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ちば中央博メール 2012年4月号 (2012年4月10日発行・第68号)
http://www.chiba-muse.or.jp/NATURAL/
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目次
1 お知らせ
2 コラム:中央博の窓
3 イベント情報
(1)中央博物館本館・生態園 企画展・テーマ展示
(2)中央博物館本館・生態園 当日参加できる「ゴールデンウィーク」特別企画
(3)大利根分館
(4)大多喜城分館
4 研究室から[研究コラム]
5 メールマガジン配信サーバ変更のお知らせ
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お知らせ
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4月になり新しい年度を迎えました。
中央博物館では、前年度に引き続き、春の展示「芽ばえ」(〜5月27日)、生態園ト
ピックス展「生態園の花粉」(〜5月6日)を開催するとともに、「ゴールデンウィー
ク」特別イベントを企画しておりますので、ぜひご家族そろっておでかけ下さい。
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コラム:中央博の窓-31 春の展示「芽ばえ」はじまる
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春は「芽ばえ」の季節。庭や道端、野山など、あちらこちらの地面には、さまざま
な「芽ばえ」があらわれます。中央博物館では、今、この「芽ばえ」をテーマとした
世界初の展示会を開催中です。樹木、山野草、雑草、果物や野菜など、親(おや)植
物なら「見たことある」「聞いたことある」「食べたことがある」あの木・あの草で
も、その「芽ばえ」は「見たことはない」という方が多いのではないでしょうか。
この展示では、こうしたよく知られた植物を中心に、約270種の「芽ばえ」を写真・標
本・植物画で紹介いたします。小さな「芽ばえ」も、クローズアップ写真で迫れば、
種類ごとに個性があり、かわいらしい表情すら感じられます。このほか、珍しい展示
物として約6000万年前の「芽ばえの化石」も見られます。御来場を心よりお待ち申し
上げます。 (教育普及課長 大野啓一)
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中央博物館本館・生態園
企画展・テーマ展示
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◆春の展示「芽ばえ」◆
会期 〜5月27日(日) 9:00〜16:30(入館は16:00まで)
内容 タネから発芽したばかりの小さな植物、芽ばえ。山野草や森の木々、果物な
どのさまざまな芽生えのかわいらしい姿と特徴を展示します。
ウェブページはこちらから↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=233
◆生態園トピックス展「生態園の花粉」◆
会期 〜5月6日(日) 9:00〜16:30(入館は16:00まで)
内容 生態園にある代表的な植物について花と花粉の組み合わせを紹介します。
料金 無料
ウェブページはこちらから↓
http://www2.chiba-muse.or.jp/index.php?page_id=234
◆トピックス展「第三回 惑星地球フォトコンテスト 入賞作品展示会」◆
(「地質の日」関連行事)
会期 4月21日(土)〜6月3日(日)
内容 惑星「地球」をテーマに一般から公募した写真コンテスト(日本地質学会
主催)の入賞作品16点をパネルで紹介します。
期間:平成24(2012)年4月21日(土)〜6月3日(日)
休館日:毎週月曜(ただし,4月30日(月・祝)は開館し,5月1日(火)に休館します)
開館時間:9:00〜16:30(入館は16:00まで)
会場:千葉県立中央博物館:地学・生物展示室前廊下
料金:一般:300円、高・大学生150円、中学生以下・65歳以上:無料
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中央博物館本館・生態園
当日参加できる「ゴールデンウィーク」特別企画
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【4月28日(土)】
◆押し花で遊ぼう◆ 10:00〜15:00
場所 中央博物館研修室
内容 押し花をパウチしてしおりなどをつくります。
費用 無料
定員 20名・小学生以上(小学生は保護者同伴)
◆生態園トピックス展「生態園の花粉」の解説◆ 13:00〜13:40
場所 中央博物館生態園
内容 生態園トピックス展「生態園の花粉」の見どころを担当者が解説します。
費用 無料
定員 なし
【4月29日(日・祝)】
◆芽ばえと芽吹きウォッチング◆ 13:30〜15:30
場所 中央博物館生態園
内容 生態園や青葉の森公園にあるさまざまな樹木の芽吹きや若枝、芽ばえを観
察します。(講師:国立科学博物館名誉研究員 八田洋章)
費用 無料
定員 30名・中学生以上
【4月30日(月・休)】
◆小動物展示室で給餌観察◆ 13:00〜14:00
場所 中央博物館小動物展示室
内容 ヒキガエルやマムシが餌を食べる瞬間を観察します。
費用 無料(別途入場料がかかります。)
定員 20名
◆生態園スタンプラリー◆ 10:00〜16:00
場所 中央博物館生態園
内容 生態園内の5箇所にあるスタンプを集めながら、生態園を探検生態園を探
検しましょう。
費用 無料
定員 300名
◆収蔵庫探検:動物標本◆ 11:30〜12:00 14:00〜14:30
場所 中央博物館収蔵庫
内容 ふだん見ることのできない収蔵庫に入り、さまざまな動物標本を見学します。
費用 無料(別途入場料がかかります。)
定員 各回10名・小学生以上(小学生は保護者同伴)
【5月3日(木・祝)】
◆中央博「ミニ動物標本館」(深海魚)◆ 10:00〜15:00
場所 中央博物館2階ホール
内容 ふだん見ることのできない珍しい魚の標本をお見せします。
費用 無料(別途入場料がかかります。)
定員 なし
◆体験!身近な植物の不思議◆(〜5月4日)13:00〜16:00
場所 中央博物館生態園
内容 身近な植物にも不思議がいっぱい。見たり、さわったり、遊んだり。生き
た植物を体験しましょう。
