千葉県立中央博物館メールマガジン バックナンバー
★ ちば中央博メール 2017年9月号 ★
配信日時:2017/09/10 08:00
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

     ちば中央博メール 2017年9月号(2017年9月10日発行・第133号)
          http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
目 次
1.お知らせ
2.中央博の窓  企画展「きのこワンダーランド」2期の御案内
3. イベント情報
(1)中央博物館本館・生態園 企画展、トピックス展
(2)中央博物館本館・生態園 当日参加できるイベント等
(3)大利根分館
(4)大多喜城分館
4.研究室から  海鳥と人間のかかわり

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.お知らせ 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆メンテナンス休館のお知らせ 
  9月11日(月)~15日(金)は、施設管理・展示更新のため、中央博物館本館・生態園
は休館・休園します。

◆「アリ博」開催!
 千葉県立中央博物館と、大型ショッピングセンター「アリオ蘇我」のコラボで誕生
した、楽しみながら学べる知育イベントです。千葉県の自然や歴史、文化など、いろ
いろなテーマごとに、クイズ大会や工作教室を開催します。
 アリオモール「サンコート広場」を会場にして、奇数月の第4日曜日に開催されま
す。次回は9月24日(日)に開催を予定しています。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1051

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2.中央博の窓−97  企画展「きのこワンダーランド」2期の御案内
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 きのこワンダーランドの2期が、9月16日からはじまります。2期では、中央博が開
館以来収集した、18世紀から19世紀にかけて日本とヨーロッパで描かれたきのこの
図譜類を新たに展示します。江戸時代に日本で描かれたベニテングタケと、同時代に
ドイツやイタリアで描かれたベニテングタケはどのように違うでしょうか。この機会
にぜひ実物をご覧ください。
 また、現在の分類学はここから始まったといわれるスウェーデンのリンネによる
『自然の体系』初版本(当館蔵、世界で44部しか存在が確認されていない、1735年刊
行)や、今年生誕150年を迎える南方熊楠が、きのこの記載のために描いた図譜もご紹
介します。あわせて、きのこ関連民俗・民族資料群もまるごと展示替えを致します。9
月以降も合計6回の講演会、体験イベント等を予定。夏に続き、秋からクリスマスま
で、きのこの世界をお楽しみください。
                        (植物学研究科長 吹春俊光)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3.イベント情報 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(1)中央博物館本館・生態園 企画展、トピックス展
----------------------------------------------------------------------------
◆【企画展】きのこワンダーランド◆
会期:1期~9月10日(日)まで、2期9月16日(土)~12月27日(水)(月曜休館・月曜日
  が休日の場合は翌火曜日休館)
会場:企画展示室 
内容:夏休み期間中、みなさまにお楽しみいただいた「きのこワンダーランド」1期
  は、このたび、装いも新たに2期としてリニューアルオープンします。   
   今回の展示では、当館に所蔵される稀覯本、分類学の父カール・フォン・リン
  ネの『自然の体系』初版本も特別公開!(期間限定)その他、18世紀のヨーロッ
  パなどで描かれたきのこ菌類図譜、南方熊楠のきのこ観察図など、めったにお目
  にかかれないお宝が大集合!さらに、世界各地のきのこをモチーフにした品々の
  展示も一新!この秋は、きのこの生態に加え、きのこにまつわる文化の素晴らし
  さを体感してください。

◆【生態園 トピックス展】生態園のきのこ◆
会期: 9月16日(土)~平成30年2月25日(日)(月曜休館・月曜日が休日の場合は翌火
  曜日休館、年末年始休館)
会場:生態園
内容:生態園がつくられて約30年がたちました。樹齢とともにきのこ相も変化します。
  生態園の森の成熟とともに変化したきのこ相や、雑木林のきのこの特徴について
  紹介します。 
----------------------------------------------------------------------------
(2)中央博物館本館・生態園 当日参加できるイベント等
                       〔9月16日(土)〜10月15日(日)〕
----------------------------------------------------------------------------
【企画展関連行事 つくって遊ぼう「オリジナルきのこバッジ」】
日時:9月16日(土)10時~12時、13時30分~15時30分
場所:1階ホール 
内容:きのこのバッジづくりにチャレンジ。遊びながら、きのこのことを知ることが
  できます。
対象:どなたでも (小学生以下は保護者参加)
定員:当日先着100名(材料費100円、入場料必要)

