千葉県立中央博物館メールマガジン バックナンバー
★ ちば中央博メール 2017年4月号 ★
配信日時:2017/04/10 08:00
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     ちば中央博メール 2017年4月号(2017年4月10日発行・第128号)
          http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=57

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目 次
1.お知らせ
2.中央博の窓 「博物館は『もの』を集め、守るところ」 
3.イベント情報
(1)中央博物館本館 季節展・トピックス展・ミニトピックス展・小動物展示室
(2)中央博物館本館・生態園 当日参加できるイベント等
(3)大利根分館
(4)大多喜城分館
4.研究室から 「季節はずれの花見」 

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1.お知らせ 
 新年度おめでとうございます。桜を楽しんでいますか? ウグイスのさえずりは聞
こえますか? 4月から新生活に入られた方、新しい仲間を迎えられた方、どなたも
健康第一で、気分新たに歩みを始められますように。博物館がきっといろいろお手伝
いできることもあると思います。たとえば、ちょっと疲れた時など、ぜひ御来館くだ
さい。展示室では身近な地域の思わぬ発見により、また生態園や分館周辺では自然の
静けさにより、リフレッシュしていただけることと思います。
 博物館のスタッフは、この4月に新任3名に加え、館内・館外の26名が新しい配置に
つきました。それぞれ新しい配置に早く慣れて、よりよいサービスができるように取
り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いします。

 本館では、春の展示「五七五で自然を切り取る~生態園を子どもの目で詠(よ)む
と~」で子どもたちの作品を展示中です。4月29日(土・祝)からは、明治41(1908)
年にお生まれの御長寿である県指定無形文化財綴錦織(つづれにしきおり)の保持者
和田秋野(わだあきの)氏のすばらしい作品が展示されます。そして、なんといって
も今年はきのこづくしです。7月22日(土)から年末まで二期に分けて開催される企画
展「きのこワンダーランド」に向け、準備が進んでいます。なお、年に一度の博物
館のお祭り「自然誌フェスタ千葉」は、今年も11月3日文化の日に開催します(入場
無料)。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=57

 大利根分館の企画展「ウナギとサケ」は5月27日(土)オープンです。

 平成29年度行事案内を配付中です。本館・大利根分館・大多喜城分館で開催される
  主要な展示、講座・観察会などの行事を御案内しています。
    
    本館の平成29年度開館日カレンダーはこちら↓ 
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=205

 また、小学校団体高学年向けワークシートができました。どうぞご利用ください。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1085
   
 各月の最新情報には行事案内に掲載されないものが多数あります。毎月10日発行の
「中央博メール」にて、本館・生態園・大利根分館・大多喜城分館全体にわたるタ
イムリーな情報やトピックスを、引き続きお楽しみいただければ幸いです。

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2.中央博の窓−92 博物館は『もの』を集め、守るところ
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 博物館では、展示物のほかにたくさんの『もの』を集め、保管しています。
    デジタルミュージアム「中央博資料百選」はこちら↓
    http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/special/selection_100/index.html
これらは、未来に引き継がれるべき大切な博物館資料として、収蔵庫内に保管されて
います。
    本館収蔵庫のようすはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=868
 資料を保管するための収蔵庫では、資料第一です。火気厳禁はもちろんのこと、
飲食禁止のほか、資料にカビが生えたり、資料が虫に食われたり地震などで壊れたり
しないように、博物館職員は日々さまざまな努力をしています。
 御家庭でお馴染みの昆虫が、博物館では資料を食い荒らす害虫となります。たとえ
ば、タンスの隅の毛むくじゃらの抜け殻を御存じですか。これは、純毛のセーターに
穴を開けるヒメマルカツオブシムシの幼虫の脱皮殻です。本種の幼虫は、博物館の剥
製や毛皮、昆虫標本などを食べてしまいます。
 今、当館の一番の悩みは、植物標本を食い荒らすタバコシバンムシです。この虫は
台所の古い小麦粉や乾麺などに発生する3ミリほどの甲虫で、ここ何年、私たちは
この虫の撲滅に向けて奮闘してきました。
   「タバコシバンムシとの戦い—千葉県立中央博物館の例—」はこちら↓
    http://www.tobunken.go.jp/~ccr/ipmforum2015/ipmforum2015.pdf
 本館では年に数回、収蔵庫を見学するバックヤードツアーを実施しています。資料
第一という収蔵庫事情により、お客様にはカバンやコートの持ち込みを御遠慮いただ
いたり、定員を設けたりと、御不便をおかけします。その代わり、私のバックヤード
ツアーでは、その場でお客様のリクエストにお応えして、昆虫標本をお見せします。
毎回違う標本が見られますから、リピーターの方も充分お楽しみいただけます。終了
後、「あー楽しかった!」という参加者の言葉は、何よりも励みとなり、標本を集め
て守ってきた苦労も報われます。
(主席研究員兼資料管理研究科長 斉藤 明子)

