千葉県立中央博物館メールマガジン バックナンバー
★ ちば中央博メール 2018年5月号 ★
配信日時:2018/05/10 08:00
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     ちば中央博メール 2018年5月号(2018年5月10日発行・第141号)
          http://www2.chiba-muse.or.jp/NATURAL/

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目 次
1.お知らせ
2.中央博の窓 
    大利根分館企画展「利根川下流域の舟運 船大工の技術と生活」のご案内
3.イベント情報
(1)中央博物館本館〔春の展示・ミニトピックス展・ミニ展示〕
(2)中央博物館本館・生態園 〔当日参加できるイベント等〕
(3)大利根分館
(4)大多喜城分館
4.研究室から「民俗学ってなに?」
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1.お知らせ 
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◆5月27日(日)にアリ博を実施します!
    くわしくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1522112389131/index.html
 *アリ博って?
  千葉県立中央博物館と、大型ショッピングセンター「アリオ蘇我」のコラボで誕
 生した、楽しみながら学べる知育イベントです。千葉県の自然や歴史、文化など、
 いろいろなテーマごとに、クイズ大会や工作教室を開催します。
  アリオモール「サンコート広場」を会場にして、奇数月の第4日曜日に開催され
 ます。

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2.中央博の窓−105
  大利根分館企画展「利根川下流域の舟運 船大工の技術と生活」のご案内
                会期:5月26日(土)から6月24日(日)会期中無休
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 江戸時代初期に銚子河口へと利根川の流路が変わったことにより利根川下流域は、
年貢米などの荷を江戸へ運ぶ交通網が整備されました。その利根川を行きかう高瀬船
や房丁船など多くの船を作ったのが船大工たちです。
 本展では、利根川下流域の生活に大きな影響を与えた舟運をテーマとし、それを支
えた船大工の技術や生活を紹介するとともに、江戸とのつながりの中で発展してきた
私たちの生活について考えます。
 また、当館のお隣「水郷佐原あやめパーク」では、5月26日から「あやめ祭り」が
始まります。昨年リニューアルされた「あやめパーク」や初夏の水郷をお愉しみいた
だきますよう、ご案内申し上げます。
                  (大利根分館 主任上席研究員 秋山笑子)
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3.イベント情報 
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(1)中央博物館本館展示

   *開館日をご確認のうえご来館ください
     休館日:月曜日、月曜日が祝日の場合は翌日休館
    
    開館日カレンダー↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1517539269054/index.html

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◆春の展示◆
【ところ変われば備えも変わる あなたの街と自然災害】
  身近な地域のなりたちを知って、防災・減災へ!私たちが住む地域の地形地質や
 昔のようすを、新旧の地形図や空中写真、地層の剥ぎ取り標本、歴史資料から読み
 解き、そこではどんな災害が起こりやすいのかを、地形模型などを使って見ていき
 ます。
 会期: 3月3日(土)~5月27日(日)
 場所:企画展示室 
    くわしくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1521018434683/index.html

■関連行事
【自然誌シンポジウム 大地の成り立ちを調べ、未来に備える】
 日時:5月26日(土)10時~16時
 場所:講堂
 内容:地域の特徴や成り立ちを調べ、自然災害とも向き合ってきた以下の専門家
   の方々に話をしていただきます。

   橋本直子 氏 (葛飾区郷土と天文の博物館学芸員) 10:15~
   「利根川改変と自然災害」
   桂 雄三 氏
   (元文化庁主任文化財調査官・日本ジオパークネットワーク理事)11:15~
   「文化財って、災害の記憶も伝えるの?」
   宍倉正展 氏(産業技術総合研究所地質調査総合センター活断層・火山研究部
    門海溝型地震履歴研究グループ長) 13:00~ 
   「地震がつくった房総の大地」
   海津正倫 氏 (奈良大学特命教授・名古屋大学名誉教授) 14:00~
   「沖積低地の成り立ちから、自然災害について考える」
   質疑応答・総合討論  15:05~
 対象:どなたでも (小学生以下は保護者参加)
 定員:150名 (申込み不要・無料)
【ミュージアム・トーク】(展示解説)
  展示期間中の原則日曜日
   11時~、14時30分~(各回30分程度) (入場料必要)

