千葉県立中央博物館メールマガジン バックナンバー
★ ちば中央博メール 2019年1月号 ★
配信日時:2019/01/10 08:00
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     ちば中央博メール 2019年1月号(2019年1月10日発行・第149号)
          http://www2.chiba-muse.or.jp/NATURAL/

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目 次
1.お知らせ
2.中央博の窓 
    3館園連携企画作品展覧会(巡回展)
   「ちば生きもの科学クラブ2018~カメのふしぎに迫る~」のご紹介
3.イベント情報
(1)中央博物館本館
   生態園トピックス展「生態園の野鳥-秋から冬へ-」
   ミニトピックス展「十二支にちなんで -亥年-」
   平成30年度出土遺物公開事業「千葉寺地区の遺跡展」
   ミニ展示「古い道具と昔のくらし 見て!さわって!くわしく分かる!」
(2)中央博物館本館・生態園 〔当日申込みのイベント等〕
(3)大利根分館
(4)大多喜城分館
4.研究室から 「中央博物館の昆虫コレクション」
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1.お知らせ 
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◆当館主任上席研究員 白井豊が、平成30年度千葉県博物館セミナー「千葉学講座」
  で講演します。
 日時 平成31年1月19日(土)13:00~
 場所 千葉県立中央博物館 講堂
 演題「埋め立て前の東京湾岸の景観と生業-林辰雄氏撮影の写真を手がかりに-」
    くわしくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/www/genre/1513071188329/index.html

◆【千葉県博図公連携事業】巡回展「写真でつづる千葉県と鉄道」が県内各地を
 回っています。
    くわしくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1541843511495/index.html

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2.中央博の窓−113  3館園連携企画作品展覧会(巡回展)
   「ちば生きもの科学クラブ2018~カメのふしぎに迫る~」のご紹介
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 ちば生きもの科学クラブは、ある生きものに対して様々な角度から科学的にアプロ
ーチしながら学び楽しむ連続講座です。このクラブは、千葉県立中央博物館と千葉市
科学館・千葉市動物公園の3館園が特色を活かしながら活動してきました。
 7年目となる今年度のテーマは「カメ」で、小学校4年生から大人の方まで20名強の
方がクラブ生として活動に参加しました。総計8回の講座の内容は、カメの形と進化、
外来種問題、飼育下のカメの観察、カメのくらしへの利用など多岐にわたりました。
 活動の締めくくりとして、昨年11月18日(日)千葉市科学館で、第8回発表会が開
催され、各クラブ生が自分で決めたテーマをA3用紙1~2枚にまとめた成果物(作品)
が披露されました。
 この作品が、巡回展として3館園にやってきます。中央博物館では、1月16日(水)
から1月29日(火)まで、房総の地学展示室前廊下で展示します。クラブ生のカメに
対する視点や思い・表現についてぜひご覧ください。
                      (地学研究科 研究員 丸山啓志)

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3.イベント情報 
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(1)中央博物館本館
 〔生態園トピックス展・ミニトピックス展・「千葉寺地区の遺跡展」・ミニ展示〕

   *休館日をご確認の上ご来館ください。
    開館日カレンダー↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1517539269054/index.html
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■【生態園トピックス展】「生態園の野鳥-秋から冬へ-」
 生態園では、これまでに159種の鳥類が記録されました。本展示では、生態園で観
察された野鳥の“秋冬ならでは”の興味深い行動や生態を、30年近くかけて蓄積した
標本や録音などを用いてご紹介します。トリッキーな鳥クイズは、バードウォッチン
グのコツがわかる優れものです。やってみてね。
 会期:平成30年10月10日(水)~平成31年2月17日(日)
 場所:生態園オリエンテーションハウス、サテライト会場:野鳥観察舎

    くわしい展示内容はこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1522047180138/index.html