【体験イベント 生態園スタンプラリー】
日時:9月16日(土)13時~16時
場所:生態園 
内容:生態園内の5箇所にあるスタンプを集めながら、生態園を探検しましょう。
対象:どなたでも (小学生以下は保護者参加)
定員:なし (無料)

【企画展関連行事 つくって遊ぼう「きのこマグネット」】
日時:9月18日(月祝)10時30分~11時、14時~14時30分
場所:1階ホール 
内容:きのこのマグネットづくりにチャレンジ。遊びながら、きのこのことを知るこ
  とができます。
対象:どなたでも (小学生以下は保護者参加)
定員:当日先着各回30名(材料費50円、入場料必要)

【企画展関連行事 講演会 映画の中のきのこ】
日時:9月23日(土祝)13時~16時
場所:講堂
内容:日本のきのこ映画「マタンゴ」を、また、様々な映画の中の「きのこ」を、
  二人の専門家が熱く語ります。質問タイムも予定しています。
対象:小学生以上 (小学生は保護者参加)
定員:当日先着150名(入場料必要)

【生態学環境講座 自然の音サロン 秋】
日時:9月30日(土)13時30分~15時30分
場所:講堂・生態園 
内容:中央博資料百選からコオロギなど虫たちの多様な音色や海辺に響く秋の音風景
  を聞きます。後半は生態園で秋の音を探します。
対象:小学生以上 (小学生は保護者参加)
定員:なし (無料)

【企画展関連行事 講演会 絵画史から見たきのこ】
日時:10月1日(日)13時30分~15時30分
場所:講堂
内容:聖書や神話が中心の西洋絵画にいつ、どうやって「きのこ」が登場するのか。
    アルチンボルドから妖精画まで、専門家によるスリリングな謎解き。
対象:小学生以上 (小学生は保護者参加)
定員:当日先着150名(入場料必要)

【きのこ展オクトーバーフェスト】
日時:10月7日(土)・8日(日)10時~16時
場所:正面入口付近・1Fホール
内容:きのこ・発酵に関わる飲み物・食べ物・各種グッズ類を販売します。

【体験イベント あなたの発見おしえてください〈秋〉1】
日時:10月8日(日) 10時~16時
場所:生態園
内容:生態園であなたが見つけたものを、写真と短い説明文でおしえていただき、解
  説板として園路に設置します。
対称:どなたでも (小学生以下は保護者参加)
定員:なし(無料)

【体験イベント チーバくんとつくるきのこキーホルダー】
日時:10月15日(日)10時30分~11時30分、14時~15時
場所:1階ホール 
内容:プラ板にきのこの絵をかいてキーホルダーをつくろう!誰でも簡単にステキな
  作品がつくれます。チーバくんも遊びにくるよ!
対象:どなたでも (小学生以下は保護者参加)
定員:当日先着各回30名(材料費100円)

----------------------------------------------------------------------------
◆【森の調査隊】
日時:平成29年度は毎月第2・第4日曜日12時~16時(当日随時受付)
直近では、9月10日(日)、9月24日(日)に実施します。
場所:生態園 オリエンテーションハウス
内容:ワークシートをもって、生態園内で自然を観察する体験プログラムです。授業
  で訪れる小学校団体にも活用されています。スタンプを集めて、オリジナルのペ
  ーパークラフトをゲットしよう。
対象:どなたでも(幼児・小学生は保護者参加)
定員:なし(無料)
    詳しくはこちら↓
    #http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/eco_park/forest_expl_pgm.htm

◆【はっけん!すまいるキッズ】
日時:毎週土曜日、日曜日及び祝日13時~(30分程度)
   *9月10日(日)は、お休みします。
場所:本館2階 体験学習室(たいけんのもり)
内容:体験交流員によるお子様(親子)向けのプログラムです。紙しばいや工作、ゲー
  ムなどを行います。
対象:子どもとその保護者
定員:当日先着5組程度(無料)
注意:天候や急な事情により、中止や変更となる場合もあります。
    活動のようすはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=851

◆【そのほかの9月・10月の講座・観察会(事前申込を含む)】詳しくはこちら↓
   9月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=472
  10月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=473

