千葉県立中央博物館メールマガジン バックナンバー
★ ちば中央博メール 2020年8月号 ★
配信日時:2020/08/10 08:00
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    ちば中央博メール 2020年8月号(2020年8月10日発行・第166号)
        http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/

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目 次
1.お知らせ
2.イベント情報
(1)中央博物館本館・生態園
(2)大利根分館
(3)大多喜城分館
3.トピックス 令和2年度生態園トピックス展「タネの大冒険」のご案内
4.中央博の窓-131
「カミツキガメ-どのような生きものか?いるとなぜいけないのか?-」
5.研究室から-102 「大利根分館に持ち込まれた生きものたち」
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1.お知らせ
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◆博物館の再開館について
 千葉県立中央博物館は新型コロナウィルス感染症拡大防止の観点から令和2年3月3日
(火)より休館していましたが、5月22日(金)の県新型コロナウィルス感染症対策本
部会議での決定を受け、感染防止対策を講じた上で5月26日(火)より再開しておりま
す。
 本館・生態園ともに10:00~16:30の開館としています。
 生態園オリエンテーションハウスは土・日・祝日のみ開館(10時)となります。

 年間パスポートの期限延長を行っています。くわしくはホームページをご覧くださ
い。↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1584073375870/index.html#年間パスポート


◆現在休止中の展示・サービス
・講堂、研修室を含む1階ホール
・「たいけんのもり」を含むハンズオン展示
・野鳥観察舎(生態園)
・団体受付(学校および一般団体)
・イベントおよびミュージアム・トーク
・音声ガイド貸出
・図書閲覧サービス
・学習キットの貸出
・対面での質問対応
・館内ロッカーのご利用

◆新型コロナウィルス感染拡大防止のため休館していた、チバミュージアムフェスタ
2020~千葉県立美術館・博物館展覧会~ 「『オリンピック・パラリンピック』と千
葉のスポーツ史」を8月31日(月)まで会期を延長して開催しています。みなさまの
来館をお待ちしております。
※開館日をご確認の上ご来館ください。開館日カレンダー↓
  http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1517539269054/index.html#kaikanbi

◆臨時開館日 (本館のみ開館、生態園休園)
8月11日(火)、17日(月)、31日(月)

なお、感染拡大の状況などにより変更が生じる場合がございます。ご了承くださるよ
うお願いいたします。
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2.イベント情報
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博物館での行事については、本館・生態園の臨時休館・休園などで実施できない場合
もございます。中央博物館トップページでご確認くださるようお願いします。

■チバミュージアムフェスタ2020~千葉県立美術館・博物館展覧会~
「『オリンピック・パラリンピック』と千葉のスポーツ史」
会期:~8月31日(月)
会場:本館 第1企画展示室
内容:オリンピック・パラリンピック大会と千葉県の文化に関連した資料を展示し、
千葉県との関わりについて紹介します。過去に日本で開催された大会についてだけで
なく、自然環境の移り変わりや競技会場でみられる生き物、スポーツ競技を支える県
内企業の技術力についても紹介しております。

■トピックス展「チバニアン正式決定!」
会期:~8月31日(月)
会場:本館 地学展示室前廊下
内容:2020年1月に開催された国際地質科学連合において、市原市田淵の養老川沿い
に露出する約77万年前の地磁気逆転地層を、前期更新世と中期更新世の境界の「国際
境界模式層断面とポイント(GSSP)」とすることが正式に認められました。これによ
り、地質時代の中期更新世(約77万4千年前~約12万9千年前)が、「チバニアン(Ch
ibanian)」と名付けられることになりました。地球の地質時代の名前に、日本の地
名が採用されるのは、今回が初めてのことです。(GSSPは、Global Boundary Strat
otype Section and Pointの略称です)

■トピックス展「房総の海の遊び 絵はがきを中心に」
会期:7月18日(土)~8月31日(月)
会場:本館 第2企画展示室
内容:房総半島は三方を海に囲まれ、多くの人口を抱える首都からほど近いという立
地条件により、古くから海水浴や地引網、潮干狩りや磯遊び等の海の遊び(マリンレ
ジャー)の舞台として人々に親しまれてきました。本展示ではそのようなマリンレジ
ャーの舞台として発展してきた房総半島の海岸の明治期からの変遷を、絵はがきを中
心とし、観光チラシや古写真などを併せて展示することによって紹介しております。

■ミニトピックス展 疫病退散 ―コロナ禍の収束を祈ってー
会期:7月7日(火)~10月25日(日)
会場:本館 歴史展示室前廊下
内容:千葉県立中央博物館 ではコロナ禍の収束を祈って、7月7日(火)からミニト
ピックス展「疫病退散」を開催します。歴史上たびたび流行を繰り返してきた疫病に
対する恐れや不安を、人びとはいかに克服してきたのか。祭礼やまじないなどについ
て、パネルを中心に民俗学的な視点からご紹介しております。

■ミニトピックス展 「『千葉の地層10選』の紹介」
会期:5月26日(火)~8月31日(月)
会場:本館 地学展示室前廊下
内容:千葉県教育委員会では、チバニアン認定をお祝いするとともに、千葉県の地層
への興味関心を一層高めるため、千葉県内の代表的な地層を「千葉の地層10選」とし
て選定しました。開催中のトピックス展「チバニアン正式決定!」と併せて、千葉県
が誇る地層の学術的な概要をパネル写真で紹介しております。

