での淡水・汽水・海水環境再生による東京湾生物多様性保
全と生態系サービス」
「国内外来種ヌマガエルの千葉県への侵入と分布拡大について」
「カラスの忌避剤としてのペンキ卵の試行」
「初冬の高崎川におけるオオバンの摂食行動」
「古新田川調節池における水生植物相の変化」
「手賀沼ハス繁茂域抑制に及ぼす根茎切断の効果」
「旧印旛沼底質から休眠打破したプランクトン」
「ツバメの高所繁殖の事例」
「希少種の保護対策としてアライグマを効果的に捕獲駆除するための基礎研究」
「モリアオガエルの地理的変異-ニッチ分化と温度適応-」
対象:どなたでも(小学生以上、小学生の場合保護者参加)
定員:先着150名(無料)
※千葉県生物学会員の皆様は受付を9時30分から10時までにお済ませください。

【生命(いのち)のにぎわい調査フォーラム〜ちばの生物多様性を知るために〜】
日時:3月4日(土)13時~16時
場所:本館1階 講堂
内容:千葉県の生物多様性について、今年度は水生生物や水鳥等をめぐる講演と、生
命のにぎわい調査団の団員からの事例紹介により情報交換を行います。写真コンテス
トも同時開催します。なお、関連して3月7日(火)から5月7日(日)まで、トピックス展
「生命(いのち)のにぎわい〜生命のにぎわい調査団 生物多様性 写真展〜」が開催さ
れます。   
対象:どなたでも(小学生以上)
定員:先着150名(無料)
    詳しくはこちら(外部リンク)↓
    http://www.bdcchiba.jp/monitor/index.html

【環境教育講座 蛍を取り巻く問題を考える】
日時:3月12 日(日)13時~15時
場所:講堂
内容:ホタルが暮らす環境を保全するにはどのようなことを考える必要があるでしょ
うか? 皆さんと考えます。
対象:どなたでも(小学生以上)
定員:先着150名(無料)

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◆【森の調査隊】
日時:基本的に毎月第2・第4日曜日12時~16時(当日随時受付)
直近では、2月12日(日)、26日(日)、3月12日(日)に実施します。
場所:生態園 オリエンテーションハウス
内容:ワークシートをもって、生態園内で自然を観察する体験プログラムです。小学
校の授業で訪れる学校団体にも活用されています。スタンプを集めて、オリジナルの
ペーパークラフトをゲットしよう。
対象:どなたでも(小学生は保護者参加)
定員:なし(無料)
    詳しくはこちら↓
    http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/eco_park/forest_expl_pgm.htm

◆【はっけん!すまいるキッズ】
日時:毎週土曜日、日曜日及び祝日13時~(30分程度)
場所:本館2階 体験学習室(たいけんのもり)
内容:体験交流員によるお子様(親子)向けのプログラムです。紙しばいや工作、ゲー
ムなどを行います。
対象:子どもとその保護者
定員:当日先着5組程度(無料)
注意:天候や急な事情により、中止や変更となる場合もあります。
    活動のようすはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=851

◆【そのほかの2月・3月の講座・観察会(事前申込を含む)】詳しくはこちら↓
2月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=477
3月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=478

◆【ミュージアム・トーク】(研究職員による展示・資料解説)詳しくはこちら↓
2月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=489
3月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=490

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(3)大利根分館 
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=59 電話:0478-56-0101
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 立春も過ぎ、多少暖かくなるの? と思いきや、大利根分館の周辺は「筑波おろし」
が連日のように吹き荒れ、まだまだ晴天の続く関東の冬景色が広がります。昨年末か
ら与田浦に羽を休めている3羽のコブハクチョウは、変わらず元気なようす。間近ま
で迫ってきている鳥インフルエンザの危機が、早く通り過ぎることを願うこの頃です。
    茨城県潮来市でオオハクチョウ死亡 詳しくはこちら(外部リンク)↓
    http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu  (案件No.200)
 大利根分館では、3月31日(金)までは予約団体のみの見学期間です。今年度は、小学
3年生の社会科学習「古い道具とむかしのくらし」に加え、4年生の地域の歴史「水郷
の歴史」単元の見学もあるので、展示室で活動する児童が増えています。また、学校
向けの「古い道具とむかしのくらし」の出前展示と授業もお受けしています。
 見学や出前授業などを希望される団体の方や、資料閲覧などで御利用の方は、事前
に電話でお問い合わせください(Tel:0478-56-0101)。

◆【収蔵資料展】古い道具とむかしのくらし◆
会期:3月17日(金)まで(要予約、団体のみ)
会場:大利根分館 第3展示室
内容:小学校3年生の社会科学習の内容に合わせ、衣食住に関する約150点の民具類を
紹介しています。下駄や草履(ぞうり)などを履(は)いたり、昔のおもちゃで遊んだり
できる体験コーナーもあります。子どもたちが、関心を持った資料を自ら調べられる
ように、解説を工夫しました。さらに、大利根分館デジタルミュージアム「むかしの
道具」は、事前学習に最適です。
    詳しくはこちら↓
    http://www.chiba-muse.or.jp/OTONE/dougu/index.html