(参考)平成29年度バックヤードツアー(昆虫標本)の予定
    平成30年1月20日(土)、2月24日(土)、3月17日(土)
    詳しくはミュージアム・トーク日程↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=151

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3.イベント情報
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(1)	中央博物館本館 季節展・トピックス展・ミニトピックス展・小動物展示室
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◆【春の展示】五七五で自然を切り取る~生態園を子どもの目で詠(よ)むと~◆
会期:5月21日(日)まで
会場:本館2階 第1企画展示室
内容:生態園で自然観察をした子どもたちの作った俳句・川柳形式の作品を御覧いた
だきます。子どもの目には、生態園の自然がどのように映っているのでしょうか? 
応募があった小学校2~6年生の作品を展示しています。ミュージアム・トーク(展示
解説)は4月16日(日)に開催します。各日とも2回実施(11時~11時30分、14時30分~
15時)。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1011
    教育新聞(電子版)で紹介されました(外部リンク)↓
    https://www.kyobun.co.jp/news/20170309_07/
※会期中、生態園で作った五七五の作品を募集しています。生態園オリエンテーショ
ンハウスに用意した用紙に御記入の上、「投句箱」にお入れください。皆様の作品は、
生態園オリエンテーションハウスで6月末まで展示します。どなたでも御参加いただ
けます。

◆【トピックス展】生命(いのち)のにぎわい
            〜生命のにぎわい調査団 生物多様性 写真展〜◆
主催:中央博物館・生物多様性センター
会期:5月7日(日)まで
会場:本館2階 房総の歴史展示室側廊下
内容:千葉県生物多様性センターが運営する「生命(いのち)のにぎわい調査団(3月末
現在・団員数1235名)は、千葉県の生き物のこと、自然のことをもっと知ってもらう
ため、また「生命のにぎわい」(たくさんの種類の生物がバランスを保って一緒に生
きている状態)を守るにはどうしたらよいかを皆で考えるため、平成20年7月に発足し
ました。発足後8年経ち、恒例となった写真コンテストを、【生命(いのち)のにぎわ
い調査フォーラム】と同時に3月4日(土)に開催しました。この写真展では写真コンテ
ストの全参加作品を展示しますので、御覧いただいて千葉県の自然への関心を深めて
いただければ幸いです。
    ポスターはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?action=common_download_main&upload_id=20317
    詳しくはこちら(外部リンク)↓
    http://www.bdcchiba.jp/monitor/index.html

◆【ミニトピックス展】県指定無形文化財 綴錦織(つづれにしきおり)
-和田秋野(わだあきの)の技-◆
会期:4月29日(土・祝)から6月4日(日)まで
会場:本館2階 自然と人間のかかわり展示室前廊下
内容:昭和57(1982)年に千葉県の無形文化財に指定された綴錦織(つづれにしきおり)
の保持者和田秋野氏の作品を展示し、氏の優れた技術を紹介します。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1071
    千葉県教育委員会綴錦織(つづれにしきおり) (外部リンク)↓
    https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/bunkazai/bunkazai/p211-011.html

◆【ミニトピックス展】九十九里の真冬の蜃気楼と日本・世界各地の蜃気楼◆
会期:5月21日(日)まで
会場:本館2階 房総の地学展示室側廊下
内容:富山県でよく見られることで有名な上位蜃気楼が、2016年12月17日と18日に千
葉県九十九里浜にも出現しました。その状況と千葉県でよく観察できる下位蜃気楼を
写真で紹介します。さらに、日本や世界で観測された珍しい蜃気楼の写真を展示しま
す。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1040

◆【小動物展示室】◆
 飼育担当からお知らせです。大水槽が川魚とエビの展示に模様替えを予定していま
す。ミヤコタナゴは小水槽へお引越しです。ところで、最近イモリが赤いお腹を仰向
けにして浮かんでいます・・・死んだふりに騙されないように。マムシは2月以来、
後半身の古皮が脱げません・・・食欲はありますので見守りをお願いします。

