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ちば中央博メール 2019年5月号(2019年5月10日発行・第153号)
http://www2.chiba-muse.or.jp/NATURAL/
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目 次
1.お知らせ
2.中央博の窓-117 「大利根分館企画展のご案内」
3.イベント情報
(1)中央博物館本館〔生態園トピックス展・春の展示その他〕
・春の展示「千葉の鉄道物語-線路が拓いた『観る・住む・運ぶ』-」
・トピックス展「開館30年の歩み」
・生態園トピックス展「キツネノヤリタケ-生態園から新産地報告-」
(2)中央博物館本館・生態園 〔当日申込みのイベント等〕
(3)大利根分館
(4)大多喜城分館
4.研究室から-89 「植物化石からひも解く森林の過去-現在」
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1.お知らせ
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◆本館のミュージアムショップがリニューアルオープンしました
年度末より営業を停止していた本館のミュージアムショップが4月13日にリニュ
ーアルオープンしました。品揃えなどは、まだ十分ではありませんが、オリジナル商
品の開発など、商品の充実に力を入れていく予定とのことです。ご期待ください。
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1520139693162/index.html
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2.中央博の窓-117
大利根分館企画展「身近な道具のものがたり-明治から平成-」のご案内
会期:令和元年5月25日(土)~6月23日(日)会期中無休
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明治・大正・昭和・平成の150年間に私たちを取り巻く道具はめざましい進歩を
遂げました。例えば「洗濯」、たらいと洗濯板→手回し洗濯機→電気洗濯機(手しぼ
りローラー付き)→脱水機能付き2槽式洗濯機→乾燥機能付き全自動洗濯機などそれ
ぞれの時代に活躍した様々な道具を紹介し四つの時代をふりかえるとともに、令和時
代にどのように進化を遂げるのかを考えるきっかけとします。
大利根分館の企画展と同時開催で水郷佐原あやめパーク恒例の「あやめ祭り」も始
まります。あわせて水郷の初夏をお楽しみいただきますようご案内申し上げます。
(大利根分館 主任上席研究員 糠谷 隆)
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3.イベント情報
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(1)中央博物館本館〔生態園トピックス展・春の展示その他〕
※休館日をご確認のうえご来館ください。
開館日カレンダー↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1517539269054/index.html#kaikanbi
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■【春の展示 明治150年記念事業】
「千葉の鉄道物語-線路が拓いた『観る・住む・運ぶ』-」
本展示では、わが国の社会・産業・文化の近代化を支えた鉄道に焦点をあてます。
実物資料・書籍・絵葉書・古写真・模型などを用いて、鉄道の発達とそれに伴う千葉
県の社会・世相の変化について紹介します。
会期:2月23日(土)~6月2日(日)
場所:第1企画展示室
くわしい展示内容はこちら↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1544315794850/index.html
◆関連行事
【鉄道トーク1】
日時:5月19日(日) 13:30~14:30
場所:講堂
対象:どなたでも(小学生以下保護者参加)
定員:150名(当日先着)
費用:入場料必要
【鉄道トーク2】
日時:5月26日(日) 13:30~14:30
場所:講堂
対象:どなたでも(小学生以下保護者参加)
定員:150名(当日先着)
費用:入場料必要
【ミュージアム・トーク】
日時: 5月12日(日)、6月2日(日) 各日とも 11:00~11:30/14:30~15:00
場所:本館入場券売場前に集合
定員:各回20名(当日先着)
費用:本館への入場料必要
■【トピックス展】「開館30年の歩み」
内容:千葉県立中央博物館30年の歩みを振り返ります。
会期:2月2日(土)~5月12日(日)
場所:第2企画展示室
■【生態園トピックス展】「キツネノヤリタケ-生態園から新産地報告-」
千葉県初報告となる子嚢菌類のキノコが、生態園で発見されました。その名もキツ
ネノヤリタケ。クワ類の果実から発生する不思議なキノコの生態を紹介します。
会期:3月19日(火)~5月26日(日)
場所:生態園オリエンテーションハウス
くわしい展示内容はこちら↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1522149632847/index.html
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(2)中央博物館本館・生態園〔当日申込みのイベント等〕
*トピックス展等の関連行事は、それぞれの紹介欄をご覧ください。
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【「自然と人間のかかわり」展示室紹介】
日時:5月25日(土) 15:00~16:00
場所:「自然と人間のかかわり」展示室
内容:展示室を紹介しながら、ちょっと昔の生活や環境について学びます。
対象:どなたでも (小学生以下保護者参加)
定員:15名(当日先着)
費用:入場料必要
【春の親子科学クラブ びっくりおもちゃをつくろう】
日時:6月2日(日) 13:30~15:00
場所:1階ホール
内容:不思議な折り紙や意外な材料でつくる音の出るおもちゃなど、あっと驚く
おもちゃをつくってみましょう。
対象:どなたでも(小学生以下保護者参加)
定員:15組
費用:保険料50円、実費100円
【植物化石から探る2万年前の日本列島】
日時:6月9日(日) 13:30~15:30
場所:研修室
内容:現在よりも寒冷だった最終氷期の日本列島の森の様子と、それを調べる方法
を植物化石(花粉・タネなど)や火山灰の実物を通して紹介します。
対象:中学生以上
定員:20名
費用:無料
【房総の二五穴について】
日時:6月9日(日) 13:30~15:00
場所:講堂
内容:房総の特有の潅漑用水路二五穴について紹介します。
(6/23の上映会との連続講座、一方のみの参加可)
対象:どなたでも(小学生以下保護者参加)
定員:150名
費用:無料
【植物の缶バッジをつくろう】
日時:6月15日(土) 10:30~12:00/13:30~15:00
場所:2階ホール
内容:植物の絵をかいて、すてきなオリジナル缶バッジをつくろう。