◆関連行事
【生態園観察会】冬鳥ウォッチング
 日時:平成31年 1月13日(日)11:30〜12:00
 場所:生態園オリエンテーションハウス
 内容:生態園トピックス展「生態園の野鳥-秋から冬へ-」に合わせた観察会で
    す。林やヨシ原の小鳥や舟田池のカモを観察しながら、この時季の野鳥観察
    の見どころや秘訣を解説します。
 対象:どなたでも(小学生以下保護者参加) 
 定員:20名(当日先着)
 費用:無料

【野鳥ミニ観察会】
 日時:平成31年1月19日(土)13:00〜13:30
 場所:野鳥観察舎
 内容:生態園トピックス展「生態園の野鳥-秋から冬へ-」に合わせた小さな観察
    会です。水辺の鳥のやさしい解説つき。
 対象:どなたでも
 定員:20名(当日先着)
 費用:無料

【ミュージアム・トーク】(展示解説)
 日時:平成31年1月20日(日)
     11:00〜11:30/14:30〜15:00 の2回
 場所:本館2階ホール集合後、生態園オリエンテーションハウス等
 費用:本館への入場料必要

【自然の音サロン<冬>】
 日時:平成31年2月9日(土)13:30〜15:30
 場所:講堂・生態園
 内容:中央博資料百選からさまざまな虫や鳥、季節の音を聞きます。リクエストも
    お受けします。後半は生態園でさまざまな音を探します。
    開催中の生態園トピックス展「生態園の野鳥―秋から冬へ―」の解説と地鳴
    きの聞き分けを中心に行います。
 対象:どなたでも(小学生以下保護者参加)
 定員:なし
 費用:無料

■ミニトピックス展「十二支にちなんで -亥年-」
 十二支の動物にちなんで、中央博物館ならではの資料を展示する、毎年恒例となっ
ているお正月の展示です。平成31年は『亥』すなわちイノシシに関係する名前が付け
られたさまざまな生きものや化石、『亥』に関わる資料を通じて、生物の多様性や生
物と人間の関わりについて理解を深め、お楽しみいただきます。イノシシだけでなく
近縁のブタもとりあげます。 
 会期:平成31年1月5日(土)~1月20日(日)
 場所:第2企画展示室

■【平成30年度出土遺物公開事業】「千葉寺地区の遺跡展 地中の歴史をさぐる」
 県立青葉の森公園の整備や県営千葉寺球場・陸上競技場の移転などを契機に、千葉
寺町一帯に土地区画整理事業が計画され、昭和60年度~平成10年度にかけて断続的に
発掘調査が行われました。その結果得られた貴重な成果を、ご紹介します。
 また、本展覧会開催にあわせ、「特別公開!千葉県指定有形文化財『千葉寺経塚出
土資料』」と題して、千葉寺から出土した経筒を特別公開します。普段は目にするこ
とのできない貴重な資料を、この機会にぜひご覧ください。
 会期:平成31年1月12日(土)~2月3日(日)
 場所:企画展示室

◆関連行事
【展示解説会】
 日時:平成31年1月14日(月・祝)、1月27日(日)
 各日とも 10:30〜/14:00〜
 場所:時間までに本館入場券売場前にご集合ください。
 費用:本館への入場料必要

【講演会】
 日時:平成31年1月20日(日) 10:30〜15:30
 場所:千葉県立中央博物館 講堂
 講師:白井久美子〔千葉県立房総のむら〕
    田中広明〔(公財)埼玉県埋蔵文化財調査事業団〕
    栗田則久〔(公財)千葉県教育振興財団〕
 費用:無料
 定員:150名(当日先着)
   *詳細は千葉県教育振興財団までお問い合わせください。
    電話043(424)4850
    http://www.echiba.org/bunkazai_top.html

■【ミニ展示】「古い道具と昔のくらし 見て!さわって!くわしく分かる!」
 電化製品が普及する以前に生活の中で使われていた炊事や洗濯、明かりなどの道具
を紹介します。小学3年生の社会科学習にご利用いただくことができ、学校団体向け
に展示解説を行います。学校団体でご見学の場合は、2週間前までにご予約をお願い
いたします。
 会期:平成31年1月10日(木)~3月9日(土)
 場所:たいけんのもり 
    くわしくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1544321139950/index.html

