千葉県立中央博物館メールマガジン バックナンバー
★ ちば中央博メール 2018年4月号 ★
配信日時:2018/04/10 08:00
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

     ちば中央博メール 2018年4月号(2018年4月10日発行・第140号)
          http://www2.chiba-muse.or.jp/NATURAL/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
目 次
1.お知らせ
2.中央博の窓 「学校と博物館」
3.イベント情報
(1)中央博物館本館・生態園 〔春の展示〕
(2)中央博物館本館・生態園 〔当日参加できるイベント等〕
(3)大利根分館
(4)大多喜城分館
4.研究室から「藤箕(ふじみ)作り」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1.お知らせ 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆トピックス展「生命(いのち)のにぎわい」(写真展)を開催しています(5/6まで)
  千葉県各地の鳥、昆虫、花などを撮影した、生命のにぎわい調査団 団員の秀作を
 ご覧ください。
    くわしくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1522227868936/index.html
◆「房総の歴史展示室」の縄文時代・古墳時代コーナーの展示資料の一部を更新し
 ました。
 石揚(いしあげ)遺跡(柏市)から出土した縄文時代前期の土偶や、大山台(おお
 さんだい)第36号墳(木更津市)から出土した玉類を追加しました。

◆当館研究員 黒住がかかわった岡山県の遺跡での発見が山陽新聞で紹介されました。
    くわしくはこちら(外部ページ)↓
    http://www.sanyonews.jp/article/675456 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2.中央博の窓−104 「学校と博物館」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 毎年、中央博物館には多くの幼稚園・保育園・小学校団体が来館し、展示室や生態
園で活動しています。
 中央博調査隊や森の調査隊などの体験プログラムを実施したり、小学3年生社会科
の「古い道具と昔のくらし」を学習しに来たりと、学校によって博物館に来る目的は
さまざまです。どのような目的であれ、たくさんの子どもたちが来館してくれると、
博物館がとても明るくなったように感じ、ものすごく嬉しい気持ちになります。
 中学校から博物館に異動してきて2年が経ちました。もっと多くの学校に来館して
ほしいと日々思っていますが、博物館に来てわかったことがあります。それは、中央
博物館の存在を知らない県内の先生が多くいることです。昨年度中に社会体験研修で
37名の県内の先生方が中央博物館に来られました。千葉市だけでなく、旭市やいすみ
市、松戸市など、県内の広い範囲からも来ていただきましたが、その先生方のうち、
「初めて来ました」という先生が半分近くいました。
「学校団体に来てもらうには、まずは学校の先生方に博物館を知ってもらう」そう考
えるようになりました。そのために、博物館に来た先生方には、博物館の利活用の仕
方や研究員の紹介をできるだけするように努めています。
 1人でも多くの先生に中央博物館のことを知ってもらい、今年度もたくさんの子ど
もたちの笑顔が博物館で見られることを願っています。
                  (前・教育普及課 上席研究員 田中 努)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
3.イベント情報 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(1)中央博物館本館・生態園 〔春の展示〕

  *休館日をご確認のうえご来館ください
   休館日:月曜日、月曜日が祝日の場合は翌日休館
    開館日カレンダー↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1517539269054/index.html

----------------------------------------------------------------------------
◆春の展示◆
【ところ変われば備えも変わる あなたの街と自然災害】
会期: 3月3日(土)~5月27日(日)
会場:企画展示室 
内容:身近な地域のなりたちを知って、防災・減災へ!私たちが住む地域の地形地質
  や昔のようすを、新旧の地形図や空中写真、地層の剥ぎ取り標本、歴史資料から
  読み解き、そこではどんな災害が起こりやすいのかを、地形模型などを使って見
  ていきます。
   くわしくはこちら↓
   http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1521018434683/index.html

■関連行事
【「かんたんな地形模型を作ってみよう」】
日時:5月6日(日)9時30分~15時30分
場所:1階ホール 
内容:千葉県や富士山などの簡単な地形模型を作ります。
対象:どなたでも(小学校3年生以下は保護者参加)
定員:20組
参加費:保険料50円、材料費50円

【ミュージアム・トーク】(展示解説)
展示期間中の原則日曜日
 11:00~、14:30~(各回30分程度) (入場料必要)

----------------------------------------------------------------------------
(2)中央博物館本館・生態園〔当日参加できるイベント等〕