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(2)中央博物館本館・生態園 当日参加できるイベント等
                      (4月10日(月)〜5月10日(水)) 
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【体験イベント 今の時期しか見られない! へんな花】
日時:4月16日(日)13時30分~14時30分
場所:生態園
内容:木の梢に、おや? イモムシみたいな形をした、変なものが……。この時期に
しか見られない風媒植物の花です。博物館から生態園までのほんの200mほどの間に
生えるケヤキやコナラ、ヤマモモなど、身近な街路樹のへんな花を観察します。
対象:どなたでも(小学生以下は保護者参加)
定員:なし(無料)
※今月号巻末の「4.研究室から」は、本観察会を担当する奥田昌明主任上席研究員
が担当しています。ぜひお読みください。

【生態園観察会 プランクトンを顕微鏡で見てみよう】
日時:4月29日(土・祝)10時~12時(開催時間中随時参加可能)
場所:生態園(野鳥観察舎集合)
内容:舟田池のさまざまなプランクトンを、顕微鏡でのぞき観察します。
対象:小学3年生以上(小学生は保護者参加)
定員:なし(無料)

【生態学環境講座 自然の音サロン 春】
日時:4月29日(土・祝)13時30分~15時30分
場所:本館1階 講堂/生態園
内容:中央博資料百選から鳥たちの夜明けのコーラスや、春の音風景を聞きます。後
半は生態園を散歩しながら春の音を楽しみます。
対象:小学生以上(小学生は保護者参加)
定員:なし(無料)

【体験イベント 押し花でしおりをつくろう】
日時:4月29日(土・祝)・30日(日)10時~15時
場所:本館2階 ホール
内容:押し花をラミネート加工して、すてきなしおりを作ります。
対象:どなたでも(小学生以下は保護者参加)
定員:なし(入場料必要、保険料不要、実費負担なし)

【春の展示関連 体験イベント あなたの発見おしえてください 春1】
日時:4月30日(日)10時~16時
場所:生態園
内容:生態園であなたが見つけたものを、写真と短い説明文でおしえていただき、
解説板として園路に設置します。
対象:どなたでも(小学生以下は保護者参加)
定員:なし(無料)
※5月14日(日)に、同じイベント<春2>が開催されます。

【体験イベント チーバくんとすごすゴールデンウィーク 五月飾りをつくろう】
日時:5月3日(水・祝)11時~12時、14時~15時
場所:本館2階 ホール
内容:飾り棚などに置ける小さな兜と屏風を作ります。
対象:どなたでも(小学生以下は保護者参加)
定員:当日先着各20名(入場料必要、保険料50円、実費負担50円)

【体験イベント 体験!身近な植物の不思議】
日時:5月4日(木・祝)13~16時
場所:生態園
内容:身近な植物にも不思議がいっぱい。見たり、さわったり、遊んだり。生きた植
物を体験しよう。
対象:どなたでも(小学生以下は保護者参加)
定員:なし(無料)

【体験イベント 石を割ってみよう】
日時:5月4日(木・祝)10時~15時(随時受付)
場所:本館1階 入口
内容:専用の岩石ハンマーを使って、石を割る体験をします。
対象:小学生以上(小学生は保護者参加)
定員:なし(入場料不要、保険料50円、実費負担なし)

【生態園観察会 ヤゴとぬけがらでトンボを調べよう】
日時:5月5日(金・祝)10時~12時
場所:生態園(オリエンテーションハウス集合)
内容:生態園を歩きながら、トンボの幼虫(ヤゴ)と、羽化した「ぬけがら」を探し、
どんな場所にどんなトンボが見られるか観察します。
対象:小学3年生以上(小学生は保護者参加)
定員:当日先着15名(無料)

【体験イベント 本物の化石にさわってみよう】
日時:5月5日(金・祝)11時~15時
場所:本館1階 ホール
内容:アンモナイトやクジラの骨などの、本物の化石にさわってみましょう。
対象:どなたでも
定員:なし(無料)

【ミニトピックス展関連事業 文化財記録映画上映会 綴錦織(つづれにしきおり)
-和田秋野(わだあきの)の技-】
日時:5月6日(土)13時30分~15時
場所:本館1階 講堂
内容:千葉県指定無形文化財綴錦織(つづれにしきおり)の技術を記録した映画を上映
します。
対象:どなたでも(小学生以下は保護者参加)
定員:当日先着150名(無料)

