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せきはくマガジン第141号(219)
配信日時:2018/05/20 09:40
千葉県立関宿城博物館メール情報∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

          せきはくマガジン

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∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞第141号(219) 2018年5月20日∞
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 もくじ
[1]6月のイベント情報及び6月の休館日について
[2]6月中に募集が開始されるイベントについて
[3]せきはく豆事典「木間ケ瀬の水神様」
[4]季節だより
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[1]6月のイベント情報及び6月の休館日について

●開館時間 9時開館、16時30分閉館
 6月15日(金)は県民の日のため、入場料無料です。

★(1)千葉県立中央博物館大利根分館・千葉県立関宿城博物館二館連携事業
    パネル展「高瀬船」(2018国際博物館の日記念事業)
    古写真や浮世絵を中心に、利根川・江戸川を往き来した高瀬船の姿を紹介します。
   期  日   4月24日(火)〜7月1日(日)
        (休館は月曜日)
   時  間   9時~16時30分
   場  所   千葉県立関宿城博物館 3階多目的室
   入場料  一般200円(団体160円)、高大生100円(団体80円)、
   中学生以下・65歳以上無料  ※団体扱いは20名以上

★(2)パネル展「高瀬船」関連講演会「利根川高瀬船にみる知恵と工夫」
    和船研究者の松井哲洋氏によるパネル展「高瀬船」に関連する講演会を実施しま
    す。
   期  日   6月3日(日)
   時  間   13時30分~15時30分  
   場  所   千葉県立関宿城博物館 集会室
   定  員  30名 
   対  象  一般 
   受講料  200円   
   申込み  5月3日(祝・木)9時から電話で申込み受付中(先着順) 
        04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課) 

★(3)学芸員によるミュージアムトーク「写真から高瀬船を読み解く」
    パネル展「高瀬船」と常設展示について解説をします。
   期  日   6月3日(日)
   時  間   11時~12時
   場  所   【集合場所】千葉県立関宿城博物館 エントランスホール
   対 象  一般
   参加費  入場料
   申込み  当日自由参加

★(4)歴史講座「古文書を読む(入門編)《3回連続》」
    初心者を対象とし、くずし字の「ひらがな」を中心に学習します。
   期  日   6月10日(日)、7月8日(日)、8月19日(日)
   時  間   10時~12時
   場  所   千葉県立関宿城博物館 集会室
   定 員  30名
   対 象  一般(3回連続参加できる方)
   受講料   初回のみ100円
   申込み   5月10日(木)9時から電話で申込み受付中
        04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

★(5)ワークショップ「チーバくんマップをつくろう!」
    千葉県民の日、限定プログラムです。千葉県の名所スポットに当館オリジナル
    はんこを押して、オリジナル名所マップを作ります。
   期 日  6月15日(金)
   時 間  9時30分~12時、13時~16時
   場 所  千葉県立関宿城博物館 エントランスホール
   参加費  無料(当日は千葉県民の日のため、入場無料です。)
   申込み  当日自由参加

★(6)郷土食講座「そば打ち(打ち方+ゆで方コース)」
    関宿そば打ち愛好会の人たちの指導により、そばの打ち方や切り方、更にそば
    のゆで方を体験した後、試食します。
   期  日   6月17日(日)
   時  間   9時30分~12時30分
   場  所   千葉県立関宿城博物館 休憩所
   定  員  18名
   対 象  一般
   参加費  1,300円
   申込み  5月17日(木)9時から電話で申込み受付中(先着順)
         04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

★(7)郷土食講座「小麦まんじゅうづくり」
    関宿地域で祭事のときによくもてなしに出された小麦まんじゅうをつくり、試
    食します。昔ながらの素朴な味が楽しめます。
   期  日   6月23日(土)・24日(日)
   時  間    【午前の部】10時~12時
        【午後の部】13時30分~15時30分
             (午前、午後の部をそれぞれ行います)
     場  所   千葉県立関宿城博物館 休憩所
      定 員  各15名
   対 象  一般
   参加費  各150円(保険料を含む。)
   申込み  5月23日(水)9時から電話で申込み受付(先着順)
        04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課) 

