千葉県立関宿城博物館メールマガジン バックナンバー
せきはくマガジン第143号(221)
配信日時:2018/07/20 10:19
千葉県立関宿城博物館メール情報∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

          せきはくマガジン

http://www2.chiba-muse.or.jp/SEKIYADO/
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞第143号(221) 2018年7月20日∞
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 もくじ
[1]8月のイベント情報及び8月の休館日について
[2]8月中に募集が開始されるイベントについて
[3]せきはく豆事典「河川敷に棲んでいる昆虫」
[4]季節だより
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[1]8月のイベント情報及び8月の休館日について

●開館時間 9時開館、16時30分閉館
      お盆の8月13日(月)は開館します。

★(1)すごろクイズ「川辺の虫たち」
    すごろくとクイズが一緒になった参加型の展示で、関宿城周辺の河川敷に生息する昆虫に
    ついて学ぶことができます。
   期  日   7月3日(火)~9月30日(日)
        (休館は月曜日。月曜日が祝日に当たる場合は開館し、翌日休館。)
   時  間   9時~16時30分  
   場  所   千葉県立関宿城博物館 3階多目的室
   入場料  一般200円(団体160円)、高大生100円(団体80円)、
        中学生以下・65歳以上無料  ※団体扱いは20名以上

★(2)学芸員によるミュージアムトーク「川辺の虫探検!」
    すごろクイズ「川辺の虫たち」と常設展示について、解説をします。
   期  日   8月5日(日)
   時  間   11時~12時、13時30分~14時30分
   場  所   【集合場所】千葉県立関宿城博物館 エントランスホール
   対 象  一般
   参加費  入場料
   申込み  当日自由参加

★(3)夏休み子どもスケッチ「高瀬船を描こう」
    第3展示室にある高瀬船の模型や解説を見て、高瀬船を描き、高瀬船について学習した
    ことをメモします。完成した絵とメモは持ち帰って宿題にできます。
   期  日   7月21日(土)~8月31日(金)
   時  間   開館中終日
   場  所   千葉県立関宿城博物館 第3展示室
   参加費   入場料
   申込み  自由参加

★(4)体験教室「河川敷のいきものさがし(小学生向け)
    当館調査協力員及び自然科学系ライターの「わぴちゃん」こと岩槻秀明氏の解説を聞き
    ながら、河川敷で色々ないきものを採集・スケッチして、そのいきものについて学びま
    す。夏休みの自由研究に最適です。
   期 日  8月5日(日)
   時 間  9時30分~12時30分
   場 所  博物館周辺の河川敷及び館内集会室
   定 員  20名
   対 象  小学生とその保護者
   参加費  50円
   申込み  7月5日(木)9時から電話で申込み受付(先着順)
   04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

★(5)博物館セミナー(1)「下総・庄内領(野田市)に見る大杉信仰の繁栄」
    当館の調査協力員、石田年子氏による博物館セミナーです。茨城県稲敷市の大杉神社は、
    かつては利根川水系の舟運関係者に航行守護と疫行退散に霊験があることで、篤く信仰
    されてきました。近世に舟運で栄えた野田市域は特に大杉信仰が盛んな地域で、夏祭り
    をはじめ特色のある民俗文化が残されています。今回は、そこから見える近世・近代の
    庶民の暮らしを紹介します。
   期 日  8月26日(日)
   時 間  13時30分~15時30分
   場 所  千葉県立関宿城博物館 集会室
   定 員  30名
   参加費  100円
   申込み  7月26日(木)9時から電話で申込み受付(先着順)
   04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

★(6)教員のための博物館利用研修会
    学校の授業等で博物館を身近に楽しく利用していただくために、貸出しのできる学習キ
    ットの活用方法や、博物館で行うことのできる見学プログラムを紹介します。また、学
    校との連携について、情報を交換します。
   期 日  8月25日(土)
   時 間  13時30分~16時
   場 所  千葉県立関宿城博物館 集会室・展示室
   定 員  10名
   対 象  小・中・高・特別支援学校教員
   参加費  無料
   申込み  7月25日(水)9時から電話で申込み受付(先着順)
   04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

★(7)学習キット展示
    学習キットは、学校の授業等のために利用(貸出し)のできる資料です。関宿城下実感
    キット、むかしの道具(実物)、水塚模型、古文書(複製)、舟運船模型、外輪蒸気船
    模型の6種類を展示します。
   期  日   8月21日(火)~9月2日(日)
        (休館は月曜日。)
   時  間    9時~16時30分
     場  所   千葉県立関宿城博物館 エントランスホール
   入場料  一般200円(団体160円)、高大生100円(団体80円)、
        中学生以下・65歳以上無料  ※団体扱いは20名以上

