千葉県立関宿城博物館メール情報∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
せきはくマガジン
http://www2.chiba-muse.or.jp/
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞第72号(150) 2012年8月25日∞∞
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もくじ
[1]9月のイベント情報及び9月の休館日について
[2]9月中に募集が開始されるイベントについて
[3]せきはく豆事典「浮世絵と錦絵(その2)」
[4]季節だより
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[1]9月のイベント情報及び9月の休館日について
●・開館時間 9時開館,16時30分閉館。(ただし入館は16時まで)
★(1)関宿城博物館の事業を知って楽しもう
今年度の当館で実施する郷土食講座・体験教室などの概要を,パネル展示や
使用する用具で紹介しています。
期 日 8月3日(金)~9月26日(水)
時 間 9時~16時30分(ただし,入館は16時まで)
場 所 千葉県立関宿城博物館3階多目的室
入館料 一般:200円(団体160円),高大生:100円(団体80円)
中学生以下・65歳以上:無料
★(2)関宿城写生コンクール
関宿城周辺を題材とした写生画を公募し、全作品を展示します。
期 日 9月11日(火)~9月23日(日)
時 間 9時~16時30分(ただし,入館は16時まで)
場 所 千葉県立関宿城博物館エントランスホール及び集会室
★(3)歴史講座 「古文書を読む(初級編)」
関宿地域に関係のある古文書をテキストにして,それを読み解きます。
期 日 8月5日(日),9月9日(日)
時 間 10時30分~12時
場 所 千葉県立関宿城博物館集会室
定 員 20名
対 象 一般(連続2回参加できる方)
受講料 無料
申込み 7月5日(木)9時より電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
*受付は終了しています。
★(4)博物館セミナー
当館展示協力員の石田年子氏が「野田市の伊勢信仰―奉納絵馬・石造物
を中心に―」と題して,野田市に関わりのある伊勢信仰について,神社境
内や拝殿内に多く残されている絵馬や石造物などから紹介し,人々の信仰
の深さを探ります。
期 日 9月16日(日)
時 間 13時30分~15時30分
場 所 千葉県立関宿城博物館集会室
定 員 30名
対 象 一般
受講料 200円(資料代)
申込み 8月16日(木)9時より電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
★(5)郷土食講座「投網漁と川魚料理」
地元の漁師さんの指導のもと,投網のやり方を体験しナマズやコイなど
の川魚料理を作って試食します。
期 日 9月17日(祝・月)
時 間 10時~14時
場 所 千葉県立関宿城博物館
定 員 20名
対 象 一般
保険料 50円
申込み 8月17日(金)9時より電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
★(6)体験教室 -みんなでふれあい体験-「自然観察-バッタを観察-」
千葉県立関宿城博物館の周辺を散策しながら,そこに生息する昆虫を当
館展示協力員の岩槻秀明氏の案内で観察します。特に,バッタを観察しま
す。
期 日 9月15日(土)
時 間 10時~12時
場 所 千葉県立関宿城博物館集会室及び広場
定 員 20名
対 象 一般
参加費 100円
申込み 8月15日(水)9時より電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
★(7)体験教室 -みんなでふれあい体験-「関宿城下を歩こう」
千葉県立関宿城博物館の周辺を歩いて,江戸時代の関宿藩にゆかりのあ
る史跡や寺院を当館学芸員による案内で見学します。
期 日 9月22日(祝・土)
時 間 10時~15時
場 所 千葉県立関宿城博物館
定 員 30名
対 象 一般
参加費 1,000円(昼食代・保険代含む)
申込み 8月22日(水)9時より電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
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◆◆◆9月の休館日について◆◆◆
3日,10日,18日,24日(いずれも月曜日,18日は前日が祝・月に当たるため)
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[2]9月中に募集が開始されるイベントについて
◆(1)歴史講座 「古文書を読む(中級編)」
関宿地域に関係のある古文書をテキストにして,それを読み解きます。
期 日 10月8日(祝・月),11月4日(日)
時 間 10時30分~12時
場 所 千葉県立関宿城博物館集会室
定 員 20名
対 象 一般(連続2回参加できる方)
受講料 無料
申込み 9月8日(土)9時より電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
◆(2)歴史講座 「醤油を運んだ川の道」
企画展関連事業として当講座では、醤油産業と密接な関係がある江戸時代
以降の舟運について分かりやすく解説するとともに、醤油の現状とこれから
