千葉県立関宿城博物館メールマガジン バックナンバー
せきはくマガジン第150号(228)
配信日時:2019/02/20 10:55
千葉県立関宿城博物館メール情報∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

          せきはくマガジン

http://www2.chiba-muse.or.jp/SEKIYADO/
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞第150号(228) 2019年2月20日∞
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 もくじ
[1]3月のイベント情報及び3月の休館日について
[2]3月中に募集が開始されるイベントについて
[3]せきはく豆事典「地域に残された建造物の保存と活用」
[4]季節だより
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[1]3月のイベント情報及び3月の休館日について

●開館時間 9時開館、16時30分閉館

★(1)昔のくらし展
    昭和の暮らしに関する民俗資料を中心に、「住まう」「食べる」「着る」「働く」
   「遊ぶ」の五つのテーマに沿って、当時の様子を紹介します。
   期  日   1月22日(火)~4月14日(日)
        (休館は月曜日。月曜日が祝日にあたる場合は開館し、翌日休館。)
   時  間   9時~16時30分
   場  所   千葉県立関宿城博物館 3階多目的室
   入場料   一般200円(団体160円)、高大生100円(団体80円)、
          中学生以下・65歳以上無料  ※団体扱いは20名以上

★(2)コーナー展「武家の諸道具」
    武家の衣食住に関わりのある道具類や、武器・武具、書や古文書等を展示し、江戸時代
    の武家の生活について紹介します。
   期  日   3月12日(火)~5月6日(祝・月)
        (休館は月曜日。月曜日が祝日にあたる場合は開館し、翌日休館。)
   時  間   9時~16時30分
   場  所   千葉県立関宿城博物館 2階企画展示室
   入場料   一般200円(団体160円)、高大生100円(団体80円)、
          中学生以下・65歳以上無料  ※団体扱いは20名以上

★(3)郷土食講座「鷹菜漬け」
    地元の方の指導により、関宿地域で作られている鷹菜を樽に漬けます。
   期  日   3月2日(土)、3月3日(日)、3月9日(土)、3月10日(日)
   時  間   10時30分~11時30分
   場  所   千葉県立関宿城博物館 休憩所
   定  員  各10名
   対 象  一般
   参加費  保険料各50円(別途鷹菜代1,500円)
   申込み  2月2日(土)9時から電話で申込み受付(先着順)
         04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)
        ※3月2日及び3日開催分につきましては、定員まで残りわずかとなっており
         ます。

★(4)博物館セミナー(6)「関宿藩年中行事を読み解く」
    当館の調査協力員、中村正己氏による博物館セミナーです。関宿藩家中側の年間行事に
    ついて、行事の際の登城の有無、衣服や書札についての諸規定並びに城内の年中儀礼、
    町方、城下の寺社祭礼等に関わる行事を読み解き解説します。
   期  日   3月17日(日)
   時  間   13時30分〜15時30分
   場  所   千葉県立関宿城博物館 集会室
   定 員  30名
   参加費  100円
   申込み  2月17日(日)9時から電話で申込み受付(先着順)
        04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

★(5)学芸員によるミュージアムトーク「武家の諸道具」
    開催中のコーナー展「武家の諸道具」を中心に、関宿城と関宿藩の歴史についても解説
    します。
   期  日   3月21日(祝・木)
   時  間   11時~12時、13時30分〜14時30分
   場  所   千葉県立関宿城博物館 2階企画展示室
   参加費  入場料
   申込み  自由参加

★(6)体験教室「関宿城下を歩こう(1日コース)」
    千葉県立関宿城博物館の周辺を歩いて、江戸時代の関宿藩にゆかりのある史跡(関宿城
    本丸跡、筋違い十字路、外堀・土塁跡、関宿関所跡石碑、随庵堀と随庵碑、首塚(刑場
    跡))や寺院(昌福寺、宗英寺、実相寺、光岳寺)を学芸員が案内し、解説します。
   期  日   3月24日(日)
   時  間   10時~15時
   場  所   【集合場所】千葉県立関宿城博物館 集会室
        【見学場所】千葉県立関宿城博物館周辺の史跡や寺院
   定 員  30名
   対 象  一般
   参加費  50円(別途昼食代 1,000円)
   申込み  2月24日(日)9時から電話で申込み受付(先着順)
        04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

