千葉県立中央博物館メールマガジン バックナンバー
★ ちば中央博メール 2019年11月号 ★
配信日時:2019/11/10 08:00
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    ちば中央博メール 2019年11月号(2019年11月10日発行・第159号)
        http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/

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目 次
1.お知らせ
2.中央博の窓-122 鉄砲のあゆみ-火縄銃から回転式拳銃まで-
3.イベント情報
(1)中央博物館本館・生態園 〔展示〕
・秋の展示 「カミツキガメ ―どのような生きものか? いるとなぜいけないのか
?―」
・トピックス展 「金属鉱物資源展」
・生態園トピックス展 「生態園の30年」
(2)中央博物館本館・生態園 〔当日申込みのイベント等〕
(3)大利根分館
(4)大多喜城分館
4.研究室から-95 「カメムシを通じて、千葉や日本の自然を知りたい」
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1.お知らせ
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◆生態園トピックス展「生態園の30年」は12月27日まで、秋の展示「カミツキガメ 
―どのような生きものか? いるとなぜいけないのか?―」は令和2年1月13日まで、
トピックス展「金属鉱物資源展」は令和2年2月2日まで開催いたします。大多喜城分
館でも企画展「鉄砲のあゆみ-火縄銃から回転式拳銃まで-」を開催いたします。み
なさまの来館をお待ちしております。
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2.中央博の窓-122 鉄砲のあゆみ-火縄銃から回転式拳銃まで-

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  16世紀中ごろ、種子島を含めた西日本の広い地域に鉄砲(火縄銃)が伝えられまし
た。当時の日本といえば、あちらこちらで「戦(いくさ)」が行われている戦国時代の
真っ只中。鉄砲によって戦法が変わるほど、社会に大きな影響を与えました。しか
し、戦乱の収まった江戸時代は泰平の時代。鉄砲はまさに「無用の長物」となるはず
でした。ところが泰平の時代においても鉄砲は、武芸の道具として欠かせないものと
なったのです。その役割を担ったのが、各地に存在した鉄砲鍛冶であり砲術家といわ
れた鉄砲師範です。
  幕末から明治にかけて、再び戦乱の世の中となると、鉄砲は「武器」として再び脚
光をあびるのです。今回の企画展では、時代とともに変化してゆく鉄砲のあゆみにつ
いて紹介します。
大多喜城分館 企画展「鉄砲のあゆみ-火縄銃から回転式拳銃まで-」のご案内
会期:令和元年10月25日(金)~12月8日(日)
(大多喜城分館 渡辺 善司)

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3.イベント情報
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(1)中央博物館本館〔企画展等〕
■秋の展示 「カミツキガメ ―どのような生きものか? いるとなぜいけないのか?
―」
開催期間:令和元年10月26日(土)~令和2年1月13日(月・祝)
会場:本館 第2企画展示室
内容:カミツキガメはどのような生きものかその実体に迫ります。印旛沼やその流域
にはカミツキガメが生息しています。カミツキガメの定着はどのような問題を引き起
こしているでしょうか?千葉県の取り組みについても紹介します。

■トピックス展 「金属鉱物資源展」
開催期間:令和元年11月30日(土)〜令和2年2月2日(日)(先行展示:10月26日(
土)〜11月24日(日))
会場:本館 第1企画展示室
内容:現代文明に不可欠なさまざまな金属。そのもとになる鉱物の標本を展示します。
特に鹿児島特産の錫(すず)の鉱石を詳しく紹介します。

■生態園トピックス展 「生態園の30年」
開催期間:令和元年9月25日(水)~12月27日(金)
会場:生態園 オリエンテーションハウス 入場料 無料
内容:生態園は、2019(平成31)年に開園30周年を迎えました。造成された空き地に
木を植えたところから始まり、木々が大きくなり林にまで成長しています。本トピッ
クス展では、30年間の変遷を写真などで紹介します。開園時の写真と現在の写真を対
比すると、30年の月日で植生がどの程度変化したのかを実感することができます。
1990(平成2)年に園内の様子を撮影した貴重なビデオや、30年間の平均気温、最低
最高気温の推移なども展示します。

 ※開館日をご確認のうえご来館ください。
  開館日カレンダー↓
    http://www.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1517539269054/index.html#kaikanbi

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(2)中央博物館本館・生態園〔当日申込みのイベント等〕
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【『吾妻鏡』で知る房総】
日時:12月7日(土) 13:30〜15:00 
場所:研修室
内容:吾妻鏡に出てくる房総関連のできごとを拾い上げながらわかりやすく解説しま
す。
 対象:中学生以上
 定員:当日申込・先着順30名
 費用:実費 50円