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◆◆◆6月の休館日について◆◆◆
 4日(月) ・11日(月)・18日(月)・25日(月)は休館します。
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[2]6月中に募集が開始されるイベントについて

◆6月中に募集が開始されるイベントはありません。 

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[3]せきはく豆辞典 「木間ケ瀬の水神様」
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  私が17年ほど前、実際に博物館からほど近い木間ケ瀬地区のある方からお聞きした
お話しです。伝説というには、とてもリアルなお話しでしたので、ここに記しておこう
と思います。
 その前に少し説明をしておきますと、木間ケ瀬の慈眼院というお寺には、怪獣「カシ
ャの爪」、もしくは「佉刃(きょじん)の爪」といわれる寺宝が残されています。昔、
ある家で葬式があり、葬式行列が墓地に向かって進んでいると、一天にわかにかき曇り、
激しい雷鳴と共に怪獣が下り降り、お棺を奪おうとしたそうです。その時、当院の弘道
法印が法具で叩き落したところ、怪獣は爪を残して退散した、と伝えられています。
 さて、お話に戻りましょう。

 「ほんの6、7年前のこと。上納谷の地蔵様の裏にある水神様の社(やしろ)を建て
替えることになった。それで、この社を壊そうとしていたら、ふらふらと近所のおじい
さんがやってきた。普段は鼻をたらしているようなおじいさんだ。ところがこの時は急
にシャンとした口調になり、「そんな簡単に壊していいと思うのか。」と言う。その場
の者はぞーっとしたが、まぁ、大丈夫だろうということで取り壊してしまった。ところ
がこれが大丈夫どころではなかったんだ。
 社には石が1つ祀(まつ)ってあったが、そこを掘ったら石が他に4つも出てきた。
それらの石は、例のいわくつきの怪獣の爪のある慈眼院のものだった。それで、これは
大変だ、と思って知り合いの物知りの人に話したら、それは大ごとだからすぐにお祓
(はら)いしたほうがいい、ということで、きちんとお祓いをしてもらった。もう、
これで大丈夫、全部済んだ、と思っていた訳だ。
 ところがところが。実際に、さあ工事を始めようといって生コン(コンクリート)
の車が着いた。と、思ったらあっと言う間もなく、やっぱり、慈眼院の爪の言い伝えの
いわくのとおり、ライサマ(雷様)がそれはもう、すごい勢いで鳴り出して、もう、
業者も何も恐ろしくてやってらんなくなって。ほっぽり出して逃げるように避難した。
お昼頃になってようやく収まって何とか仕事はやったんだが、それからしばらくした頃、
夢を見た。
 普通は朝起きたら夢の中身なんか忘れてしまうんだが、はっきり覚えていた。それは、
河童が、絣の着物を着て、俺はとにかく腹が減ってたまらないから餅をくれ、と言って
出てきた。その河童には首がなかったが、不思議と怖い感じはなかった。
 目が覚めてから不思議に思い、近くに河童の言い伝えなどがあるか探してみたが見つ
からない。そのうち、ああそうか、水神様のことだ、と思い当たり、その後、改修工事
を行った7月になると、必ず餅を搗(つ)いて水神様にお供えするようになった。それ
は今でも続けている。」

 その後、私自身も木間ケ瀬の水神様をお訪ねしていないままになっていますが、今も
まだ、水神様へのお供えは続いているのでしょうか。今度、久しぶりに訪ねてみたいと
思っています。
                                                               (榎)

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[4]季節だより
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 気温の差が激しい5月でしたが、5月らしい爽やかな風も感じることができました。
もうすぐ6月。旧暦では「水無月」と呼ばれました。梅雨で雨ばかりなのに、水が無い
月?いいえそうではなくて、まさしく水の月の意味だそうです。また京都では、この月
末に無病息災などを願って食べる同名の和菓子があるとか。
 そんな雨の日でも楽しめるのが博物館。引き続きパネル展「高瀬船」を開催中です。
みなさま、ぜひご来館ください。
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