の醤油産業についても紹介し、企画展の内容を深めます。
講師:吉田 のり子(東京外語大学教授)
大橋 幸治(大橋醤油店社長、茨城県醤油工業協同組合理事)
期 日 10月14日(日)
時 間 13時30分~15時30分
場 所 千葉県立関宿城博物館集会室
定 員 50名
対 象 一般
受講料 無料
申込み 9月14日(金)9時より電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
◆(3)郷土食講座「そば打ち」
そば打ち愛好会の人たちの指導により、そばの打ち方や切り方を体験
します。また、自分が作ったそばを試食します。
期 日 【後期】10月7日(日)11月18日(日)、12月2日(日)
時 間 9時30分~12時
場 所 千葉県立関宿城博物館休憩所
定 員 20名
対 象 一般(3回連続で参加できる方)
参加費 3,000円(3回分)
申込み 9月7日(金)9時より電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
◆(4)野外講座「歴史散歩-醤油づくりの地を訪ねて-」
企画展の内容を理解していただくために、醤油生産業者やかつての工
場、醤油にかかわる史跡、資料館などを見学する日帰りの旅です。
期 日 10月21日(日)(日帰りの旅)
時 間 9時~16時
場 所 【集合・解散場所】千葉県立関宿城博物館
【見学場所】古河市、坂東市、野田市
定 員 20名
対 象 一般
参加費 2,000円(昼食代む)
申込み 9月21日(金)9時より電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
◆(5)体験教室 -みんなでふれあい体験-「関宿城下を歩こう」
千葉県立関宿城博物館の周辺を歩いて,江戸時代の関宿藩にゆかりのあ
る史跡や寺院を当館学芸員による案内で見学します。
期 日 10月13日(土)
時 間 10時~15時
場 所 千葉県立関宿城博物館
定 員 30名
対 象 一般
参加費 1,000円(昼食代・保険代含む)
申込み 9月13日(木)9時より電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
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[3]せきはく豆事典「浮世絵と錦絵(その2)」
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錦絵を扱った題材については前回記しましたが、当館で鑑賞できるのは名所
風景・物産などに関連するものです。というのも、当館の展示テーマが「河川と
それに関わる産業」であり、錦絵についてもテーマに沿ったものの収集・展示と
なっているからです。
まず高瀬船を描いたものとしては、歌川広重画の「諸国勝景下総利根川之図」
が大きなパネルで掲示されています。高瀬船の帆は風を受けて膨らみながらも、
穏やかに水面の上を進んでいます。まさに順風満帆といったところでしょうか。
また葛飾北斎画の「富嶽三十六景常州牛堀」は、手前に高瀬船、遠くに富士山が
見える遠近法の手法が用いられ、繊細な風景描写の中にも船頭が米の研ぎ汁を川
に捨てている様子が併せて描かれ、生活感のあるものとなっています。
次は物産に関連するものです。大日本物産図絵の「下総国醤油醸造之図」は、
原料の仕込みから絞られた醤油を樽詰めにするまでの工程が描かれていますが、
よく見ると醸造所のすぐ外は川で、船の一部が見えます。舟運によって醤油が運
ばれ、この産業が発展したということを感じさせるものです。また「茶を製す図」
では、摘み取った茶葉を製品にするまでの工程が描かれています。
錦絵は、江戸時代だけのものではありませんでした。これまでもその題材は流
行に敏感なものであり、明治時代の新しい文化に絵師たちも強い関心を抱きまし
た。開花絵と呼ばれるものの中では、蒸気船通運丸を描いた「東京両国通運会社
川蒸気往復盛栄真景之図」の色彩が鮮やかです。またパネルですが三代目広重画
の「東京高輪海岸蒸気鉄道之地図」があり、蒸気機関車をはじめ和船や蒸気船な
どが描かれ時代の活気を感じさせます。
当館ではパネル等を含め、約20点の浮世絵を展示しています。どの作品も、じ
っくりと隅々までご覧になって頂きたいと思います。これらの作品は、いずれも
第3展示室で観ることができます。 (岡田)
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[4]季節だより
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残暑お見舞い申し上げます。
今年も暑い夏でした。空の青は高くなって来ているように感じます。夜は、
一時期よりは若干涼しさを感じます。ちょっとした時に、秋だなと思います。
季節は確実に移っています。
天気予報では、久しぶりに関東地方のダムの貯水量の情報(20日現在)が流
れていました。今年は、関東地方の山間部での雨が少なく、利根川水系のダム
の貯水量は62%だそうです。中流で雨が降るので、ここ関宿ではそれほど水量が
少ないとは思いませんでした。元々、関東地方の平均降雨量は1,300mmと、日
本全体の1,700mmと比較すると少ないです。そのため、昭和40年代は、給水停
止・制限、給水車の出動、小河内ダムの上空に人工雲をつくり雨を降らせると
いう構想ニュースが結構ありました。
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