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(2)中央博物館本館・生態園〔当日申込みのイベント等〕
    *トピックス展示等の関連行事は、それぞれの紹介欄をご覧ください
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【動物学講座 海外調査で見た中国の貝類】
日時:平成31年2月3日(日) 13:30~14:30
場所:研修室
内容:中国浙江省(上海の南)の海外調査で見た海陸淡水、様々な貝類についてお話し
   します。
対象:どなたでも (小学生以下保護者参加)
定員:30名(当日先着)
費用:無料

【体験イベント 節分まめまき】
日時:平成31年2月3日(日) 14:00~15:00
場所:1階入口
内容:豆をまいて鬼を退治しましょう。
対象:どなたでも (小学生以下保護者参加)
定員:なし
費用:無料

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◆【森の調査隊】
日時:平成31年1月14日(月・祝)、2月11日(月・祝)、3月21日(木・祝)
   各日とも13:00~16:00 
場所:生態園 オリエンテーションハウス
内容:ワークシートをもって、生態園内で自然を観察する体験プログラムです。授業
   で訪れる小学校団体にも活用されています。スタンプを集めて、オリジナルの
   ペーパークラフトをゲットしよう。
対象:どなたでも(幼児・小学生は保護者参加)
定員:なし(無料)
    くわしくはこちら↓
    http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/eco_park/forest_expl_pgm.htm

◆【はっけん!すまいるキッズ】
日時:毎週土曜日、日曜日及び祝日を中心に実施。13:00~(30分程度)
場所:本館2階 体験学習室(たいけんのもり)
内容:体験交流員によるお子様(親子)向けのプログラムです。紙しばいや工作、
   ゲームなどを行います。
対象:子どもとその保護者
定員:5組程度(当日先着・無料)
注意:天候や急な事情により、中止や変更となる場合もあります。
    活動のようすはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1520132614420/index.html

◆【そのほかの講座・観察会(事前申込を含む)】詳しくはこちら↓
1月 http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1521858720304/index.html
2月 http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1521858901562/index.html


◆【ミュージアム・トーク】(研究職員による展示・資料解説)詳しくはこちら↓
1月 http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1521769312194/index.html
2月  http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1521769548536/index.html

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(3)大利根分館 http://www2.chiba-muse.or.jp/OTONE/ 電話:0478-56-0101
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【3月までのご利用について(お知らせ)】
 10月から3月までの期間は、事前予約された団体のみ入館できます。ただ、この期
間においても、講座やイベントの開催への参加、資料の貸出等については、個人の方
も通常通り利用できます。
 また、【収蔵品展】「古い道具と昔のくらし」とあわせて出前展示「出前-昔の道
具-」事業を行っています。詳細については、当館ホームページをご覧ください。
    くわしくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/www/OTONE/contents/1518694938699/index.html


■【収蔵品展】「古い道具と昔のくらし」■
会 期:平成30年9月15日(土)~平成31年3月10日(日)
休館日:月曜休館(月曜が祝日の場合は翌日休館) 
    ※但し、10月~翌年3月は予約団体のみ見学可(平日のみ)
会 場:大利根分館 企画展示室
内 容:小学3年生の学習単元「古い道具と昔のくらし」の調べ学習に最適な展示です。

    くわしくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/www/OTONE/contents/1526450030760/index.html

◆【観察会&講座】「カモメ目線で迫る銚子の魅力」
【川のフィールドミュージアム事業】協力:銚子ジオパーク推進協議会
日時:平成31年1月26日(土)10:30~15:30
集合:銚子ウオッセ21駐車場(10:15)
   (漁港付近を歩くため濡れてもよい靴と防寒具が必要)
内容:銚子の漁港見学やカモメ観察、鳥と魚についての講座を行います。多くのカモ
   メが銚子に集まる理由に、漁業と地形の両面から迫ります。
   午前(銚子第三漁港水揚げ場、カモメ類観察)
   午後(銚子ポートタワー内で講座)
対象:小学生以上 (小学3年生以下保護者参加)
定員:20名(事前申込み:電話0478‐56‐0101)
費用:保険料 50円、展望台入場料別途必要
   *詳細はお問い合わせください。