【体験イベント 深海の生き物をさわってみよう】
日時:5月7日(日)13時30分~14時15分、14時45分~15時30分
場所:本館1階 研修室
内容:メンダコやリュウグウノツカイなど、さまざまな深海生物の標本にさわってみ
ましょう。
対象:小学生以上
定員:当日先着各回30名(無料)


(予告)【自然誌シンポジウム 自然史研究におけるDNA研究の役割】
日時:2017年5月14日(日)13:30~16:30
場所:本館1階 講堂
次号に詳細を掲載します。

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◆【森の調査隊】
日時:平成29年度は毎月第2・第4日曜日12時~16時(当日随時受付)
直近では、4月23日(日)、5月14日(日)に実施します。
場所:生態園 オリエンテーションハウス
内容:ワークシートをもって、生態園内で自然を観察する体験プログラムです。授業
で訪れる小学校団体にも活用されています。スタンプを集めて、オリジナルのペーパ
ークラフトをゲットしよう。
対象:どなたでも(幼児・小学生は保護者参加)
定員:なし(無料)
    詳しくはこちら↓
    http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/eco_park/forest_expl_pgm.htm

◆【はっけん!すまいるキッズ】
日時:毎週土曜日、日曜日及び祝日13時~(30分程度)
場所:本館2階 体験学習室(たいけんのもり)
内容:体験交流員によるお子様(親子)向けのプログラムです。紙しばいや工作、ゲー
ムなどを行います。
対象:子どもとその保護者
定員:当日先着5組程度(無料)
注意:天候や急な事情により、中止や変更となる場合もあります。
    活動のようすはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=851

◆【そのほかの4月・5月の講座・観察会(事前申込を含む)】
    詳しくはこちら↓
    4月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=467
    5月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=468

◆【ミュージアム・トーク】(研究職員による展示・資料解説)
    詳しくはこちら↓
    4月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=479
    5月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=480

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(3)	大利根分館
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=58  電話:0478-56-0101
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 大利根分館は4月から通常開館となり、一般の方にも気楽に御利用いただきますよ
うお願い申し上げます。
 トピックス展「なつかし昭和のくらしとクルマ」を好評開催中です。
    入館料:一般200円、高・大学生100円、中学生以下・65歳以上、無料
    休館日:毎週月曜日(祝日のときは翌日)
 ちなみに、大利根分館周囲の水田はいたるところで田うないと代かきが盛んに行わ
れ、田植えの準備にまっしぐらです。ヒバリも空高くさえずっています。春の水郷佐
原はお楽しみがいっぱいです。どうぞお越しください。
    佐原の「さくら祭り」4月15日(土)まで↓
     http://www.city.katori.lg.jp/sightseeing/gyoji/haru/s_sakura.html
     大利根分館の隣「水郷佐原あやめパーク」4月29日(土・祝)プレオープン↓
     http://www.city.katori.lg.jp/sightseeing/ayamepark/index.html

◆【トピックス展】なつかし昭和のくらしとクルマ◆
会期:5月7日(日)まで
会場:大利根分館 第3展示室
内容:日本に自動車が普及する昭和30-40年代(1950年代後半から1970年代前半)に
スポットをあて、今は懐かしい当時の人々の生活ぶりや憧れのクルマたちを紹介し
ます。

■講座等
【体験イベント かわいいカモをつくろう】
日時:4月29日(土・祝)・30日(日)、5月3日(水・祝)、4日(木・祝)、6日(土)、
7日(日) 各日とも10時30分~、13時30分~(いずれも所要時間20分程度)
場所:大利根分館 集会室
内容:木質プラスチックのカモ等の模型に色づけをします。
    (参考)千葉県木質バイオマス新用途開発プロジェクト(外部リンク)↓
    https://www.pref.chiba.lg.jp/shigen/biomass/mokushitsu.html
対象:どなたでも(未就学児は保護者同伴)
定員:当日先着順 各回20名(材料費150円)

【こどもの日 親子体験 お米の千歯(せんば)こき&お釜で御飯を炊いて食べ比
べ!】
日時:5月5日(金・祝)10時30分~13時
場所:大利根分館 前庭
内容:昔の道具を使って稲からお米をとり、お釜で炊いた御飯をおにぎりにして試食
します。家族で楽しくチャレンジしてみましょう。
対象:小・中学生と保護者 
定員:10組、各組小・中学生1名と保護者1-2名(保険料50円/名)
※事前に電話でお申し込みください(電話0478-56-0101)。

