千葉県立関宿城博物館メール情報∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
せきはくマガジン
http://www2.chiba-muse.or.jp/
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞第138号(216) 2018年2月21日∞
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もくじ
[1]3月のイベント情報及び3月の休館日について
[2]3月中に募集が開始されるイベントについて
[3]せきはく豆事典「明治の錦絵」
[4]季節だより
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[1]3月のイベント情報及び3月の休館日について
●開館時間 9時開館、16時30分閉館
★(1)パネル展「河川敷のいきもの 夜編」
江戸川流頭部の河川敷に見られる草花や昆虫などの夜の様子について紹介しま
す。
期 日 2月20日(火)〜4月22日(日)
(休館は月曜日)
時 間 9時~16時30分
場 所 千葉県立関宿城博物館 3階多目的室
入場料 一般200円(団体160円)、高大生100円(団体80円)、
中学生以下・65歳以上無料 ※団体扱いは20名以上
★(2)コーナー展「火縄銃の種類と江戸時代後期の鉄砲」
火縄銃の代表的な種類と関連する諸道具を展示し、火縄銃発展の歴史や製作技
術などについて紹介します。
期 日 3月13日(火)〜4月15日(日)
(休館は月曜日)
時 間 9時~16時30分
場 所 千葉県立関宿城博物館 2階企画展示室
入場料 一般200円(団体160円)、高大生100円(団体80円)、
中学生以下・65歳以上無料 ※団体扱いは20名以上
★(3)博物館セミナー6
「戊辰後経歴を読み解く―関宿藩家老木村正右衛門手記について―」
関宿藩家老木村正右衛門は、幕末関宿藩佐幕派のトップとして彰義隊に加わり
上野戦争を戦い抜いた人です。敗戦後は帰城出来ないまま沼津へ移住し、士族
を捨て、名を「山田大夢」と改めました。晩年は、静岡で教鞭を執るなか生涯
を閉じた一家老の手記を昨年に引き続きお話しします。
講 師 中村正己氏(当館 調査協力員)
期 日 3月10日(土)(講師のご都合により、2月18日(日)から変更)
時 間 13時30分~15時30分
場 所 千葉県立関宿城博物館 集会室
定 員 30名
対 象 一般
受講料 200円
申込み 1月18日(木)9時から電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
★(4)体験教室「関宿城下を歩こう(1日コース)」
千葉県立関宿城博物館の周辺を歩いて、江戸時代の関宿藩にゆかりのある史跡
(関宿城本丸跡、筋違い十字路、外堀・土塁跡、関宿関所跡石碑、随庵堀と随
庵碑、首塚(刑場跡))や寺院(昌福寺、宗英寺、実相寺、光岳寺)を学芸員
が案内し、解説します。
期 日 3月11日(日)
時 間 10時~15時
場 所 【集合場所】千葉県立関宿城博物館 集会室
【見学場所】千葉県立関宿城博物館周辺の史跡や寺院
定 員 30名
対 象 一般
参加費 50円(別途昼食代 1,000円)
申込み 2月11日(日)9時から電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
★(5)博物館セミナー7
「日本の船の変遷と日本史―近年発掘された船を中心にー」
近年の船の発掘事例から、どのような日本史を推測することができるのでしょ
うか。多少斜めから見た観点から、船の変遷と日本史を関連つけたお話をしま
す。
講 師 松井哲洋氏(当館 調査協力員)
期 日 3月18日(日)
時 間 13時30分~15時30分
場 所 千葉県立関宿城博物館 集会室
定 員 30名
対 象 一般
受講料 200円
申込み 2月18日(日)9時から電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
★(6)わぴちゃん先生のミュージアムトーク「河川敷のいきもの 夜編」
実施中のパネル展「河川敷のいきもの」の写真を提供していただいている岩槻
秀明氏(通称、わぴちゃん先生)が、河川敷の生き物や撮影秘話をお話します。
期 日 4月1日(日)
時 間 14時~15時
場 所 【集合場所】千葉県立関宿城博物館 エントランスホール
