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せきはくマガジン第144号(222)
配信日時:2018/08/20 09:00
千葉県立関宿城博物館メール情報∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

          せきはくマガジン

http://www2.chiba-muse.or.jp/SEKIYADO/
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞第144号(222) 2018年8月20日∞
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 もくじ
[1]9月のイベント情報及び9月の休館日について
[2]9月中に募集が開始されるイベントについて
[3]せきはく豆事典「文明開化の力(1)」
[4]季節だより
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[1]9月のイベント情報及び9月の休館日について

●開館時間 9時開館、16時30分閉館

★(1)すごろクイズ「川辺の虫たち」
    すごろくとクイズが一緒になった参加型の展示で、関宿城周辺の河川敷に生息する昆
    虫について学ぶことができます。
   期  日   7月3日(火)~9月30日(日)
        (休館は月曜日。月曜日が祝日に当たる場合は開館し、翌日休館。)
   時  間   9時~16時30分  
   場  所   千葉県立関宿城博物館 3階多目的室
   入場料  一般200円(団体160円)、高大生100円(団体80円)、
   中学生以下・65歳以上無料  ※団体扱いは20名以上

★(2)関宿城写生コンクール作品募集及び作品展
    千葉県立関宿城博物館の周辺を描いた写生画を公募し、作品を展示します。
   募集対象  小学生の部・中学生の部・一般の部(高校生以上)
   種  類  油彩・水彩・クレヨン・パステル・色鉛筆
   規  格  四つ切か八つ切程度の大きさ、油彩の場合は6号または8号
         (裏面に作品票をお貼りください。作品票は、ホームページもしくは近隣
         公民館に置いてあります。)
   募集期間  9月1日 (土)〜14日(金)(ただし、9月3日(月)・10日(月)は
         休館日。)
      賞    館長賞、各部門の最優秀賞・優秀賞・佳作(応募者全員に参加賞)
   展示期間  9月20日(木)〜10月7日(日)(ただし、10月1日(月)~4日
         (木)は展示替えのため休館。)
   展示場所  千葉県立関宿城博物館 エントランスホール及び集会室
   表 彰 式  10月6日(土)
   返却期間  10月11日(木)〜10月26日(金)
   問 合 せ  04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

★(3)歴史講座「古文書を読む(初級編)《3回連続》」
    古文書によく出てくる基本的な単語や慣用句が読めるようにし、解読辞典の使い方も
    習得します。
   期  日   9月8日(土)・10月13日(土)・11月24日(土)
   時  間   10時~12時
   場  所   千葉県立関宿城博物館 集会室
   定 員  30名(連続で参加できる方)
   対 象  一般
   受講料  100円(初回のみ)
   申込み  8月8日(水)9時から電話で申込み受付中(先着順)
        04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

★(4)体験教室「投網を投げてみよう」
    地元漁師の指導のもと、投網の打ち方を体験します。また、川魚を料理し試食します。
   期  日   9月16日(日)
   時  間   10時〜13時
   場  所   千葉県立関宿城博物館 集会室・庭園・休憩所
   定 員  20名
   参加費  300円
   申込み  8月16日(木)9時から電話で申込み受付中(先着順)
        04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

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◆◆◆9月の休館日について◆◆◆
 3日(月)・10日(月)・18日(火)・25日(火)は休館します。
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[2]9月中に募集が開始されるイベントについて

◆(1)体験教室「河川敷のいきものさがし(一般向け)」
    当館調査協力員及び自然科学系ライターの「わぴちゃん」こと、岩槻秀明氏の解説を
    聞きながら、河川敷特有の植生環境を観察し、江戸川流頭部まで散策します。
   期  日   10月7日(日)
   時  間   10時~12時
   場  所   【集合場所】千葉県立関宿城博物館 集会室
        【見学場所】江戸川や利根川の河川敷
   定 員  20名
   対 象  一般
   参加費  50円
   申込み  9月7日(金)9時から電話で申込み受付(先着順)
        04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

◆(2)体験教室「関宿城下を歩こう(1日コース)」
    千葉県立関宿城博物館の周辺を歩いて、江戸時代の関宿藩にゆかりのある史跡(関宿
    城本丸跡、筋違い十字路、外堀・土塁跡、関宿関所跡石碑、随庵堀と随庵碑、首塚
    (刑場跡))や寺院(昌福寺、宗英寺、実相寺、光岳寺)を学芸員が案内し、解説
    します。
   期  日   10月8日(月・祝)
   時  間   10時~15時
   場  所   【集合場所】千葉県立関宿城博物館 集会室
        【見学場所】千葉県立関宿城博物館周辺の史跡や寺院
   定 員  30名
   対 象  一般
   参加費  50円(別途昼食代 1,000円)
   申込み  9月8日(土)9時から電話で申込み受付(先着順)
        04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