★(8)関宿城写生コンクール作品募集
    千葉県立関宿城博物館の周辺を描いた写生画を公募します。
   募集対象  小学生の部・中学生の部・一般の部(高校生以上)
   種  類  油彩・水彩・クレヨン・パステル・色鉛筆
   規  格  四つ切か八つ切程度の大きさ、油彩の場合は6号または8号
         (裏面に作品票をお貼りください。作品票は、ホームページもしくは近隣公
         民館に置いてあります。)
   募集期間  9月1日 (土)〜14日(金)(ただし、9月3日(月)・10日(月)は
         休館日。)
      賞    館長賞、各部門の最優秀賞・優秀賞・佳作(応募者全員に参加賞)
   展示期間  9月20日(木)〜10月7日(日)(ただし、10月1日(月)~4日
         (木)は展示替えのため休館。)
   表 彰 式  10月6日(土)
   返却期間  10月11日(木)〜10月26日(金)
   問 合 せ  04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課) 

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◆◆◆8月の休館日について◆◆◆
 6日(月)・20日(月)・27日(月)は休館します。
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[2]8月中に募集が開始されるイベントについて

◆(1)歴史講座「古文書を読む(初級編)《3回連続》」
    古文書によく出てくる基本的な単語や慣用句が読めるようにし、解読辞典の使い方も習
    得します。
   期  日   9月8日(土)・10月13日(土)・11月24日(土)
   時  間   10時~12時
   場  所   千葉県立関宿城博物館 集会室
   定 員  30名(連続で参加できる方)
   対 象  一般
   受講料  100円(初回のみ)
   申込み  8月8日(水)9時から電話で申込み受付(先着順)
   04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

◆(2)体験教室「投網を投げてみよう」
    地元漁師の指導のもと、投網の打ち方を体験します。また、川魚を料理し試食します。
   期  日   9月16日(日)
   時  間   10時〜13時
   場  所   千葉県立関宿城博物館 集会室・庭園・休憩所
   定 員  20名
   参加費  300円
   申込み  8月16日(木)9時から電話で申込み受付(先着順)
   04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

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[3]せきはく豆辞典 「河川敷に棲んでいる昆虫」
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 現在、当館3階で行っている『すごろクイズ「川辺の虫たち」』という参加型展示のクイズや、
まめ知識に登場する昆虫は、河川敷の中に生息しています。この河川敷は、堤防と堤防の間を流
れている河道と、その川が増水すると浸水して川幅が広がる地面からなる土地のことです。「河
川敷の攪乱(かくらん)」については5月号の当メルマガでも紹介していますが、ここに大雨な
どが降ると、優占種の植物との競争に負けて地上では姿が見えなくなった植物の種が地中から現
れ発芽するなどして、植生の変化(攪乱)が何十年かに一度起こる環境です。このような水辺の
環境を好む昆虫には様々なものがいます。
 その中でもフンを食べたり、1年では死なないおもしろい特徴をもつ蝶を紹介したいと思いま
す。河川敷の中でも、土がむき出しになっている土地やヤナギ類やオニグルミを中心とした高い
樹木植生を好む蝶であるコムラサキは、幼虫の時はヤナギを食べますが、成虫になると、花の蜜
は吸わず、動物のフンや樹液を吸います。また、オスの翅(はね)は、光の当たりかたによって
紫色に輝きます。砂利道でひなたぼっこをするものもいるので、その時が観察のチャンスかもし
れません。また、河川敷の基本植生(江戸川流頭部で一番広く、基本乾燥しているが、時期によ
り水没し、攪乱が激しい)に生息するアカタテハは、1年では死なず越冬します。アカタテハの
幼虫はイラクサ科の植物を食べるため、希少種のホソバイラクサやカラムシの多いところでよく
見られます。成虫になると花の蜜などを吸いますが、コムラサキと同じく、動物のフンや樹液を
吸うこともあります。また、この蝶が近くを飛ぶと、力強い羽音が聞こえるようです。このよう
に河川敷には、あまり知られていない特徴の蝶をはじめとして、さまざまなおもしろい特徴の昆
虫が棲んでいるのです。
      
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[4]季節だより
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 西日本豪雨により被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
 昔は夏休みと言うと、セミやカブトムシを捕まえたり、田んぼの小川で遊んだり、いろいろ自
然の中にいた思い出があります。遊びながら、大切なものを学んでいった気がします。
 現在当館3階で開催中の『すごろクイズ「川辺の虫たち」』は、子どもたちの夏休みの自由研
究にも役立ちます。大人の方でも、意外と楽しめる内容です。ぜひ、ご来館ください。
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