◆【ミュージアム・トーク】(研究職員による展示・資料解説)詳しくはこちら↓
   9月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=484
  10月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=485

----------------------------------------------------------------------------
(3)大利根分館 http://www.chiba-muse.or.jp/OTONE/ 電話:0478-56-0101
----------------------------------------------------------------------------
  大利根分館では9月16日から収蔵品展「古い道具と昔のくらし」を開催します。小
学校社会科の授業に対応した内容となっておりますので、ぜひご活用ください。

◆【収蔵品展】古い道具と昔のくらし◆
会期:9月16日(土)~9月30日(土)(通常開館)
   10月1日(日)~平成30年3月20日(火)(予約団体のみ)
会場:大利根分館 企画展示室
内容:小学校3年生社会科の「古い道具と昔のくらし」に対応した資料を展示してい
  ます。事前学習用のウェブページも公開しています。 
    事前学習用ウェブページ↓
    http://www.chiba-muse.or.jp/DM/index.php?mid=7

◆お知らせ
 大利根分館の通常開館は9月30日までです。10月1日からは予約団体のみの見学と
なりますのでご了承ください。

----------------------------------------------------------------------------
(4)大多喜城分館 http://www.chiba-muse.or.jp/SONAN/ 電話:0470-82-3007
----------------------------------------------------------------------------
 普段は室内に保管している体験用甲冑(学習キット)を、本年度から土日祝日に限り
研修館廊下に展示しています。「武田信玄」や「真田幸村」などの美しい甲冑が並び
ます。手前に座って記念写真をどうぞ!なお、雨や荒天日、試着体験日を含む前後や
修理期間などは展示中止となります。
    詳しくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=1081

◆【収蔵資料展】◆
会期:開催中! 10月15日(日)まで(月曜休館。月曜祝日の場合は翌日休館)
会場:大多喜城分館 3階展示室
内容:平成28年度に新たに収蔵した資料を公開します。主な資料は、相州住綱広作
  の脇差をはじめ槍、短刀などの刀剣類。また、真田一族の活躍を記した『真田
  実記』や、冬夏2度にわたる大坂の陣の攻防を記した『難波戦記』などの古書
  籍。御宿町の漁村文書、明治天皇御大葬写真帖などの資料です。
    収蔵資料展の様子はこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=59

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
4.研究室から-69  海鳥と人間のかかわり
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 「房総の自然と人間」を常設展示のテーマに掲げる中央博物館では、自然と人間の
かかわりについて学べるのが特長です。今回は、共に海の食物連鎖の頂点に立つ「海
鳥(うみどり)と人間」のかかわりを見てみましょう。
 古来より人間は、「鳥山(とりやま)」と呼ばれる海鳥の群れを漁場(ぎょじょう)
の目印にしてきました。鳥山は言わば海鳥の宴会で、海中に餌となるイワシなどの小
魚や、それを狙うカツオやタイが群れているのです。逆に海鳥も、港で水揚げされた
漁獲物を狙い、明るい漁火(いさりび)の周りでは夜にも餌を探すなど、様々な場面
で漁業をうまく利用します。この6月には、いすみ市沖で釣船に希少種アホウドリが
集まるとの新聞報道がありました。一方で、海鳥が漁網(ぎょもう)や釣糸に絡まっ
てしまうことなどもあります。
 私たちが海の恵みを受け豊かに暮らし続けるには、人間の都合だけでなく、人間が
漁業を通じて海鳥に、さらには食物連鎖を通じて生態系に与える多様な影響を知り、
海鳥と人間のより良いかかわり方を考えることが大切だと思います。

                 (生態学・環境研究科 研究員 平田和彦)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●発 行
 千葉県立中央博物館
 〒260-8682 千葉市中央区青葉町955-2
 電話:043-265-3111 FAX:043-266-2481
 http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/
●このメールは送信専用メールアドレスから配信されています。
 返信いただいてもお答えできませんのでご了承ください。
●ちば中央博メールについてのお問い合わせ・御意見・御感想は、電話またはFAXで
 お願いします。
●大多喜城分館、大利根分館に関するお問合せは各館に直接お電話をお願いします。
●無断転載はお断りします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●登録の解除はこちら↓
##__CANCEL_URL__##

●配信アドレスの変更はこちら↓
##__MYPAGE_URL__##