◆ミニトピックス展◆
【蒔絵師・深山美峰-無形文化財に指定された技-】
  昭和58年に千葉県の無形文化財に指定された蒔絵の保持者・故 深山美峰氏の作
 品を展示し、氏の優れた技術を紹介します。
 会期:6月2日(土)~6月24日(日)
 場所:自然と人間のかかわり展示室前廊下
■関連行事
【歴史学講座「文化財記録映画上映会 蒔絵-深山美峰の技-」】
 日時:6月10日(日)13時30分~15時
 場所:講堂
 対象:どなたでも(無料)
【ミュージアム・トーク】(展示解説)
 日時:6月3日(日)日時:6月24日(日)
    11時~、14時30分~(各回30分程度) (入場料必要)

◆ミニ展示◆
【千葉県まるごと加曽利貝塚イヤー ミニ展示】
  千葉市の加曽利貝塚が国の特別史跡に指定されたことを記念して、千葉県で
 は「千葉県まるごと加曽利貝塚イヤー」と題する様々な企画を、県内各地の博物館
 などで行っています。
  このミニ展示は、その一環として、加曽利貝塚ゆかりの土器3点を展示します。
 会期:6月2日(土)~6月24日(日)
 場所:房総の歴史展示室
■関連行事
【ミュージアム・トーク】(展示解説)
 日時:6月17日(日)
    11時~、14時30分~(各回30分程度) (入場料必要)

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(2)中央博物館本館・生態園〔当日参加できるイベント等〕
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【環境教育講座 お米が食べられるようになるまで】
日時:5月12日(土)13時~15時
場所:研修室
内容:お米の種子を植えるところから、食べられるようになるまでを解説し、私たち
  の主食である米と環境について考えます。
対象:小学生以上(小学生は保護者参加)
定員:20名 (無料)

【生態学環境講座 自然の音サロン 春】
日時:5月12日(土)13時30分~15時30分
場所:講堂・生態園
内容:中央博資料百選から鳥たちの夜明けのコーラスや、春の音風景を聞きます。
  リクエストもお受けします。後半は生態園で春の音を楽しみましょう。荒天の場
  合は、収蔵庫でさまざまな録音資料をお見せします。
対象:どなたでも(小学生以下は保護者参加)
定員:なし(無料)

【体験イベント 春の親子科学クラブ びっくりおもちゃをつくろう】
日時:6月3日(日)13時30分~15時
場所:1階ホール
内容:不思議な折り紙や意外な材料でつくる音の出るおもちゃなど、あっと驚くおも
  ちゃをつくってみましょう。
対象:どなたでも (小学生以下は保護者参加)
定員:15組 (保険料50円)

【文化財記録映画上映会 蒔絵 -深山美峰の技-】
日時:6月10日(日)13時30分~15時
場所:講堂 
内容:千葉県教育委員会が制作した千葉県指定無形文化財の記録映画を上映します。
  伝統の技をご堪能ください。
対象:どなたでも(小学生以下は保護者参加)
定員:150名(無料)

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県民の日(6月15日) 当日申込みのイベント
          *県民の日は入場料無料
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【体験イベント 野鳥観察舎で野鳥観察】
日時:6月15日(金)10時~16時
場所:野鳥観察舎 
内容:野鳥観察舎で野鳥を観察し、解説します。バードウオッチング入門です。
対象:どなたでも (小学生以下は保護者参加)
定員:なし (無料)

【動物学講座 見せます!昆虫標本のつくり方】
日時:6月15日(金)
   10時~、11時~、13時~、14時~、15時~ (各回30分)
場所:展示室 
内容:甲虫や蝶の標本づくりを実演します。よく見てつくり方のコツをぬすもう。
対象:どなたでも (未就学児は保護者参加)
定員:なし(無料)

【体験イベント 植物の缶バッジをつくろう】
日時:6月15日(金)10時30分~12時、13時30分~15時
場所:2階ホール
内容:植物の絵を塗ってオリジナル缶バッジをつくりませんか。
対象:どなたでも (小学生以下は保護者参加)
定員:70名 (材料費100円)