対象:どなたでも(小学生以下保護者参加)
定員:150名
費用:実費100円
【千葉県の誕生とその時代】
日時:6月15日(土) 13:30~15:00
場所:研修室
内容:千葉県は明治6年6月15日に誕生しました。人口500万人を突破したこと
を記念し、昭和59年に県民の日が制定されました。千葉県が設置された日で
あることにちなみ、千葉県誕生前後の政治・社会について紹介します。
対象:中学生以上
定員:30名
費用:無料
【映像「二五穴」上映会】
日時:6月23日(日) 13:30~15:00
場所:講堂
内容:歴博研究映像「二五穴」の上映会
(6/9の講座との連続講座、一方のみの参加可)
対象:どなたでも(小学生以下保護者参加)
定員:150名
費用:無料
【文化財記録映画上映会 芝山象嵌-秋山逸生の技-】
日時:6月30日(日) 13:30~15:00
場所:講堂
内容:千葉県教育委員会が制作した千葉県無形文化財の記録映画を上映します。
伝統の技をご覧ください。
対象:どなたでも(小学生以下保護者参加)
定員:150名
費用:無料
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◆【森の調査隊】
日時:6月15日(土) 、7月15日(月・祝) 各日とも13:00~16:00
場所:生態園 オリエンテーションハウス
内容:ワークシートをもって、生態園内で自然を観察する体験プログラムです。
授業で訪れる小学校団体にも活用されています。
スタンプを集めて、オリジナルのペーパークラフトをゲットしよう。
対象:どなたでも(幼児・小学生は保護者参加)
定員:なし(無料)
くわしくはこちら↓
http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/eco_park/forest_expl_pgm.htm
◆【はっけん!すまいるキッズ】
日時:毎週土曜日、日曜日及び祝日を中心に実施。13:00~(30分程度)
場所:本館 体験学習室(たいけんのもり)
内容:体験交流員によるお子様(親子)向けのプログラムです。紙しばいや工作、
ゲームなどを行います。
対象:子どもとその保護者
定員:5組程度(当日先着・無料)
注意:天候や急な事情により、中止や変更となる場合もあります。
活動のようすはこちら↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1520132614420/index.html
◆【そのほかの講座・観察会(事前申込を含む)】詳しくはこちら↓
5月講座・観察会(事前申込を含む)
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1521853925766/index.html
6月講座・観察会(事前申込を含む)
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1521854206940/index.html
◆【ミュージアム・トーク】(研究職員による展示・資料解説)詳しくはこちら↓
5月ミュージアム・トーク
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1521767327065/index.html
6月ミュージアム・トーク
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1521714354192/index.html
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(3)大利根分館 http://www2.chiba-muse.or.jp/OTONE/ 電話:0478-56-0101
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中央博の窓117でも紹介したように、大利根分館では5月25日から企画展「身近
な道具のものがたり-明治から平成-」を開催いたします。ぜひご覧ください。隣接
する「水郷佐原あやめパーク」では企画展と同時期に「あやめ祭り」も開催されます。
■【企画展】身近な道具のものがたり-明治から平成-
会 期:5月25日(土)~6月23日(日)(会期中無休)
会 場:企画展示室
入館料:一般個人300円・高大生150円、(20名以上団体割引あり)
中学生以下・65歳以上は無料
内 容:明治から平成に私たちの暮らしとともに歩んだ道具の数々を紹介します。
詳しくはこちら↓
http://www.chiba-muse.or.jp/OTONE/
◆講座等
【講座「16mmフィルム上映会」】
日時:6月1日(土) 13:30~15:00
場所:大利根分館 集会室
対象:中学生以上
定員:当日先着40名(無料)
【講座「身近な道具」】
日時:6月15日(土) 13:30~15:00
場所:大利根分館 集会室
対象:中学生以上
定員:当日先着40名(無料)
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(4)大多喜城分館 http://www2.chiba-muse.or.jp/SONAN/ 電話:0470-82-3007
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【体験教室「甲冑・小袖・裃の試着」】
日時:6月15日(土) 10:30~、13:30~(1日2回開催)
定員:午前・午後各10名程度(当日申込み)
費用:無料
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4.研究室から-89 「植物化石からひも解く森林の過去-現在」
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私は植物化石(花粉・タネ・葉など)を使って、過去から現在にかけて日本の森林
がどのように変化してきたのかを研究しています。森林が変化と聞いてもピンとこな
いかもしれません。でも、太古の昔から変わらないような自然の森でも、実はかなり
ダイナミックな変化をしてきて今の状態になっているのです。
千葉県には、照葉樹林という森林が広く分布しています。照葉樹林は冬でも緑の葉
をつける樹木からなる森林で、温暖な地域に分布します。しかしこの照葉樹林、旧石
器時代の2万年前頃には千葉県から消滅しかけていた可能性があります。それという
のも当時は、最終氷期と呼ばれる寒冷な時代で、当時の千葉県は今の北海道のような
気候だったからです。
最終氷期以降、どこからどうやって分布を拡大して現在の照葉樹林になったのか?
なかなか難しいですが解き明かしていきたい謎です。照葉樹林に限らず今私たちが見
ている森林は、過去何万年もの時間をかけて変化してきて、今この瞬間も変化してい
る最中です。そう思うと、見慣れた森もちょっと違って見えてくるかもしれません。
(生態学・環境研究科 研究員 西内李佳)
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●発 行
千葉県立中央博物館
〒260-8682 千葉市中央区青葉町955-2
電話:043-265-3111 FAX:043-266-2481
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