----------------------------------------------------------------------------
【環境教育講座 最も身近な水辺環境の水田】
日時:4月21日(土)13時~15時
場所:講堂
内容:水田の水辺環境、稲作について解説し、自然環境、環境問題について考えます。 
対象:小学生以上
定員:80名 (無料)

【環境教育講座 水田湿地で生活する鳥類】
日時:4月28日(土)13時~15時
場所:講堂 
内容:水田で生活する鳥類について解説し、自然環境、環境問題について考えます。
対象:小学生以上
定員:80名 (無料)

【生態園観察会 生き物にさわってみよう】
日時:4月28日(土)10時~12時
場所:生態園 
内容:生き物体験に挑戦。ヒキガエル、アカガエルのオタマジャクシ、カブトムシの
  幼虫などを実際にさわって観察します。
対象:どなたでも (小学生以下は保護者参加)
定員:50名 (無料)

【体験イベント 押し花でしおりをつくろう】
日時:4月29日(日・祝)10時~15時
場所:1階ホール
内容:押し花でオリジナルのしおりを作ろう。
対象:どなたでも (小学生以下は保護者参加)
定員:100名 (入場料必要)

【環境教育講座 池のプランクトン】
日時:4月30日(月・休)13時~15時
場所:研修室・野鳥観察舎 
内容:池のプランクトンを顕微鏡像を通じてライブ解説します。 
対象:どなたでも
定員:なし(無料)

【体験イベント「五月飾りをつくろう」】
日時:5月3日(木・祝)11時~12時、14時~15時
場所:1階ホール 
内容:飾り棚などにちょこっと置ける、ミニ兜とミニ屏風を作ります。
対象:どなたでも (小学生以下は保護者参加)
定員:各回20名
参加費:保険料50円、材料費50円

【体験イベント「石を割ってみよう」】
日時:5月4日(金・祝)10時~15時
場所:1階入口 
内容:専用の岩石ハンマーを使って、石を割る体験をします。
対象:小学生以上 (小学生は保護者参加)
定員:なし 
参加費:保険料50円

【体験イベント「本物の化石にさわってみよう」】
日時:5月5日(土・祝)11時~15時
場所:1階ホール 
内容:アンモナイトやクジラの骨などの、本物の化石にさわってみましょう。
対象:どなたでも
定員:なし
参加費:無料 

【体験イベント「収蔵庫探検」】
日時:5月6日(日)11時~11時30分、14時30分~15時
場所:液浸標本収蔵庫
内容:液浸標本収蔵庫で、標本保存の様子などを見学します。珍しい生物の標本をた
  くさん見ることができます。
対象:小学生以上 (小学生は保護者参加)
定員:各回20名
参加費:入場料必要 

----------------------------------------------------------------------------
◆【森の調査隊】
日時: 5月5日(土・祝)、7月16日(月・祝)、11月3日(土・祝) 13:00~16:00 
場所:生態園オリエンテーションハウス
内容:ワークシートをもって、生態園内で自然を観察する体験プログラムです。
  授業で訪れる小学校団体にも活用されています。スタンプを集めて、オリジナル
  のペーパークラフトをゲットしよう。
対象:どなたでも(幼児・小学生は保護者参加)
定員:なし(無料)
    くわしくはこちら↓
    http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/eco_park/forest_expl_pgm.htm

◆【はっけん!すまいるキッズ】
日時:毎週土曜日、日曜日を中心に実施(実施日はお問い合わせください)
13時~(30分程度)
場所:本館2階 体験学習室(たいけんのもり)
内容:体験交流員によるお子様(親子)向けのプログラムです。かんたんな工作など
  を行います。
対象:子どもとその保護者
定員:当日先着5組程度(無料)
注意:天候や急な事情により、中止や変更となる場合もあります。
    活動のようすはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1520132614420/index.html

◆【そのほかの4月・5月の講座・観察会(事前申込を含む)】くわしくはこちら↓
4月
 http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1521787127259/index.html
5月
 http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1521853925766/index.html

◆【ミュージアム・トーク】(研究職員による展示・資料解説)くわしくはこちら↓
4月
 http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1521766850759/index.html 
5月
 http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1521767327065/index.html