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◆◆◆3月の休館日について◆◆◆
 4日(月)・11日(月)・18日(月)・25日(月)は休館します。
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[2]3月中に募集が開始されるイベントについて

◆(1)体験教室「関宿城下を歩こう(1日コース)」
    千葉県立関宿城博物館の周辺を歩いて、江戸時代の関宿藩にゆかりのある史跡(関宿城
    本丸跡、筋違い十字路、外堀・土塁跡、関宿関所跡石碑、随庵堀と随庵碑、首塚(刑場
    跡))や寺院(昌福寺、宗英寺、実相寺、光岳寺)を学芸員が案内し、解説します。
   期  日   4月21日(日)
   時  間   10時~15時
   場  所   【集合場所】千葉県立関宿城博物館 集会室
        【見学場所】千葉県立関宿城博物館周辺の史跡や寺院
   定 員  30名
   対 象  一般
   参加費  50円(別途昼食代 1,000円)
   申込み  3月21日(祝・木)9時から電話で申込み受付(先着順)
        04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

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[3]せきはく豆辞典「地域に残された建造物の保存と活用」
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 近世の関宿城下には、内河岸・向河岸・江戸町・台町・元町・境町などの町がありました。し
かし、残念なことに、現在は江戸町周辺に外堀や土塁跡・筋違いの十字路等など、当時の関宿城
のものと思われる遺構はあっても、古い町並みは全くと言っていいほど残っていません。それに
は度重なる洪水や河川改修など様々な理由があるかと思いますが、やはり、明治2年(1869)の
版籍奉還(はんせきほうかん)により土地と人民を政府に返還したこと、同4年の「廃藩置県」、
そして同6年の「全国城郭存廃ノ処分並営兵地等撰定方」(俗にいう廃城令)により関宿城が廃
城になり周辺地域が廃れたこと、さらに、明治期になると鉄道や道路などの交通網が整備される
ようになり、今まで日光東往還の往来や水運で栄えていたこの地域にダメージを与えたことなど
が、主な原因ではないかと思われます。
 では、町並みや建造物の保存に関する国内各地の動きはどうだったのでしょうか。
 例えば、ある宿場町を例にとると、その地域は明治以降、鉄道網・道路網が整備されたことに
より宿場としての機能を失い、町は衰退していきました。また、昭和30年代になると主だった産
業もないため、若者が都市部へ流出し、過疎化がさらに進みました。
 しかし、40年代になると折からの観光ブームからとり残された宿場を観光地として保存・活用
できないかとの話が地域住民からあがり、学者や専門家の意見を聞く一方で、地域住民と行政が
町並み保存の必要性などを話し合い、一体となって町並み保存へと舵(かじ)を切りました。そ
の結果、町は観光客により活気を取り戻し、産業ができた事により若者の定住化も進みました。
 そして、昭和50年(1975)には文化財保護法が改正され、昔からある町並みを国としてきちん
と整備・保存していく伝統的建造物群保存地区の制度が発足、城下町や宿場町など全国各地に残
る歴史的な集落・町並みの保存がその建物単体でなく、地域と言う面的な広がりのある空間とし
て保存できることになりました。また、この制度は、住民が転居することなく、その家屋で暮ら
しながら保存するということが前提となっているので、外観を変更する際の制約などはあるにせ
よ、建物内部の改装などは、今のライフスタイルに合わせて比較的自由にできるようになり、多
くの民家が再生・利用されるようになりました。
 現在、この地域では、関宿城周辺の町並みを再現しようと言う構想が商工会を中心に練られて
います。古い建物の保存ではありませんが、いつしか関宿城下が当時のような賑わいを見せてく
れることを楽しみにしています。                       (谷鹿) 

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[4]季節だより
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 各地で梅の花の開花が伝えられるこの頃となりました。梅の花の良いところは、歩いていたり
すると、その匂いで開花を気づかせてくれることかもしれません。
 まもなく3月。外を歩くのにも快適な季節です。関宿周辺には歩きながら、歴史を学ぶことの
できる史跡もたくさんあります。「関宿城下を歩こう」も開催しますので、参加されてはいかが
でしょうか。また、皆様のご来館をお待ちしております。
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せきはくマガジン第150号(228)
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