千葉県立関宿城博物館メールマガジン バックナンバー
せきはくマガジン第162号(240)
配信日時:2020/02/20 09:00
千葉県立関宿城博物館メール情報∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

          せきはくマガジン

http://www2.chiba-muse.or.jp/SEKIYADO/
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞第162号(240) 2020年2月20日∞
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 もくじ
[1]3月のイベント情報及び3月の休館日について
[2]3月中に募集が開始されるイベントについて
[3]せきはく豆事典「昔のあそび ベーゴマ」
[4]季節だより
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[1]3月のイベント情報及び3月の休館日について

●開館時間 9時開館、16時30分閉館
                  
★(1)昔のくらし展
    昔なつかしい昭和の暮らしに関する民俗資料を中心に、「住まう」「食べる」「着る」
    「働く」「遊ぶ」の五つのテーマに沿って、今の子どもたちのおじいちゃんやおばあち
    ゃんが暮らした頃の様子を紹介します。
   期  日   1月21日(火)~4月12日(日)
         (休館は月曜日。)
   時  間   9時~16時30分
   場  所   千葉県立関宿城博物館 3階多目的室
   入場料   一般200円(団体160円)、高大生100円(団体80円)、
          中学生以下・65歳以上無料  ※団体扱いは20名以上

★(2)郷土食講座「鷹菜漬け」
    地元の方の指導により、関宿地域で作られている鷹菜を樽に漬けます。
   期  日   2月29日(土)、3月1日(日)、3月7日(土)、3月8日(日)
        ※2月29日及び3月1日開催分は定員に達したため、受付を終了しました。
   時  間   10時30分~11時30分
   場  所   千葉県立関宿城博物館 休憩所
   定 員  各10名
   対 象  一般
   参加費  保険料各50円(別途鷹菜代1,500円)
        ※漬物樽(20リットル程度)を持参してください。
   申込み  1月29日(水)9時から電話で申込み受付(先着順)
        04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

★(3)博物館セミナー(6)「戦国後北条氏による関宿城開城と在番衆」
    当館の調査協力員、中村正己氏による博物館セミナーです。天正2年(1574)北条氏政
    は、古河公方の宿老で反北条氏家臣の中心的存在であった簗田晴助、持助父子の籠もる
    関宿城を囲み開城・降伏させました。城は以降、氏政が命ずる在番衆によって天正18年
    (1590)まで支配されました。この間の様々な歴史的史実を解き明かし紹介します。
   期  日   3月15日(日)
   時  間   13時30分〜15時30分
   場  所   千葉県立関宿城博物館 集会室
   定 員  30名
   参加費  100円
   申込み  2月15日(土)9時から電話で申込み受付(先着順)
        04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

★(4)学芸員によるミュージアムトーク「昔のくらし」
    開催中の「昔のくらし展」にちなみ、かつての生活用品や農耕具などについて解説をし
    ます。
   期  日   3月20日(祝・金)
   時  間   11時~12時と13時30分〜14時30分
   場  所   【集合場所】千葉県立関宿城博物館エントランスホール
   参加費  入場料
   申込み  自由参加

★(5)体験教室「関宿城下を歩こう(1日コース)」
    千葉県立関宿城博物館の周辺を歩いて、江戸時代の関宿藩にゆかりのある史跡(関宿城
    本丸跡、筋違い十字路、外堀・土塁跡、関宿関所跡石碑、随庵堀と随庵碑、首塚(刑場
    跡))や寺院(昌福寺、宗英寺、実相寺、光岳寺)を学芸員が案内し、解説します。
   期  日   3月22日(日)
   時  間   10時~15時
   場  所   【集合場所】千葉県立関宿城博物館 集会室
        【見学場所】千葉県立関宿城博物館周辺の史跡や寺院
   定 員  30名
   対 象  一般
   参加費  50円(別途昼食代 1,000円)
   申込み  2月22日(土)9時から電話で申込み受付(先着順)
        04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

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◆◆◆3月の休館日について◆◆◆
3月2日(月)・9日(月)・16日(月)・23日(月)は休館します。
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[2]3月中に募集が開始されるイベントについて