【実施場所】千葉県立関宿城博物館 3階多目的室
参加費 入場料
申込み 当日自由参加
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◆◆◆3月の休館日について◆◆◆
5日(月) ・12日(月)・19日(月)・26日(月)は休館します。
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[2]3月中に募集が開始されるイベントについて
◆(1)体験教室「関宿城下を歩こう(1日コース)」
千葉県立関宿城博物館の周辺を歩いて、江戸時代の関宿藩にゆかりのある史跡
(関宿城本丸跡、筋違い十字路、外堀・土塁跡、関宿関所跡石碑、随庵堀と随
庵碑、首塚(刑場跡))や寺院(昌福寺、宗英寺、実相寺、光岳寺)を学芸員
が案内し、解説します。
期 日 4月22日(日)
時 間 10時~15時
場 所 【集合場所】千葉県立関宿城博物館 集会室
【見学場所】千葉県立関宿城博物館周辺の史跡や寺院
定 員 30名
対 象 一般
参加費 50円(別途昼食代 1,000円)
申込み 3月22日(木)9時から電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
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[3]せきはく豆辞典 「明治の錦絵」
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明治期を代表する錦絵に「開化絵」があります。これは、明治政府が欧米化政策を積極
的に推し進め、鉄道の敷設、ガス灯の設置、洋風建築、洋装・断髪などの西洋風俗の導入
によって都市の風景が変化していく様子を絵画にしたものです。
新しいメディアとして、浮世絵師、落合芳幾は、東京で最初の日刊紙「東京日日新聞」
(明治5年~)の創刊にかかわり、新聞錦絵の流行を作りました。同じく月岡芳年も「郵
便報知新聞錦絵」(明治8年)で活躍しました。この新聞の内容は、殺人事件や刃傷沙汰、
不倫などのスキャンダルといった、いわゆる三面記事が多く取り上げられていましたが、
他にも西南戦争(明治10年)や、日清戦争(明治27、28年)を劇画風に生々しく1枚刷
りの報道画として、それぞれ300点程度描いてもいます。
しかし、明治10年代~20年(1887~)代に入ると、明治の時代色(鮮やかな赤と紫)
で強調された価格の安い錦絵は、版元の新趣向を凝らした努力もみせますが、錦絵そのも
のの形態や時代色とも言われた色合い自体が古臭いイメージとなり、紙質も落としていき
ます。そして、絵語りよりも写真のリアリティの方に人々の関心が動いていき、ついに、
日露戦争(明治37年)時には、写真製版や石版画にその座を奪われてしまいます。
この赤と紫は輸入染料で、アニリン(赤)、ムラコ(紫)といい、それによって彩色さ
れた錦絵は「赤絵」と呼ばれました。新聞のジャーナリスティクな表現手法に一時期合致
し、新聞メディアで隆盛しますが、伝統的な錦絵の絵画性を失わせることにもなっていま
す。つまり、この赤こそ絵画性よりも情報発信メディアとしての役割を優先させた明治時
代の錦絵の特徴なのではないでしょうか。
当館には、明治時代初期に花開いた開化絵の「東京両国通運会社川蒸気往復盛栄真景之
図【歌川重清(野沢定吉)・画】」が展示してあります。怒涛の勢いで新しいメディア
「新聞」で波に乗り、明治を彩った錦絵の赤に思いをはせてみてはいかがでしょうか。
(土井)
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[4]季節だより
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梅のつぼみがほころぶ季節となり、春の訪れが待ち遠しく感じる今日この頃です。当館
周辺の梅の花も五分咲きとなり、菜の花もチラホラと咲き始めました。今年の春こそは、
中之島公園のコブシの満開を期待したいです。
さて、本日よりパネル展「河川敷のいきもの 夜編」がオープンしました。夜の河川敷
のいきものの活動は見ることができないものですので、みなさま、ぜひご来館の上、ご覧
ください。
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せきはくマガジン第138号(216)
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