千葉県立関宿城博物館メール情報∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
せきはくマガジン
http://www2.chiba-muse.or.jp/SEKIYADO/
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞第145号(223) 2018年9月20日∞
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もくじ
[1]10月のイベント情報及び10月の休館日について
[2]10月中に募集が開始されるイベントについて
[3]せきはく豆事典「文明開化の力(2)」
[4]季節だより
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[1]10月のイベント情報及び10月の休館日について
●開館時間 9時開館、16時30分閉館
★(1)明治150年記念 平成30年度企画展
「文明開化の力 -わたしたち、江戸時代を卒業します!-」
江戸時代末期から明治維新期にかけて、文明開化の波が日本全土に押し寄せ、人々の
生活なども大きな変化を見せます。この文明開化の様相を展示で紹介しながら、これ
を動かした庶民の力について考えます。
期 日 10月5日(金)~12月2日(日)
(休館は月曜日。月曜日が祝日にあたる場合は開館し、翌日休館。)
時 間 9時~16時30分
場 所 千葉県立関宿城博物館 2階企画展示室
入場料 一般300円(団体240円)、高大生150円(団体120円)、
中学生以下・65歳以上無料 ※団体扱いは20名以上
★(2)関宿城写生コンクール作品展
関宿城周辺を題材とした写生画を公募し、作品を展示します。
期 日 9月20日(木)~10月7日(日)
時 間 9時~16時30分
場 所 千葉県立関宿城博物館 エントランスホール・集会室
★(3)体験教室「河川敷のいきものさがし(一般向け)」
当館調査協力員及び自然科学系ライターの「わぴちゃん」こと、岩槻秀明氏の解説を
聞きながら、河川敷特有の植生環境を観察し、江戸川流頭部まで散策します。
期 日 10月7日(日)
時 間 10時~12時
場 所 【集合場所】千葉県立関宿城博物館 集会室
【見学場所】江戸川や利根川の河川敷
定 員 20名
対 象 一般
参加費 50円
申込み 9月7日(金)9時から電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
★(4)体験教室「関宿城下を歩こう(1日コース)」
千葉県立関宿城博物館の周辺を歩いて、江戸時代の関宿藩にゆかりのある史跡(関宿
城本丸跡、筋違い十字路、外堀・土塁跡、関宿関所跡石碑、随庵堀と随庵碑、首塚
(刑場跡))や寺院(昌福寺、宗英寺、実相寺、光岳寺)を学芸員が案内し、解説し
ます。
期 日 10月8日(月・祝)
時 間 10時~15時
場 所 【集合場所】千葉県立関宿城博物館 集会室
【見学場所】千葉県立関宿城博物館周辺の史跡や寺院
定 員 30名
対 象 一般
参加費 50円(別途昼食代 1,000円)
申込み 9月8日(土)9時から電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
※定員に達したため、募集は終了しております。
★(5)学芸員によるミュージアムトーク「文明開化を関宿から考える」
企画展「文明開化の力-わたしたち、江戸時代を卒業します!-」について解説しま
す。
期 日 10月13日(土)
時 間 11時~12時、13時30分〜14時30分
場 所 千葉県立関宿城博物館 2階企画展示室
参加費 入場料別途
申込み 自由参加
★(6)体験教室「立版古(たてばんこ)って何だろう」
立版古は、錦絵の中に描かれた人物や建物を切り抜いて糊づけし、立体的に組み立て
たものです。明治期には馬車や洋装人形などの西洋の事物に親しむためのものでした。
ここでは、当時の立版古を簡単にして、作り学ぶ体験をします。
期 日 10月14日(日)
時 間 11時~12時、14時〜15時
場 所 千葉県立関宿城博物館 エントランスホール
参加費 無料
申込み 自由参加
★(7)歴史講座 講演会「醤油醸造業の近代化-千葉県野田市の醤油メーカーの事例-」
国立公文書館職員の石崎亜美氏を講師に招き、企画展に関連した講演を行います。個
人経営から始まり、野田から世界へ進出したキッコーマン醤油の近代化について解説
します。
期 日 10月21日(日)
講 師 国立公文書館 石崎亜美氏
時 間 13時30分~15時30分
場 所 千葉県立関宿城博物館 集会室
定 員 50名
対 象 一般
受講料 100円
申込み 9月21日(金)9時から電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
★(8)野外講座「歴史散歩-渋沢栄一と近代化遺産を訪ねる-」
企画展の関連事業です。明治期以降数々の企業の設立・経営を行い、「日本資本主義
の父」と呼ばれた渋沢栄一の生家(埼玉県深谷市)や、東京駅に使われた煉瓦を製造
したことでも知られる旧日本煉瓦製造施設などをバスで見学します。
期 日 10月28日(日)
時 間 9時~16時30分
場 所 【集合場所】千葉県立関宿城博物館正門前
【見学場所】日本煉瓦旧煉瓦製造施設・渋沢栄一生家・渋沢栄一記念館ほか
(いずれも埼玉県深谷市)
【集合時間】8時45分
定 員 40名
対 象 一般
参加費 2000円(昼食代・資料代・保険料)
申込み 9月28日(金)9時から電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
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◆◆◆10月の休館日について◆◆◆
1日(月)・2日(火)・3日(水)・4日(木)は、展示替えのため休館します。また、9日
(火)・15日(月)・22日(月)・29日(月)は休館します。
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[2]10月中に募集が開始されるイベントについて