◆(1)体験教室「関宿城下を歩こう(1日コース)」
    千葉県立関宿城博物館の周辺を歩いて、江戸時代の関宿藩にゆかりのある史跡(関宿城
    本丸跡、筋違い十字路、外堀・土塁跡、関宿関所跡石碑、随庵堀と随庵碑、首塚(刑場
    跡))や寺院(昌福寺、宗英寺、実相寺、光岳寺)を学芸員が案内し、解説します。
   期  日   4月19日(日)
   時  間   10時~15時
   場  所   【集合場所】千葉県立関宿城博物館 集会室
        【見学場所】千葉県立関宿城博物館周辺の史跡や寺院
   定 員  30名
   対 象  一般
   参加費  50円(別途昼食代 1,000円)
   申込み  3月19日(木)9時から電話で申込み受付(先着順)
        04-7196-1400(千葉県立関宿城博物館学芸課)

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[3]せきはく豆辞典「昔のあそび ベーゴマ」
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 現在、本館では「昔のくらし展」を開催しております。そこで展示されている「ベーゴマ」は、
私も子供の頃に遊んだ懐かしい一品です。では、このベーゴマはどこでどのように作られたので
しょうか。
 昔は埼玉県川口市を中心に「キュポラ」と呼ばれる数多くの溶鉱炉が屋根から煙突を出してい
ました。その当時「キューポラ(キュポラ)のある街」(昭和37年(1962)制作)という映画も大
変ヒットしたそうです。「キュポラ」は鉄のなかでも型に流し込んで成形する鋳物(いもの)に
多く用いられる「鋳鉄(ちゅうてつ)」でつくります。鉄鉱石と石炭を蒸し焼きにしたコークス
を「キュポラ」に入れ、高温で燃焼させて鉄の純度を上げ、つくり出されます。鋳鉄は炭素分の
多い金属ですが、型に流したときに型の細かい部分まで流れてくれるので細かな模様も再現する
こともできます。
 鋳物作りで用いられる型は、水と粘土を混ぜた砂で作られます。元の形となる金属の型(原型)
の周りを砂で固め、固まった型をきれいに割ってなかの原型を取り出します。型は固めすぎると
高温の鋳鉄と触れた時、水分が水蒸気となった気体が型の外に逃げないため、鋳物の内部に気泡
ができてしまったり、形にならなかったりします。逆に固め方が弱いと、金属を流し込んだ時に
型が割れてしまいます。ベーゴマを作るときは、ベーゴマの形をした型を用います。砂で固めた
後、中の型を取り出した空間に高温の鋳鉄を流し込みます。ベーゴマ上部の模様の部分をよく見
てみるとざらざらした鋳肌を見ることができますが、このざらざらは砂の表面です。
 「鋳造」は鉄瓶など多種の鋳物を作り出します。本館の玄関前に飾られている関宿城が描かれ
ているマンホールのふたもこの方法で作られたものです。現在、ベーゴマを作る鋳造所は国内で
1カ所しかないということです。頑張っていただかないと、また「昔のくらし」の一コマが消え
ていってしまうかもしれません。
 「昔のくらし」の展示では、今ではなかなか見ることもできないものも多いと思います。これ
らは暮らしの変化のなかで変わってしまったものですが、作り手側も変わらざるを得なかったと
思います。この火を絶やさない為にも「昔のあそび」を子供たちに伝えていきたいですね。
                                     (鈴木淳一)

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[4]季節だより
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 関宿城の周辺にも梅の花はもちろんのこと、菜の花も咲き出しています。今年は桜の開花も早
いのではないでしょうか。暖冬だったので少し季節感が薄いのですが、確実に春が近づいていま
す。
 3階多目的室で開催中の「昔のくらし展」では、ベーゴマやメンコ遊びなどが体験できます。
当時の道具を知らない世代の方にも新鮮な感覚なのか、好評のようです。皆様のご来館をお待ち
しております。
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せきはくマガジン第162号(240)
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