■川のフィールドミュージアム
「いきもの調査隊」と「水郷民俗調査隊」の隊員を募集します。詳細は、お問い合わ
せください(電話0478-56-0101)。

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(4) 大多喜城分館         
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=59  電話:0470-82-3007
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 大多喜城は花見の名所、桜が咲き草花が芽生え、小鳥たちのさえずりが聞こえてい
ます。大多喜城周辺で月初めに行われた「大多喜さくらまつり」は、さくら市やお茶
席、大正琴や和琴の演奏などたくさんの方が参加して、今年も大盛況でした。それは
特別公開中の「江戸風俗図屏風」に描かれた上野の花見に興ずる江戸庶民の姿と通ず
るものがありました。屏風絵の中の花見の情景に、四季を楽しむ日本人の心を感じて
いただければ幸いです。

◆特別公開I「江戸風俗図屏風」◆
会期:4月18日(火)まで
会場:大多喜城分館
内容:アメリカのフリーア美術館に所蔵されている菱川師宣筆の「江戸風俗図屏風」
を高精度デジタル技術と職人の技とで複製した六曲一双のうち、今回は桜の花の咲く
春の風景が描かれた左隻を展示します。
※入館料:一般200円、高・大学生100円、中学生以下・65歳以上、無料。
    詳しくはトップページから御覧ください↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=59

■講座等
【体験教室 甲冑(かっちゅう)・小袖(こそで)・裃(かみしも)の試着】
日時:5月5日(金・祝)10時~12時、13時30分~15時30分
場所:研修館
内容:徳川家康や本多忠勝などの等身大の複製甲冑(かっちゅう)・小袖(こそで)・
裃(かみしも)を試着して、武士が生活をしていた時代にタイムスリップしてみませ
んか。
※小袖は女性のみの体験となります。
対象:どなたでも(小学生以下は保護者同伴)
定員:各回10名(入館料は必要)
※事前に電話でお申し込みください(電話0470-82-3007)。

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4.研究室から-64  季節はずれの一人花見
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 私は花粉の研究をしています。桜も散った4月半ばの青葉の森公園は、新葉もまだ
伸びきらず、なんだか寂しいと感じている方が多いでしょう。
 ぜんぜん違います。4月上旬から下旬にかけての公園は、実は、ケヤキやコナラな
ど、風媒植物の雄花で満開です。風に乗せて遠くまで花粉を飛ばすため、青葉が茂っ
て風通しが悪くなる前の春先に、いっせいに花を咲かせるのです。
 風媒植物の雄花は、きれいな花びらをつけないため、イモ虫のような形をしてお
り、すぐ目の前に咲いていても気づかないことが多いです。反面、いったん気づいて
目も慣れれば、ほら、そこにも、あそこにも……。公園の至る所に、ものすごい数の
雄花が咲いている事実に気づくでしょう。
 足下の地面に、毛糸のような茶色いゴミがたくさん落ちているのは、よく見れば、
ほとんどが風媒植物の雄花です。場所によっては、アスファルトの路面を埋め尽く
し茶色のじゅうたんみたいになっています。気づかなければ、そんな雄花を踏みつけ
て歩くことになるでしょうが。
 桜が散り、一見、寂しくなった4月半ばの青葉の森公園を歩いてみて下さい。ケヤ
キ、コナラ、エノキ、アカシデなど、季節外れの「お花見」を楽しめます。
    デジタルミュージアム「樹木検索図鑑」で検索してみよう↓
    http://www.chiba-museum.jp/jyumoku2014/kensaku/
 注意点は、桜と同様、花期が1週間くらいしかないことです。日々の雑事にかまけ
ていると、あっという間に花期を逃してしまい、翌年までお預けになります。私の経
験では、ゴールデンウィークに入ってしまうと、もう遅いことが多いです。人の少な
い時期が狙い目ですね。
            (千葉県生物多様性センター 主任上席研究員 奥田昌明)
                ※4月より異動しました。植物学研究科併任です。


(編集後記)この2年間、「ちば中央博メール」の編集を担当してまいりましたが、5月
号からは新しい編集者と交代します。多くの方に購読していただき感謝します。これ
からも「ちば中央博メール」をよろしくお願いします。

●発 行
 千葉県立中央博物館
 〒260-8682 千葉市中央区青葉町955-2
 電話:043-265-3111 FAX:043-266-2481
 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=57
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