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◆【森の調査隊】
日時:7月16日(月・祝)、11月3日(土・祝) 13:00~16:00 
場所:生態園 オリエンテーションハウス
内容:ワークシートをもって、生態園内で自然を観察する体験プログラムです。
  授業で訪れる小学校団体にも活用されています。スタンプを集めて、オリジナル
  のペーパークラフトをゲットしましょう。
対象:どなたでも(幼児・小学生は保護者参加)
定員:なし(無料)
    くわしくはこちら↓
    http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/eco_park/forest_expl_pgm.htm

◆【はっけん!すまいるキッズ】
日時:毎週土曜日、日曜日及び祝日を中心に実施。13時~(30分程度)
場所:本館2階 体験学習室(たいけんのもり)
内容:体験交流員によるお子様(親子)向けのプログラムです。紙しばいや工作、
  ゲームなどを行います。
対象:子どもとその保護者
定員:当日先着5組程度(無料)
注意:天候や急な事情により、中止や変更となる場合もあります。
    活動のようすはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1520132614420/index.html

◆【そのほかの5月・6月の講座・観察会(事前申込を含む)】詳しくはこちら↓
5月 http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1521853925766/index.html 
6月 http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1521854206940/index.html

◆【ミュージアム・トーク】(研究職員による展示・資料解説)詳しくはこちら↓
5月 http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1521767327065/index.html 
6月 http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1521714354192/index.html

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(3)大利根分館 http://www2.chiba-muse.or.jp/OTONE/ 電話:0478-56-0101
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◆【企画展】「利根川下流域の舟運-船大工の技術と生活-」◆
会 期:平成30年5月26日(土)~6月24日(日)
休館日:会期中無休 
会 場:大利根分館 第3展示室
内 容:利根川下流域は、江戸へ荷を運ぶ舟運が盛んでした。その水運で活躍した高
   瀬船や房丁船など多くの船を作ったのが、船大工たちです。本展では、船大工
   の技術やその生活について展示します。
関連講座:平成30年6月2日(土)13:30~
     「利根川下流域の船大工」講師:秋山笑子(大利根分館主任上席研究員)
     平成30年6月9日(土)13:30~
     「江戸を支えた水運」講師:昆政明氏(神奈川大学特任教授)
    ホームページ↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/www/OTONE/contents/1520921925233/index.html

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(4)大多喜城分館 http://www2.chiba-muse.or.jp/SONAN/ 電話:0470-82-3007
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 5月13日(日)まで、1階ロビーで千葉市加曽利貝塚のミニ展示を行っています。土器
の展示は2点だけですが、パネルで貝塚などについて解説しています。
    ホームページへ↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/www/SONAN/contents/1523336914431/index.html

■体験教室「甲冑・小袖・裃の試着」
日時:6月15日(金・県民の日) 10時30分~、13時30分~
場所:大多喜城分館 研修室
対象:小学生以上 (小学生は保護者参加)
定員:各回10名程度
参加費:参加無料 

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4.研究室から-77  「民俗学ってなに?」
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 民俗学って何をする学問なの? よく聞かれるんですけど、これ、実は難しい質問
なんです。しかも、研究者同士でうっかり話すと、険悪になりさえする物騒な話題で
もあります。しかし「色々あります」ではわからないので、勇気を出して私の立場で
説明をしてみましょう。
 私たちは普通、昔のことを文書などの記録で知ることが出来ます。逆に、記録に残
らないものは知ることが難しいものです。では記録に残りづらいものとは何か。
 実は、一般の人たちのくらしに係るような日常の様々なことは記録に残りづらいの
です。民俗学はそういったものの変化に何とかして迫れないか、あるいは変わりゆく
様子を記録に残すことはできないか、ということを考えてきました。
 え、何のために? ですって? うーん。例えばもし私たちが、くらしの中で無意
識に身につけてしまう様々な常識が、世の中が良くなるための足を引っ張っていると
したら? そんな問題意識から、くらしに係る様々なことに目を向けてきたのが民俗
学…だと私は思っています。
                    (環境教育研究科 研究員 佐山淳史)
          
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 電話:043-265-3111 FAX:043-266-2481
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