千葉県立関宿城博物館メール情報∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
せきはくマガジン
http://www2.chiba-muse.or.jp/
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞第135号(213) 2017年11月21日∞
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もくじ
[1]12月のイベント情報及び12月の休館日について
[2]12月中に募集が開始されるイベントについて
[3]せきはく豆事典「火縄銃と江戸時代後期の鉄砲」
[4]季節だより
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[1]12月のイベント情報及び12月の休館日について
●開館時間 9時開館、16時30分閉館
★(1)パネル展「水塚」
関宿周辺や埼玉平野に建てられた水塚の形態や分布、役割について紹介します。
期 間 12月7日(木)~1月12日(金)
(休館は月曜日および12月28日〜31日)
時 間 9時~16時30分
場 所 千葉県立関宿城博物館 3階多目的室
入館料 一般200円(団体160円)、高大生100円(団体80円)、
中学生以下・65歳以上無料 ※団体扱いは20名以上
★(2)博物館セミナー4「簗田家文書の世界5―書状類4―」
戦国時代、古河公方足利氏の重臣で、関宿城主であった簗田氏の書状を中心に
取り上げ、簗田氏の天正期以降の動向についてお話しします。
講 師 新井浩文氏(当館 調査協力員)
期 日 12月17日(日)
時 間 13時30分~15時30分
場 所 千葉県立関宿城博物館 集会室
定 員 30名
対 象 一般
受講料 200円
申込み 11月17日(金)9時から電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
★(3)「第17回関宿城百景写真展」作品募集
関宿城近景の風景(-城・川・田園-)を題材とした写真を公募します。
募集テーマ 「関宿城近辺の風景」(―城・川・田園―)
募集作品 1 モノクロ、カラーは問わない。
2 サイズは半切とする。
3 未発表作品に限る。
4 一人1点とする。
5 千葉県立関宿城博物館長賞については、当館啓発ポスター・チラ
シ等の広報に使用する場合がある。
応募期間 12月1日 (金)〜23日(祝・土)
応募方法 千葉県立関宿城博物館にある応募票に記入し、写真の裏面に貼り、
直接持参または郵送による。
賞 関宿城博物館長賞 1点
野田市関宿商工会長賞 1点
特別賞 数点
参加賞(入賞者を除く出品者)
発 表 平成30年1月14日(日)〈予定〉
表 彰 式 平成30年2月24日(土)午後1時30分から
展示期間 平成30年1月16日(火)〜2月18日(日)
休館は月曜日(ただし、月曜日が祝日の場合は翌日。)
展示会場 千葉県立関宿城博物館 3階多目的室
返 却 日 平成30年2月20日(火)から
問 合 せ 04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
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◆◆◆12月の休館日について◆◆◆
4日(月) ・11日(月)・18日(月)・25日(月)・28日(木)〜31日(日)は
休館します。
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[2]12月中に募集が開始されるイベントについて
◆(1)関宿城で初日の出をみよう
当館の天守閣から初日の出を拝みます。
期 日 1月1日(祝・月)
時 間 6時30分~7時30分
場 所 千葉県立関宿城博物館 4階展望室
定 員 40名
対 象 一般
参加料 入館料;一般200円(団体160円)、高大生100円(団体80円)、
中学生以下・65歳以上無料
申込み 12月1日(金)9時から電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
◆(2)博物館セミナー5「利根川と江戸川の舟運―川舟、河岸、河岸間道―」
江戸時代、運送の主役は船であり、江戸川・利根川を様々な種類の荷を積んだ
川船が活躍しました。この舟運について、河岸や河岸問屋の様子、鮮魚(なま)
街道などと呼ばれた河岸と河岸とをつなぐ道、様々な川船などについて話をし
ます。
講 師 松丸明弘氏(当館 調査協力員)
期 日 1月14日(日)
時 間 13時30分~15時30分
場 所 千葉県立関宿城博物館 集会室
定 員 30名
対 象 一般
受講料 200円