■生態園トピックス展「タネの大冒険」
会期:8月1日(土)~9月22日(火・祝)
会場:生態園 オリエンテーションハウス
内容:一度根を張った場所から動くことができない植物は、タネをより遠くに散布す
るための様々な工夫を凝らして、分布を広げています。本展示では、生態園で見られ
る身近な植物を中心に、色々なタネとその散布方法を、タネの冒険の旅に見立てて紹
介します。
※生態園オリエンテーションハウスは土・日・祝日のみ開館(10時)となります。

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 (1)中央博物館本館・生態園
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 ※開館日をご確認の上ご来館ください。開館日カレンダー↓
  http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1517539269054/index.html#kaikanbi

◆【講座・観察会】詳しくはこちら↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1520009714819/index.html

◆【ミュージアム・トーク】(研究職員による展示・資料解説) 
詳しくはこちら↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/NATURAL/contents/1520012270143/index.html

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(2)大利根分館 http://www.chiba-muse.or.jp/OTONE/ 電話:0478-56-0101
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夏休み展示「カミツキガメ -どのような生きものか?いるとなぜいけないのか?-」 
会期:7月18日(土)~8月30日(日)
外来種であるカミツキガメが、どこでどんな暮らしをしていて、どのような問題を起
こし、どのように防除されているか、紹介します。昭和58年から飼育しているカミツ
キガメにも会えるかも!?
 ※開館日をご確認の上ご来館ください。開館日カレンダー↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/OTONE/contents/1583194620541/index.html
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(3)大多喜城分館 http://www.chiba-muse.or.jp/SONAN/ 電話:0470-82-3007
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収蔵資料展「大多喜城の弓」
会期:7月9日(木)~10月18日(日)
日置流(へきりゅう)雪荷派(せっかは)の師範として大多喜藩に仕えた森家の資料によ
り大多喜藩の弓術の一コマを紹介しております。
 ※開館日をご確認の上ご来館ください。開館日カレンダー↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/www/SONAN/contents/1582331048099/index.html

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3.令和2年度生態園トピックス展「タネの大冒険」のご案内
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会期:8月1日(土)~9月22日(火・祝)
※新型コロナウィルスの感染拡大状況により、会期が変更になることがあります。
※生態園オリエンテーションハウスは土・日・祝日のみ開館(10時)となります。

 植物は、一度根を張った場所から動くことができません。でも、陣地(分布域)は
広げたい!そんな植物たちは、あの手この手でタネを冒険の旅に送り出します。風に
乗ったり、動物にくっついたり、波に乗ったり。タネたちの冒険は波乱万丈です。そ
んなタネの冒険の旅と、冒険をうまく進めるためのいろいろな工夫を、本物のタネ標
本で楽しく紹介します。
 今回の展示では、ちょっと変わった珍しいタネも登場しますが、ほとんどが身近に
見られるタネです。もちろん、生態園で見られるタネもたくさん登場します。生態園
のどんぐり全7種の見分けポイントも伝授。これであなたもどんぐりマスターになれ
るかも!?風や水に頼らず冒険に出発するタフな「ムラサキケマン」のタネが飛ぶ決
定的瞬間も、動画で紹介します。
 普段何気なく眺めていた植物たちも、こんな大冒険の果てにそこに根を張っている
んだ!と思うと、自然観察が一味違ってきます。展示を見て、生態園を探検して、植
物たちの知恵と工夫が詰まったタネの冒険の旅に思いを馳せてみませんか?
(生態学・環境研究科 西内李佳)

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4.中央博の窓-131
夏休み展示「カミツキガメ-どのような生きものか?いるとなぜいけないのか?-」
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会期:7月18日(土)~8月30日(日)

 大利根分館では夏休み展示「カミツキガメ-どのような生きものか?いるとなぜい
けないのか?-」を開催中です。この展示は、中央博物館本館で開催した令和元年度
秋の展示「カミツキガメ-どのような生きものか?いるとなぜいけないのか?-」の
内容を大利根分館で展示するものです。
 大利根分館には昭和58年に持ち込まれたカミツキガメのほかに在来種のニホンイシ
ガメやニホンスッポン、外来種のクサガメやミシシッピアカミミガメも許可を得て飼
育展示しています。
この機会にカミツキガメについてより深く知るとともに、これらの亀たちに会いにお
越しになられてはいかがでしょうか。お待ちしています。
(大利根分館 糠谷 隆) 

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5.研究室から-104「大利根分館に持ち込まれた生きものたち」
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 私が大利根博物館に勤務したのは開館した昭和54年(1979)で、これまでに大利根
分館を含んで都合24年位この館にかかわっています。この間に前述の中央博の窓131
号で紹介したカミツキガメは香取市の中学生が八間川で釣り上げたもので昨年ご本人
(50歳代)と偶然お会いし、まだ飼っていることを伝えると大変驚いていました。ま
た、特別天然記念物のオオサンショウウオが成田市(旧大栄町)で見つかり持ち込ま
れ、尾の付け根に標識を付けた跡が見られることなどから違法に捕獲された可能性が
高いとして、その後約10年許可を得て飼育展示し現在剥製として保存しています。ア
リゲーターガー(飼育展示後に剥製)やスポッテドガー(飼育展示中)・エンドリケ
リ・カブトガニなど飼育しきれなくなった生きものの持ち込みもありました。
校庭で動けなくなったハシボソミズナギドリ5羽を持って来た小学生の姿や、ケガを
したチョウゲンボウ(ともに保護のち、後日放鳥)の給餌も今となればいい思い出・
・・?
 規模の小さい県立博物館の学芸員を長く務めたことがいろいろな「生きもの」との
出会いにつながったのでしょうか・・・。
(大利根分館 糠谷 隆)

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●発 行
 千葉県立中央博物館
 〒260-8682 千葉市中央区青葉町955-2
 電話:043-265-3111 FAX:043-266-2481
 URL:http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/
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