◆(3)歴史講座 講演会「醤油醸造業の近代化-千葉県野田市の醤油メーカーの事例-」
    国立公文書館職員の石崎亜美氏を講師に招き、企画展に関連した講演を行います。個
    人経営から始まり、野田から世界へ進出したキッコーマン醤油の近代化について解説
    します。
   期  日   10月21日(日)
   講 師  国立公文書館 石崎亜美氏
   時  間   13時30分~15時30分
   場 所   千葉県立関宿城博物館 集会室
   定 員  50名
   対 象  一般
   受講料  100円
   申込み   9月21日(金)9時から電話で申込み受付(先着順)
        04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

◆(4)野外講座「歴史散歩-渋沢栄一と近代化遺産を訪ねる-」
    企画展の関連事業です。明治期以降数々の企業の設立・経営を行い、「日本資本主義
    の父」と呼ばれた渋沢栄一の生家(埼玉県深谷市)や、東京駅に使われた煉瓦を製造
    したことでも知られる旧日本煉瓦製造施設などをバスで見学します。
   期  日   10月28日(日)
   時  間   9時~16時30分(【集合時間】8時45分)
   場  所   【集合場所】千葉県立関宿城博物館正門前
        【見学場所】日本煉瓦旧煉瓦製造施設・渋沢栄一生家・渋沢栄一記念館ほか
              (いずれも埼玉県深谷市)
   定 員  40名
   対 象  一般
   参加費  2000円(昼食代・施設入館料・資料代・保険料)
   申込み   9月28日(金)9時から電話で申込み受付(先着順)
        04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

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[3]せきはく豆辞典 「文明開化の力(1)」
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 江戸時代末期の嘉永6年(1853)に、アメリカの使節ペリーが来航し、幕府は翌年「日米和
親条約」を締結します。その後、開国をめぐる賛否の対立が倒幕か佐幕かの対立へと変わって
いきました。慶応3年(1867)、 十五代将軍徳川慶喜は大政奉還し、王政復古の号令が発せら
れて、江戸幕府は終わりを告げます。翌年(明治元年(1868))明治政府が発足し、日本の近代
化が始まります。
 転機となった幕末の開港によって、幕府だけでなく、財政難に陥っていた諸藩も海外貿易を
視野に入れた経済施策をとります。また海外視察も行われ、欧米諸国の様々なシステム、技術、
考えなどを吸収しました。
 明治新政府は開国政策をとり、欧米に負けない経済力をつけるために国力を高める政策を行
います。そのために、廃藩置県による中央集権国家の確立を図り、身分制の撤廃、職業選択の
自由を認めます。視察から得たさまざまな知識をもとに貨幣制度、銀行制度、教育制度を整え、
地租改正・土木・鉄道・通信といった基盤整備を行います。また資本主義経済の中心となる工
業を盛んにし、民間の産業を育てる殖産興業施策の手始めに、生糸などの分野において先進技
術を取り入れた工場づくりを官主導で行います。その際、「お雇い外国人」といわれる欧米の
技術者を招き、先進技術の導入を図りました。また具体的な産業施策として「博覧会」も実施
します。海外視察で見学した万国博覧会から、博覧会には各種製品の「展覧会」「品評会」
「商品見本市」「即売会」の側面がある事を知った明治政府は、国内で「内覧会」も実施しま
した。
 明治中期になると、欧米方式に頼りすぎていた官営による産業振興は、機械などの設備投資
に資金がかかったことや日本人になじみにくい方法も多かったため、事業として振るわない分
野も増えてきました。そのため、政府は民間への移行に踏み切ります。民間企業は、江戸時代
から培っていた技術と欧米の技術を融合し、企業努力の甲斐もあり、成長に転ずるものも多く
ありました。また政府は、株式会社組織の法制化も行い、民間の起業支援も行っていきます。
 資本主義を育て、欧米諸国と対抗できるよう国力を高めて国家の収入を増やし、その経済力
をもとに軍備を充実させ、徴兵制度も実施する富国強兵政策を推進していきました。
                                       (鈴木)

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[4]季節だより
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 暑さは続いていますが、8月もあっという間に半分が過ぎてしまいました。夏休みの自由研
究がまだの人は、ぜひ当館においでください。第3展示室でスケッチのできる「高瀬船を描こ
う」や、3階で開催中の「すごろクイズ」は自由に参加することができます。
 せきはくマガジン今月号の「せきはく豆事典」は、10月5日からの開催に向けて準備中の
企画展の一部を紹介しました。3回シリーズでお伝えします。今年の企画展は、明治150年
記念「文明開化の力-わたしたち、江戸時代を卒業します!-」です。ご期待ください。
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せきはくマガジン第144号(222)
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