----------------------------------------------------------------------------
(3)大利根分館 http://www2.chiba-muse.or.jp/OTONE/ 電話:0478-56-0101
----------------------------------------------------------------------------
◆【トピックス展】利根川の渡り鳥◆
会期:平成30年4月1日(日)~5月6日(日)
休館日:月曜日休館。ただし、月曜日が祝日の場合、翌火曜日が休館。
会場:大利根分館 企画展示室
内容:利根川流域には、多くの野鳥が様々な目的で飛来します。多様な環境を残す利
  根川の魅力と大切さを、渡り鳥の目線で紹介します。
   くわしくはこちら↓
   http://www2.chiba-muse.or.jp/www/OTONE/contents/1520403258004/index.html


◆【企画展】利根川下流域の舟運-船大工の技術と生活-◆
会期:平成30年5月26日(土)~6月24日(日)
休館日:会期中無休 
会場:大利根分館 企画展示室
内容:利根川下流域は、江戸へ荷を運ぶ舟運が盛んでした。その水運で活躍した高瀬
  船や房丁船など多くの船を作ったのが、船大工たちです。本展では、船大工の技
  術やその生活について展示します。
    くわしくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/www/OTONE/contents/1520921925233/index.html

■「かわいいカモをつくろう」
 日時:4月29日(日・祝) ・4月30日(月・休)10時30分~、13時30分~
場所:大利根分館 集会室
定員:各回20名 【当日先着順】
参加費:材料費150円

■こどもの日 親子体験「お米の千歯こき&お釜でご飯を炊いて食べ比べ!」
 日時:5月5日(土・祝) 10時30分~13時
場所:大利根分館 館庭及び集会室
定員:10組(各組小中学生1名と保護者1~2名) 【事前申込み】
参加費:保険料50円

----------------------------------------------------------------------------
(4)大多喜城分館 http://www2.chiba-muse.or.jp/SONAN/ 電話:0470-82-3007
----------------------------------------------------------------------------
刀剣展示:平成30年2月14日(水)から備前長船の祐定を4口展示しています。
ぜひご来館ください。
    くわしくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/www/SONAN/contents/1519051240768/index.html
■体験教室「甲冑・小袖・裃の試着」
日時:5月5日(土・祝) 10時30分~、13時30分~
場所:大多喜城分館 研修室
対象:小学生以上 (小学生は保護者参加)
定員:各回10名
参加費:参加無料 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
4.研究室から-76  「藤箕(ふじみ)作り」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 当館の「自然と人間のかかわり」展示室に、匝瑳市木積(きづみ)の「箕(み)」が展
示されています。「箕」とは、穀物等の選別や運搬に使われる農具で、木積地区は、
素材にフジの皮を使った「藤箕」作りが盛んだった地域です。関東一円に販路をもち、
最盛期には年間10万枚もの箕が生産されていました。丁寧に織られた木積の「藤箕」
は、そばや米を石臼で挽く際に、粉を受ける用具として使われ、「粉箕(こなみ)」と
呼ばれました。
 木積の藤箕作りは、素朴な道具と地元の材料を使った地域に根差した技術です。イ
タミと呼ばれる本体は、フジの皮を薄く剥いだものと、シノダケのヒゴを織って作り
ます。フジ皮とシノダケを箕作りに適した厚みまで薄く均一に加工するには、熟練の
技術が必要で、女性が担当します。織り上げたイタミは、モウソウチクでへりを付け
て完成させます。これをミジタテといい、力のいる作業で男性の仕事です。
 現在、各地に残る伝統技術は、それぞれの土地や時代を背景に生み出された貴重な
ものです。技術の伝承はけっしてたやすいものではありませんが、先人が作りあげた
様々な技術をもとに、私達の暮らしがあることを忘れてはならないと思うのです。
    参考(外部サイト:千葉県ホームページ)↓
    http://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/bunkazai/bunkazai/n321-006.html
                  (教育普及課 主任上席研究員 竹内洋子)
                                                
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●発 行
 千葉県立中央博物館
 〒260-8682 千葉市中央区青葉町955-2
 電話:043-265-3111 FAX:043-266-2481
 http://www2.chiba-muse.or.jp/NATURAL/
●このメールは送信専用メールアドレスから配信されています。
 返信いただいてもお答えできませんのでご了承ください。
●ちば中央博メールについてのお問い合わせ・御意見・御感想は、電話またはFAXで
 お願いします。
●大多喜城分館、大利根分館に関するお問合せは各館に直接お電話をお願いします。
●無断転載はお断りします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●登録の解除はこちら↓
##__CANCEL_URL__##

●配信アドレスの変更はこちら↓
##__MYPAGE_URL__##