費用 無料
定員 なし
◆収蔵庫探検:液浸標本◆ 11:00〜11:30 14:00〜14:30
場所 中央博物館収蔵庫
内容 普段見ることのできない収蔵庫をたずね、博物館の資料の保存の仕方や、
研究について解説します。
費用 無料(別途入場料がかかります。)
定員 各回20名・小学生以上(3年生以下は保護者同伴)
【5月4日(金・祝)】
◆石を割ってみよう◆ 10:00〜16:00
場所 中央博物館1階入口
内容 専用の岩石ハンマーを使用して岩石を割る体験を行います。
費用 無料(別途保険料がかかります。)
定員 なし・小学生以上(小学生は保護者同伴)
【5月5日(土・祝)】
◆本物の化石にさわってみよう◆ 10:00〜15:00
場所 中央博物館1階ホール
内容 アンモナイトやクジラの骨などの、本物の化石にさわってみましょう。
費用 無料
定員 なし
◆手形足形つくり◆ 10:00〜15:30
場所 中央博物館研修室
内容 手足に青赤のインクを付け色紙に押し付け、手形や足形を作ります。
費用 無料
定員 なし
◆とりの声キャッチ名人-さえずりを聞きわけてみよう-◆ 10:00〜15:00
場所 中央博物館生態園
内容 生態園は自然がいっぱい。音声識別装置「ききみみずきん」で季節の鳥の
声を聞き分けましょう。
費用 無料
定員 なし・小学3年生以上
※ 4月21日(土)にも同内容・方法で受付・実施しいたします。
【5月6日(日)】
◆池のプランクトンを見てみよう◆ 13:30〜15:00
場所 中央博物館生態園
内容 ミジンコなど池のプランクトンを顕微鏡でのぞき、水の中に広がる不思議
な小宇宙を紹介します。
費用 無料
定員 なし
◆中央博調査隊に挑戦!◆ 10:00〜15:00
場所 中央博物館研修室
内容 博物館を調査する「隊員」になり、ワークシートを解きながらゲーム感覚
で展示室を観察します。
費用 無料(別途入場料がかかります。)
定員 なし・小学生
【そのほかにも4〜5月の講座・観察会は一杯!こちらから↓】
4月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=467
5月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=468
【ミュージアム・トーク(研究職員による資料解説)について詳しくは↓で】
4月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=479
5月 http://www2.chiba-muse.or.jp/?page_id=480
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大利根分館 http://www.chiba-muse.or.jp/OTONE/ 電話:0478-56-0101
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◆写真展「私の撮った水郷 2012」◆
会期:〜5月6日(日)
内容:自然やくらし、豊かな田園風景など、水郷の魅力を写真で紹介します。
●講座・体験
【かざぐるまをつくろう】
日時:4月28日(土)・29日(日・祝) 10:30〜 13:30〜
内容:折り紙でかざぐるまをつくります。
費用:材料費・保険料
【手がた・足がたをとろう】
日時:5月5日(土・祝)・6日(日) 10:30〜 13:30〜
内容:粘土で手がたや足がたをとります。
費用:材料費
※ 詳しくは電話でお問い合わせください
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大多喜城分館 http://www.chiba-muse.or.jp/SONAN/ 電話:0470-82-3007
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◆特別公開「江戸風俗図屏風」
会期:〜4月22日(日) 9:00〜16:30
月曜日休館
内容:千葉県鋸南町出身の菱川師宣筆『江戸風俗図屏風』(フリーア美術館蔵)の
高精細複製品を公開いたします。
◆写真展「大多喜城の四季」◆
会期:4月24日(火)〜5月13日(日) 9:00〜16:30
月曜日休館、5月1日(火)は臨時休館
内容:四季折々の大多喜城の姿をテーマに、皆様から募集した写真作品を展示いた
します。
※作品は、4月15日(日)まで募集しています。
詳しくはこちらから↓
http://www.chiba-muse.or.jp/SONAN/
○体験教室「甲冑・小袖の試着」
日時:5月5日(土・祝) 10:00〜 13:30〜
内容:複製甲冑や小袖などを試着していただきます。
費用:無料 ※別途常設展を見学する場合には入場料が必要となります。
定員:午前・午後とも甲冑・小袖あわせて各10名
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研究室から・・ 5 1つの卵が1500匹の成虫に!
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ハチの中には寄生バチと呼ばれ、他の昆虫に寄生して育つハチがいます。雌バチは、
チョウやガなどの卵や幼虫(寄主とか宿主と呼ばれます)に産卵管を突き刺して、卵
を産み込みます。卵から孵った幼虫は、寄主の体内を食べて育ち、充分に育つと寄主
の体の中で、あるいは体外に出て蛹となり、やがて羽化して成虫になります。寄生バ
チには、ヒメバチ、コマユバチ、コバチなどたくさんの種類がいます。さて、このコ
バチの中に、母バチが産んだ1つの卵から数千匹の成虫が育つハチが知られています。
卵が育つ過程で分裂した細胞がばらばらになり、その1つ1つの細胞から幼虫、蛹を
経て成虫が育つのです。このような育ち方を多胚生殖(たはいせいしょく)と言いま
す。多胚生殖で育った成虫は元もとは一つの細胞ですから、これらはクローンです。
全く同じ遺伝子(DNA)を持ちます。その1つ、キンウワバトビコバチはキクキンウ
ワバというガの幼虫に寄生します。私の手元には、1匹のキクキンウワバの幼虫から
羽化した約1500匹のこのハチの標本があります。5つ子ではなく、1500つ子!!
(自然誌・歴史研究部長 宮野伸也)
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メールマガジン配信サーバ変更のお知らせ
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