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(4)大多喜城分館 http://www2.chiba-muse.or.jp/SONAN/ 電話:0470-82-3007
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■【特別公開】「重要文化財 大薙刀」■
会 期:平成30年12月13日(木)~平成31年2月11日(月・祝)
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日休館)
内 容:南北朝時代の第一級刀工「法城寺国光」の作と伝えられている国の重要文化
    財「大薙刀」と関連資料を展示します。

    くわしくはこちら↓
        http://www2.chiba-muse.or.jp/www/SONAN/contents/1521760438844/index.html

◆博物館セミナー「くずし字解読・史学講座」
日 時:平成31年1月12日(土) 、2月16日(土)
各日とも13:30~15:30
対 象:一般
定 員:各40名(事前申込み)
参加費:無料

    くわしくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/www/SONAN/genre/1517920986099/index.html

◆体験教室「甲冑・小袖・裃の試着」
日 時:平成31年2月11日(月・祝)、3月3日(日)
     各日とも10:30~、13:30~
内 容:本多忠勝や徳川家康、真田幸村、井伊直政等の等身大複製甲冑や小袖・裃な
    どを試着し、武士が生活していた時代への興味・関心を持てるようにお手伝
    いをします。
対 象:一般
定 員:各回10名程度(当日先着)
参加費:無料

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4.研究室から-85  「中央博物館の昆虫コレクション」
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 開館から30年が経ち、当館にはどのようなコレクションがあるのか、私の担当する
昆虫標本の例をご紹介します。現在、約18万点の登録標本のほか、多数の未登録標本
を収蔵しています。中心は千葉県産の昆虫で、これらは職員や市民によって県内各地
から収集され、新種発見も含む千葉県に生息する生物の戸籍簿作りに貢献してきまし
た。
 さらに、何名かの昆虫研究者のコレクションを受け入れています。例えば、ハエの
専門家である故加納六郎さんの千葉県産ハエ類コレクションは、あまり採る人がいな
い分類群である上に、専門家によりきちんと同定、整理された標本群であるため今後
のハエ類研究者の助けとなるものです。登山家としても知られる故春田俊郎さんのネ
パールを中心とするガ類コレクションは、現在では得がたい標本としてガ類研究者に
より今も研究が進められています。昆虫収集家から受け入れた海外産の大型の美しい
チョウや甲虫は、生物の多様性を示す良い材料として企画展などで使わせていただい
ています。
 未登録や未整理の標本も多数残されていますが、研究が進めばこの中から新種発見
ということもあるでしょう。しかし、ただ保存するだけでは価値を見いだすことはで
きません。資料を収集し、県民の大切な財産として後世まで管理し活用していく(活
用していただく)のが私たち学芸員の仕事です。また、多くのボランティアや市民研
究員の方々のご協力を得て日々整理を進めています。博物館のバックヤードで行われ
ているこのような仕事にも、皆様の熱い応援をいただければと思います。
                     (自然誌・歴史研究部長 斉藤明子)
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●発 行
 千葉県立中央博物館
 〒260-8682 千葉市中央区青葉町955-2
 電話:043-265-3111 FAX:043-266-2481
 http://www2.chiba-muse.or.jp/NATURAL/
●このメールは送信専用メールアドレスから配信されています。
 返信をいただいてもお答えできませんのでご了承ください。
●ちば中央博メールについてのお問い合わせ・御意見・御感想は、電話またはFAXで
 お願いします。
●大多喜城分館、大利根分館に関するお問合せは各館に直接お電話をお願いします。
●無断転載はお断りします。
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