■講座等
【体験講座 気分は平安貴族 -十二単(じゅうにひとえ)と束帯(そくたい)の試着-】
協力:東京成徳大学
日時:3月4日(土)-5日(日) 各日10時~12時、13時30分~16時
場所:大利根分館(集会室)
内容:平安貴族たちが着た十二単(じゅうにひとえ)や衣冠束帯(いかんそくたい)など
の衣装を、東京成徳大学日本伝統文化学科の学生の方々による着付けで試着できます。
記念撮影もどうぞ。
対象:身長145cm以上の男女 各組5名まで
定員:午前4組、午後5組(参加費1人当たり500円)
※大利根分館まで往復ハガキによる事前申込が必要です。申込期間は2月20日(月)まで。
20日の消印有効。申込み多数の場合は抽選となります。
    申込方法などの詳細はこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=bbs_view_main_post&post_id=1095&block_id=4454#_4454

【講座 水郷の自然と歴史 川のフィールドミュージアム報告会】
日時:3月4日(土)13時30分~15時
場所:大利根分館(集会室)
内容:今年度の「いきもの調査隊」と「水郷民俗調査隊」の活動を報告します。
    (参考) 川のフィールドミュージアム活動報告『たかっぽ通信』はこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=361
対象:一般(中学生以上)
定員:当日先着40名(無料)
    
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(4)大多喜城分館          
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=59   電話:0470-82-3007
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 1月終り頃になると、城内の「梅」がポツポツ咲き出しました。本数は少ないですが、
3月末の桜の乱舞までの一時期、来館者や私たちの目を楽しませてくれます。12月まで
紅葉が見られ、そのあとに梅、そして桜、と続く大多喜の木々の恵みに感謝していま
す。
    城内の河津桜(かわづざくら)と梅の定点撮影はこちら↓ 
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=1064
季節の変化は、常設展示の更新でも感じていただけます。2月は珍しい甲冑などです。
    分館トップページは更新中。チェックしてね。↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=59
梅の香る大多喜城へ、ぜひいらしてください。
    
◆特別公開II「重要文化財 大薙刀(おおなぎなた)」◆
会期:2月12日(日)まで
会場:大多喜城分館
内容:南北朝時代の第一級刀工といわれた法城寺国光(ほうじょうじくにみつ)作と伝
えられている重要文化財の大薙刀を展示します。
※入館料:一般200円、高・大学生100円、中学生以下・65歳以上、無料。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=bbs_view_main_post&post_id=1249&block_id=11191#_11191

■講座等
※すべて事前申込が必要です。下記への参加を御希望の方は、電話でお早めにお申し
込みください。電話0470-82-3007
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=453

【体験教室 甲冑(かっちゅう)・小袖(こそで)・裃(かみしも)の試着】
日時:3月5日(日) 10時~12時、13時30分~15時30分
場所:研修館
内容:徳川家康や本多忠勝の他、昨年のNHK大河ドラマで人気だった真田幸村の等身
大の複製甲冑・小袖・裃を試着して、武士が生活をしていた時代にタイムスリップし
てみませんか。
※「小袖」は女性のみの体験となります。
対象:どなたでも(小学生以下は保護者同伴)
定員:各回10 名(無料)

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4.研究室から-62 草花や虫の名前が分からなくなる日 
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 3月で定年退職です。約25年前、化石資料の専門職員として採用されましたが、ここ
10年ほどは博物館行政の仕事が中心となり、専門知識はサビついてしまっています。
しかし、だからこそ、これからの博物館に必要な人材のことを深く考えるようになり
ました。
 今とくに危機感を感じているのは、分類学という学問を学ぶ学生の減少です。私が
千葉県に就職した頃には、博物館職員の募集に、分類学で博士号を取得した学生がた
くさん応募しました。しかし、現在では、実験生物学や生態学を専攻する学生の応募
が多く、逆に、分類学を専攻する学生の応募はほとんどいません。また、分類学で博
士号を取得できる場所も、少なくなりました。動物や植物などの分野によりまちまち
ですが、たとえば植物の分野では、博士号が取得できる大学院は現在5箇所程度です。
教員の定年退職により、今後10年でさらに半減するとも予想されています。他の生物
分野の分類学でも、研究室の減少と専攻する学生の減少は確実に起きています。
 分類学とは生物の種類を調べる学問ですが、先端的な生命科学に比べ、“地味”で
“泥臭い”学問と見なされ、学生たちから敬遠されてしまったのでしょう。しかし、
分類学の知識がないと、生物の種名を正しく決めることができません。博物館の資料
に名前がつけられなくなるのです。そのうち、道端で見つけた珍しい草花や虫の名前
を、誰も分からなくなる日が来るのではないか、と心配しています。
 日本学術会議では、日本の健全な科学技術や教育の発展には、分類学などの基礎的
な生物学の振興が不可欠であるとし、現在、人材育成の機能も持つ新たな国立自然史
博物館の建設運動を行っています。地方の博物館の未来にも、大きな影響をもたらす
運動であると思っています。
    「提言 国立自然史博物館設立の必要性」(平成28年5月17日)
    はこちら(外部サイト)↓  
    http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-23-t228-1.pdf
                    (自然誌・歴史研究部長 森田 利仁)

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●発 行
 千葉県立中央博物館
 〒260-8682 千葉市中央区青葉町955-2
 電話:043-265-3111 FAX:043-266-2481
 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=57
●このメールは送信専用メールアドレスから配信されています。
 返信いただいてもお答えできませんので御了承ください。
●ちば中央博メールについての御意見・御感想をお待ちしています。電話またはFAXで
中央博メールマガジン担当宛にお願いします。
●大多喜城分館、大利根分館に関するお問合せは、各館に直接電話でお願いします。
●無断転載はお断りします。
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