【クリスマスオーナメントをつくろう】
日時:12月8日(日)  10:30〜11:30、14:00〜15:00 
場所:1階ホール
内容:身近な材料で、ステキなクリスマスオーナメントを作ります。
対象:どなたでも(小学生以下は保護者参加)
定員:当日申込・先着順 各回30名
 費用:実費 100円

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◆【森の調査隊】
 日時:12月8日(日) 13:00~16:00
 場所:生態園 オリエンテーションハウス
 内容:ワークシートをもって、生態園内で自然を観察する体験プログラムです。
    この体験プログラムは、授業で訪れる小学校団体にも活用されています。ス
    タンプを集めて、オリジナルのペーパークラフトをゲットしよう。
 対象:どなたでも(幼児・小学生は保護者参加)
 定員:定員はありません
 費用:無料
 くわしくはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/NATURAL/eco_park/forest_expl_pgm.htm

◆【はっけん!すまいるキッズ】
 日時:毎週土曜日、日曜日及び祝日を中心に実施。13:00~(30分程度)
 場所:本館 体験学習室(たいけんのもり)
 内容:体験交流員によるお子様(親子)向けのプログラムです。紙しばいや工作、ゲ
    ームなどを行います。
 対象:子どもとその保護者
 定員:当日先着 5組程度
 注意:天候や急な事情により、中止や変更となる場合もあります。
 費用:無料

 活動のようすはこちら↓
    http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1520132614420/index.html

◆【そのほかの講座・観察会(事前申込を含む)】詳しくはこちら↓
11月の講座・観察会(事前申込を含む)
    http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1521855388587/index.html
12月の講座・観察会(事前申込を含む)
    http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1521858498687/index.html

◆【ミュージアム・トーク】(研究職員による展示・資料解説)詳しくはこちら↓
11月のミュージアム・トーク
    http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1521855388587/index.html
12月のミュージアム・トーク
    http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1521858498687/index.html
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(3)大利根分館 http://www.chiba-muse.or.jp/OTONE/ 電話:0478-56-0101
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大利根分館では9月14日から収蔵品展「古い道具とむかしのくらし」を開催していま
す。ぜひご覧ください。
■【収蔵品展】「古い道具とむかしのくらし」
 会 期:9月14日(土)~令和2年3月6日(金)
休館日:10月~令和2年3月は、事前予約された団体のみ入館できます。この期間にお
いても、講座やイベントの開催への参加、資料の貸出等については、個人の方も通常
通り利用できます。
 会 場:企画展示室
 入館料:一般個人200円・高大生100円、(20名以上団体割引あり)
     中学生以下・65歳以上は無料
 内 容:主に昭和30年代前後に使われていた「昔の道具」を展示します。本展示と
     あわせて「出前-昔の道具-」事業を行っています。
     詳しくはこちら↓
    http://www.chiba-muse.or.jp/OTONE/

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(4)大多喜城分館 http://www.chiba-muse.or.jp/SONAN/ 電話:0470-82-3007
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■【企画展】「鉄砲のあゆみ-火縄銃から回転式拳銃まで-」
会 期:令和元年10月25日(金)~12月8日(日) 
 会 場:2階展示室
 入館料:一般個人300円・高大生150円、(20名以上団体割引あり)
     中学生以下・65歳以上は無料
 内 容:時代の流れとともに変わる「鉄砲」のあゆみについて紹介します。

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4.研究室から-95「カメムシを通じて、千葉や日本の自然を知りたい」
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 私の専門は、カメムシという昆虫の分類に関する研究です。
 カメムシと聞くと「臭い」とか、「よく洗濯物につく」など、あまり良くないイメ
ージを持たれる方が多いのではないでしょうか?確かにカメムシは農作物の害虫とし
て広く知られています。しかし、一部の肉食性の種はそれらの害虫を食べる天敵とし
ての利用が試みられています。また、タイやラオスでは、タガメ、ヘリカメムシなど
が食用として利用されています。
 このように、カメムシは人間生活との関わりが深い昆虫であるにもかかわず、国内
でもまだ名前の付いてない種や生態の分かってない種が多く残されています。千葉県
では、これまで388種のカメムシが記録されていますが、本当にそれで全てなのか、
今どんな種が減っていて、どんな種が増えているのかという情報はほぼないのが現状
です。
 私はこれらの謎を解明し、皆様にわかりやすく伝えていきたいと考えております。
(企画調整課 研究員 伴 光哲)

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 千葉県立中央博物館
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 電話:043-265-3111 FAX:043-266-2481
    http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/
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