申込み 12月14日(木)9時から電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
◆(3)郷土食講座「小麦まんじゅうづくり」
関宿地域で祭事のときによくもてなしとして出された小麦まんじゅうをつくり、
試食します。昔ながらの素朴な味が楽しめます。
期 日 1月20日(土)、1月21日(日)
時 間 【午前の部】10時~12時
【午後の部】13時30分~15時30分
(午前、午後の部をそれぞれ行います。)
場 所 千葉県立関宿城博物館 休憩所
定 員 各15名
対 象 一般
参加費 各150円(保険料含む)
申込み 12月20日(水)9時から電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
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[3]せきはく豆辞典 「火縄銃と江戸時代後期の鉄砲」
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火縄銃は、御存知のとおり火縄式点火装置によって弾丸を発射する仕組みのもので、戦
国時代後半にヨーロッパから日本に伝来し、瞬く間に日本全国に普及し、国友、堺などの
産地も生まれました。
また、火縄銃の普及によって、戦の仕方や着用する甲冑、築城方法などにも大きな変化
をもたらしました。江戸時代には、武士の武芸の鍛錬や戦の備えだけではなく、農民など
でも狩猟や害獣駆除などの目的で所持(鑑札)が認められ、普及していたようです。
火縄銃は、銃口から火薬と弾丸を入れて火縄で点火して撃つものです。1分間に3発程
度しか撃てず、雨が降ると使えませんし、銃身に溝もつけられていない古式銃ですが、甘
く見てはいけません。一般的な中筒程度のもので射程距離は100m程度でせいぜい500m
程度しか飛びませんが、発射したときの振動が少なく、射程内の命中精度はかなり良かっ
たようです。パチンコ玉のような丸い弾丸で、直進安定性は劣りますが鉛製で重さがある
ため、命中したときはそれなりの威力があります。弾丸の速度も現代の拳銃の弾丸よりも
速いといわれています。50m以内の距離で撃たれると甲冑を着けていても胴を撃ち抜かれ
てしまうこともあったようです。しかも弾体としては柔らかい鉛ですので、当たった瞬間
に細かく砕けて飛び散り、散弾で撃たれたようになることもありました。また、火薬の量
も調節できるので、威力を上げたいときや遠くのものを狙うときには火薬の量を増やして
撃つこともできました。火縄銃の銃身を見るとかなり厚めに造られていますが、こうした
場合に耐えられるように造られています。
また、ちょっと変わった使い方ですが、丸い弾丸を1度に2個ないし3個入れて撃つこ
ともありましたし、細かい弾丸をたくさんつめて、散弾銃のように使うこともありました。
戦で弾丸がなくなると石などを入れて撃つこともあったようです。
こうした火縄銃ですが、細筒、中筒、大筒、長筒、馬上筒、短筒等さまざまな種類があ
ります。火縄式ではない鉄砲としては気砲(きほう)とよばれる空気銃、火縄の代わりに
燧石(すいせき)と呼ばれる火打ち石をつけてこれで叩いて発火させ発射させるフリント
ロック銃、火薬の入った雷管を装着し、ハンマーで叩いて発火させ発射させる管打銃等が
あります。いずれも弾丸を銃口から入れる前装式で、銃身内に溝が付けられていない滑空
銃身のものです。
なお、江戸時代末期から明治時代になると、弾丸を手元から込める後装式の銃、銃身に
溝のある施条銃、連発銃なども使われるようになります。 (村田)
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[4]季節だより
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日に日に最低気温が下がり、いよいよ冬まっただ中、師走に入ります。当館周辺でも霜
が降りるのは間近かもしれません。
さて企画展の終了後は、パネル展「水塚」が始まります。水害地帯に多く建てられた緊
急避難用の施設「水塚」を写真パネルで展示いたします。川とともに暮らしてきたこの関
宿の地の生きる人々の知恵を感じに、ぜひご来観ください。
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せきはくマガジン第135号(213)をお送りしました。毎月当館の新鮮な情報をお届けし
ます。
皆様からのお声をお待ちしております。お気軽にお寄せ下さい。
(お声を当マガジンに掲載させていただく場合もあります。)
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せきはくマガジン第135号(213)
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