◆(1)体験教室「関宿城下を歩こう(半日コース)」
千葉県立関宿城博物館の周辺にある史跡(中之島公園、関宿水閘門、浚渫船、鬼門除
け稲荷)を徒歩でめぐります。当館の学芸員が案内し、解説します。
期 日 11月10日(土)
時 間 10時~12時
場 所 【集合場所】千葉県立関宿城博物館 集会室
【見学場所】千葉県立関宿城博物館周辺の史跡(中之島公園、関宿水閘門、
浚渫船、鬼門除け稲荷)
定 員 30名
対 象 一般
参加費 50円
申込み 10月10日(水)9時から電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
◆(2)郷土食講座「そば打ち(打ち方コース)」
関宿そば打ち愛好会のみなさんの指導により、そばの打ち方や切り方を体験します。
期 日 11月11日(日)
時 間 9時30分~12時
場 所 千葉県立関宿城博物館 休憩所
定 員 18名
対 象 一般
参加費 1,100円
申込み 10月11日(木)9時から電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
◆(3)博物館セミナー(2)「カスリーン台風から70年(その3):利根川の主な水害と治水対
策の経過(明治以降)」
当館の調査協力員、市川幸男氏による博物館セミナーです。昨年のセミナーに引き続
き「カスリーン台風から70年」に関連して、主に明治時代以降の洪水と河川改修な
どについて講演します。
期 日 11月25日(日)
時 間 13時30分〜15時30分
場 所 千葉県立関宿城博物館 集会室
定 員 30名
参加費 100円
申込み 10月25日(木)9時から電話で申込み受付(先着順)
04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
◆(4)第18回関宿城百景写真展作品募集
千葉県立関宿城博物館の周辺で撮影した風景写真等を公募します。
募集テーマ 「関宿城近辺で撮影した風景写真等」(城・川・田園等)
※博物館の建物が入っていない場合も可とする。
募集作品 1 モノクロ、カラーは問わない。
2 サイズは半切と同等程度であれば可とする。
3 額の持ち込みも可とする。特に特別なサイズのものは、額も持参すること。
4 未発表作品に限る。
5 一人一点とする。
6 千葉県立関宿城博物館長賞については、当館啓発ポスター・チラシ等の広
報に使用する場合がある。
応募方法 千葉県立関宿城博物館にある応募票を写真の裏面に貼り、直接持参もしく
は郵送による。(応募票は当館ホームページにもあります。)
募集期間 平成30年11月1日(木)から23日(祝・金)まで
賞 千葉県立関宿城博物館長賞1点、野田市関宿商工会長賞1点、特別賞数点、
参加賞(入賞者を除く)
審査発表 平成30年12月8日(土)
表彰式 平成31年2月3日(日)午後1時30分から
返却期間 平成31年1月22日より
展示期間 平成30年12月7日(金)〜平成31年1月20日(日)(休館は月曜
日、ただし月曜日が祝日の場合は翌日)
問 合 せ 04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
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[3]せきはく豆辞典 「文明開化の力(2)」
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明治中期になると、明治政府は経営の悪化が見られる一部の官営事業を民間へ払下げたり、
新規の民間起業の支援も実施しはじめました。政府の保護を受けて政商となり、後に財閥とな
っていく浅野、岩崎(三菱)、三井、古河などの企業家たちがこの時、払い下げを受けます。ま
た明治後期になると、政府は株式会社組織の法制化も行い、さまざまな部門での起業がさかん
に行われました。
関宿は江戸時代、利根川と江戸川に囲まれた地の利を利用し、舟運の拠点として大いに栄え
ました。しかし、明治2年(1869)に関宿関所が廃止され、明治初期に利根川・江戸川に外輪蒸
気船が就航すると、短時間の移動が可能となりました。さらに、度重なる水害で浅瀬が増えて、
船の通航が困難な箇所が多くできたため、銚子と東京をつなぐ利根川・江戸川航路の短距離・
短時間化を目的に利根運河が造られ、関宿を通る船は激減します。加えて、度々水害が起こっ
たことにより、政府は河川改修の目的を、水運の整備である低水工事(水害によって溜まった
川砂を取り除く浚渫(しゅんせつ)工事、高い堤防を築かず河岸場を保護する工事)から洪水
対策をメインとした高水工事(河川敷を広げ、堤防を高くする工事)に切り替えます。こうし
て水運の町としての関宿は衰退の方向に進みましたが、関宿周辺では、利根運河の開通や日本
鉄道、東武鉄道の敷設が進み、新たな輸送路が確立します。
また関宿周辺の各種産業も盛んになっていきます。江戸時代以来の野田の醤油醸造は工業機
械化を進め、猿島茶製造は品質改良を行い、それぞれ輸出も積極的に行っていきます。埼玉県
北東部では、当時輸出でトップの座にあった製糸業が盛んになり、道具や技術が向上していき
ます。その他、米づくりや商品作物づくりでの農業道具の改良、農作業の効率化なども進み、
できた製品の輸送を新たに敷設された鉄道が担っていきました。
(鈴木)
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[4]季節だより
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朝晩はめっきり涼しくなって、秋の気配を感じる日が多くなってきました。秋は、文化・芸
術、スポーツなど、様々な催しが増える季節でもあります。
ここ関宿城博物館でも、10月5日(金)からいよいよ企画展「文明開化の力-わたしたち、
江戸時代を卒業します!-」が始まります。現在、館では総力をあげて準備を行っています。
ぜひ、ご来館ください。
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